『東京喰種(東京グール)』10巻のネタバレ感想。作者は石田スイ。掲載誌はヤングジャンプ(集英社)。AmazonのKindleや楽天などでも試し読み・立ち読みが可能です。東京グールが面白いのかの考察記事| すごないマンガがすごいはアップロード済み。


喫茶店:reに集結


『東京喰種re』10巻の内容は、流島とコクリコでのバトルが終了した続きから。流島ではナキやミザといった「アオギリの樹」の残党、コクリコでは隻眼の王になった金木研や元CCGの平子が逃げおおせて、それらが合流する。どこへか?

東京喰種re10巻 あんていく2
(東京喰種:re 10巻)
それが「喫茶店:re」。霧嶋董香が隠れて経営する喫茶店。さながらかつての「あんていく」のようだと金木研たちはホッコリと和やかな雰囲気。かつてのわだかまりがすっかり無くなったのか…と思いきや。

東京喰種re10巻 あんていく1
(東京喰種:re 10巻)
霧嶋董香は思いっきり金木研をど突く。とりあえずこれで全部過去のことはチャラになったっぽい。てっきり亡くなったと思っていたリーゼントアンパンマン古間や入見の姿も。8巻か9巻の時点で既に登場してましたが、金木研が有馬貴将と戦っていたことで逃げるスキができたそう。

ただアオギリの樹のナキたちとはさんざん反目し合ってた。金木研と衝突。不穏な空気が流れるものの、金木研は「ヒトと喰種は分かり合える」と主張。

東京喰種re10巻 黒ヤギ ゴート
(東京喰種:re 10巻)
そして黒山羊(ゴート)という組織を新たに結成。隻眼の王としてグールたちをまとめていくこととなる。

10巻のストーリーをざっくり言うと、六月透の攻撃で負傷した真戸暁を救うため、グール対策局の専門機関ラボに金木研たちは突入する。万丈がグールの力を使って治癒するものの、グール特有のRc細胞が増殖しすぎたことが原因で却って治癒の妨げとなってる。そこでCCGが保有するRc抑制剤を奪取しようという流れ。

ちなみに真戸暁の治療にあたるのが大環アクトの小倉。この大環アクトは「喰種に対する治療」に目を向けた医療組織。この組織を作ったのが、西尾先輩の元カノらしい。


旧多二福 >>(越えられない壁)>> ファザコン眼鏡


ただやはり暗躍するのが旧多二福。10巻直前ではCCG全てを取り仕切る和修一族をまっさつ。ずっとヒラ捜査官だったものの、和修家の血を引く旧多二福がCCG内で存在感を高めていく。

最初はヒョロヒョロとした態度を続けて、周囲からの信頼感はゼロに等しい。でも和修家唯一の生き残りである和修政がウ○コすぎた。大好きだったパパが亡くなったことで戦意喪失。何をやらせてもボー。

東京喰種re10巻 旧多二福1
(東京喰種:re 10巻)
結果、旧多二福が立案した作戦が評価され、実際に戦闘が勃発したら自身が指揮を取リ出す。まさにさながら和修吉時の風格・威厳。思わず和修政も「パパの声」とハッとする。

東京喰種re10巻 旧多二福 宇井郡
(東京喰種:re 10巻)
旧多二福に疑惑の目を向けていた有馬貴将の元部下・宇井郡も「自信持ったらええやん。あんた最高なんやから」とすっかり信頼の眼差しを向ける。もはや恋する乙女ベッキー。

ただ旧多二福の壮大な自作自演。CCGに次々とピエロのマスクをかぶったグールが数万単位で襲ってくるものの、全て旧多二福の仕業。そして金木研の一味の仕業に仕立てることで、更にCCG内での立場を高めようとする。

これを阻止しようと金木研はピエログールを打倒することで、自分たちの仕業ではないと世間に知らしめようと動くものの、そこには「V」。和修家側近の特殊部隊であり、旧多二福の子飼い捜査官。果たして金木研の運命は?

しかもピエロの喰種たちの中には、普通の人間もいた。強制的に兵隊にさせられてるだけなので、それをあやめた者に罪の意識を植えつける。まさに悪魔の所業。

東京喰種re10巻 旧多二福2
(東京喰種:re 10巻)
もちろん発案者は旧多二福。この目(笑)


リゼも和修家


ちなみに、この10巻ではリゼと旧多二福の過去が明らかになります。

幼少時代から仲が良かった二人。つまりリゼも和修家の一員だった。このリゼは「V(和修家分家)」の中での役割は母胎役。でもリゼのことが好きだった旧多二福は色爺たちの毒牙にかかるのが耐えきれず、そこでリゼを逃がす。

ただリゼは人間界(?)に逃亡しても自由を謳歌するだけ。これに業を煮やした旧多二福が自分の手元に置くためにリゼを屋上から鉄筋コンクリートでグッシャリ。そのままカラダを嘉納教授の元へ移送…という流れらしい。何か金木研が選ばれたのには理由があるのかと思いきや、何もなしというオチ。

東京喰種re10巻 旧多二福とリゼ
(東京喰種:re 10巻)
そして旧多二福は「リゼには子供をたくさんつくってもらいます。101匹わんちゃんばりにグヘヘ」とのこと。き、き、き、きんもーっ☆


ドナート・ポルポラ vs 瓜江久生


東京喰種re10巻 ドナート・ポルポラ1
(東京喰種:re 10巻)
この旧多二福に逃された喰種といえば、我らが変態親父・ドナートポルポラ。自己紹介する間もなく、後ろの髭丸の右腕があっさりバッサリ。想像以上にめっちゃ強い。まさに瓜江たちはフルボッコ状態。

でも実は運命的な出会い。ドナートポルポラは瓜江の存在を待ち構えていた。

東京喰種re10巻 ドナート・ポルポラ2
(東京喰種:re 10巻)
何故ならドナートポルポラを捕まえたのが、瓜江の父親だったから。この時に亜門鋼太朗も保護されてる。このまま瓜江は倒されてしまうのかと思いきや、ほぼ完全に喰種化したことでドナートポルポラにちょびっと一矢報いるものの意識は完全にアボーン。既に嘉納教授の手にある元同僚・不知も含めて今後どうなるのか。

東京喰種re10巻 亜門鋼太朗
(東京喰種:re 10巻)
この瓜江に倒されたと思っていた亜門鋼太朗ですが、金木研たちがRc細胞抑制剤を奪取しに行ったCCG内の専門機関に大事に保管されてる。そしてオウル滝澤の前でパチっと目を覚ます。滝澤にフルボッコされた亜門鋼太朗でしたが、果たして11巻ではどうなるのか?


東京喰種re10巻の総括


10巻の感想としては中の作者が変わったかのように、良くも悪くも「普通の漫画」になったような印象。10巻以前は感情むき出しで殴り書きしてた感じですが、この10巻はやや説明的。良く言えば分かりやすくはあるものの、既存の東京喰種のファン読者はどう感じたのか。

特に作者・石田スイではないと感じさせるポイントがコマ割り。10巻以前は横長のコマ割りが多かった印象ですが、この10巻では正方形のコマ割りが増えた印象。結果、全体的に説明くさく感じてしまう。

作風が変わってしまったと言ってもいいぐらいの「それ」には何か意味があるのかな?

東京喰種re10巻 月山習
(東京喰種:re 10巻)
ちなみに若干笑いに走ってる感もあります。はたぼーだじょー。画像は月山習。ナキに薔薇を頭に刺されてる場面。意外と似合ってるものの、前までの悲壮感ってのは良くも悪くもありません。

東京喰種re10巻 和修政
(東京喰種:re 10巻)
和修政に至っては、まさかの瓜江好きを自白。ここに来てBL展開。ただ何故脱ぐ!?

もう少し『東京喰種re』10巻のストーリーをネタバレしておくと、グール捜査官の黒岩武臣が小坂というパン屋の女の子にプロポーズして成功する。でもこの小坂という女の子が、霧嶋董香の元同級生。黒岩に霧嶋董香の捜索を依頼するなど、今後二人が出会うフラグがビンビコビン。