『監獄学園-プリズンスクール-』24巻のネタバレ感想。作者は平本アキラ。掲載誌はヤングマガジン(講談社)。AmazonのKindleや楽天などでも試し読み・立ち読みが可能です。前巻にあたる『監獄学園 プリズンスクール』23巻のネタバレ感想は既にレビュー済み。

24巻までの経緯を簡単に説明しておくと、主人公のキヨシや栗原万里が率いる「裏生徒会」が竹ノ宮ケイト率いる「表生徒会」と存亡を掛けてバトル。その最終決戦にあたる体育祭の騎馬戦。ここで最終兵器・白木芽衣子がついに復活。いよいよ物語は佳境へ…というのが24巻のお話になります。


副会長・白木芽衣子の完全S女っぷり復活


これまで副会長・白木芽衣子は幼児退行化して戦力として使い物にならなかった。

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(監獄学園 プリズンスクール 24巻)
ただ色んなことがありまして、ようやくかつての副会長が復活。「貴様にはキツいお仕置きが必要だな」とギロリと鋭い眼光を向ける。思わずアンドレもブヒヒと嬉し涙ならぬ、嬉し冷や汗。

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(監獄学園 プリズンスクール 24巻)
ちなみに副会長・白木芽衣子が会長・栗原万里に捧げた歌の歌詞ですが、一応意味はあったらしい。

「マンゴーのマ」って何やねんとツッコミを入れた記憶がありますが、どうやら「マンゴーは仏教で菩提樹にならぶ聖なる樹」なんだそう。そこで芽衣子は情熱的な万里と重ね合わせたらしい。よく分かるようで分からない(笑)

この二人の会話に割って入ろうとするのが、アンドレ+現飼い主のリサ。何度も何度も邪魔するもんだから、ついに副会長・白木芽衣子は「何がガルルだ!大人しくそこで待っていろ!」とアンドレに対してブチギレ。

(監獄学園 プリズンスクール 24巻)
そして「クツを舐めろ!」とアンドレに命令。やだ完全復活ですやん。現飼い主のリサはリサで「舐めるな!」と真逆の命令するもんだから、アンドレの表情が嬉し恥ずかしパニック。更に副会長・白木芽衣子は追い打ちをかける。

ヤダヤダヤダ!副会長のドSっぷりに更に磨きがかかりまくってますやん!かつてのそれよりビンビコビンですやんかいさッッッ!!!まさにノーマルフリーザがゴールデンフリーザにパワーアップしたかのごとし!!!

(監獄学園 プリズンスクール 24巻)
当然負けてられないとばかりに、リサも足を差し出して舐めろ合戦。もうカオス。そして最終的にはアンドレの頭は爆発。「神ヨ!マゾヲ救イタマエ!」という言葉を残して、アンドレの脳みそ・アンドレイドは完全停止。もはや巨大な肉の塊を化してしまう、というオチ。


もはや人間の域を超えたサイズ感のアンドレイド


でも『監獄学園』24巻のネタバレ感想で伝えたいのは、このアンドレがとにかくデカイってこと。今更ですが、改めてデカイ。もう寸尺とかパースとか結構もう無茶苦茶(笑)

(監獄学園 プリズンスクール 24巻)
例えばリサの足を舐めようとしてる瞬間だと、リサのカラダとアンドレのデコのサイズが一緒。マジでただのバケモノwww

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(監獄学園 プリズンスクール 24巻)
もう少し24巻のストーリーをネタバレしておくと、副会長・白木芽衣子は全員を連れ立ってアンドレの頭上にいるケイトやリサを追い詰めに行く。

さながら『アルマゲドン』の勇者たちを彷彿とさせますが、言うまでもなく画像の場所はアンドレの頭の上。もはや小さい山レベル。アルマゲドンで言うなら、ただの月面www

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(監獄学園 プリズンスクール 24巻)
だから白木芽衣子がアンドレの頭に踏みしめた一歩が「人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な一歩だ」的なノリ。いやアンドレと芽衣子風に例えるなら、「サドにとっては小さな一歩だが、マゾにとっては偉大な一歩だ」と表現した方が適切か。

もう少し『監獄学園』24巻の物語の核心部分をネタバレしておくと、天災的なドジっ子・みつ子が白木芽衣子の攻撃を受けることでピタゴラスイッチ的な連鎖が発生。理事長が乗ったヘリがアンドレめがけて墜落してくる。

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(監獄学園 プリズンスクール 24巻)
でもアンドレのカラダがヘリコプターの何倍もデカイwww完全にアンドレは『進撃の巨人』に出てくる巨人たちよりもデカイ。掲載誌の垣根を超えちゃったよ。いずれ諫山創ならノリでアンドレを『進撃の巨人』に出しそうだから怖い。

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(監獄学園 プリズンスクール 24巻)
みつ子がアンドレの頭上から突き落とされる場面もヒドくて、比率とかヘッタクレも何もない。何度も言いますが、あくまでアンドレは普通のマゾ人間です(笑)


監獄学園プリズンスクール24巻の総括


以上、『監獄学園-プリズンスクール-』24巻のネタバレ感想でした。アンドレのキャラクターは相変わらず良い。サイズ感だけでここまで笑わせてくれる。ただの学園漫画にこんなバケモノが登場するとは、作者も編集者も含めて誰も想像しなかったに違いない。

とりあえず24巻の展開を考えると、長々と続いた体育祭編がようやく完結する予定。騎馬戦が終わったらマンガ自体も終わるのかなーと思ってたんですが、一応まだまだ『監獄学園』の連載は24巻以降も続く模様。作者・平本アキラは当初こそ休載も多かったですが、ネタは割りと蓄えてノリノリらしい。

ヤングマガジンは最近読んでませんが、何故かガクトがヒーロー視されてました。アンドレの生死も含めて、また暇があれば25巻以降もレビューしたいと思います。ちなみに【おすすめ考察】監獄学園が面白いは既に記事化済みなので、あとで『プリズンスクール』に興味がある方は是非どうぞ。