『物男(ものおとこ)』1巻2巻のネタバレ感想をレビュー。作者は永田一由。出版社は主婦の友社。ジャンルは青年コミックのギャグ漫画。AmazonのKindleや楽天などでも試し読み・立ち読みが可能です。『物男』を購入ダウンロードする時の参考にしてください。

今回も面白いマンガなのかつまらない漫画なのかの考察記事になります。ギャグ漫画はどうしても好き嫌い・面白い面白くないの評価がハッキリ分かれてしまいますが、結論から書いてしまうと、『物男』は良い意味でくだらない。


物男のあらすじ物語 ストーリー内容


主人公は、関戸直樹。26歳のしがない青年。女性には一切縁がなく、昨今の日本の不景気も相まって就職活動にも恵まれなかった。その中で関戸が見つけた仕事が「物男(ものおとこ)」。

物男1巻 あらすじ ホテルのベッド
(物男 1巻)
その名の通り、「物になりきる仕事」。画像はあるLOVEホテールで「ベッドの役割」を果たしている関戸の図。ただ無表情に努めている姿が笑ってしまう。仕事に徹しているのか、ただ単に男女の営みを必死に凝視してるのか。

関戸は早くもベッド歴5年が経とうとしていたが、さすがにこのまま人生を終えていいものか真剣に悩む。そりゃそうだ。そして、あることがキッカケでオシャレな家具を販売する「大角家具(おおつのかぐ)」に転職することになった。某お家騒動の大塚家具とは一切関係ありません。

そこから『物男』のストーリーが始まる。果たして関戸は「物男」の道を極めることができるのか。そもそも「物男」とは一体なんなんだ。そういうアホアホ全開なギャグ漫画になってます。


発想が最高にアホすぎるwww


結論から書くと、『物男』の内容はやはりアホ丸出し。発想がアホすぎるんですが、これをカタチにした時が見事に無様。

物男1巻 天井の扇風機
(物男 1巻)
例えば関戸が天井の扇風機(シーリングファン)になった絵がコチラ。いや、何か喋れよ。でも確かに手を大きく広げれば、立派に扇風機の役割を果たせそうです(笑)

物男1巻 ブランコ
(物男 1巻)
他にも関戸がブランコになりきった場面は、軽くホラー。『バイオハザード』あたりのホラーゲームを探せば、こんな敵いそうです。というかブランコの原型が残ってるんで、あまり「物男」である必要性が皆無。

物男1巻 トイレ
(物男 1巻)
関戸がトイレになりきった場面でも、やはりほとんど意味がない。「もうほぼ現代アートだよ」というツッコミも笑えます。ちなみに物男の服装はほぼ全てブリーフ一丁と白い靴下のみ。見事に気持ち悪いです。

ちなみに『物男』のストーリーの軸的には関戸が「イス」の扱いを受けることが大半。だから『物男』というマンガタイトルではあるものの、基本的には「椅子男」と解釈する方が早いです。だから上記のネタは単品で終わることが大半です。


西村さんの扱いが割りとヒドい


『物男』の中で割りとヒドい扱いを受けるのが、物男歴20年の西村さん。もう56歳ということで、ダウンタウンの松本人志と同じぐらいの年齢。そう考えると色々と泣けてくる。

物男1巻 ホテルのベッド
(物男 1巻)
例えばLOVEホテルのベッド時代だと、オンナを駅弁してる男に思いっきり全体重をかけられる。西村さんの顔がヤバすぎる。案の定というか、この直後に肩の骨が外れてしまうんですが、負傷した西村さんがめっちゃ叱られて解雇される。泣けるぜぇ、ブラック日本。

ただ冷静に考えると、ワンちゃんスタイルで客を背中に乗せる方法でいい。お腹に人を乗せるってマジシャンに催眠でもかけられないとまず不可能(笑)

物男1巻 消防車のハシゴ
(物男 1巻)
この西村さんが解雇にも負けずに次に就職したのが、消防車のハシゴ。しかも、かなり上の方。一瞬下になった方が辛いのかと思いきや、ここまで高く登ると「火災」に直接当たってしまう。当然、下に落ちたら死んでしまうので辛すぎる。

この西村さんも結果的に主人公・関戸と同じように、大角家具に雇われる。この大角家具の社長・ルミカは、まさかの女子高生。でもそれゆえに感性が瑞々しく判断力も早いので、大角家具はリアルと違って大成功を収めてる。

ただ大角ルミカは発想が柔軟すぎる。

物男1巻 セグウェイ
(物男 1巻)
関戸と西村が何故か見初められて「セグウェイ」にされる。この時も西村さんは下。関戸は単に後ろ手にしてチョコチョコ走ればいいだけですが、西村さんはマトリックス状態で走る。しかもルミカを乗せる以上、先程のベッドどころではない(笑)

ちなみにストーリー的には、「関戸と森野みどりというデザイナー vs 西村と桐谷なつみという女やり手部長」の戦いに発展する。そこで西村がめっちゃマッチョ化して、桐谷なつみとちょっとしたイチャコラ関係に発展するなど報われます(笑)


物男の総合評価 評判 口コミ



『物男』は真剣に読んだら負け。ネタバレ感想を一言でまとめると、マジでくだらない(良い意味で)。作者・永田一由は一体何を考えながら描いたのか、小一時間ほど問い詰めたくなります(笑)

正直出オチ感満載のギャグ漫画ですが、割りとストーリーもそれなりに読める。強いて言えば、『物男』は想像以上に下品な部分。画像こそ割愛してますが、関戸や西村のイチモツをオッキさせるなどド下ネタ満載だから小中学生は閲覧注意。

でも、それゆえに漫☆画太郎作品や『デトロイト・メタル・シティ』といったバカバカしい下品なギャグ漫画好きならおすすめ。しかもそんな『物男』を販売してるのが冒頭でも触れたのが、まさかの主婦の友社。むしろ主婦の敵社やろ、とツッコミを入れたくなりますが、そういう出版社の心意気すら感じるギャグ漫画です。