『喧嘩稼業(喧嘩商売)』とはヤングマガジン(講談社)で連載されている格闘漫画。作者は『幕張』などを連載してた木多康昭。だから、そんな畑違いの漫画家が格闘漫画を描いた所でどうなんだと思っちゃいますが、ダウンタウン松本が制作した映画とは違って意外と面白い。

そこで今更ですが『喧嘩稼業(喧嘩商売)』の登場人物一覧をテキトーにまとめてみました。

ただ登場人物とは言っても、主人公・佐藤十兵衛の妹・萌や女子高生ハンターの島袋光年…もとい島田武や島田清などは、さすがに脇役も脇役の登場人物は誰も興味が無いと思うので除外してます。どうでもいい情報満載のつまらないWikipediaでもチェックしてください。

キャラクターの並び順は基本的に順不同ですが、個人的に重要度が高いキャラクターほど上位に表示させています。主にキャラクター同士の因縁をメインに解説してみた。ちなみに『喧嘩稼業』のトーナメント順のキャラクター一覧も良かったら参照してください。


全てのカギを握る男・田島彬


喧嘩稼業1巻 田島彬
(喧嘩稼業1巻)
まず『喧嘩稼業(喧嘩商売)』における最も重要な登場人物は田島彬(たじまあきら)。言ってしまえばラスボス的な立ち位置。この田島彬とはどういうキャラクターであるかを知らない限りは、『喧嘩稼業』を読み進めることはできません。

田島彬はとにかく圧倒的な強さと格闘センスを誇る。洞察力に優れ頭も切れるので、高度な心理戦も得意。言葉一つで相手を惑乱させるのもお手の物。それでいて相手の息の根を止めることに一切躊躇しない残忍さも持ち合わせる。

そして一番重要なポイントが「最後に勝ち切る強さ」。最初は日本最強の格闘家・山本陸。山本陸と同様に素手で熊を倒す入江無一、ボクシングヘビー級チャンピオンのウォーレン・ウォーカーなど内外を問わず、並み居る強者たちをとにかく最後でとどめを刺す。しかも圧倒的な大差を見せつけ、田島彬本人はほぼ無傷。

まさに「ケンカ」という格闘技において、何一つ欠けているものが存在しない。

この田島彬がおっ始めたトーナメントが「陰陽トーナメント」。金的から目潰しから何でもありのルール無用。優勝賞金は100億円。このトーナメント優勝者が最後で田島彬と対戦する権利が与えられ、田島彬に勝てば更に200億円がもらえるというもの。

つまり、このキャラクター一覧記事で紹介する登場人物たちが戦い合う。ただ多額の賞金目当てのキャラクターばかりではなく、田島彬をぶっ倒すことが目的のキャラクターも多い。そこに田島彬を中心に取り巻く人間ドラマが隠されてる。

いわば、この田島彬が始めたトーナメントが『喧嘩稼業(喧嘩商売)』におけるストーリーの軸になります。


田島の最側近・アリ


喧嘩稼業5巻 アリ
(喧嘩稼業5巻)
続いての登場人物はアリ。元々は中東アジアに住んでいた子供なんですが、田島彬の口ぶり的にイスラエル人に両親の命が奪われた雰囲気。いわゆるパレスチナ孤児。

幼少時代は円形闘技場で戦っていた桜井裕章に弟子入りを志願したものの、その後は田島彬に見初められて側近のボディーガードとして働く。

もちろん田島彬は同情心でボディーガードにした訳ではなく、アリがシンプルに強いから。年齢はおそらく10代半ばから後半程度だと思いますが、ボクシングヘビー級ランキング1位の石橋強を蹴りだけで軽く返り討ちにできるほど。


記憶喪失の桜井裕章


喧嘩稼業1巻 桜井裕章
(喧嘩稼業1巻)
続いての重要な登場人物は桜井裕章(さくらいひろあき)。打撃系を主体としたシラットの使い手。

ただ桜井裕章は前向性健忘を患っているため、3日ごとに新しい記憶がリセットされてしまう。もっと言えば、中学生以降の記憶が一切残ってない。でも体に染み付いたシラットなどの格闘技術は忘れることはない。

桜井裕章は悪人に利用され、海外で円形闘技場やアンダーグラウンドで戦わされ、賭けの対象にされていた過去がある。しかしあまりに強かったため人間の対戦相手では成立せず、ライオンと戦わされることもあった。そこでは「ユウショウ」と呼ばれていた。

でも決して桜井裕章は自分のために戦っていた。もし自分より強い人物を倒すことができたら、その鮮烈な記憶は脳に深く刻まれ決して忘れることはないだろうと淡い期待を抱いていた。

喧嘩稼業5巻 田島彬 桜井裕章
(喧嘩稼業5巻)
ちなみに桜井裕章の父親である名護御殿手13代宗家・桜井武吉は、田島彬の父親でもある。つまり桜井裕章と田島彬は腹違いの兄弟。アリが桜井裕章と田島彬を重ねて見えたのは、それが理由。しかし田島彬自身は桜井裕章に強烈な憎悪を抱いている。


田島に敗北した最強格闘王・山本陸


喧嘩商売 最強十六闘士セレクション 山本陸
(喧嘩商売 最強十六闘士セレクション)
続いての重要キャラクターは山本陸(やまもとりく)。

『喧嘩商売(喧嘩稼業)』の中で神のように崇められている空手家。他の登場人物の多くから目標とされている最も偉大な格闘家と言ってもいい。ミスタープロレス・生野勘助など様々な登場人物をなぎ倒した過去を持つ。

やはり山本陸というキャラクターにおける最も強烈なエピソードは「素手による熊倒し」。

山本陸はかつての寸止め空手に嫌気が差し、進道塾を自ら設立。次々と道場破りを繰り返すことで、自身と同情の知名度を向上させた。かなり無頼派ではあるものの、何事もヤリすぎは禁物。もはや誰も山本陸に戦いを挑まなくなった結果、仕方なく熊を倒すようになった。ちょっぴり切ないのは気のせいか(笑)

ただ山本陸に戦いを挑もうとしたのが、富田流の入江無一。最初は断られたものの、金剛という一撃必殺技で熊を倒したことで認められる。しかしながら直前に山本陸は、進道塾の門下生だった田島彬に急襲され敗北。そのまま姿を消す。

これを聞いた山本陸の門下生である上杉均が、この犯人を入江無一だと思い込んで急襲。上杉均は入江無一に返り討ちにされるものの、結果的にアバラを折ってしまう。そこへ田島彬がチャンスとばかりに夜間に襲撃し、同じく入江無一を瀕死の重体に陥れる。このあたりのエピソードが全ての因縁が始まっており、『喧嘩稼業(喧嘩商売)』のストーリーの原点とも言えるか。

ちなみに山本陸の同門には佐川雅夫と川口拳治がいる。

この二人は山本陸と同じように自らの道を歩み、佐川雅夫は日本拳法を創設。川口拳治はキックボクシングに活路を見出した。佐川雅夫には佐川睦夫と佐川徳夫という息子、川口拳治には血縁関係がない川口夢斗という息子がおり、やはり因縁が深く絡まり合っている。


田島を憎む活殺自在・入江文学


喧嘩稼業1巻 入江文学
(喧嘩稼業1巻)
続いての重要な登場人物は入江文学(いりえぶんがく)。

暗殺を得意とする古武術・富田流の使い手。心臓を射止める「金剛」や思い込みでダメージを抑える「無極」などの技がある。人生のほぼ全て富田流に捧げてきた父親・入江無一に幼い頃から格闘術を学んでおり、入江文学はアラフォーのオッサンではあるものの大のファザコン。

前述のように父親・入江無一が倒されたため、入江文学は田島彬を倒すことに強い執念を抱いてる。ちなみに父親・入江無一は9年ぶりに一度意識を取り戻すものの、わずか半年後に最終的に亡くなってしまう。このタイミングはちょうど主人公・佐藤十兵衛が工藤優作に完敗したあたりになります。


入江を憎む隻手の剣豪・梶原修人


喧嘩稼業1巻 梶原修人
(喧嘩稼業1巻)
続いての重要なキャラクターは梶原修人(かじわらしゅうと)。

薙刀や槍といった長刀を得意とした梶原柳剛流を父親・梶原隼人から教わる。中には毒攻撃も可能とする忍術も含まれており、さながら暗殺術も得意とするそれはまさに「命がけ」。もちろん現代社会において命を懸けた勝負などありえない。

でもある日、父親・梶原隼人は富田流・入江無一に対して、真剣を使った命がけの決闘を申し込む。ただ結果は父親・梶原隼人は敗北。しかも勝負は入江無一による素手攻撃(金剛)で決まったため、あまりの屈辱に自決。

これに対して息子である梶原修人は激怒。入江無一だけではなく、富田流の根絶やし。つまりは入江無一の息子である入江文学に対して憎悪を募らせるようになった。しかし一度入江文学と真剣勝負を行うものの、結果はまたしても惨敗。しかも梶原修人は左手を失ってしまった。


末期ガンの伝説の格闘家・芝原剛盛


喧嘩稼業1巻 芝原剛盛
(喧嘩稼業1巻)
続いての登場人物は芝原剛盛(しばはらごうせい)。真球もこかす合気道の達人。田島彬は山本陸と入江無一に並ぶ実力者と認める強さを持つ。

田島彬に敗北して行方不明になった山本陸に対しては、「片目でも勝てる方法を探してるだけ」と芝原剛盛は山本陸を擁護してみせた。また芝原剛盛は富田流・入江無一と梶原柳剛流・梶原隼人が戦った際の立会人を務めたこともある。因縁が深いかは不明だが、本人曰くあくまで偶然。

一人称は「おいら」。現在は末期がんに侵されている状態。


絶対諦めない主人公・佐藤十兵衛


喧嘩稼業1巻 佐藤十兵衛
(喧嘩稼業1巻)
続いてのキャラクターは、主人公の佐藤十兵衛(さとうじゅうべえ)。

どこにでもいる男子高校生だが、ケンカの腕は天下一品。頭脳戦や心理戦を得意とする策略家であり、相手を言葉巧みに誘導するのが得意。そして「諦める能力が欠如してる」と本人自ら認めるように、最後まで勝利への執念を絶やさない。

しかしながら負け知らずの佐藤十兵衛も、喧嘩師・工藤優作に惨敗。どんな計略策略やワナも通じず、佐藤十兵衛は人生初の惨めな負けを体験する。その後は入江文学に弟子入りし、佐藤十兵衛は富田流を体得。工藤優作に対してリベンジの炎を燃やす。


全てをへし折る工藤優作


喧嘩稼業1巻 工藤優作
(喧嘩稼業1巻)
続いてのキャラクターは工藤優作(くどうゆうさく)。

893から雇われる武闘派の喧嘩屋。とにかく握力が強く、どんな屈強な男の腕や足すら小枝のように折ってしまう。脳内の神経伝達物質を自由に分泌させることができるため、意図的に攻撃力も防御力も限界まで振り切ることが可能。

これは工藤優作が生まれた直後、ゴミ箱に捨てられたことに起因する。工藤優作は未だに「母親」に対する愛情に飢えているが、それでも嬰児の時に「強く生きたい」と生存本能を強烈に働かせた経験が今日の自在に脳内ホルモンを大量に分泌させる技に活きている。

主人公・佐藤十兵衛をフルボッコした因縁がある。また梶原修人とはバックに付いてる893組織同士が対立関係にある。


仲間想いの空手バカ一代・上杉均


喧嘩稼業1巻 上杉均
(喧嘩稼業1巻)
続いての登場人物は上杉均(うえすぎひとし)。進道塾の空手家。

上杉均は山本陸を師事し、最強の必殺連打技「煉獄」を伝授された数少ない格闘家。また煉獄を完璧に使いこなせるのはもはや進道塾では上杉均ぐらいか。特に体力は無尽蔵なため、上杉均の煉獄の効果はひとしおである。

しかし上杉均の性格は直情的。「山本陸が襲撃された」という一報を聞いたときは、山本陸との試合を恐れた入江無一が犯人だと決めつける。そして山本陸の息子・山本海を引き連れて、入江無一とその息子・入江文学を傍若無人に急襲し、本来は誰にも見せてはいけない煉獄を使って入江無一のアバラにヒビを入れた。

上杉均は仲間想いで義理堅い性格ではあるものの、見た目通り脳みそはそこまで賢くない。深謀遠慮に欠けるキャラクターであることは間違いない。ちなみに上杉均のセコンド・橋口信は、主人公・佐藤十兵衛にフルボッコされ片目が潰された。


中国拳法に逃げたかつての天才・里見賢治


喧嘩稼業1巻 里見賢治
(喧嘩稼業1巻)
続いての登場人物は里見賢治(さとみけんじ)。中国拳法の使い手。

かつては田島彬と共に「拳聖」と期待された進道塾の塾生だったが、高校時代に空手王・山本陸に完敗。それ以降は空手に対する希望を失い、中国へ渡航。「意拳」と呼ばれる中国拳法を体得し、空手を組み合わせた独自の拳法「玉拳」を創始する。

田島彬は中学時代に山本陸と戦わずに逃げたが、それに対して里見賢治は「年齢を言い訳にするな。濃くはっきりした線を引くには敗北が必要」と田島彬をディスる。

ただ田島彬は「勝てない戦いをして何の意味がある。お前こそ自分のプライドを保つために負けたことに意味を持たせたいだけ。濃くはっきりした線を自分で引けないのは、常に戦いに二度目があると思っているからだ」と応酬してみせた。


優しきキックボクサー・川口夢斗


喧嘩稼業1巻 川口夢斗
(喧嘩稼業1巻)
続いての登場人物は川口夢斗(かわぐちゆめと)。キックボクシングの名手・川口拳治を父の元で幼い頃から格闘技の技術を叩き込まれる。川口拳治は山本陸や佐川雅夫と同門。この佐川雅夫の息子(佐川睦夫と佐川徳夫)に対する狂信的な育て方を批判するなど、川口拳治そのものの性格は至って穏やかで優しい。

しかしながら川口夢斗と川口拳治のルックスやフィジカルの違いは歴然としていることからも、二人に血の繋がりは一切ない。ただし川口夢斗自身は一切気に留めておらず、むしろ川口拳治の元で育ったことに誇りを持っている。


呪われし兄弟・佐川睦夫と佐川徳夫


続いてのキャラクターは佐川兄弟。日本拳法(日拳)の創始者である佐川雅夫を父に持つ二人は、山本陸を倒すためだけに幼少期から厳しい教えを受けて育つ。しかし、あまりに行き過ぎた指導の結果、二人は心に闇を抱えるようになった。

喧嘩稼業1巻 佐川睦夫
(喧嘩稼業1巻)
兄・佐川睦夫(さがわむつお)は才能に恵まれなかったが、あくまで長兄であることを理由に熱心に父・雅夫からの指導を受ける。ただ中学時代の空手の試合で田島彬にフルボッコされて以来、父・雅夫の関心は有能な弟・佐川徳夫に移る。

大好きだった父に見捨てられた悔しさから、弟・佐川徳夫と共に父の命を奪う。しかしながら崩壊した精神は更に歪み、その後は自らの「不足した愛を補う」ように父の幻影を見るようになる。その後は日本を後にして、佐川睦夫は傭兵として海外の戦地で戦い、「血」を追い求め続けた。

喧嘩稼業1巻 佐川徳夫
(喧嘩稼業1巻)
一方、弟である佐川徳夫(さがわのりお)。兄・佐川睦夫とは違い、身体能力や格闘センスにはめっぽう恵まれていた。そして金的など何でもアリの日本拳法を骨の髄まで叩き込まれる。まさに格闘技の英才教育。相手の攻撃に対して即座にカウンターを食らわすなど、特に立ち技に関しては最強。

しかし兄・佐川睦夫と共に父・佐川雅夫を殺めて以降、強烈な自責の念から無意識的に「まだ生きている」と思い込むようになり、常に父親の幻影と会話しながら生活するようになる。その後も引き続き日本拳法の研鑽を積む。

どちらかと言えば父・佐川雅夫に対する思いは、佐川睦夫は「憎」、佐川徳夫は「愛(悲)」に近い感情を持つか。


悲しき大罪人の覆面レスラー・カブト


喧嘩稼業1巻 カブト
(喧嘩稼業1巻)
続いてのキャラクターはカブト。本名は阿南。

ミスタープロレス・生野勘助が率いる「大和プロレス」に入門し、その後、人気プロレスラーとして活躍した覆面レスラー。しかし恋人が不良少年たちによって…。怒りに震えたカブトは復讐を決行。その後、無期懲役の判決を食らう。

ただ動機が動機。その後、ミスタープロレス・生野勘助の助けもあって、カブトは仮釈放される。出所時にはたくさんの支持者が集まり、温かい声援をもらう。一度生きる目的を失ったカブトだったものの再びプロレスの道を志す。


KYすぎる総合格闘家・反町隆広


喧嘩稼業1巻 反町隆弘
(喧嘩稼業1巻)
続いてのキャラクターは反町隆広(そりまちたかひろ)。日本では敵なしの総合格闘家。

かつてカブトと共に「大和プロレス」の門を叩いたところから格闘家人生が始まる。しかし空気の読めない性格から八百長前提のプロレスからそそくさと足を洗い、総合格闘家に転向。圧倒的なフィジカルと格闘センスを持つ反町隆広は成功を収めるものの、「飽きた」という理由で総合格闘技もそそくさと辞める。

山本陸との一戦で靭帯を損傷したミスタープロレス・生野勘助と相見えた時には、反町隆広は顔の形が変形するほどフルボッコされる。「逆転というものはいつでもどんな困難な状況にでもある」という信念を貫き、反町隆広は逆転勝利を収める。結果、生野勘助は下半身不随となる。

ちなみに反町隆広は山本陸と戦いを挑もうとしたが、素手に田島彬に敗北し行方不明だったため戦えず。


超超Mヘビー級ボクサー・石橋強


喧嘩稼業1巻 石橋強
(喧嘩稼業3巻)
続いての登場人物は石橋強(いしばしつよし)。WBOヘビー級ランキング一位のボクサー。

日本人離れした筋肉の化け物。しかもフットワークは超絶的に軽く、そのため「ボクシングこそ最強の格闘技」と考えており非常にプライドが高い。特に石橋強というキャラクターで強調すべきは、圧倒的な防御力(そしてマゾ体質)。

例えば田島彬に車でひかれても死ななかった。首は丸太のように太く、どんな攻撃でもまず倒れることがなく、天才空手高校生・高野照久の攻撃ではびくともしなかった。ただしアリの攻撃ではかなりグラついた。


最強柔道家・関修一郎


喧嘩稼業1巻 関修一郎
(喧嘩稼業1巻)
続いての登場人物は関修一郎(せきしゅういちろう)。無差別級最強の柔道家。オリンピックで金メダルを獲得し、国民栄誉賞も得たことがある。

一本勝ちを得意とするが、高専柔道で培った寝技も得意。主人公・佐藤十兵衛が苦労した金田保を三角絞めで瞬殺したこともある。関修一郎のセコンドは、金田保によってオリンピック出場を剥奪された親友・村井虎四郎。


先天異常の名横綱・金隆山康隆


喧嘩稼業1巻 金隆山康隆
(喧嘩稼業1巻)
続いてのキャラクターは金隆山康隆(こんりゅうざんやすたか)。戦績が843勝0敗の無敗横綱。。

金隆山康隆はミオスタチン関連筋肉肥大という、先天的な異常遺伝子を抱える。通常の人間の2倍以上の筋肉量が生成されてしまう一種の病気は、金隆山康隆をかなりの巨漢に仕上げた。ある意味、チートキャラ。

そのため無敗という戦績を残すものの、得意の突っ張りを一度も使用したことがないなど取り組みで全力を出したことがない。金隆山康隆は熊を素手で倒す山本陸に幼い頃から憧れていた。


召琳寺拳法・三代川祐介


喧嘩稼業1巻 三代川祐介
(喧嘩稼業1巻)
続いての登場人物は三代川祐介(みよかわゆうすけ)。召琳寺拳法の使い手。割りとオールラウンダーっぽいキャラクター。

心臓に穴が開く先天的な病を抱えていたが、祖父の助けもあり手術で克服。その後は大好きな祖父から召琳寺拳法を習う。ただ思春期も重なり、祖父と距離を置くようになる。しかし関係が好転することは一度もなく、祖父が病死。

その後、祖父からの遺言書を読み改心。再び召琳寺拳法の道を志すが、幼少期の複雑な家庭環境なども手伝って、三代川祐介の中には「3つの人格」が生まれてしまう。田島彬の「陰陽トーナメント」以前では他のキャラクターと一番因縁が少ないキャラクターか


喧嘩稼業・喧嘩商売のキャラクター因縁の解説・説明


以上、『喧嘩稼業(喧嘩商売)』のキャラクターに関する解説でした。冒頭でも説明しましたが、主に登場人物同士の因縁をメインに解説してみた。この記事では画像は小さくて見づらいですが、『喧嘩商売 最強十六闘士セレクション』からの画像を引用した簡易版「喧嘩商売キャラクター考察」の方が画像は大きくて綺麗かも知れません。

既に『喧嘩稼業(喧嘩商売)』が面白いという考察記事も書いてますが、いずれ『喧嘩稼業(喧嘩商売)』の最強強さランキング(ドル漫)も作る予定。今回のキャラクター記事も参考にいろいろと考察の足しにしてください。