『監禁嬢』のネタバレ感想をレビュー。作者は河野那歩也。掲載誌は漫画アクション。出版社は双葉社。ジャンルは青年コミックのホラーサスペンス漫画。AmazonのKindleや楽天などでも試し読み・立ち読みが可能です。

今回も淡々と面白いかつまらないか考察していきたいと思います。ネタバレ画像も多く含まれる感想記事ですが、『監禁嬢』を購入する時の参考に使ってみてください。


あらすじ物語 ストーリー内容


主人公は岩野裕行。新婚ホヤホヤの高校教師。生まれたばかりの娘を溺愛していた。美沙子は子育てにややナーバスになっているものの、岩野はこの生活にささやかながらも日々幸せをかみしめていた。

監禁嬢1巻 あらすじ1
(1巻)
しかしある日、岩野が目覚めると何故か全裸でナゾの女「カコ」に監..禁されていた。「だーれだ?」と茶目っ気たっぷりのカコ。ショートボブの可愛らしい女性しか見えないものの、言うまでもなく状況は異様。

このカコは岩野の過去を全て調べ上げ、妻・美沙子や娘の写真を片手に「私が誰なのか?」「私の目的は何なのか?」を問うてくる。明らかな脅迫。必死に思い出そうとするものの、岩野は一切カコの記憶を思い出せない。もはやカコのブラフとしか思えない。

監禁嬢1巻 あらすじ3
(1巻)
でもカコは「アナタが私を思い出せないのは、アナタがアナタを忘れたから」「早く会いたいなぁ…あの頃のアナタに」と意味深なセリフ。果たして岩野はカコの監禁から逃れることはできるのか?岩野とカコの関係とは?カコの目的とは何なのか?

画像を見てもらったら分かるように、『監禁嬢』の内容はサスペンスホラーチック。


カコがヤバすぎるwww


とにかくカコがヤバい女すぎる。

(2巻)
何と言っても、カコの表情。『カラダ探し』を彷彿とさせるギョロついた目玉。生気が宿ってるんだか何なんだか。ドアを開けた瞬間、コイツが現れたら思わず失禁してしまいそう。こういう表情は女性キャラの方が似合います。

そして『監禁嬢』のストーリーを少しネタバレしておくと、一応岩野はカコの監..禁部屋から脱出することが可能。ただカコの監視は止まるどころか、むしろ終始カコに囚われたような生活を送る。

監禁嬢1巻 加藤カコ はじめまして
(1巻)
だから安堵で岩野が帰宅すると、まさかのカコが家に先回り。「はじめまして」じゃねーよ。この表情の女が赤ちゃんを抱いちゃいけません。カコの執念はすさまじい。

監禁嬢2巻 加藤カコ 嫁に取り入る
(2巻)
岩野の妻・美沙子にも取り入って、むしろ岩野が悪者扱いにされることも。女の友情ってのは本当にあてになりません。

監禁嬢2巻 加藤カコ 赤ちゃん投げる
(2巻)
カコは美沙子の味方面してるにも関わらず、裏では娘の赤ちゃんを歩道橋から放り投げる。これが最凶。この遠近感が何とも言えません。まさに岩野に対して躊躇がない。最終的に赤ちゃんの安否がどうなったかネタバレは割愛しておきます。

監禁嬢1巻 加藤カコ 爆破
(1巻)
他にも岩野が監.禁部屋から脱出した後は盛大に爆破してたり、どこのテロリストやねん。カコは幽霊ではなく、実在する人間だからこそ恐怖感が煽られる面もあります。


合間合間のセクシー描写がホラーと絶妙にシンクロ


ただ『監禁嬢』は漫画アクションに掲載されてるだけあってか、ホラーサスペンス要素だけではなく割りとセクシー描写も多め。冒頭の場面でも岩野はカコにガッツリちょめちょめされたり、結構描写としてはガッツリ。

監禁嬢1巻 セクシー描写 カコ
(1巻)
カコが家に乗り込んできて一緒に食事をするハメになった場面だと、岩野は足コキされてぴゅっぴゅ。それをカコはスプーンですくい取ってペロリンチョ。岩野の何とも言えない表情が笑ってしまいます。

監禁嬢1巻 セクシー描写 藤森
(1巻)
他にも岩野の教え子の藤森麻希がなかなかのドスケベさん。「既婚者の人気者」だったから岩野に何度もアプローチするものの、最初は完全にスルーされる。でも藤森の助けがあったからこそカコ監 .禁部屋から救われた手前、岩野も強く拒否できない。結果ズルズルと関係が始まっていく。

もちろん露骨な画像は貼れませんが、割りとムラムラします。逆に女性や学生さんが読む場合は、少し注意かもしれません。個人的に好きだったのが、地味オンナ柴田先生のホールド○出し。

ただセクシーな展開に唐突感はなく、実はそこまで浅ましさを感じない。翻弄されていく岩野に同情と若干の羨みもありつつ、吊り橋効果ではないですが「ホラーのドキドキ感」と「工□のドキドキ感」が相まって絶妙に展開を飽きさせない

意外とホラー要素とセクシー要素をコラボさせた漫画は少なく、実は狙い目なのかも知れません。


カコの目的や正体を考察


最後は簡単にカコの目的や狙いを考察してみました。結論から書いてしまうと、かつて「岩野がカコにひどい仕打ち」をしたと考えるのが自然か。

岩野は上京して教師になって、妻の美沙子に出会った。現在は誰からも好かれる人望に厚い教師として働く。岩野は家庭環境も手伝って、「いかに女性に嫌われないようにするか」をモットーに生きてきた。

でも逆に考えると、岩野は上京してから「女性に対するうっぷんを晴らすかのように遊びまくった」可能性はなくはない。幼少期から女性に媚びへつらってきた反動で、東京で女性を泣かす生活を送る。その中でカコが岩野の犠牲になった。

ただ岩野からしたら、数多く遊んだ女性の一人であるがゆえに思い出せない。だからカコはそのことをしっかり思い出させて罪悪感にさいなまれた状態で、岩野にとどめを刺したいんだと思います。

監禁嬢1巻 加藤カコのカギ
(1巻)
カコは岩野を最初襲った時など、ことあるごとに「家の鍵らしきもの」を使って攻撃してくる。岩野の教え子・藤森麻希を襲った時にも使用してる。意味もなく登場させてるとは思えず、このカギはまさにカギを握るのでしょう。さすがに岩野がレ○プ犯ってことはないか。

また教師になるためには教育実習を受ける必要がある。厳密には教員免許を取得するためには必要なわけですが、これは自分の母校で行うのが慣例らしい。だから上京後とは言いつつも、実際にはカコと岩野は地元で知り合っている可能性も。


総合評価 評判 口コミ




『監禁嬢』は今のところ面白い。特に序盤の引きはGood。設定もシンプルで読みやすい。

そして、やはりカコのブチ切れたキャラクター。岩野が恐怖と性で追い詰められて孤立無援になっていく様に、思わず男読者として色んな部分が震えてしまう。でも最後の最後は、岩野のクズっぷり全開の過去が露呈してくれることを期待。『カラダ探し』のように下手に展開を引き伸ばししないように望むばかり。

強いて言えば、表紙で損してる。カコのブチ切れた表情を持ってくるべき。1巻2巻の表紙を見る限り、内容の面白さは伝わらない。「読ませる」という点で、絶望的につまらない。もし他のサイトで『カンキン嬢』の内容がレビューされてなかったら、おそらく自分は手に取らなかった。

やっぱり漫画は表紙も大事。