特にアメリカの販売を中心として、スバルは絶好調。生産台数が全然追いつかないレベルで、急ピッチで今もアメリカで新工場を建設している最中らしい。そのアメリカで製造されているのが、昨年フルモデルチェンジしたばかりの新型インプレッサ。

既にスバル・インプレッサの試乗インプレッション(くるまン)はレビュー済み。この試乗記事ではインプレッサの実燃費などは書いていた気がしますが、今回はスバル新型インプレッサの実燃費に特化した記事を書きたいと思います。

ただ実燃費を列挙しても意味がないので、今回はFF(2WD)グレードとAWD(4WD)グレードそれぞれの実燃費を比較してみた。スバルと言えば、何と言っても4WD。いくら走りが優秀でも燃費が悪化したら意味がおまへん。

果たして新型インプレッサは駆動方式によって実燃費が変わるのか?ちなみにグレードは「インプレッサスポーツ 1.6L」。ちなみに自動車に詳しくない方は「4WDとAWDの違い」や「FFとFRの違い」も参照。


インプレッサの実燃費はFFも4WDも大差なし


結論から書くと、新型インプレッサの実燃費はFFグレードも4WDグレードもほとんど違いがありません。一般的に4WDは車重が重くなるといった理由で実燃費が悪化しがちですが、ことインプレッサでは状況は異なる模様。

まずは新型インプレッサのFF車の実燃費はこちら。一周13kmのコースを複数回に分けて計測されてるんですが、エアコンONの状態の実燃費は14.2km/LエアコンOFFの実燃費は17.5km/L。

FF車の高速燃費は150kmを走行して17.8km/L。新型インプレッサスポーツ(2WD)のカタログ燃費18.2km/Lですから、割りと表示通り。市街地燃費に関しても、この計測に限ってはそこまで見劣りしない実燃費だと言えるでしょう。

続いては4WDの実燃費。ちなみにカタログ燃費は2WDより落ちて17.0km/L。

市街地燃費だとエアコンONの状態だと13.3km/LエアコンOFFの状態だと15.8km/L高速燃費は17.5km/Lですから、コチラに限ってはカタログ燃費超え。多少は実燃費は悪化するものの、前述の2WDのインプレッサの実燃費と大差ないことが改めて分かります。

この実燃費から分かるのはインプレッサの4WD…いやスバル特有の4WDシステムはFF車と遜色がないロスを実現している優秀っぷりが伺えます。とはいえ2WDグレードより価格は20万円ほど割高なので、オフロードを走行したい方や雪国の方以外では特に選択するメリットもなさそうか。

ちなみに既に新型インプレッサの比較記事はたくさん執筆済み。新型インプレッサとゴルフの違い(くるまン)新型インプレッサとプリウスの違い(くるまン)新型インプレッサと新型XVの違い(くるまン)など、まだまだ暇さえあれば増やしていきたいと思います。

以上、新型インプレッサの購入を考えてる方は参考にしてみて下さい。