かつて面白いおすすめ漫画ランキングも作りましたが、少年ジャンプを代表する面白い漫画と言えば『ハンターハンター』。【漫画】ハンターハンターは面白いという考察レビューも良かったら参考にして下さい。

ハンターハンター364話 幻影旅団 37564伏線
(HUNTERxHUNTER364話)
そこで今回は『ハンターハンター』364話に掲載された幻影旅団…もといクロロ団長の伏線を考察したいと思います。簡単に経緯を解説しておくと、暗黒大陸に向かうカキン王国の船に潜り込んだクロロが寝泊まりしている部屋番号が「37564(ミナゴロシ)」という不吉な番号だった。

これがもしかすると幻影旅団のメンバーがヒソカに…という最悪の結果を暗示させる伏線なのではないかと考察されます。ただ、実はそれ以外の意味も込められた伏線なのではないか?というのが今回のお話。


幻影旅団員全滅=ミナゴロシとはつながらない


【HUNTERxHUNTER】クロロとヒソカの対決の後、ヒソカは幻影旅団の一部メンバーをこの世から亡き者にした。ヒソカの口ぶりから察すると、旅団メンバーが全員倒されそうな雰囲気。そういう前フリもあって、先程の「37564」という伏線が活きてくる。

ハンターハンター364話 幻影旅団 37564伏線2
(HUNTERxHUNTER364話)
ただ蜘蛛の旅団員全滅を表した伏線なんだとしたら、素直に「死全般」を意味する数字にすればいい。具体的にそれがどんな数字かはパッと思いつきませんが、「ミナゴロシ」は表現としてはキツい表現。主語も分かりづらい。

しかも『ハンターハンター』34巻の冨樫義博のコメントを読む限りは、どうやらマチは確実に生き残る雰囲気。つまり厳密には「旅団員全員は死んでない可能性」が高い。それにも関わらず、何故「ミナゴロシ」を彷彿とさせる数字を伏線として散りばめたのか?

それはやはり別の意図が込められた伏線だから、とも考えられます。具体的には、少年ジャンプの漫画ネタバレブログが一斉に摘発された事件にかかるもの。何故なら『HUNTERxHUNTER』の休載が発表された数日後というタイミングにネタバレブログが摘発された。何かどうしても因縁を感じざるを得ない。


早バレ管理人をゴキブリ扱い


ハンターハンター364話 幻影旅団 37564伏線2
(HUNTERxHUNTER364話)
そこで改めて同じ場面を再確認してみると、わざわざゴキブリを踏み潰した描写と絡めてる。確かにゴキブリはクラピカが後に操作するため、その伏線という解釈が一般的。ちなみにクラピカの念能力まとめ【HUNTERxHUNTER】も興味があればご参照ください。

それでもわざわざゴキブリを踏み潰す必要はない。そう考えると「ゴキブリ=早バレ管理人」という暗喩という解釈もできます。男の「コイツらだきゃどこにでも潜り込みやがる」というセリフも何だか意味深に聞こえます。当然ゴキブリ相手に命を奪うことに躊躇する人間は普通はいない。

ハンターハンター364話 幻影旅団 37564伏線
(HUNTERxHUNTER364話)
クロロの静かに怒りに震えた表情やコマにしても、冨樫義博や集英社自身の怒りに見えてこなくもありません。つまり「幻影旅団が37564にされた」のではなく(実際には幻影旅団が壊滅的なダメージを食らってるんでしょうが)、クロロという「集英社がネタバレブログをこれから37564にしていく」という宣言に見えてこなくもない。恐怖の未来。

ハンターハンター31巻 ゴトー ネタバレがすぎる
(HUNTERxHUNTER31巻)
考えてみると、かねてから『ハンターハンター』ではネタバレに関する冨樫義博の言及も話題になってました。画像はゴトーvsヒソカ戦でゴトーが「ネタバレがすぎるな」と挑発し返してる場面。ヒソカという悪役キャラを「早バレ管理人」に見立てることで、冨樫義博の意思表示めいたもんも感じさせます。

だからあながち間違ってない伏線の考察ではないでしょうか。


漫画ネタバレブログの37564はいつ止まるのか?


だから「ミナゴロシ(37564)」という表現を考えると、まだまだ一つ二つのネタバレブログを潰した程度では済まない・許さないという冨樫義博の、いや集英社の強い意思や暗示も読み取れます。つまりは第二・第三のネタバレブログの摘発や逮捕が待っている可能性も高そう。

冨樫が年内復帰を仄めかしていますが、それもタイミング的には漫画ネタバレブログをある程度殲滅してから復活するということになりそう。逆に言えば、今後も摘発や逮捕の計画がある程度は進んでいる可能性。

例えば「ヤマカム」やその他の個人漫画ブログでも、毎週のように『ONE PIECE』のネタバレをレビューしてる。こういうのもいずれ摘発される可能性が高いと考えてます。おそらく早バレだけではなく、漫画雑誌の毎週号・毎月号のネタバレは今後アウトになりそう。何故なら連続で読めば内容が全バレしちゃうから。

だから個人的に自分は毎週ネタバレはスルーしており、そのため自分の漫画考察ブログは基本的に大丈夫だと思ってますが、全ては出版社や漫画家などの胸三寸の話。そのため何か勝手に断言することはできませんが、せめて出版社的に「どこからがオッケーなのか」という許容範囲も同時に示してほしいものです。法律上は少なくとも「画像の引用・無断転載は法的に許可」されているわけですから。

でもあまり深く考えてても仕方ないので、今後もこれまで通常運転で行こうと思ってます。ということでいずれ時間があれば、また【ハンターハンター考察】幻影旅団まとめクロロvsゼノ・シルバ戦まとめ【HUNTERxHUNTER】なども考察できればいいなと思います。

以上、幻影旅団クロロのちょっとした『ハンターハンター』の伏線でした。