『コンシェルジュ』シリーズでお馴染みの藤栄道彦が、またしてもネトウヨ道を発揮。正直「またかコイツ」としか思えなかったんですが、今度は『インペリアルコンシェルジュ』の最終回で安倍政権が絡んだと思われる森友加計問題をアクロバティック擁護してて笑いました。

インペリアルコンシェルジュ7巻 34話 無実の証明
(インペリアルコンシェルジュ7巻 月刊コミックゼノン)
一応完結までのあらすじをネタバレしておくと、「健幸都市同盟」と呼ばれる国の介護特区計画が持ち上がる。そこで主人公・最上が働く介護事業所「インペリアルライフ」(厳密には運営母体は別)が政権と癒着して優遇されているのではないか、という疑惑が突如として持ち上がる。

画像では厚労省の前事務次官が「総理のご意向があったかも」と証言していますが、これがまさに獣医学部を愛媛県に誘致しようとした加計学園事件をモチーフとしてることは誰の目にも明らか。ただ相変わらずツッコミどころ満載。

インペリアルコンシェルジュ7巻 34話 無実の証明2
(インペリアルコンシェルジュ7巻 月刊コミックゼノン)
例えば先程の前事務次官は明らかに前川喜平を彷彿とさせるルックスであるにも関わらず、何故か菅義偉にあたる官房長官は、髪の毛がフッサフサの糸井重里風。前川喜平に至っては風俗ネタも絡めてきてるんだから、いや、ちゃんと似せてこいよ。菅義偉じゃなくて安倍晋三も誰コイツ風。

いざという時には「加計学園問題はネタにしてませんよ」という逃げ道を用意しておきながら、何故か犯人側の方を擁護してる。ネトウヨ的な浅はかな思想を持つのは自由ですが、さすがに姑息と表現せざるを得ない。藤栄道彦は本当に浅はか。

インペリアルコンシェルジュ7巻 34話 無実の証明3
(インペリアルコンシェルジュ7巻 月刊コミックゼノン)
また加計孝太郎にあたる御子神は、マスコミ対応には一応当たってる。でもリアルの加計孝太郎に至っては、今の今までマスコミの前に現れるどころか雲隠れを続けてる。

きっと安倍晋三とコソコソと逃げ回ってゴルフをしてたんだと思われますが、リアルの加計学園事件を風刺するにしては藤栄道彦は無知すぎる…いや意図的に偏向してる部分が多すぎる。大して必要性もない獣医学部と介護を同列に扱ってる時点からかなり無理がある。

例えば御子神は「無実の証明はできない」と必死にアピールしてる訳ですが、言うまでもなく「決定に至った過程」を政府側が公開すればいいだけ。適切な理由で選定されたかが証明されれば、御子神…加計の無実は結果的に証明される。

でも実際の加計学園事件に関しては、あらゆる証拠が開示されてない。ほぼほぼ黒塗りで分からない。何故決定に至ったかは言うまでもなく、愛媛県の職員が官邸訪れた時の記録すら消えてるぐらい。どう考えたって安倍政権側を擁護するべき事情が見当たらない。

犯人の籠池は橋下徹や松井一郎と仲良く選挙をやっていた点など、森友問題はどちらかといえば維新との関係がズブズブな気がしますが、森友の8億円の値引きだって明らかに不当。だから最近会計検査院も指摘して、ハゲの官房長官は大慌てになってる。じゃあ安倍政権が無実だと仮定したとしても、森友の問題を深く掘り下げて追及してないことに変わりはない。

しかも加計事件に関しては、安倍と加計は明らかにズブズブに繋がってた。もし安倍政権をマンガの中で必死に擁護したいのであれば、せめて『インペリアルコンシェルジュ』でも同じように御子神と総理大臣が頻繁に仲良くゴルフで遊んでることも描写すべき。その上でマスコミが間違っていた、安倍政権が正しかったと印象操作できるなら漫画家としては大したもんだと褒めてやってもいい。

でも『インペリアルコンシェルジュ』では良く分からないまま、いつの間に政権側は不正を行っていなかったと結ばれてる。結局、作者・藤栄道彦自身が安倍と加計の関係性を胡散臭いと思ってるからこそ、御子神と総理の関係性を描写しなかったことは明白。

インペリアルコンシェルジュ7巻 最終回
(インペリアルコンシェルジュ7巻 月刊コミックゼノン)
しかも言うに事欠いて、最終的には「新聞もテレビも自分たちの負けをほとんど報じなかった」とマスコミが大惨敗したまま完結してるwwwどこのパラレルワールドだよwww

仮にマスコミが敗北していたとしても、それは「安倍晋三一味が無実だった」からではなく、「安倍晋三一味の犯罪行為を追及できずにまんまと逃げられた」という点で敗北していたに過ぎない。そもそも首相動静を確認すれば分かりますが、安倍晋三はマスコミの幹部連中と頻繁に仲良く会食(接待)してる。これで「マスコミは安倍晋三の敵」とするのは、さすがに無知蒙昧も甚だしい。

森友加計事件は朝日新聞のフェイクニュースだと書いた自称著述家が朝日に軽く反論されてうろたえてますが、改めて風刺は頭が良くないとできないなとつくづく思いました。

ちなみに既にドル漫ではおすすめグルメ漫画ランキングも執筆済みなので、興味がある方はご覧ください。