かつて『いちえふ-福島第一原子力発電所労働記-』のネタバレ感想をレビューしたこともありますが、福島第一原発が爆発事故を起こしてから早6年が経とうとしています。原発の安全対策がずさんに行われていたため、福島県全域の半分ぐらいが放射能で汚染されたことは記憶に新しいです。もちろん福島県以外にも、他の東北や関東地方にも多くの被害が及びました。

だから福島県では農業が行われていないかと思いきや、この5年6年で雨風などで放射能が海に流されたこともあって悪影響は弱まりつつあるらしい。既に帰還困難区域の指定も解除された場所もあります。もちろん大部分の住民は戻っていないようですが。

そして、それに伴って信用するに値するかはさておき、日本政府が「安全宣言」を出したこともあって、福島県では農業が既に再開されています。出荷予定の全ての米の放射線検査もしているらしく、日本人の主食である米も福島県産のが全国各地で販売中。既に奈良県でも福島産の米が販売されていました。

福島県産の米・銘柄はひとめぼれ
そこでなんとなく気の迷いで福島県産のお米を購入してみました。品種は「ひとめぼれ」。銘柄は「あさか舞(あさかまい)」と読むらしい。ササニシキやコシヒカリが品種名なのかブランド名なのかいまいち分かってませんが、既に自分は何杯かは福島県産のお米を食べました。

いつもはマンガのレビューをしてるブログですが、今回はお米のレビューをしたいと思います。果たして福島県産のお米は安全なのか危険なのか、めちゃめちゃヤバいのか。鼻血をぶっ放して倒れたのか。


福島の米を食べて鼻血は出ませんでしたが…


結論から書くと、フツー。他のお米と比較して特に「美味しい」とか「不味い」とかはありません。

でも多くの方が気になっているのは、やはり「健康被害」の点だと思います。ある漫画原作者が福島県産のものを食べて鼻血が出たといった表現が物議を醸したこともあります。特に妊婦さんや赤ちゃんがいる家庭は気になるはず。

結論から書くと、福島県産のお米を食べても鼻血は出ませんでした。ただ鼻汁は止まらない。最近は寒暖差が激しいのできっと風邪だと思いますが、やたらと鼻のムズムズしてお腹も…。もちろん関係性や因果関係は不明ですが、おそらくタイミング的なものか。


福島原発とわりと距離が近い郡山市


というか、そもそも福島県と言っても広い。どこで作られたお米なのか。未だに立ち入りが許されていない地域も多く、もちろんそんな場所で作られたお米とは思えませんが、やはり気になります。

福島県産の米・ひとめぼれ 郡山市の位置
自分が買った福島県産のお米は「郡山市」と呼ばれる地域で作られたらしい。袋の背面には「郡山市」の位置がご丁寧にプリントされています。意外と分かりやすい優しい配慮。

どうやら地図を見る限り、郡山市は「猪苗代湖」と呼ばれる湖に隣接している市町村とのこと。地図からも分かるようにかなり大きい湖で、日本で四番目に大きさに入るらしい。だから福島県郡山市という場所は、中学の社会科の授業であれば覚えやすい特徴的な場所。

何故なら、郡山市のちょうど右横に進むと福島原発がある。原子力発電は大量の水で冷やす必要があるので、厳密には海岸線沿いに位置してることが大半。福島原発もご多分に漏れず。

だから郡山市と福島原発の「距離が離れてる」ように一見すると見えます。さすがに福島原発が爆発したとはいえ、これだけ距離が離れていれば安心安全?そう思いますよね?

福島県 汚染マップ
http://www.kananet.com/fukushima-osenmap/fukushima-osenmap2.htm
ただ福島第一原発事故の放射線汚染マップを改めて確認しておくと、かなり広範囲だったことが分かります。ちなみに緑色ほど放射線の影響は弱く、赤やオレンジ色になるほど強い放射線で汚染されてます。

じゃあ郡山市はどこにあるのか?特徴的な猪苗代湖はどこにあるのか?この汚染マップでは少し分かりづらい。

福島県 汚染マップ 郡山市
http://www.kananet.com/fukushima-osenmap/fukushima-osenmap2.htm
そこで福島県の海岸線と猪苗代湖を黒いラインで囲ってみました。そうすると郡山市は割りと放射線で汚染されていたことが分かります。というか「郡山」の地名に下線アンダーラインも引いてるのでご確認ください。ほとんどオレンジや黄色。


風評被害とは言うが、食べたくないもんは食べたくない


福島県産の米・ひとめぼれ 郡山市の位置
もう一度、福島県産のひとめぼれの紹介文を読むと、「猪苗代湖からの清らかな水と澄んだ空気にも恵まれ、また内陸型の気候も米作りには最良の自然条件を備えてる」と書かれてる。住んだ空気かどうかはさておき、猪苗代湖の清らかな水という部分。

福島県 汚染マップ 郡山市
そこで汚染マップも改めて確認すると、どうやら猪苗代湖は汚染度は薄緑と弱い模様。

ただ、うさん臭い。何故なら、猪苗代湖だけを避けるようにして放射能に汚染されていないから。そんな神がかり的に避けてくれる訳がない。おそらく猪苗代湖に放射線を確かめる検査機器が置いてないから、何となく除外しただけじゃね?とつい疑問にも思ってしまいます。

海沿いの汚染状況を確認しても、アフリカの国境のように鋭敏で直線的。そんな放射線が規則正しく動いてくれるとは思えないので、このデータ自体もまだまだ不完全なんだろうと推察されます。つまり科学も万能ではない。

以上のことを総合的に考えると、風評被害とは言うものの、実際にどこまで風評被害なのかという話。

正直、「福島県産の米は作るな」という意見もごもっともというか、「食べたくない」「食べない」「食べさせない」という消費者がいても当然の話。あれだけ大きい放射能事故だったわけですから、「福島県産」というネームだけで避けてしまうのはむしろまともな消費者心理と言えましょう。

中には福島県産のお米が産地偽装され、全国のスーパーに出回ってるというウワサもありますが、福島県産のお米などが売れないのは自然な話。何故なら、あえて「福島県産を選ぶ意味やメリット」がないんですから。

だから、そもそも「福島県産」にこだわるかが分からない。今回の自分の購入したケースであれば、「郡山産」を前面に出せばいいだけの話。…いや、逆に「福島県産」ということで同情を買わないとダメなのかも知れない。


所詮は「安心」「安全」と自分が思い込みたいだけ


確かにフジテレビ系列の番組で「セシウムさん」など茶化したことが炎上になったりしたものの、少なくとも、福島県産のお米を買わない人たちを批判するのもお門違い。NHKなどでは「福島県産は売れないから買おうよ」キャンペーンをやっていますが、消費者側に福島県産のお米や野菜を買う義務がないんだから。

そもそも「福島県産の米は安全ダー」「買わないヤツは非国民ダー」と壊れたレコードのように繰り返し叫んでる安全連呼厨(ネーミングセンスのなさはスルー推奨)に限って、福島県産の米を食ったことがないという不思議。

しょうもないツイートやコメントしてる暇があれば、是非福島県産のお米を消費してあげればいいだけ。インターネットでは「お取り寄せ」できるので、スーパーなどで福島県産の米や野菜が売ってないという言い訳は通用しません。

うつヌケ 鴨川良太
(うつヌケ)
例えば、いずれレビューを予定してますが『うつヌケ』というエッセイ漫画にこういう頭の悪い「安全連呼厨」が登場する。鴨川良太という科学ライターは東日本大震災後、Twitterで「福島原発は大丈夫!」「福島県産は安心」だの必至にツイートしまくってたらしい。

でも実際には鴨川良太自身が不安で全身に苛まれていて、その不安をごまかすために必至に「安全安心」を連呼してただけ。この鴨川良太は最終的に「関西に逃げよう」と妻に言い出す(笑)

だから最近だと東京の豊洲新市場の汚染問題もクローズアップされていましたが、ここでもやたらと「安心安全」を連呼してる連中がいました。LINEの上級執行役員の田端信太郎などは、もはやコイツはいつ仕事してるんだという。NAVERまとめで他人のコンテンツをせこせことパクるくせに、ゴクツブシを養う余裕だけはあるらしい。

それはさておき、危険なものを危険だと反応する人に対して、やたらと過剰に安心安全を押し付ける人間というのは、自分自身がそれだけ不安に感じてる証拠なんだと思います。こういう連中が消えない限りは、少なくとも「風評被害」とやらは根絶されないのでしょう。別に中国産やアメリカ産の野菜や米を買わないからって誰も怒らないもんね。

以上、福島県産のお米を買いましたというレビューでした。既に日本国内では再稼働してる原発も少なくない中、日本に原発を稼働させていいのかも含めて、改めて考え直したい所であります。

ちなみにハンターハンターの電子コミック版が欲しいのでアマゾンギフト券1万3000円分をいつでも待ってます。dorj.robinsonアットgmail.comまで気長に待ってます。さ、風邪薬のんで早く寝るか。