『ダンジョン飯』4巻のネタバレ感想。作者は九井諒子。ハルタ(KADOKAWA)で連載中のファンタジーグルメ漫画。『ダンジョン飯』3巻のラストでは5階のオーク城下町に足を運ぶと、そこは炎龍(レッドドラゴン)の気配。

ダンジョン飯4巻 炎龍 レッドドラゴン1
(ダンジョン飯 4巻)
そしてついに4巻では因縁のレッドドラゴンと相見える…という展開。レッドドラゴンは主人公・ライオスの実妹・ファリンを飲み込んだ炎を吐く龍。明らかに死亡フラグビンビンですが、果たしてファリンを救うことはできるのか?


VS レッドドラゴン・炎龍


…ということでVS レッドドラゴン。言うまでもなく、めっちゃ強い。四苦八苦するライオスたち。

レッドドラゴンは巨大な躯体は言うまでもなく、表面も鱗で覆われていて防御力最高。でも唯一の弱点が、首下。そこは鱗のスキマが大きく、また急所部分と重なる。いわゆる「逆鱗(げきりん)」と呼ばれる部分。

ダンジョン飯4巻 炎龍 タンギング
(ダンジョン飯 4巻)
ただレッドドラゴンは戦闘力が高い以前に、炎を吐く。具体的にはタンギングと呼ばれるそれは、体内に溜めた燃料を吐き出して、舌打ちの要領で着火させる。確かに説明されたら、なかなか合理的で現実的。

やはり弱点が分かったところで苦戦。いくら意中の女性の好みを知ったところで、自分自身のスペックが低ければ何の意味もない。サッカーで言えば、スペイン・バルセロナの弱点を理解したところで、日本の高校生チームが勝てないのと同じ。

ダンジョン飯4巻 炎龍 センシ
(ダンジョン飯 4巻)
そこで出たセンシの名言が「腹をくくれ。今までお前が食ってきた魔物の中に死力を尽くさないものがいたか。ここでは食うか食われるか」。モブのくせに生意気にカッコイイぜ、こんちくしょう。

ダンジョン飯4巻 炎龍 ライオス
(ダンジョン飯 4巻)
そして最終手段がセンシの鍋とマルシルの爆破魔法を併用することで、まさかのフライングライオス in the SKY。地味にライオスの口元に注目。風圧感を見事に表現。

無事何やかんやで急所をぶっ刺すことで、レッドドラゴンを見事に撃破。思いのほかアッサリ倒しちゃった印象。それでもかなり負傷を負ってしまったパーティ。

ダンジョン飯4巻 マルシル 回復術
(ダンジョン飯 4巻)
ライオスの千切れた足をマルシルが修復する場面は、ムダにリアリティーがあってキモいことこの上なし。

ダンジョン飯4巻 チルチャック回腹痛
(ダンジョン飯 4巻)
チルチャックも重傷を負うものの、無事マルシルの回復魔法で治る。でも急激に回復しすぎたせいで、まさかの「回復痛」。思わずなんだそれ。確かに負傷しようが回復されようが、急激な肉体変化がもたらされてることは間違いないので、そこで筋肉痛まがいの副作用が起きてもおかしくない。

さすがのセンシも「わしはいい!!自分で治す」とガクブル状態。

ダンジョン飯4巻 チルチャック
(ダンジョン飯 4巻)
他にもレッドドラゴン戦直前では、同じくマルシルから雑な扱いを受けるチルチャックに思わず同情。まさかの杖の形状とチルチャックの頭蓋骨がぴったり。


桂ファリンの人骨さんいらっしゃ~い♪


こんなモブキャラどうでもいいですねん。妹・ファリンはどないなりましてん。その気持ちよく分かります。…ということでファリンの核心部分のネタバレ。ネタバレが嫌いな方はスルー推奨。

やはりレッドドラゴンは巨大ということで、すぐにファリンは発見できず。

ダンジョン飯4巻 レッドドラゴン内を探索
(ダンジョン飯 4巻)
例えば胃袋にたどり着くだけでも一苦労。ちょっとした小さいダンジョン。センシも「単行で働いていた時代を思い出す」とポロリ。

当然火を吐くモンスターということもあってか、レッドドラゴンの体内の温度は熱い。火の扱いは注意だったりなど、意外とイベント要素が豊富。きっと『ダンジョン飯』の構想当初からあったアイデアなのでしょう。確かに面白い。

ダンジョン飯4巻 ファリン人骨
(ダンジョン飯 4巻)
んで結論から書いてしまうと、ファリンとはまさかの人骨でのご対面。桂三枝風に言うのであれば、人骨さんいらっしゃ~い♪明らかに死亡フラグビンビンでしたが、やはりの結末。

もうダメかと思いきや、そこでマルシルが禁忌の術を使うことでファリンの蘇生を試みる。隣にはレッドドラゴンの巨大な死骸があるので、禁忌の術に必要な膨大なエネルギーを賄うことに成功。ここまでの見事な展開はやはり当初から考えられていたアイデアなのでしょう。

ダンジョン飯4巻 ファリン人骨2
(ダンジョン飯 4巻)
でも、もちろん勝手に蘇生してくれるわけではないので、ファリンの人骨集めが始まる。ファリン以外にもモンスターの骨もあるなど、まさに骨が折れる作業。ただ二人はちょっとしたプラモデル製作的なノリ(笑)

ダンジョン飯4巻 ファリン復活
(ダンジョン飯 4巻)
結果、ファリンは見事に復活。主人公であり、兄でもあるライオスがこれまでダンジョン内で食べたモンスターたちの話を聞いて、めっちゃテンション上がるなど完全復活。めでたしめでたし。

ただ逆に考えると、『ダンジョン飯』のストーリーの発端であるファリン問題が解決したので、5巻以降の展開がどうなるのかというと、マルシルが使った禁忌の術を同じくエルフの男が偶然発見。このエルフ野郎と一悶着ありそうです。きっとマルシルと知り合いか何かだったりするのでしょう。


センシ、まさかのピザ屋を開店


…とここまでの感想を読む限り、一切グルメ描写が出てきませんでしたが、もちろん『ダンジョン飯』4巻にもグルメ描写はしっかりあります。炎龍戦前にはセンシが「レッツ炎龍にカツレツ」というダジャレ感満載のカツレツを作ったりしてます。

でも一番気になるのがレッドドラゴン。果たして主人公・ライオスたちはどうやって食べたのか?

ダンジョン飯4巻 センシ ピザ屋1
(ダンジョン飯 4巻)
結論から書くと、センシがおイタをしてレッドドラゴンの体内を燃やしちゃう。当然体内には燃料があるのでしばらく燃え続けてしまい、レッドドラゴン体内の肉を削ぎ落とすことも食すことも不可能。でも、これには一つのメリットがあった。

ダンジョン飯4巻 センシ ピザ屋2
(ダンジョン飯 4巻)
結果センシがどうしたかというと、まさかのピザ屋を始めてしまう。鉄板みたいなんはレッドドラゴンの鱗。なんという適応能力。他にも尻尾の肉でスープを作ったり、お前もうただのイタリアンシェフやんけ。


ダンジョン飯4巻総括



以上、『ダンジョン飯』4巻のネタバレ感想終了。

ダンジョン飯4巻 おまけ漫画
(ダンジョン飯 4巻)
今回の4巻にも「モンスターよもやま話」というおまけ漫画が収録。でも4巻に収録すべきページ数が足らなかったのか、これまで以上に膨大。結構読み応えがありました。あえて説明しませんが、画像は人魚。やっぱり気持ち悪いの一言(笑)

ダンジョン飯4巻 ナマリ 回復
(ダンジョン飯 4巻)
他にもレッドドラゴン(炎龍)戦の前には、地上に戻ったナマリのクダリも収録されてる。先程の回復ネタではありませんが、ナマリの体験談も変にリアリティーがあって面白い。

画像だと幽霊に取りつかれてグール化した人間を中途半端に回復させてしまうと、その冒険者の魂と悪霊の霊が混ざるから人格が変わってしまう恐れもある。確かにゲームだと「治るか治らないか」の二者択一でしかないものの、現実に回復魔法で冒険者を回復させる場合は色んな支障が起きそうです。