『東京喰種:re』6巻のネタバレ感想。作者は石田スイ。ヤングジャンプ(集英社)で連載中の吸血鬼漫画。前シリーズ「東京喰種 全14巻はどこが面白いのか?」の考察感想記事はレビュー済み。

5巻ではCCGが月山家(ロゼヴァルト)へ襲撃。月山習の使用人・カレン=フォン・ロゼヴァルトが高槻泉(エト)に改造されて覚醒。主人公・佐々木琲世(金木研)を追い詰めるものの返り討ち。

東京グール6巻 金木研2
(東京喰種re 6巻)
そして、親玉の高槻泉が襲撃した場面からの続き。


おやすみ佐々木琲世

東京グール6巻 金木研
(東京喰種re 6巻)
結論から書くと、金木研が復活。高槻泉に追い詰められることで、優しかった佐々木琲世という人格が消える。そして再び黒髪に戻る金木研。

「白髪=佐々木琲世」で「黒髪=金木研」ってことだったらしい。金木研は白髪になって強くなったはずので、本来の姿がそれかと思ったら実は逆。「白髪=佐々木琲世の人格」ってことなら、前作『東京喰種』時代から随分と前から金木研はいなかったのか。

東京グール6巻 金木研4
(東京喰種re 6巻)
月山習もポーンとビルの屋上から投げ捨てる金木研。月山の使用人・カナエの「まッッッッッ」は多分爆笑するところ(笑)

このカナエに月山習は助けられて、結局はまた生き延びます。しぶてー野郎だぜ。そして霧嶋薫香たちと合流。父親である月山ミルモちゃんも生きていた模様。CCGの護送中にアオギリの樹が襲撃してきて、それに助けられるカタチ。月山家がとにかくしぶてー。

東京喰種6巻 ビルでのバトル描写1
(東京喰種re 6巻)
金木研と高槻泉(芳村エト)のバトル描写はこんな感じ。高層ビルの側面を張ってのバトル。そして直後のページが…
東京喰種6巻 ビルでのバトル描写2
(東京喰種re 6巻)
オゥ」。高槻泉の瞬間移動っぷりがパない。ガラスも大量にパリンパリン。アシスタントの方 お疲れ様です。チラッと外から見える自販機あたりもポイントか。

ただ全体的にやや大味すぎるかも。この場面に限った話ではないですが、逆にみんなバケモノ並に強くなりすぎてアチコチ移動しまくり。映像的で派手ではあるんですが、ちょっと付いていくのが大変かも。

東京グール6巻 金木研3
(東京喰種re 6巻)
最終的に高槻泉を蹴散らす金木研ですが、自分が大好きだった小説家(高槻泉)であることを認識してた模様。もっと金木研は驚くもんかと思ってましたが、いつ気付いたんでしょう。右から左へサラッと受け流すー♪

東京グール6巻 金木研5
(東京喰種re 6巻)
んで、金木研は准特等捜査官まで一気に昇進。有馬貴将と同じS3班へ配属。同時にクインクス班の指導者の任を離れる。見た目からも分かりますが、新生・金木研は有馬貴将にあからさまに寄せている感じの風貌。


不知吟士と芳村功善もおやすみ

東京グール6巻 瓜江
(東京喰種re 6巻)
そして、このロゼヴァルト討伐戦で不知吟士というキャラが死亡。叫んでるのは瓜江久生というキャラ。徐々に不知が死んでいく様が良かった。瓜江久生も功績が認められて、クインクス班の班長へ。

ちなみに不知吟士の遺体はアオギリの樹に奪われます。この襲撃によって、前述の父・月山ミルモちゃんが助かったカタチ。不知吟士は滝澤のようにイジくられているようですが、強さはオウルの比ではないでしょう。

東京グール6巻 安浦晋三平
(東京喰種re 6巻)
そして早くも部下を従えるわけですが、その一人の名前が「安浦晋三平」。一瞬、安倍晋三に見えたのは内緒。というか明らかに寄せている感じ。

他には髯丸トウマ、小静麗(シャオジンリー)とかいます。とうとう石田スイは中国名にまで手を出しやがりました。

東京グール6巻 芳村と不知
(東京喰種re 6巻)
でも不知吟士は無駄死にということではなく、芳村功善(あんていく店長)を討ち取ることに貢献。結果的にトドメを刺したのはウリエですが、芳村は最強に強かった喰種だったもののアッサリ死亡。

ちなみに画像は少し見づらいですが、芳村は倒される直前に「先に逝くぞ、エト」と言ってる。
エトとは芳村の娘である高槻泉のこと。前シリーズ『東京喰種』のラストで感動的(?)な対面をした二人ですが、それ以降のことは何も描かれることはなく、そして芳村のその後も描かれることはなかったのは消化不良。芳村功善を何故連れ去ったのか、芳村功善もアオギリの樹としてバトルしてたのか。娘への罪滅ぼし?

一応、高槻泉が小説家として活動する前後の過去編は描かれます。これが一つの伏線となって、金木研たちに囚えられていた編集者・塩野を助けるために、高槻泉が自らCCGに逮捕されます。前述のようにロゼヴァルト(月山家)討伐戦では金木研と高槻泉との間には壮絶なバトルがあったので、何か一悶着でも起きるのかと思いきや何もなし。

東京グール6巻 高槻泉3
(東京喰種re 6巻)
高槻泉が遺作を発表する記者会見を何故か開くことになって、そこで高槻泉が「自分が喰種であること」を突如として告白。果たしてどうなる?みたいなところで6巻は終了。

一応展開としては、流島という場所でアオギリの樹と最後の一戦を行う予定。でも実は「高槻泉は隻眼の梟(アオギリの樹のボス?)ではなかった」ことが発覚。だからこそ自らCCGに自ら逮捕されに投降したんでしょうが、じゃあ一体本当の隻眼の梟は誰なのか?既に登場してるキャラなのか。わざわざ高槻泉がCCGに投降した意味もそこに関係してそう?


総合評価


良くも悪くも相変わらずの展開って感じでしょうか。

しかし復活したブラック金木研が鬼畜かと思ったら実は月山習を助けようとしていたり、結局白髪と黒髪のどっちの金木研が強かったのかを含めてよく分かりません。そこら辺の揺れる心理描写がミソなんでしょうが。あと結局金木研はCCGから抜けるわけではないので、状況的に霧嶋薫香たちの元へ戻っくるのは先か。いや金木研はどんどん退廃的になってるのでむしろ「:re」に戻ってくる日は近付いてるのか。

『東京喰種:re 7巻』の発売日は6月17日になります。