『東京喰種JACK』のネタバレ感想。作者は石田スイ。少年ジャンプLIVEで配信されてた、『東京喰種(全14巻)』のスピンオフ漫画。この東京喰種JACKでは喰種捜査官・有馬貴将をメインに扱ってる。

あらすじ

前述の通り、メインキャラクターは有馬貴将。でもどちらかと言えば主人公は、誠清高校に通う「富良太志」という高校生。その高校へ有馬貴将が転校生として現れるところからストーリーが始まる。

東京喰種の本編はガッツリしたバトルマンガだから、そのスピンオフマンガということでゆる~い感じの青春学園マンガを勝手に想像。だから有馬貴将の「喰種捜査官になる前の話」が始まるかと思ってたら、
東京喰種JACK 有馬貴将
実は有馬貴将は高校生当時からバリバリの喰種捜査官。だから東京喰種JACKの展開としては、ほぼ本編と変わらずバトル描写が満載。ちょっと有馬貴将の意外な一面が見れるかと思いきや、基本的に本編と同じくクールボーイ。

東京喰種JACK ランタン
その有馬貴将と富良太志が「ランタン」と呼ばれる喰種と戦うというお話。

富良太志目線で読みやすい

本編の東京喰種とは違って、登場するキャラクターは少ないので、ムダに展開が渋滞することはない。基本的に富良太志と有馬貴将と、喰種のランタンのみ。だから対立の構図はシンプルで明確だから、本編の東京喰種とは違ってマンガとして読みやすくなってる。

東京喰種JACK ランタン オチ
「せっかく勉強したのになぁ…」というオチのランタンのセリフでは『喰種の悲哀』も表現できていて、ストーリーとしての完成度も高かった気がする。本編でもきっとこういう感じを描きたかったんだろうなと推察。

このランタンの正体は比較的誰かは当てやすいんですが、ただ展開のテンポ感に救われてる。「多分コイツかなー」と思った瞬間ぐらいにポンと答え合わせがされるので、良い意味で出し惜しみ感がない。

画が雑すぎる

ただ敢えて「東京喰種JACK」に敢えて一言言うとしたら、とにかく「絵が雑」すぎる。

東京喰種JACK 絵が雑
言っちゃえばネームや下書きレベル。無料サイトの少年ジャンプLIVEで公開したのを、そのまま掲載してる。

コマ割りも大雑把で大味。もちろんタブレットやスマホで閲覧するという前提で書かれてるんだと思いますが、それでもちょっと気になるレベル。もっと加筆があっても良かった気がする。

ちなみに「東京喰種JACK」は200円と激安。その「価格を考慮すると妥当」みたいな意見がAmazonでありましたが、だから何だよっていう。そんなこと言い出せば青年コミックは500円と高いですが、じゃあ400円ちょっとの少年コミックより絵がキレイなマンガばっかなのかって話。

そもそも残飯を売ってるんじゃないんだから、もっと価格が高くても良かった気がする。どうせ安く設定したって買わない人は買わないんだから。

バトル描写は相変わらず良い

ただその雑すぎる絵が、バトル描写では却って味になってる。

東京喰種JACK 絵が雑だがバトル多いので見れる2
動きのある画は上手い作者(石田スイ)だと思うので、ポンポンポンと読み進められる。

東京喰種JACK 絵が雑がバトル多い
有馬貴将の武器(カグネ)をパパっと取り出して掴むシーンはヤバい。

総合評価評判口コミ


画の粗雑ささえ除けば、東京喰種JACKで特に批判する点は見当たらない。むしろ本編の東京喰種より素直に評価しやすかった。良い意味で肩の力が抜けていて、本編の「あのキャラも…このキャラも」みたいにゴチャゴチャしすぎてないのが良い。

改めて思うのは、ちゃんと一つの展開を描き切ってから、次の展開を進めろよという感じ。マンガだからといって無限にページ数が用意されてるわけじゃありませんから。

あと今更ですが読み終わって思ったのが、富良太志って誰やねん(笑)
コンビを組んでる平子ナントカは最近覚えたんですが、最後まで誰か分からなかった。