『神のみぞ知るセカイ』全26巻のネタバレ感想。作者は若木民喜。少年サンデー(講談社)で連載されてたラブコメ漫画。この記事タイトルにも書いてますが、桂木桂馬が最後に選んだ女の子キャラのネタバレがあるので注意。

あらすじ

主人公は桂木桂馬(かつらぎけいま)。高校二年生のギャルゲーオタク。

神のみぞ知るセカイ1巻桂木桂馬
(1巻)
クリアーできないゲームがないことから、通称「落とし神」。要するにギャルゲーの女の子だったら、誰でも口説き落とせるってこと。

そこでエルシィという悪魔が突然現れて、女の子に取り憑いた「駆け魂」を捕獲したいと助けを求めてくる。その「駆け魂」を女の子の中から追い出すには、心のスキマを埋める必要がある。それが『恋愛』という感情。

そして桂木桂馬が駆け魂に取り憑かれた可愛い同級生たちをどんどん口説き落として救っていく。だから「ギャルゲーマニアのオタクがリアルの女を口説く!」というストーリー展開の漫画。

前半の展開ははほぼオムニバスに近い展開で、テンポ良く読めて面白かった印象。リアルの女の子に反吐を吐きつつも、ギャルゲー理論を駆使して攻略していく姿は、良い意味でのギャップ感があった。今までありそうでなかった設定も良かった。

女神編以降の展開が退屈

ただ中盤の女神編以降は微妙。

神のみぞ知るセカイ13巻女神たち
(13巻)
今まで口説き落とした女の子の中に「女神」が潜んでいる…という展開なんですが、悪く言えばキャラクターの使い回し。

神のみぞ知るセカイ19巻女神たち
(19巻)
一応女の子に応じた女神が新たに登場するも、展開に二番煎じ感や既視感は否めない。

20巻前後から始まる過去編は更に退屈。ストーリーの軸がどこに向かって進んでるかが分からず、一向に何かが進展する兆しも見られない。展開そのものに矛盾はないんでしょうが、一話一話一巻一巻がとにかく退屈。これ以外に表現しようがない。

きっと作者は長編のストーリーものにはあんまり向いてないのかも。プロットやストーリーの構成自体が完璧でも、数話単位で読ませる山場を作れないとゴールに辿り着く前に打ち切られちゃう可能性もありそう。

桂木桂馬が最後に選んだ女の子は?

そして『神のみぞ知るセカイ』のラストのオチ。主人公の桂木桂馬はずっとゲームの世界に逃げ込んでいたんですが、最後はリアルの女性を選択する。

神のみぞ知るセカイ26巻ちひろ
(26巻)
それが「ちひろ」という女の子キャラクター。

神のみぞ知るセカイ12巻ちひろ
(12巻)
性格的にはツンデレっぽいキャラ?

アリっちゃアリなオチとも思いますが、個人的にはあんまり思い入れはないキャラかな。唐突っちゃ唐突。意外感は確かにありましたが納得感という点では薄いかも。

総合評価

序盤は意外と面白かったんですが後半は退屈で死にそう。惰性だけで連載が続いてた印象。もし少年ジャンプで連載してたら16巻17巻を待たずに打ち切りでしょう。

間の女神編以などをスッコーンと抜いて、オチをパパっと持ってきた方が物語としてスッキリしてたかも。こんなことを言ったら元も子もないですが、少年サンデーだとこんなもんでしょう。Amazonのレビューでもありましたが、「風呂敷を畳んだ」こと自体を評価すべき系漫画だったのかな。そういや小六の女の子はどうなったんだろう…。

神のみぞ知るセカイ画集EVERY LOVELY ANGEL
ちなみにキャラクター自体は可愛らしい女の子が多く、画集ではこういったフルカラー画像が載ってまふ。



◯展開★4◯テンポ★3.5
◯キャラ★3.5◯画力★3
◯全巻大人買い…★3.5
◯81点!!!!