『食戟のソーマ エトワール』1巻のネタバレ感想。原作は伊藤美智子、作画は昭時大紀。少年ジャンプ+で配信中のグルメ漫画。


あらすじ

いわゆる食戟のソーマのスピンオフ漫画。

食戟のソーマ エトワール1巻 四宮小次郎2 性格悪い
(1巻)
主人公は本編でもちょいちょい登場してくる、四宮小次郎。遠月学園出身の態度も料理の腕も一級品のイケメン料理人。

食戟のソーマ エトワール1巻 四宮小次郎1
(1巻)
後述しますが、「食材の価値も分からないのか?このトマトはお前らよりよほど価値がある(キリッ」と言葉遣いの悪さも天下一品。


四宮小次郎のフランス時代編

ざっくり言うと、四宮小次郎でフランスで働いていた時代の話。もっと言うと、フランスへ旅立って働き始める頃の話。

食戟のソーマ エトワール1巻 四宮小次郎の高校生編
(1巻)
だから高校生時代の四宮小次郎も登場。まだ擦れてない、爽やかなオーラを放ってます。セリフも「レストランで一から修行してそっから店を出す」と何だか初々しいです。乾日向子という日本料理専門の毒舌家も登場したりします。

ストーリーとしては、最初に働き始めるフランス料理店の店主・エルベが今にも立ち退きを迫られている。それを四宮小次郎が果敢に立ち向かって状況を打開するという展開。だから良くも悪くも?、本編の『食戟のソーマ』ほど奇をてらっている感じではありません。


本編 食戟のソーマより劣る部分とは?

結論から書くと、そこまで面白くはありません。そこで本編『食戟のソーマ』よりも見劣りする部分をピックアップしてみます。

まずは画力。表紙だけ見ると上手そうに見えますが、いざ読み始めてみるとキャラクターの手の感じなど、至って平凡。大人向けの漫画にもありがちですが、「表紙だけ上手い」というパターンのやつ。どうしても絵柄を似せてきてる分だけ、本編の作画を担当してる佐伯俊とのレベル差が歴然。

食戟のソーマ エトワール1巻 料理描写は少なめ
(1巻)
だからか分かりませんが「料理を作ってる過程」の描写が少ない。肝心の料理の絵はまずまず上手いんですが、豪快に料理してまっせという描写が少なく、言葉で説明して乗り切ろうとしてる印象。全体的にダイナミズムみたいなんが足りない。

そして食戟のソーマといえば、料理を食べたあとのリアクション。もちろんこの『エトワール』でもあります。
食戟のソーマ エトワール1巻 パロディーが多め
(1巻)
舞台がフランスということもあって、まさかのベルサイユのばら。このネタは面白かった。ただコチラも描写量が少なく、極端なことを言うと、この場面だけ。せっかく面白い演出方法があるんだから、少年ジャンプ+という媒体ということも考えるともっと冒険してほしかった。やっぱり物足りない。

総合評価

まあ「こんなお話もありまっせ」というフツーのスピンオフ漫画。やや点数は厳しめに採点しましたが、四宮小次郎好きなら80点ぐらいかな。

本編である食戟のソーマの路線を継承したいのか、継承せずに全く新しい路線に歩もうとしてるのか、どっちつかず。絵柄を見ると本編に似せてこようとしてるのかなーと推察しますが、だったらもっとリアクション描写を増やした方が無難。

ただ絵柄や作風を似せてきたところで、本編食戟のソーマを描いてる佐伯俊との実力差は明らかなので、はっきり割り切って違う作風に描いても良かったかも知れません。ちなみに本編 食戟のソーマが面白いか否か考察したレビュー記事も参照してみてください。