『食戟のソーマ』1巻から18巻のネタバレ感想をレビュー。原作者は附田祐斗、作画は佐伯俊。協力が森崎友紀(エロいオバちゃん料理研究家)。少年ジャンプで連載中のグルメ漫画。出版社は集英社。

漫画タイトルの読み方は「しょくげきのソーマ」。あらすじは後述しますが、ソーマは主人公の名前。ただ「食激のソーマ」や「食檄のソーマ」「食撃のソーマ」とは書きません。間違えやすい漢字ですが注意しましょう。

来月2016年7月からはアニメ二期が始まるなど割りと人気らしい。そこで食戟のソーマが面白いかつまらない漫画なのか考察してみた。ちなみに自分は自動車ブログ「くるまン。」も運営中なので新型車のフルモデルチェンジ情報など興味がある方は後で良かったらどうぞ。


食戟のソーマのあらすじ物語・ストーリー内容

主人公は幸平創真(ゆきひらそうま)。父親・城一郎が経営する定食屋「ゆきひら」を手伝っていたものの、突如として一時的にお店を閉めてニューヨークへ行くと言い出す。偉大な父を超えるために日々料理の修行を励んでいた幸平創真は激怒。

ただ父・城一郎は幸平創真を遠月茶寮料理學園へ通わせようとする。幸平創真は当然快諾しないものの、そこは卒業率が10%未満の超絶エリートの料理学校だった。それを聞いた瞬間に身震いする幸平創真。

食戟のソーマ1巻 幸平創真と城一郎
(食戟のソーマ 1巻)
そして城一郎が「その学園で生き残れないようじゃあ俺を超えるなんて笑い話だな」と挑発…いや宣戦布告をされる。果たして幸平創真は無事遠月学園を卒業できるのか?父・城一郎を超えることはできるのか?といった内容のグルメマンガです。


料理描写など絵が上手い

冒頭でも書きましたが『食戟のソーマ』には作者が3人います。原作者と作画者と料理のアイデアを出してる料理研究家。その中の作画を担当している佐伯俊は、とにかくかなり絵が上手い。

食戟のソーマ4巻 料理描写
(食戟のソーマ 4巻)
例えば料理もかなり旨しそう。まさに美味。

食戟のソーマ12巻 料理描写 刺し身
(食戟のソーマ 12巻)
こちらはサンマの刺身ですが、やはりこちらもおいしそう。ただ逆に美しすぎるが故に、良い意味で生々しさがないので「まずそう」と感じる読者もいるか。

食戟のソーマ1巻 料理描写 幸平創真
(食戟のソーマ 1巻)
また調理している描写もかっこいい。かなりダイナミック。

食戟のソーマ3巻 料理描写 タクミ・アルディーニ
(食戟のソーマ 3巻)
こちらはタクミ・アルディーニという登場人物ですが、とんでもないカタチをした包丁・メッザルーナで食材を細かく刻んでいる最中。包丁が一つの武器としてまさに機能してて、さながらバトル漫画を彷彿とさせます。

食戟のソーマ12巻 幸平創真 タクミ・アルディーニ
(食戟のソーマ 12巻)
『食戟のソーマ』では主に料理バトルが行われるんですが、この戦いが作中では「食戟(しょくげき)」と呼ばれてます、キャラクターたちが食材を持ってなかったらとてもグルメ漫画とは思えない雰囲気です。

食戟のソーマ6巻 才場城一郎 表情力
(食戟のソーマ 6巻)
作画・佐伯俊は画力が高いので、こういったキャラクターの表情を描く力もあります。画像は父・才場城一郎。それが緊迫感ある食戟バトルの展開に対して、更に緊張感を染みこませるための「隠し包丁」的な役割を果たしてくれています(ドヤ顔)。


食後のオーバーリアクションがワロタ

この画力の高さがムダに遺憾なく発揮されるのが、料理を食べた後の人たちのリアクション。これがオーバーリアクションにも程がある。

食戟のソーマ1巻 薙切えりな
(食戟のソーマ 1巻)
特にセクシー描写が見所。あまりの料理の美味しさにちょいちょい女子たちの衣服がはだける。画像は薙切えりなですが、料理を作った幸平創真風の天使が脱がしにかかってる場面。「来ないでよー」というセリフも、同時に料理の旨さに抗えないという演出も込められています。

食戟のソーマ10巻 食後デフォルメセクシーリアクション
(食戟のソーマ 10巻)
この画像に至っては、内なる食欲が完全にひん剥かれてしまいます。もちろんあくまでデフォルメですので、実際に衣装がこんなにビリビリになるわけではありませんw

でも女子だけではなく審査員のオッサンたちも食後に肌が露わになるんですが、まさに誰得といった感じなので画像は割愛しますが、そういった笑いに走った大げさな描写も多め。

食戟のソーマ4巻 魔法少女のコスプレ
(食戟のソーマ 4巻)
例えば、謎の魔法少女のコスプレ集団が現れることも。真ん中のハゲたオッサンは、堂島銀。遠月学園卒業生で首席で合格した逸材。現在は遠月リゾートの総料理長。そんな堂島銀に魔法少女のコスプレをさせて、しかもキャベツ風ということでますますシュールさ全開。

他にも柿ピーの被り物を被ったり、リンゴの王子様みたいなんも登場する。悪ノリするにも程がある。一体何を伝えたいのか不明な時もありますが、まさにワロタな演出。

食戟のソーマ11巻 ジョジョ風
(食戟のソーマ 11巻)
そして画像は荒木飛呂彦の『ジョジョの奇妙な冒険』風ですが、たまに他のマンガとのコラボも見られます。画像は田所恵と黒木場リョウですが、叫び声が「エビエビエビエビエビーッ!!」「帆立帆立帆立帆立帆立ーーッ!」と完全なる食材名を連呼してるだけ。まだ百歩譲ってエビはまだしも帆立(ホタテ)は無理がないか?w

食戟のソーマ10巻 食後の悪魔
(食戟のソーマ 10巻)
でもちょいちょい打って変わって、モンスターや悪魔みたい恐怖感を煽る演出も。このギャップ感がまた面白い。

『食戟のソーマ』のアニメは残念ながら一度も観たことはありませんが、こういう場面は映像になった方がゼッタイ面白いと思います。思い返してみると『ミスター味っ子』というアニメが昔放送されてましたが、特に中でも「味皇」の大げさなオーバーリアクションが話題でした。

だからここが『食戟のソーマ』のアニメ人気の理由かなーと推察してみます。ま、お色気シーンを嫌いな人なんていませんからねッ!( ・´ー・`)ふっ


シリアスな王道展開はつまらない?

でも最近の展開はそういったギャグ要素やセクシー要素が減って、徐々にストーリー物としての要素が強くなってる。確かに大げさなデフォルメばっかりだとワンパターンな展開になりがち。だから良くも悪くも「王道シリアスなグルメ漫画」に変化してます。

食戟のソーマ14巻 幸平創真
(食戟のソーマ 14巻)
確かに、主人公・幸平創真の料理に対するひたむきな姿勢や真剣な迫力は魅力の一つ。口癖である「おあがりよ」は決めセリフ的なカッコ良さもあります。それだけでも読めることは読めますが、やはり「物足りなさ」が無くは無いです。

だから王道要素を取り込んだことが「進化」と表現するなら「進化」。「退化」と表現するなら「退化」という評価もできます。読者が求めてるモノとマッチングしてるかは微妙で、そこら辺のことが「つまらない」といった評判に繋がっているのかも。


食戟のソーマの総合評価・評判・口コミ


『食戟のソーマ』の感想レビューをまとめると、全体的にレベルは高め。作画・佐伯俊の画力はシンプルに見栄えが良い。原作・附田祐斗のキャラ設定も個性的で、ストーリーもテンポ良く読みやすい。読んでて泣いたり心が震えるようなことはないものの、「食戟」の胸熱さはバトル漫画に引けを取らないそれ。

先程は王道展開を批判しましたが、『食戟のソーマ』の掲載順位は比較的安定して真ん中より上を維持してることが多い。また少年ジャンプの電子版では毎週『食戟のソーマ』のフルカラー版が配信されてるぐらいですから、「キワモノ→王道路線」はしっかり読者には好意的に受け止められているのかも。だからそんなに早く最終回を迎えることはない?