『ワンピース』78巻のネタバレ感想。作者は尾田栄一郎。少年ジャンプ(集英社)で連載中のバトル漫画。

これまでの経緯

主人公はルフィ。マリンフォード頂上戦争後、2年間の修行をした後、シャボンディ諸島で再び仲間たちと集結。パンクハザード島ではローを仲間に引き入れ、四皇であるカイドウを倒すため、まずはその部下的な王下七武海・ドフラミンゴを捉えようとする。

そしてドフラミンゴが根城とするドレスローザで潜入した…というところの話。77巻ではローとドフラミンゴの実弟・コラソンとの過去が明らかになるなど、物語はいよいよ佳境に突入。


熱いセリフ!

簡単にストーリーをネタバレしておくと、レベッカの父・キュロスとドフラミンゴの部下・ディアマンテとの一戦。ディアマンテの降り注ぐトゲの鉄球を物ともせず、キュロスがぶった切って倒す。

このバトル時にキュロスが娘であるレベッカに放ったセリフが熱い。レベッカは傷つく父・キュロスが見てられず、思わずディアマンテとのバトルに加勢しようとする。でもキュロスはそれを止める。
ワンピース78巻 キュロスとレベッカ
(78巻)
何故なら、「あのコロシアムに立ってなお、人を傷つけなかったお前の手はまだ美しい!」から。今更敢えて詳しく説明もしませんが、コロシアムでレベッカは敵を場外に押しやることで無敗を貫いてた。それを自分の為なんかに愛娘の手を血で汚したくはない。

キュロスはドフラミンゴのせいで人形にされてた。そこで「わかるまい!愛する者に忘れられる絶望など!何に触れても感じることのできない苦しみなど!」というセリフを放つ。つまり、お前のトゲの鉄球の痛みなどむしろ喜びでしかない的なこと。

リク王のセリフも熱かった。ドレスローザの元国王。ドフラミンゴは半ば侵略するカタチでドレスローザを乗っ取った。厳密にはドフラミンゴのドンキホーテ一族がはるか昔に統治してたんですが、そこら辺のクダリは73巻あたりで。

そこでリク王がドフラミンゴ一味にバカにされる。ただリク王は言う。「確かに国を守れなかった私は無能…」
ワンピース78巻 リク王1
(78巻)
だが人間であるための努力はした!殺人を犯さなければ生きてはいかんと言うのなら、私は進んで死を選ぶ!」。どこぞの国の総理大臣にも聞かせたい言葉?

終盤ではドフラミンゴが「鳥カゴ」という技を更に収縮させていく。結果、その中にいる市民や国民がまさに切り刻まれようとしてる。ただ残りはドフラミンゴを倒すだけ。その中でもリク王が「生き延びてくれ!希望はあるのだ!どうか諦めないでくれ!」というセリフも熱かった。


ギア4 (フォース)とは?

ルフィはベラミーの一戦後(最後までとんだ噛ませ犬だったベラミー)、ドフラミンゴの元へ。ただローがドフラミンゴにボコボコにされて瀕死状態に。

ワンピース78巻 ルフィとドフラミンゴ
(78巻)
そして今にもドフラミンゴに踏み潰されそうになるものの、ルフィがそれを足で止める。この構図とコマが地味に好き。足を足で止めるという不躾な感じが素敵。

ワンピース78巻 ローのガンマナイフ
(78巻)
ちなみに厳密にはローがドフラミンゴに直前で「ガンマナイフ」を使って一矢を報いるものの、ドフラミンゴは損傷した内臓を糸の能力を使って、まさかの完治。え?卑怯じゃね?w

ワンピース78巻 バトル描写
(78巻)
ルフィとドフラミンゴのバトル描写ですが、言うほどゴチャゴチャはしてない?ただ線がムダに多いのは気になりますが。

でも決着が付かない二人のバトル。膠着状態が続く中、ルフィは秘密兵器を披露。
ワンピース78巻 ルフィのギアフォース
(78巻)
それがギアフォース(4)。武装色を身にまとった状態で筋肉風船を全身に使ってる感じ。これで空を飛ぶことも可能w

ワンピース78巻 ルフィのギアフォース2
(78巻)
膨らませた腕に拳をギューンと縮めて格納してパワーを溜めることも可能。いわゆるロケットパンチ。もはや単なるバネバネの実?「ゴムゴムの実」という語感からはさすがにかけ離れてきた感もありますが、とにかくパワーアップ。

理屈は不明ですが、「大蛇砲(カルヴァリン)」という必殺技は敵を自在に追いかけることも可能。これまでのルフィだと真っ直ぐにしか腕がギュイーンと伸びませんでしたが、それがカクンと途中で直角に曲げたり四方八方へ伸ばすことが可能。なんだよそれ!っていうw

ラストは両拳を格納した「レオバズーカ」でドフラミンゴを一蹴。ただネタバレしておくと、この一発ではドフラミンゴは倒れずに何やかんやがまた続いた気がしますが、79巻でようやくドレスローザ編(ドフラミンゴ編)が完結するはず。

ワンピース78巻 ゾロの馬鬼
(78巻)
ちなみにゾロとドフラミンゴの部下・ピーカの戦いでは、ゾロがまさかの「馬鬼(バキ)」という必殺技を発動。尾田栄一郎も『刃牙道』とか読んでるんでしょうかw


総括

相変わらず爆売れはしているONE PIECE。ただ「ゴチャゴチャしている」という批判も相変わらず多い。実際キャラクターが敵も含めて多すぎ。

特にドレスローザ編は序盤がヒドかった。正直ほとんど誰が出てたかは覚えてない。しかも敵のドフラミンゴファミリーも紛れ込んでて、もはやウソップとのクダリで絶妙な表情を見せたシュガーぐらいしか覚えてない。ドフラミンゴの部下はもっと少数精鋭で良かったのに。

またルフィたちは三手に分かれてましたが、結局アレも何だったんでしょうか。話の軸も多すぎた。しかも活躍するのは結局いつものメンバーですし、毎回ブルックやフランキーとか空気もいいところ。果たして仲間にした意味はあったんでしょうか?モモタロウとかそんなヤツもいましたが、コイツどこ行ったの?的な。

だから全体的に忙しく読まされてる感じはする。ドレスローザ編は71巻から始まりましたが、ストーリーも進んでるようで進んでなかったような、よく分からない展開だった。サボが登場するなど、今後は革命軍も本格的に絡んでくるでしょうから、最近休載が多すぎる尾田栄一郎は更にパンクすること間違いなし。

果たしてONE PIECEのストーリーは収拾がつくのか?名探偵コナン以上に不安しかない。本当いい加減キャラクターを減らす努力をしてほしい。

◯展開★4◯テンポ★3.5
◯キャラ★4◯画力★4
◯全巻大人買い★4
◯おすすめ度…85点!!!!