日本で一番発行部数が多い漫画といえば、やはり少年ジャンプの『ONE PIECE(ワンピース)』。それは「これまで」も「これから」もおそらく変わらないはず。実際2015年6月15日には「もっとも多く発行された単一作家によるコミックシリーズ」として『ONE PIECE』はギネス記録にも登録されているそう。

1997年から連載が開始した『ワンピース』は今年2017年で20周年を迎えました。少年ジャンプの連載漫画の中でもかなりの古株に入ります。連載期間が長期化すれば発行部数が伸びて当然…と考えるのが自然ですが、それにしても『ワンピース』の累計発行部数(売上)がヤバかったという話。

そこで今回は漫画『ワンピース』の発行部数の推移をざっくり確認したいと思います。


累計発行部数1億部を達成した期間がわずか7年間


まず『ワンピース』の累計発行部数が1億部に達したのが2005年。いきなり億超えの話から入ってる時点でいかに『ワンピース』の発行部数がヤバいか伝わると思いますが、前述のように連載が始まったのが1997年ですから足掛けわずか8年で達成した。

しかも『ワンピース』1巻が発売されたのは1997年12月29日。厳密にはほぼ1998年からと言えると思うので、『ワンピース』が累計発行部数1億部を達成したのが実質7年という驚異的なスピードを誇ります。

この発行部数を一年に換算すると1400万部ですから、『ワンピース』は毎月100万部以上を7年間コンスタントに続けた計算。巻数に換算すれば40巻ちょいなので、当時で一巻あたり250万部程度を売り上げてる計算。


累計発行部数2億部を達成したのが2010年


当然、それはまだ2005年の話。まだまだ『ONE PIECE』の累計発行部数はぐんぐんと伸びます。次に気になるのはやはり発行部数2億部に達成したのはいつなのか?という疑問でありましょう。

結論から書くと『ONE PIECE』の累計発行部数が2億部を超えたのが2010年の話。つまり1億部を達成した2005年からわずか5年後。1億部に達成したのが約7年目でしたから、更に『ワンピース』は発行部数の伸びのスピードを上げてることが伺えます。

理由はシンプル。何故なら連載期間が長期化すれば巻数も増えるから。

2010年頃は巻数的には50巻台後半。『ONE PIECE』のストーリー的には、ちょうど白ひげと海軍たちがバトルってたタイミングあたりになります。1億部を達成したときから約20巻程度増えたので、その分だけ1巻から買い集める『ONE PIECE』の新規読者が増加するとその分だけ累計発行部数が伸びるスピードもアップする。

もちろん普通の長期連載漫画であれば、新規読者どころか既存読者すら離脱していく。普通は連載を重ねるごとに発行部数は落ち込んでいく。でも、この『ONE PIECE』だけは既存読者が逃げないどころか、連載を重ねるごとに新規読者を増やしてることが累計発行部数推移から読み取れます。


累計売上部数3億部を達成したスピードは当然更に?


この理屈で考えると『ワンピース』の累計発行部数の推移は、誰もが想像がつくはず。結論から書くと、更に『ONE PIECE』は累計発行部数を伸ばすスピードをアップさせてきます。

そこで『ワンピース』の累計発行部数3億部を達成した時期を見てみると、それが2013年。つまり先程の累計売上部数2億部を達成したタイミングから、わずか3年で一億部の発行部数を積み増してる計算。ちなみに、この2013年は『ワンピース』のストーリー的にはドレスローザ編あたり。巻数に換算すると70巻ちょい。

だから『ONE PIECE』は売上部数1億刷分を積み上げる間隔が7年→5年→3年と2年ペースで早まってることが分かります。ダレるどころか後半になるにつれスピードが増していく様は、さながらアフリカのマラソン選手並。このままのペースで『ONE PIECE』のコミックス販売巻数が進むと、わずか一年で一億部を積みます勢い?

ちなみにコミックス一冊400円×累計発行部数3億部をかけると、『ワンピース』の総売上高は120,000,000,000円。ゼロ多すぎて単位が訳わからんですが、ざっくり言えば売上高は1200億円になります。およそ集英社全体の一年間の売上に匹敵します(笑)

『ワンピース』の作者・尾田栄一郎がどれだけ印税収入を得ているかは無粋なので(コチラがみすぼらしい気持ちになって泣いてしまうので)止めておきましょう。


でも最近のONE PIECEの発行部数は落ち着いてる?


じゃあこれまで説明した流れで考えたら、2016年時点で『ワンピース』の累計売上部数は4億部を超えていても良さそう。ただ残念ながら2017年半ばの現時点では、まだ『ONE PIECE』は累計発行部数4億部を達成していない模様。

具体的に分かる範囲で書いておくと、2016年7月の時点における『ONE PIECE』の累計発行部数は3億4000万部とのこと。ここ数年で積みました発行部数は4000~5000万部に留まってる計算になるので、つまり『ONE PIECE』の発行ペースはかつての約半分程度に落ち込んでいる模様。

だから最近の『ONE PIECE』の発行部数は急激に落ち着いたと判断して良さそう。

この理由を考察してみると、例えば『ワンピース』のアニメ。テレビ業界全体で視聴率が低迷してますが、フジテレビ系は露骨に顕著。そのことが『ONE PIECE』のアニメ不振にも悪影響を及ぼし、本家の原作漫画の発行部数にも影響してるのかも。

もしくは巻数が合計80巻以上と増えすぎたが故に、さすがに新規読者の獲得も減りつつあるのかも知れない。『ワンピース』に限らず『名探偵コナン』もそうですが、いくら人気マンガとはいえそろそろ100巻近い。特に小学生や中学生は1巻から集め始めるというのは至難の業。

ただ『ONE PIECE』ネタはブログでもアクセスをまだまだ稼げることを考えたら人気そのものが劇的に落ちたとは考えにくく、自分もここ数年でキンドルやコボといった電子書籍を購入する機会が増えたので、おそらく大人読者が紙コミックから電子コミックに移行しつつあるだけかなーと結論付けてみる。

以上、『ワンピース(ONE PIECE)』の累計発行部数に関する記事でした。ちなみに2017年10月16日に全世界での『ワンピース』の発行部数が4億3000万部超えであることが発表されました。内訳は国内の発行部数が3億6000万部に対して、海外での発行部数が7000万部とのこと。

ちなみに累計発行部数以外のマンガ『ワンピース』のこれまでの歴史(ドル漫)も参考になるので、気になる方は良かったらどうぞ。『ONE PIECE』の映画化のタイミングやキャラクターの参加時期などがフルカラー画像付きで解説されています。