『猫のお寺の知恩さん』1巻2巻のネタバレ感想をレビュー。作者はオジロマコト。前作はもう一つのマンガブログ「すごないマンガがすごい!」でもかつてネタバレ感想を書いたこともある『富士山さんは思春期』を描いてた人。

掲載誌はビッグコミックスピリッツ。出版社は小学館。ジャンルは青年コミックのラブコメ漫画。『猫のお寺の知恩さん』は絶賛AmazonのKindleなどでもダウンロード購入・無料で試し読み・立ち読みが可能です。

作者・オジロマコトは割りと前作が面白かったので、何となく『猫のお寺の知恩さん』が面白いのか、つまらないのか簡単に考察してみた。是非購入する時の参考に使ってみてください。


あらすじ登場人物 ストーリー内容


主人公は須田源(すだ・げん)という高校一年生。とにかく親元から離れたかったため、県外の高校に進学。当然一人暮らしは難しいため、かつてお世話になったこともある「お寺」に下宿させてもらう。

その寺は古寺澤知恩(こてらさわ・ちおん)という、昔仲良く遊んでいた女性が管理していた。古寺澤知恩の年齢は須田源と4つ5つ離れた19歳。須田よりやや年上のお姉さん。でも自分の記憶とは違い、どこか佇まいがクール。これも時間の流れか。

猫のお寺の知恩さん1巻 あらすじ1
(猫のお寺の知恩さん 1巻)
しかも「トイレに行く途中の廊下で後ろから子供の足音がしても振り返っちゃダメ」と、ちょっと怖いことを言ってくる。冗談かと思いきや、古寺澤知恩の表情は真顔。おいおい作者・オジロマコトはホラー漫画にでも挑戦したのか。

その夜、須田源はトイレに行く。ちなみにトイレは古いお寺ということもあってか、外に設置されてる。そのためトイレまでの道すがらにはお墓がたくさん。どう考えても出る雰囲気しかない。そして案の定、トイレから帰ると背後から足音が近付いてくる!!!

猫のお寺の知恩さん1巻 あらすじ2
(猫のお寺の知恩さん 1巻)
まさかのホラー漫画かと思いきや、古寺澤知恩がニタニタ笑顔でヒュードロドロ。まさかのドッキリ。クールな振る舞いは単なる前フリ。やっぱり古寺澤知恩は昔と変わらずイタズラ好きだった。もちろんホラー要素は一切その後出てきません。

猫のお寺の知恩さん1巻 ほんわか空気感
(猫のお寺の知恩さん 1巻)
『猫のお寺の知恩さん』はそんな二人の日常を切り取ったマンガになります。性別が男女同士ってことで少しラブコメ要素がほんのり甘く。果たして一つ屋根の下、二人の間で一体何が起こるのか?


古寺澤知恩というキャラクター


結論から書くと、ヒロインの古寺澤知恩が最大の魅力になるマンガ。言うまでもなく、漫画タイトルからして「知恩」とあるので言うまでもないか。

猫のお寺の知恩さん1巻 ケツ
(猫のお寺の知恩さん 1巻)
とにかく古寺澤知恩はケツがでっかい。ジーパンのパツンパツン感は割りと好き。富士山さんと違って、そこまで高身長ではないようですがムッチリバディ。

猫のお寺の知恩さん1巻 ケツ 小学生にもまれる
(猫のお寺の知恩さん 1巻)
スーパーで買い物してる時には小学生に母親と間違えられて、思いっきりムンズと掴まれることも。なんという熟女ケツ。穴を広げられるような揉まれ方をすると、さすがに男でも思わず「ファッッ」ってなります。

猫のお寺の知恩さん2巻 炭が顔につく
(猫のお寺の知恩さん 2巻)
お寺の倉庫で掃除していると、鼻の下には炭の跡。どこか抜けてるホンワカ感たっぷり。

ちなみに知恩の由来は「知足知恩」らしい。知足とは「足るを知る」こと。人と比べて不平不満を持たないこと。「知恩」は「恵まれていることを感じる心が大切」ということ。そこから祖父が命名したとのこと。


いつものホンワカしたオジロマコトワールド


だから『猫のお寺の知恩さん』は前作と同様にホンワカしたオジロマコトワールドが広がってて、作風や空気感的にはほぼ同じと評価してもいいぐらい。

猫のお寺の知恩さん1巻 二人の距離感
(猫のお寺の知恩さん 1巻)
古寺澤知恩と須田の何か始まりそうで何も始まらない絶妙な距離感。友達というか姉弟というか。

猫のお寺の知恩さん1巻 うなじ
(猫のお寺の知恩さん 1巻)
でも男女であるがゆえに、やはり一つ屋根の下ではラッキースケベな展開も発生。画像は蜂の大群に襲われて狭い納屋に二人で隠れるものの、目の前には古寺澤知恩のうなじ。産毛というか薄毛部分がステキング。

猫のお寺の知恩さん2巻 ラッキースケベ
(猫のお寺の知恩さん 2巻)
古寺澤知恩が書道してると野良猫が邪魔して、あーんマイッチング。何故ブラジャーを着用してないかは不明。


惜しむらくはセクシーさが物足りない


ただ残念ながら、『猫のお寺の知恩さん』ではセクシーさが足りない。先程画像は何枚か貼りましたが、前作レベルのことを『猫のお寺の知恩さん』を期待すると下系に関しては完全に肩透かし

前作『富士山さんは思春期』の登場人物は中学生だったわけですが、今作『猫のお寺の知恩さん』は高校生とほぼ二十歳。でも前作と工口描写の多さを比較すると、『猫のお寺の知恩さん』の方が明らかに量も質も少ない。

いくらホノボノまったりした空気感がベースとはいえ、登場人物(古寺澤知恩)が19歳である以上、もう少し年齢に見合ったラッキースケベな描写が絶対にあるはず。もちろんヤリすぎ描写も考えものですが、古寺澤知恩が大人だからこそ物足りない。

やはり大人だからこそのアイテムが欲しい。例えば最たる例が自動車。古寺澤知恩は最初自動車ではなく、原付きバイクに乗って登場する。もちろん二人乗りは違法行為ではあるものの、そこは自動車で良かった気がする。

自分は漫画以外にもクルマブログ(くるまン)も書いてるから言うわけでもありませんが、自動車ならお互いの距離感が近いので、じっくりドライバーの横顔などをチラチラとチェックできる。特に年齢的に車内が狭い中古の軽自動車であれば、なおさらお互いの体温なども伝わりやすい。


ネコ描写も薄い


更に言えば、漫画タイトルで「猫のお寺」とさもメインに謳っている割にネコ感も乏しい。一応、たくさん野良猫が集まってくる寺という設定なので間違ってはないものの、全体的に「背景としてのネコ」以上でも以下でもない。

先程はラッキースケベにイヤンアハンな描写に繋がってる描写こそありますが、ほとんど効果的にアイテムとして「ネコ(猫)」が使用されることはない。しかも寺で古寺澤知恩が飼ってるのは、まさかの犬。いくら野良ネコたちが集まってくるとはいえ、無意味に設定がブレるだけでしょう。

もし「ネコ(猫)」が大きなテーマであるとするなら、かなりベタではあるものの古寺澤知恩が猫の幽霊に憑依されていて頭に猫耳や語尾に「にゃん」を付けるとか、もしくは須田が昔救った猫が人間化してるとかどうだろう?

見た目は20歳前後の女子だけど、中身は5才児並。敢えて無邪気さや幼稚さを残すことで、非工口さも萌え要素が代替されること許容される。せめてセクシー描写を排除するとしたら、もっと「女のあざとさ」みたいなんが欲しかった。

まぁエ口が少ない分だけHENTAI度は薄いので、良くも悪くも女性読者にはおすすめと好意的に解釈はできますが、基本的に「ネコ」という漫画タイトルに意味を感じない。


猫のお寺の知恩さんの総合評価 評判 口コミ



『猫のお寺の知恩さん』のネタバレ感想をまとめたら、前作と同様に安定感があってホノボノした空気感が好きであれば買っても損はしないでしょう。ただ前作『富士山さんは思春期』を既に所有していたら、わざわざ購入する必要はないかなぁ。

前作は程よいラッキースケベと甘酸っぱい青春さが絶妙にマッチしてたものの、今回の『猫のお寺の知恩さん』は全体的に何もかもが中途半端。古寺澤知恩と須田の「付き合ってない」という中途半端な関係性も含めて、結局作者が二人をどうしたいのか見えてこない。

猫のお寺の知恩さん2巻 昼間陽子
(猫のお寺の知恩さん 2巻)
例えば二人だけの空間・世界観かと思いきや、昼間陽子という須田と同学年の女子高生も登場。だからと言って、昼間との間で何か起きるわけでもない。しかも昼間陽子は面倒くさいツンデレキャラ。作品としての迷走感は拭えない。

猫のお寺の知恩さん1巻 古寺澤知恩 小学生時代
(猫のお寺の知恩さん 1巻)
途中の回想シーンで古寺澤知恩の幼少時代が描かれるものの、どうせならこの女子小学生時代 or キャラクターをヒロインに据えるべきだった。「りんか&あんな」という双子少女が話題ですが、子供なら単純に存在そのものが可愛らしい。

そして主人公は男子高校生や大学生に設定しておけば、これなら別に下系描写が少なくても大丈夫。ムッチリーニな女性サブキャラ(母親?)を下系要員として、女子小学生と主人公に笑いを交えて絡ませれば、少なくとも『猫のお寺の知恩さん』の二番煎じ感は多少なりとも減少したはずです。