『七つの大罪』19巻のネタバレ感想。作者は鈴木央。少年マガジン(講談社)で連載中のファンタジー漫画。「七つの大罪は面白いのか?」という考察記事はレビュー済み。

詳しいあらすじは割愛しますが、十戒・メラスキュラやガランたちに襲撃された続きから。メラスキュラの力でエレインが復活し、状況的にはバンたちが襲撃されてます。


バンはやはり勝てません

バンの能力は「収奪」。相手の魔力を奪って、それを自分のパワーに変換して上乗せする。18巻のラストではバンが優位っぽい描き方をされてましたが、バンが収奪できる魔力には自ずと限界・許容量がある。ガランの魔力は想像以上に強大だったので、思ったほどガランは弱まらない。

そしてメラスキュラにバンは魂を抜かれて、しかもその魂をガランに食われてしまう。果たしてバンの運命は!?っていう展開なんですが、
七つの大罪19巻 ジバゴが犠牲
(七つの大罪 19巻)
実はガランに食べられた魂は18巻に登場した兄貴分・ジバゴだったというオチ。でも18巻でもジバゴが死んだというクダリが描かれてたので、さすがに2巻連続で同じ展開はどうなんですか?

とりあえずバンはガランやメラスキュラたちから逃れようと試みるんですが、
七つの大罪19巻 ガランのゴルフ1
(七つの大罪 19巻)
ガランがゴルフで攻撃してくる。もちろん打ってる球は巨大な岩石。

七つの大罪19巻 ガランのゴルフ2
(七つの大罪 19巻)
こんな風に逆回転も。作者・鈴木央が少年ジャンプで『ライジングインパクト』というゴルフ漫画を連載してましたので、なんという才能のリサイクル。


エスカノールはバーテンダー?

七つの大罪19巻 エスカノール
(七つの大罪 19巻)
そこでバンやエレインたちが命からがら辿り着いたのが、謎の酒場「麗しき暴食」。このいかにも弱そうなバーテンダーにバンたちはかくまってもらうんですが、当然、見逃すはずがないガランは酒場を襲撃してくる。

七つの大罪19巻 ガラン ゲーム1
(七つの大罪 19巻)
でも酒の美味さにハマって、突然、ゲームを始める。「ガランゲーム!いえぇ!!」とノリノリ。このゲームで勝利できたらバンたちを見逃してあげると提案してくる。

せんだみつおゲーム的なノリで「ガラ♪ガラ♪」とか楽しいゲームが始まるのかと思ったら、
七つの大罪19巻 ガラン ゲーム2
(七つの大罪 19巻)
ルールは単純。お互いに武器を持ったら、お互いに一撃ずつを与えていき、先に死んだ方が負けじゃ」って、まさかの無理ゲー!!超絶無理ゲー!!!ちなみにゲームの承諾を断ったら今すぐ全員ころすとのことで、ガランはゲームバランス調整が下手か!

七つの大罪19巻 エスカノール オードリー春日
(七つの大罪 19巻)
ただへなちょこバーテンダーが、実は七つの大罪・エスカノールだった。まさかのオードリー春日ポーズ。エス♪エスエス♪エス♪エスカノール♪みたいな感じか。これ見た瞬間、思わず「トゥース!」という声が聞こえてきました。

ちなみにエスカノールの特性を説明しておくと、太陽が上ってる間は大男の本来の姿を表して、太陽が沈んでる間はヨボヨボの爺さんキャラになるっぽい。エスカノールの魔力は「太陽」に関係してるのか、魔力というか魂は炎のように熱い。先にネタバレしておくと、メラスキュラはエスカノールの魂の一部を食べて絶命します。

七つの大罪19巻 神斧リッタ
(七つの大罪 19巻)
そしてエスカノールの神器が「神斧リッタ」。エスカノールは片手で軽々と持ってますが、ガランは両手でも持ち上げることができない代物。どんだけ重量あんねん。エスカノールが軽く振り下ろすと、ガランは避ける間もなく真っ二つ。

もちろんガランは余裕で復活するものの、
七つの大罪19巻 エスカノールの鉄槌
(七つの大罪 19巻)
エスカノールが少し本気を出した結果、この圧力の凄まじさに死の恐怖を感じたガランは無意識的に逃亡。ガランゲームのルールでは「逃亡はダメ」と約束してたので、自ら嘘をついてしまったガランは石化して死亡というオチ。

一応ガランは本気を出して闘級4万超えてましたから、それをいともたやすく打ちのめしたエスカノール。にしてもエスカノールがデケェ!!まさに「エスカノールどんだけやねん」という19巻でした。これぐらい強くてちょうどいいのかなって感じです。


バイゼルにて喧嘩祭り

その後の展開を説明しておくと、十戒の一人がバイゼルで喧嘩祭りを開催。多分魔力を効率的に集めるため。そこへ罠とは分かっていても、団長メリオダスたちも参加する的な流れ。

七つの大罪19巻 ドロールの舞
(七つの大罪 19巻)
そこで現在行方不明中 and 記憶喪失中のディアンヌも参加する流れ。画像はマトローナに「ドロールの舞」を教わってる最中。ドロールは大昔にいた巨人族ってことですが、このドロールが十戒だったというオチ。このドロールも喧嘩祭りに参加しそうな気配。

マトローナも子供たちを襲撃されたこともあって喧嘩祭りに参加するんですが、そういえば16巻のクダリが今ようやく理解できました。せめて「過去」といった時間軸を表現する場合は、コマの周辺を黒く塗りつぶすとかすべきでしょう。場面転換は上手くない。

そして十戒・ドレファスは「蒼天の六連星」という謎の騎士たちに拉致られましたが、ドレファスは十戒ではなかった模様。実は七つの大罪の一人「ゴウセルが十戒だった」ことが発覚したところで20巻へ続きます。


総括

もっと出し惜しみするのかと思ってましたが、さっそく七つの大罪の最後の一人・エスカノール登場。そしてコイツが強すぎて笑った。ディアンヌのハンマーすら片手で軽く受け止めたガランを簡単に真っ二つ。先程も書きましたが、これぐらい強くてやっと面白い。

逆に言えば、メリオダスたちがショボすぎて面白くない。バンやディアンヌが弱すぎて吐く。泣くじゃなくて、吐く。作者・鈴木央の画力をフルに活かすには、強いキャラ同士が戦うアクション描写を展開することに尽きる。正直どうでもいい心理描写やストーリー展開を描く意味はありません。

人形のゴウセルが実は裏切り者の十戒だったとか、無意味に話の軸を新たに作るよりも、まずフツーに戦って倒せよって感じがします。結局「蒼天の六連星」とやらもよく分からないですし、変にストーリー性で勝負したがる意味を感じません。せめてこういう演出はもっと後回しでいいかも。

ちなみにマンガ考察サイト「ドル漫」では【評価】七つの大罪がおすすめできる理由まとめなども考察済みなので良かったらご参照ください。