『波よ聞いてくれ』2巻のネタバレ感想。作者は沙村広明。アフタヌーン(講談社)で連載中の仕事漫画。1巻のレビュー and 面白いかどうかの考察記事はアップ済みだから詳しいあらすじは割愛。
『波よ聞いてくれ』の展開をざっくり説明すると、不幸すぎる美女・鼓田ミナレが何やかんやがあってラジオスターになっちゃうよ的な感じの漫画。
「え?う、うち、こんなん無理や…」ってことでテンションがガタ落ち。自信喪失気味の鼓田ミナレが「女として自分はどうでしょ?」と麻藤に尋ねる。麻藤は「黙ってたらモテる」と返事。鼓田ミナレが「じゃあラジオの仕事を続けたら男運が逃げるってことじゃないですか」と激おこ。
でも麻藤は「はは…かもしえれねぇな。でもお前を独占したいからよ」と指ぱっちん。あま~い!
(波よ聞いてくれ 2巻)
それを聞いた鼓田ミナレは「ギリギリで蘇った!いつも湧き出る無根拠な自信が!!」というクダリが笑った。
ラジオドラマの内容は割愛しますが、ネット上の反応は「夜中にふざけんな」「犬かわいそう…」「こわすぎワロえない」「これあかんやつや…」「なんぞこれ…放送事故?」など様々。これでどんな内容だったかは察して下さい。
(波よ聞いてくれ 2巻)
ラジオ終わりの鼓田ミナレは「今までで一番ゾーンに入った感じですね」と勝利者インタビュー。オリンピックなら背景に君が代でも流れてるでしょう。
このラジオドラマの内容(鼓田ミナレの語り)はさして面白いとは思いませんでしたが、次の展開へ繋がる大事な前フリとなっています。
(波よ聞いてくれ 2巻)
それが鼓田ミナレの元カレ・光雄が今まさにコロされようとしている中、光雄の現彼女…もとい光雄に馬乗りになっている女が鼓田ミナレのラジオドラマを聞いていた。
先程このラジオドラマの設定や内容は説明しましたが、まさに光雄の現彼女が行おうとしてる場面が超絶的にリンクしていた。「な、なにこれー」と逆に恐怖に震えた現彼女は逃げ出して、元カレ・光雄が助かる。
(波よ聞いてくれ 2巻)
そして運良く助かった光雄は鼓田ミナレに「久しぶりに会わない?」とメールしてくる。鼓田ミナレがまさかの今時ガラケー。
…というか、ひとつ上のメールタイトルである「中田翔のキャラ弁作ったよ」が気になって仕方がない。中田翔は野球選手で、北海道の日本ハムファイターズに所属してる。北海道を題材としたマンガだからってことだと思われます。
ただ中田翔は「第二の清原和博」と呼ばれてる。ちょっとイヤな予感しかしませんが、とりあえずガチガチのマッチョ。だから中田翔をどうキャラ化したのか、弁当という小さいスペースにそれをどう落とし込んだのか、もはやマジックマッシュルーム…もといマジックを使う以外に方法はないんじゃね?的な。
(波よ聞いてくれ 2巻)
光雄は鼓田ミナレに50万円を借りパクしていたので、思わず「射殺」の二文字が頭をよぎる。猟銃をガチで購入しようとしたりするものの、さすがに止められる鼓田ミナレ。
そこで1巻の時のように光雄との会話を録音して、それをラジオ局で流そうと試みる。これもやはりディレクター・麻藤に止められる。「ポンポンと個人情報を流すラジオ局にリスナーは誰も投稿してこない」と正論。
ただ「報道」目的であれば別とのこと。
(波よ聞いてくれ 2巻)
鼓田ミナレは「【報いへの道】と解釈するならそうでしょうね」とキリリッ。これで説得できたら逆にすごい。
やはりそれも止められた鼓田ミナレは、とりあえず光雄に会うこと自体は会う。でも光雄は何故か改心。借りパクしていた50万円も返済する。思わず鼓田ミナレは「え?何これ、光雄くんステキ」と胸をときめかす。
少なくとも「許しそう」という気持ちが強くなる。ただトニー・ジャーの映画を見てハイキックの練習をしたり、肉体の鍛錬に明け暮れた2日間の記憶が許すことを許さない。
(波よ聞いてくれ 2巻)
その葛藤に揺れる鼓田ミナレは「だってだって…9月の山の空気があまりに爽やか過ぎて」とまさかお天道さまを言い訳に使う。天にブーメラン…もとい天に唾する鼓田ミナレがステキ。
「人は視線をくぐり抜けることで生まれ変わるという」とそれっぽい考えに(無理やりに)納得して、最終的には光雄の家にノコノコと招かれる鼓田ミナレ。うーん、コイツ、アホ。でも結果的に光雄はやっぱりクズ(女の敵)でしたーってことが発覚する。
あわよくば2人とも夜には一発二発ヤりかねない雰囲気だったんですが、
(波よ聞いてくれ 2巻)
鼓田ミナレは太腿で光雄を挟んでバックドロップみたいに頭を床にドーン!
太腿で人間を挟んで持ち上げるって、どんなバケモノだよ。鼓田ミナレの戦闘力がもはやサイヤ人並。画像だけ見たら、ただの新手のヨガの体操だよ。インド人もビックリだよ。今後も鼓田ミナレの人間凶器っぷりが炸裂するのを地味に期待してたります。
ちなみに実は光雄との会話は録音済み。しかもディレクター・麻藤の命令。麻藤は光雄の声を何やかんやしたわけではないものの、
(波よ聞いてくれ 2巻)
無関係の音声サンプルや音声データを一からアレコレして、それを元カレ・光雄の声質にそっくり変化させる。光雄の生声を聞かないことにはそっくりの音声データは作れない。
そして今度は即興ではなく、麻藤が一から作った脚本で再びラジオドラマを始めるっぽい。内容的には「光雄を懲らしめる」ような内容。何故かゾンビとして光雄が復活した所で終わって3巻へ続きます。いや、お前もう、麻藤はどこのスパイ組織だよ、っていうオチでした。
正直ラジオドラマというアプローチはどうなんだとは思いましたが、鼓田ミナレのリアルの生活と絡めるという点では必須だったのかなと。まあ気になったのはそれぐらいですかね。
『波よ聞いてくれ』3巻はおそらく2016年10月頭ぐらいに発売されるはず。
『波よ聞いてくれ』の展開をざっくり説明すると、不幸すぎる美女・鼓田ミナレが何やかんやがあってラジオスターになっちゃうよ的な感じの漫画。
アドリブでラジオドラマやっちゃうよ
ラジオディレクター・麻藤が主人公・鼓田ミナレを誘ったものの、まさかのスポンサーを集めてない。でもスポンサーに配慮する必要がないので「自由」にやり放題。そこで麻藤が提案した番組内容が「自分を裏切って逃げた男をたった今殺してきた女」という設定のラジオドラマ。しかもアドリブ満載。「え?う、うち、こんなん無理や…」ってことでテンションがガタ落ち。自信喪失気味の鼓田ミナレが「女として自分はどうでしょ?」と麻藤に尋ねる。麻藤は「黙ってたらモテる」と返事。鼓田ミナレが「じゃあラジオの仕事を続けたら男運が逃げるってことじゃないですか」と激おこ。
でも麻藤は「はは…かもしえれねぇな。でもお前を独占したいからよ」と指ぱっちん。あま~い!
(波よ聞いてくれ 2巻)
それを聞いた鼓田ミナレは「ギリギリで蘇った!いつも湧き出る無根拠な自信が!!」というクダリが笑った。
ラジオドラマの内容は割愛しますが、ネット上の反応は「夜中にふざけんな」「犬かわいそう…」「こわすぎワロえない」「これあかんやつや…」「なんぞこれ…放送事故?」など様々。これでどんな内容だったかは察して下さい。
(波よ聞いてくれ 2巻)
ラジオ終わりの鼓田ミナレは「今までで一番ゾーンに入った感じですね」と勝利者インタビュー。オリンピックなら背景に君が代でも流れてるでしょう。
このラジオドラマの内容(鼓田ミナレの語り)はさして面白いとは思いませんでしたが、次の展開へ繋がる大事な前フリとなっています。
(波よ聞いてくれ 2巻)
それが鼓田ミナレの元カレ・光雄が今まさにコロされようとしている中、光雄の現彼女…もとい光雄に馬乗りになっている女が鼓田ミナレのラジオドラマを聞いていた。
先程このラジオドラマの設定や内容は説明しましたが、まさに光雄の現彼女が行おうとしてる場面が超絶的にリンクしていた。「な、なにこれー」と逆に恐怖に震えた現彼女は逃げ出して、元カレ・光雄が助かる。
ダメ男製造機の本領発揮
(波よ聞いてくれ 2巻)
そして運良く助かった光雄は鼓田ミナレに「久しぶりに会わない?」とメールしてくる。鼓田ミナレがまさかの今時ガラケー。
…というか、ひとつ上のメールタイトルである「中田翔のキャラ弁作ったよ」が気になって仕方がない。中田翔は野球選手で、北海道の日本ハムファイターズに所属してる。北海道を題材としたマンガだからってことだと思われます。
ただ中田翔は「第二の清原和博」と呼ばれてる。ちょっとイヤな予感しかしませんが、とりあえずガチガチのマッチョ。だから中田翔をどうキャラ化したのか、弁当という小さいスペースにそれをどう落とし込んだのか、もはやマジックマッシュルーム…もといマジックを使う以外に方法はないんじゃね?的な。
(波よ聞いてくれ 2巻)
光雄は鼓田ミナレに50万円を借りパクしていたので、思わず「射殺」の二文字が頭をよぎる。猟銃をガチで購入しようとしたりするものの、さすがに止められる鼓田ミナレ。
そこで1巻の時のように光雄との会話を録音して、それをラジオ局で流そうと試みる。これもやはりディレクター・麻藤に止められる。「ポンポンと個人情報を流すラジオ局にリスナーは誰も投稿してこない」と正論。
ただ「報道」目的であれば別とのこと。
(波よ聞いてくれ 2巻)
鼓田ミナレは「【報いへの道】と解釈するならそうでしょうね」とキリリッ。これで説得できたら逆にすごい。
やはりそれも止められた鼓田ミナレは、とりあえず光雄に会うこと自体は会う。でも光雄は何故か改心。借りパクしていた50万円も返済する。思わず鼓田ミナレは「え?何これ、光雄くんステキ」と胸をときめかす。
少なくとも「許しそう」という気持ちが強くなる。ただトニー・ジャーの映画を見てハイキックの練習をしたり、肉体の鍛錬に明け暮れた2日間の記憶が許すことを許さない。
(波よ聞いてくれ 2巻)
その葛藤に揺れる鼓田ミナレは「だってだって…9月の山の空気があまりに爽やか過ぎて」とまさかお天道さまを言い訳に使う。天にブーメラン…もとい天に唾する鼓田ミナレがステキ。
「人は視線をくぐり抜けることで生まれ変わるという」とそれっぽい考えに(無理やりに)納得して、最終的には光雄の家にノコノコと招かれる鼓田ミナレ。うーん、コイツ、アホ。でも結果的に光雄はやっぱりクズ(女の敵)でしたーってことが発覚する。
あわよくば2人とも夜には一発二発ヤりかねない雰囲気だったんですが、
(波よ聞いてくれ 2巻)
鼓田ミナレは太腿で光雄を挟んでバックドロップみたいに頭を床にドーン!
太腿で人間を挟んで持ち上げるって、どんなバケモノだよ。鼓田ミナレの戦闘力がもはやサイヤ人並。画像だけ見たら、ただの新手のヨガの体操だよ。インド人もビックリだよ。今後も鼓田ミナレの人間凶器っぷりが炸裂するのを地味に期待してたります。
ちなみに実は光雄との会話は録音済み。しかもディレクター・麻藤の命令。麻藤は光雄の声を何やかんやしたわけではないものの、
(波よ聞いてくれ 2巻)
無関係の音声サンプルや音声データを一からアレコレして、それを元カレ・光雄の声質にそっくり変化させる。光雄の生声を聞かないことにはそっくりの音声データは作れない。
そして今度は即興ではなく、麻藤が一から作った脚本で再びラジオドラマを始めるっぽい。内容的には「光雄を懲らしめる」ような内容。何故かゾンビとして光雄が復活した所で終わって3巻へ続きます。いや、お前もう、麻藤はどこのスパイ組織だよ、っていうオチでした。
総合評価
正直ラジオドラマというアプローチはどうなんだとは思いましたが、鼓田ミナレのリアルの生活と絡めるという点では必須だったのかなと。まあ気になったのはそれぐらいですかね。
『波よ聞いてくれ』3巻はおそらく2016年10月頭ぐらいに発売されるはず。
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