『永沢君』全1巻のネタバレ感想。作者はさくらももこ。20年ほど前にビッグコミックスピリッツ(小学館)で連載されてた「ちびまる子ちゃん」のスピンオフ漫画。
言うまでもなくあの「永沢君」が今回の主人公。原作では小学3年生という年齢設定ですが、このスピンオフでは中学時代を描いてる。負のオーラが増しててなかなか地味に笑える。
例えばパーマを当てたらタマネギ臭がかなり増す。ちなみに左は卑怯者の藤木。やっぱり中学生になってもお互い仲良し(?)。つか藤木デコ広すぎ。
地味にナルシストな永沢は、いつも鏡で自分の笑顔をチェック。「日に日に俺カッコ良くなってるんじゃね?」というセリフは思わずイタタタ。しっかり後ろのアイドルのポスターと比較できてるはずなんですが。
他にも藤木と仲良くタバコを吸っちゃったり。
「え?火事のトラウマとか大丈夫なん?治ったの?」と思ってたら…
「他所の家が家事になろうが全然平気なんだ」と笑顔でめちゃめちゃ怖いこと言う。過去の火事のせいで人間としての心が死んでますやん。人間として大事なものを失ってますやん。
永沢は藤木以外にも、デブの小杉と相変わらずつるんでる。でもある時、藤木だけが花輪くんに別荘に誘われた。それを知った永沢は藤木を卑怯ものと罵倒する。そして永沢は仕方なく小杉と一緒にサイクリング行こうとする。
でも小杉とその計画のことを楽しく話し合いをしてる最中に、花輪くんから電話。当時は携帯電話がないので、玄関前の黒電話のところに行く。そしてなんと永沢も花輪くんの別荘に誘われることになる。
ただ部屋に戻ってきた瞬間、永沢はまさかの「サイクリングは君一人で行ってくれよ」と小杉をバッサリ。小杉も思わず二度見する勢い。さっきまで仲良く二人でサイクリング行こうと笑ってたのに、この意趣返したるやすさまじい。
ちなみに花輪くんも同じ中学に通ってるっぽい。あんな豪邸に住んでる金持ちのくせに、私立の中高一貫校とかには通ってなかったっぽい。
また永沢はバリバリのヤンキーに向かって単刀直入にバッサリ。
「人生の転落の仕方を教えてくれよ」と、これでもかってぐらいの挑発。そら思っきり殴られるわ(笑)
しかもこのセリフに悪意がないんだからすごい。根っからの毒舌体質。他人に対する嫉妬や蔑み・見下しが身体に染み付きすぎてるからこそ、この発言。中学生で既にこの境地に達してるとは、ただただ恐怖しか覚えない。
でも、実は間違い。
結構がっつり髪の毛が生えてる。頭頂部のカタチも相まって、軽くダイヤモンド型。なんだろうこの微妙なガッカリ感。知らないままの方が良かった気がして仕方がない。
ちなみに画像の永沢は、ラジオ番組に投稿ハガキを送ろうとしてる場面。ペンネームが、まさかのキソタマネギ男。「フフフ面白いぞ」というセリフが切なすぎ。いかにも中二病的な黒歴史で、笑いを誘う。
思わず「マジか!?」と叫びそうになった。この声優さん多彩すぎやろ。いつ感想を書こうか悩んでたマンガではあるんですが、その時にピピンと来て思わず勢いでレビューしてみた。特に後悔はしてない。
例えば中学生という設定だからこそ描ける部分も多く、それが永沢のニヒルさとマッチ。高校生大学生社会人になった永沢も是非読んでみたい。人間としての屈折っぷりは、どこかで改善されるのかされないのか興味津津。
ちなみに劇団ひとりで実写ドラマ化もされてたらしい(笑)
あの髪の毛を実写化するとただの凶器にしか見えないという。
◯展開★3.5◯テンポ★3.5
◯キャラ★5◯画力★3
◯84点!!!!
言うまでもなくあの「永沢君」が今回の主人公。原作では小学3年生という年齢設定ですが、このスピンオフでは中学時代を描いてる。負のオーラが増しててなかなか地味に笑える。
思春期だよ永沢君
中学生の思春期真っ盛りということで、永沢君は結構イキったことをしまくり。例えばパーマを当てたらタマネギ臭がかなり増す。ちなみに左は卑怯者の藤木。やっぱり中学生になってもお互い仲良し(?)。つか藤木デコ広すぎ。
地味にナルシストな永沢は、いつも鏡で自分の笑顔をチェック。「日に日に俺カッコ良くなってるんじゃね?」というセリフは思わずイタタタ。しっかり後ろのアイドルのポスターと比較できてるはずなんですが。
他にも藤木と仲良くタバコを吸っちゃったり。
「え?火事のトラウマとか大丈夫なん?治ったの?」と思ってたら…
「他所の家が家事になろうが全然平気なんだ」と笑顔でめちゃめちゃ怖いこと言う。過去の火事のせいで人間としての心が死んでますやん。人間として大事なものを失ってますやん。
単刀直入だよ永沢君
やっぱり中学生になっても単刀直入な性格っぷりは健在な永沢。永沢は藤木以外にも、デブの小杉と相変わらずつるんでる。でもある時、藤木だけが花輪くんに別荘に誘われた。それを知った永沢は藤木を卑怯ものと罵倒する。そして永沢は仕方なく小杉と一緒にサイクリング行こうとする。
でも小杉とその計画のことを楽しく話し合いをしてる最中に、花輪くんから電話。当時は携帯電話がないので、玄関前の黒電話のところに行く。そしてなんと永沢も花輪くんの別荘に誘われることになる。
ただ部屋に戻ってきた瞬間、永沢はまさかの「サイクリングは君一人で行ってくれよ」と小杉をバッサリ。小杉も思わず二度見する勢い。さっきまで仲良く二人でサイクリング行こうと笑ってたのに、この意趣返したるやすさまじい。
ちなみに花輪くんも同じ中学に通ってるっぽい。あんな豪邸に住んでる金持ちのくせに、私立の中高一貫校とかには通ってなかったっぽい。
また永沢はバリバリのヤンキーに向かって単刀直入にバッサリ。
「人生の転落の仕方を教えてくれよ」と、これでもかってぐらいの挑発。そら思っきり殴られるわ(笑)
しかもこのセリフに悪意がないんだからすごい。根っからの毒舌体質。他人に対する嫉妬や蔑み・見下しが身体に染み付きすぎてるからこそ、この発言。中学生で既にこの境地に達してるとは、ただただ恐怖しか覚えない。
あらすじ永沢君の後頭部
永沢君のルックスと言えば、やはりインパクトが強すぎるタマネギ頭。ただアニメでは後ろ姿の描写が少ない印象。おそらく多くの人は、同じように後頭部もチョロっとしか毛髪がないと思ってると思う。でも、実は間違い。
結構がっつり髪の毛が生えてる。頭頂部のカタチも相まって、軽くダイヤモンド型。なんだろうこの微妙なガッカリ感。知らないままの方が良かった気がして仕方がない。
ちなみに画像の永沢は、ラジオ番組に投稿ハガキを送ろうとしてる場面。ペンネームが、まさかのキソタマネギ男。「フフフ面白いぞ」というセリフが切なすぎ。いかにも中二病的な黒歴史で、笑いを誘う。
永沢君=目暮警部=磯野波平!?
ちなみに『永沢君』は旧ブログで2014年7月頃に更新。キッカケは「ちびまる子ちゃん」のエンディングを何気なく観てたら、永沢君の声優は『茶風林』だったことを知ったから。この『茶風林』は名探偵コナンで言えば、目暮警部を担当してる。他にもサザエさんでは、波平。思わず「マジか!?」と叫びそうになった。この声優さん多彩すぎやろ。いつ感想を書こうか悩んでたマンガではあるんですが、その時にピピンと来て思わず勢いでレビューしてみた。特に後悔はしてない。
総合評価
とにかく永沢のキャラクターが強烈。主人公として一巻まるまる登場するものの、飽きずに余裕で読める。むしろ二巻目・三巻目が何故発売されないんだ!?と憤りを覚えるレベル。スピンオフ作品としては余裕で及第点。永沢という選択が、まさに大正解だった。例えば中学生という設定だからこそ描ける部分も多く、それが永沢のニヒルさとマッチ。高校生大学生社会人になった永沢も是非読んでみたい。人間としての屈折っぷりは、どこかで改善されるのかされないのか興味津津。
ちなみに劇団ひとりで実写ドラマ化もされてたらしい(笑)
あの髪の毛を実写化するとただの凶器にしか見えないという。
◯展開★3.5◯テンポ★3.5
◯キャラ★5◯画力★3
◯84点!!!!
コメント
コメント一覧 (1)
お互い裏切りあういいコンビですwww。
「性格」の巻で心底小杉に同情してしまいました。