『モンスター娘のいる日常』1巻から10巻までのネタバレ感想をレビュー。作者はオカヤド。掲載誌はCOMICリュウ。出版社は徳間書店。ジャンルは青年コミック。略称は「モン娘(もんむす)」だそう。

おそらく「モーニング娘。」をパロってそうな雰囲気もしますが、2012年から連載が開始。2015年には『モンスター娘のいる日常』のアニメ版も放映されるなど割と人気漫画らしい。作者・オカヤドのpixivを見たら外国人のコメントの方が多いという謎の現象が(笑)

作者・オカヤドが2007年頃に2ちゃんねるのスレッドに投稿していた大人向けの1ページ漫画が元になっているため、どうしてもゲフンゲフンな描写がチラホラ。ちなみに「ヲタ+ピンク」という方程式からご多分にもれず、作者オカヤドはゴリゴリのネトウヨとのこと。何故ここまで面白いぐらいに期待を裏切ってくれないんでしょうか(笑)

そこで今更っちゃ今更ですが『モンスター娘のいる日常』か面白い漫画かつまらないマンガか考察しました。是非とも『モン娘』を購入するときの参考に、この感想レビュー記事を読んでみて下さい。


モンスター娘のいる日常 あらすじ物語 ストーリー内容

主人公は来留主公人(くるす・きみひと)。どこにでもいる青年。ただ一つだけ他の男たちと違う点があった。それがミーアという名前のラミア(半人半蛇)と同棲してること。

(モンスター娘のいる日常 1巻)
ミーアは「下半身は蛇」そのものだったが、上半身はそのまま女の子。舌先もチロチロと長い。ただ全身の7割は変温性の蛇のため、常に身体を温めておく必要がある。つまりはドラえもんの歌詞にもあるように、主人公とミーアの「あんなこといいな♪できたらいいな♪」の状態が日々続く。

でも来留主はムッシュムラムラしても、ミーアに手を出すことはできなかった。何故なら日本には「他種族間交流法」という法律が施行されているから。この法律のおかげで今まで秘匿にされていた亜人の存在が公に認められ、最近では亜人たちのアイドルグループが結成されるぐらい人間の社会に溶け込んだ。

しかしある日、コーディネーター墨須の手によって来留主の家にはケンタウロスの「セントレア」、ハーピーの「パピ」、スライムの「スー」などが連れてこられる。そして墨須はとんでもないことを提案する。

「実は他種族間交流法を改正しようという動きがある。そこでテストケースとして来留主にはミーア、セントレア、パピの中から結婚してもらうわ」。果たして来留主は誰を結婚相手として選択するのか!?『モンスター娘の日常』の内容はイヤーンなハプニングに満ち溢れた日常ラブコメ。

(モンスター娘のいる日常 6巻)
ただ他にも色んな亜人が登場するため、『モンスター娘のいる日常』は一話完結の普通のラブコメ漫画として読んだ方が良いと思われます。画像は人魚のメロウヌ。やたらと悲恋好きな性格のため、様々な場面でしょっちゅう展開にドタバタ感をもたらしてくれる。


基本的には男が喜ぶシーンが満載


『モンスター娘のいる日常』の特徴は、やはり男性読者にとっては「ありがたいシーン」の数々。とにかく色んなハプニングがそこかしこで連続して発生します。

(モンスター娘のいる日常 1巻)
例えばセントレアだと主人公を背中に乗せてる最中、どうしても激しく揺れますし、どうしたって掴んでしまいます。だって掴まないと振り落とされてしまうんですから。はい。ジェットコースターに安全バーなしで乗るようなものです。

(モンスター娘のいる日常 7巻)
パピだとバトルしてる最中はどうしてもスカートが舞ってしまいます。むしろそれだけバトル描写の激しさを伝えるための演出だったんでしょう。わかります。

でも単に脱ぐだけだったらネタとして面白くない。ただ『モンスター娘の日常』に登場するキャラクターはそれぞれの特徴に応じた喜ばせ方をしてくれる。ラミアのミーアだと蛇部分の皮、デュラハンは首など。

(モンスター娘のいる日常 5巻)
『モン娘』の中で特に面白いアイデアが展開されるのが、スライムのスー。スライムだけあってか何でも吸収しちゃう。画像だと不法投棄されていた栄養剤を摂取した結果、めちゃめちゃスーが巨大化する。そして普段のスーの頭はアホアホなんですが、その栄養のお陰で頭脳明晰に進化する。

他にも『モンスター娘のいる日常』6巻だと毒性のものを食べてしまったスーは毒舌になってみたり、シンプルに設定として面白い。こういう一人ひとりのキャラクターを使えてるという点では、漫画としての深みとか幅も広がります。

オカヤドの画力は上手いような下手のような…


『モンスター娘のいる日常』の読み方は、上述のようにシンプルイズベスト。もはや詳しく感想をレビューする必要もないでしょう。ただ、そうすると気になるのは作者の「画力」。何故なら完全な大人向けの漫画にしても、こういうジャンルのマンガこそ丁寧に描写できる「高い画力」が必要になるから。

『モンスター娘のいる日常』の絵柄はいかにも萌え絵。好きな人は好きだろうし、嫌いな人は嫌い。そこら辺は好みによる部分が強いので断定的な評価は下しませんが、結論から評価すると作者・オカヤドの画力はほどほど。

じゃあ微妙かというと、一概にどうとは言えない。何故なら上手にアイデアを駆使してるから。おそらく作者も下手だと自覚してるんでしょうが、ケンタウロス・セントレアの下半身(馬の部分)などはコマに見切れさせて描いてないこともしばしば。

(モンスター娘のいる日常 10巻)
漫画家の姿勢としていかがなもんかと思いますが、そのためキャラクターの見た目は完全な「人間の女性」にしか見えないことも多い。じゃあ設定的にどうなんだ?というツッコミもあるんでしょうが、内容が内容。そこまで深読みする読者も少ないでしょう。

「大は小を兼ねる」というボインボインキャラクターも多いため、仮にギャグのノリがつまらないと感じても、実用性という点ではおすすめできるのかなーと思います。


モンスター娘のいる日常 総合評価 評判 口コミ


以上、『モンスター娘のいる日常』が面白いかつまらないかの考察レビューでした。

結論としてまとめると、たまーに抜けるベタなラブコメ漫画として読めばそれなりに面白いと思います。キャラクター頼みの展開のためストーリー性は推して知るべしですが、感動的なシーンやシリアスなシーンも途中に差し挟むなど割りと飽きさせない展開作りや工夫ができていると思います。

もちろん面白いマンガとハードルを上げて読めば「つまらない」と思いますがが、ギャグ展開とセクシーポロリの応酬できっと男の子読者は満足できるはずなのでおすすめ。大きな面白いホームランこそ少ないですが、大ぶりのつまらない三振も少ない内容のはず。またこういった設定に特化させたセクシーマンガも珍しいと思うので、そういった点では希少価値が高いと言えます。

一話完結のオムニバスというお手軽な構成も含めて、良くも悪くも『モンスター娘のいる日常』はB級作品そのもの。もし「面白くない・つまらない」と評価する人がいたら、きっと吉本新喜劇に劇団四季のクオリティーや世界観を求めているようなもんでしょう。