『ミミック』のネタバレ感想。作者は山田いぶき。多分マジキューコミックスwebで配信されてた漫画。

あらすじ

主人公は女子高生の姫小松。普段はお嬢様っぽい女の子として周囲から見られてるんですが、実はウラではイノシシとかを狩っちゃうワイルド系な女の子という話。

ミミック1巻姫小松
ボウガンを構えてる姿とかヤベー!!

ミミック1巻真ん中にイノシシあった方が良い
当然イノシシだって平気で食っちゃいます!ちなみに野生動物の内臓には寄生虫がいたりするので、実際に食す時にはギンギンに焼いてからにしましょう。

ミミック1巻肝心な部分は見えない
アクションだって様になってます。ただし非実在少女系なので、肝心な部分も回避しちゃいます。

ミミック1巻ほら穴で暮らしてる
もはやホラ穴で生活。

どうやってこんなに大きなフランス風のベッドを持ち込んだんでしょうか。学校は何も言わなかったんだろうか。そもそも人間的な生活を少しでも送りたいなら何故ホラ穴に住むんだと!?

ただこんな暑い日は、かなり快適に過ごしやすそう。ま、こんな感じでツッコミどころは満載。

画は丁寧ですが…

作者の山田いぶきの画力はある方だと思う。ただそこそこ上手いが故に、なんだか「無難さ」も目立つ。そつなくこなしてる感じが、もっと頑張れたんじゃね?と逆に思わせる。

もっと言えば、面白味はない画。もっと限界に挑戦できる余白がありそう。Pixivといったサイトでも上位に位置しそうなレベルではありますが、これといって印象としても残らないレベル。

設定は悪くないが地味

設定は悪くはないですが、良くも悪くも淡々と狩猟してるだけ。画力と同じで丁寧さはありますが、それに故に面白味はない印象。

この漫画は笑いに走ってるのか何に走ってるのか、いまいち掴み所がない。Amazonのレビューでもありましたが、アイデアのみで終わってる印象がする。いわゆる、出オチ?

総合評価

ここまでやってれば読者は満足するだろう的な『手加減感』を感じる。全体的にそつがないので、良くも悪くも、読んでてコッチに引っ掛かるものが薄い。

姫小松のキャラクターにしても、いまいち中途半端。ワイルド系なのかツンデレ系なのか…うーん。少しぶっ飛んでいる設定の割に、中身があまりにフツー。画は上手いので大人向けのコミックでも描けば、案外ウケるかも。

ミミック<ミミック> (マジキューコミックス)
山田 いぶき
KADOKAWA / エンターブレイン
2013-09-29

◯展開★3◯テンポ★3
◯キャラ★3◯画力★4
◯77点!!!!