『キートン動物記』のネタバレ感想。作者は浦沢直樹。ビッグコミックオリジナル(小学館)で短期集中連載されてた漫画。最近リマスター版が発売された『マスターキートン』のスピンオフ漫画。いわゆるシートン動物記をパロったタイトル。

動物ネタを絡めた図鑑的オムニバス

キートン動物記の主人公は、マスターキートンと同じく平賀=キートン・太一。考古学者でありつつ、傭兵経験があったりする武闘派。本編では保険組合の調査員をしつつ、ドンパチもありつつの波乱の多い事件に巻き込まれていく。

ただキートン動物記では、父親の平賀大平が動物学者ってことか知りませんが、基本的に動物ネタオンリー。
キートン動物記11P
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様々な動物をモチーフにした、キートンの知り合いたちの悩みを解決するという、結構ゆるい展開。

またオムニバス形式のマンガとはいえ、一話が4ページ前後と短いので読みやすい。オールカラーだからページ数を増やせない事情もあったんでしょうが、
キートン動物記80P
(80P)
その割に起承転結がしっかりしてて面白い。オチも思わずクスっと来るような、また唸ってしまうような読後感の良さがある。

キートン動物記27P
(27P)
そしてマンガの後は、動物の解説。勉強になる情報も多い。ただ作者の浦沢直樹がべらべら解説してるという設定ではなく、キートンがサブキャラと会話してるという体だからファンにはたまらない。

総合評価

ページ量は決して多くない。ちゃんとそれぞれの動物たちの生態や特徴を捉えてて、それが上手いことマンガに絡んでて読み応えはたっぷり。マスターキートンを読んだことがなくても、それなりに楽しめるスピンオフマンガとして評価したい。敢えてフルカラーにする必要があったのかは知りませんが。

昨年に発売されたリマスター版のマスターキートンが結構人気だったので、なんとなくレビューしてみた。さすがに20年以上のマンガだから絶版でしょうが、もし中古店で見かけたら読んでみてください。


◯展開★4◯テンポ★4
◯キャラ★3.5◯画力★3
◯大人買い★4
◯85点!!!!