『レディ・ジャスティス』全2巻のネタバレ感想。作者は荻野ケン。少年ジャンプ(集英社)で連載してたヒーロー漫画。最終話が掲載された少年ジャンプの作者コメントによると、ハンターハンターの冨樫義博がホメてたらしいです。

面白いかつまらない漫画か考察してみたいと思うんですが、まあ2巻で打ち切りになってるので内容は推して知るべし。だから冨樫義博が褒めてたものの、このレビューでは基本的に批判が大部分を占めます。


あらすじ物語・ストーリー内容

主人公は剣崎天利(あめり)。剛寒(ごうさむ)市にある剛寒高校の二年生。ちなみに関係ないですが、「剛寒」は音読みしちゃいけません。

レディ・ジャスティス1巻 剣崎天利の赤ちゃん時代
(1巻)
一見すると普通の女子高生にしか見えないんですが、一点だけ他の人間とは違うところがあった。それが生まれ持っての、超絶的に無敵ということ。しかも超能力は使えるは、空を飛べるは、なんでもござれ。

レディ・ジャスティス1巻 剣崎天利は無敵
(1巻)
その剣崎天利が「ユース・ティティア」というヒーローとして、日夜、剛寒市の治安を守ってるというストーリー。鉄砲の弾だってギンギン弾いちゃいます。他には丸藤円太(えんた)といったキャラクターもいますが記事では割愛。

じゃあ『レディ・ジャスティス』という漫画のウリが何なのかというと、それがハプニング的ショット。

レディ・ジャスティス1巻 セクシーショット1
(1巻)
レディ・ジャスティス1巻 セクシーショット2
(1巻)
剣崎天利は肉体的に無敵で攻撃されてもキズは一切付かないものの、服装やスーツは無敵ではない。だから、どうしてもボロボロに破れたり燃えちゃったりする。これぞTHE不可抗力!

レディ・ジャスティス2巻 セクシーショット
(2巻)
こういったショットも。


女性のキャラクターが少ない

このあらすじだけ読めば、完全にそっち系に走ってるマンガ。空気感もゆる~いギャグテイスト。そういう風な展開が待ってる思われると思いますが、実際には少し違います。

レディ・ジャスティス2巻 キングヴィンの爆弾魔
(2巻)
特に最終2巻ではゴリゴリの敵が登場。画像はキングヴィンという悪の組織(?)の一人である爆弾魔。

レディ・ジャスティス2巻 キングヴィンの爆弾魔2
(2巻)
なんか能力系の類いが使えます的な雰囲気の出で立ち。とりあえず他にもマリスなどが登場するですが、こういった敵は厳つい男(むさいオッサン)ばかり。

レディ・ジャスティス2巻 キャラクター
(2巻)
キャラクター表を見ても女性の割合が少なめ。本当に『レディ・ジャスティス』で登場する女性は剣崎天利ぐらい。

だから衣服がボロボロになって…というムフフな展開や流れがせっかくあるのに、最大限これを活かしきれてない。同じようなライバル的な美少女ヒーローをたくさん登場させれば、主人公の存在感が薄まっても色んな展開を望める。敵もオッサンではなく女性だったら両方でポ口リ的なことも望める。

個人的には大して活躍しないのに、どんどんキャラクターばっかりが量産されるマンガは嫌い。実際そういうのも多い。でもこういうジャンルの場合、とりあえず可愛らしい女の子キャラを登場させれば、誰か一人ぐらいはハマるキャラが生まれる。それが安定して支持してくれる読者の増加にも繋がる。

そこを敢えて狙わなかったのか外したのかは知りませんが、もったいなかったかも知れません。『ワンパンマン』のように剣崎天利を圧倒的に強く設定したことが、結果的に足かせになったのかも知れませんが。

総合評価・評判・口コミ

『レディ・ジャスティス』のアイデアや設定は面白かったものの、ちょっとストーリーものに走った感があって、結果として肝心の醍醐味を活かすことができてなかった印象。定番のヒーローモノに引っ張られてしまった感じで、一話目で食いついた読者も徐々に離れたに違いありません。

でも仮に『ToLOVEる』よろしくセクシーさを前面に出せてたとしても、いかんせん作者・荻野ケンの画力がイマイチだったので、どこまで長期連載に持ち込めたかは疑問。女性特有の柔らかさを出すのは意外にハードルが高い。ただ『ニセコイ』みたいな例もあるので、やはりハッキリと断言するだけの自信もありません。

ちなみにコミックスでは「乳」が加筆されてます…おせーよ!(笑)