ケンガンアシュラ』14巻のネタバレ感想。原作はサンドロビッチ・ヤバ子、作画はだろめおん。裏サンデー(小学館)で配信中の格闘漫画。3DSゲーム『ブレイブリーセカンド』のレビューを書き終えたので、再び通常運転。

あらすじは既に他の記事で書いたので詳細は割愛しますが、企業同士がそれぞれ格闘家を雇って代理戦争を繰り広げるというマンガ。「拳願仕合」というトーナメント戦で、この14巻でようやく一回戦が全て終了します。要は「第一部完」ということです。

ケンガンアシュラ12巻13巻のネタバレ感想はレビュー済み。

金田VSガオランの結末!

13巻では金田末吉とガオラン・ウォンサワットの対決が行われました。金田は古武術+先読み、ガオランはボクシング。とにかくガオランの戦闘力が圧倒的だったので、金田相手に本気を出さなかった。そこで金田が挑発的に懇願することで、ガオランは本気を出す。金田の先読みがどう対応するかがキモでした。

ケンガンアシュラ14巻 金田VSガオラン1
(14巻)
まず先に金田が仕掛けるものの、ガオランは華麗に避ける。そしてガオランがカウンターパンチを繰り出すものの、金田はそれを更に先読み。

ケンガンアシュラ14巻 金田VSガオラン2
(14巻)
逆にガオランに対して目潰し攻撃。ガオランの目の動きからも分かりますが、このあと金田の目潰しは余裕で避けます。画像の表情は「俺のカウンターを避けて、ここで逆に目潰し攻撃をしてくるか?」という驚きの表情。要するに「コイツちょっとやるやん」的な感じ?

そこそこ金田は善戦するものの…
ケンガンアシュラ14巻 金田VSガオラン3
(14巻)
やはりガオランの前に為す術なし!金田の圧倒的な完敗。顔面がメリメリメリ。「大物食い」という異名を持った金田末吉でしたが、さすがにシンプルな戦闘力の差を覆すことは不可能でした。

このあと控室で倒れ込んでる金田末吉に対して、氷室涼が回想するシーンがしびれる。ちなみに氷室涼は最初トーナメント戦に出場する予定だったんですが、金田末吉が氷室を倒すことで強引に自分が出場した。氷室はもちろん強かったものの、金田は「先読み」で結果的に優位に立った。でも先読みを実行するには、相手の攻撃をある程度受け続ける必要があった。つまり金田はガオランと戦う前から身体はボロボロだった。

当然、氷室は金田のトーナメント戦出場を止める。すると金田はこう言った。「私はあの氷室を倒した男ですよ?大丈夫、必ず勝ってきます」。そして、氷室は「俺が女ならキスしてやりてえよ」とポロリ。氷室のセリフはBL臭が若干するものの、熱い「男の友情」っぷりが現れてて良いですよね。

無敗の怪物・加納アギトが登場!

14巻のメインは加納アギト。拳願仕合の勝敗数は157勝0敗。要はデビューから負け知らず。大日本銀行代表ということですが、この大日本銀行の頭取・片原滅堂が現在の拳願会会長。つまり加納アギトが史上最強であり、トップオブトップ。

ケンガンアシュラ14巻 加納アギトは天然
(14巻)
戦闘狂すぎて、世の中の情報には疎くてちょっと天然らしい。

この加納アギトの対戦相手が、ムジテレビ代表の大久保直也。殴る・絞めるなど全ての技が許されるアルティメットファイトのヘビー級王者。格闘王という異名を持つ。見た目を含めて、噛ませ犬臭しかしないんですが、意外にめちゃめちゃ強い。

ケンガンアシュラ14巻 大久保直也のタックル
(14巻)
加納アギトに対してタックルをかます。格闘王とは言いつつも、大久保直也の得意はレスリング。幼い頃からずーっとレスリングの練習を欠かしたことはない。

ケンガンアシュラ14巻 大久保直也のマウンティングパンチ
(14巻)
そして倒れ込んだ加納アギトに対して、マウンティングからの拳を振り下ろす。史上最強の加納アギトをグイグイ攻めこんでいく。加納アギトは序盤は力をセーブしてて、途中から少し本気を出すものの、それでも大久保直也の攻撃が止まることはなかった。

ただ加納アギトは試合の中で「成長」を果たす。
ケンガンアシュラ14巻 寝技のかけあい・加納と大久保
(14巻)
レスリング技を得意とする大久保直也に対して、互角の寝技を展開。まさに技と技の掛け合い。

ケンガンアシュラ14巻 加納アギトのナイフのような威力
(14巻)
ローキックに至っては、太腿にヤイバがグッサリ刺さったかのような鋭い衝撃。

ケンガンアシュラ14巻 加納アギトの表情
(14巻)
ついに本気中の本気モードになったときの、加納アギトが見せた表情が悪魔。普段笑わない強面のオッサンが笑ったら怖いですが、そんな比ではない加納アギトの笑顔。

それまでは大久保直也も一見すると健闘を見せていたものの、加納アギトはまさに瞬殺。
ケンガンアシュラ14巻 大久保の表情
(14巻)
コメカミ一閃。一撃で大久保直也は卒倒。エグい描写よりも実はこういう描きすぎない描写の方が、被害の度合いをより強調できたりします。

強いて言えば、加納アギトの強さの拠り所は分かりづらかったですが、おそらくオールマイティー型。そして試合の中で成長を遂げていく。ハンターハンターで言うと、相手の強さを取り込むメルエム。最初から「どこが強いか?どう強いか?」は決め打ちはせず、敢えて余白部分的なものを残しておくことで、これからの展開の中で形成させていくのかなと思います。

とりあえず加納アギトが悪魔的表情を見せたらヤバイという印象を読者に植え付ける回でした。

総括

金田VSガオラン戦ですが、明らかに格下相手の金田をしっかり負けさせたのは良かった。スポーツマンガでは「弱い奴が勝つ」という結果も多いですが、もちろん試合の中身自体は健闘させるべきですが、それでも極端な実力差があった場合は「さすがにコイツを勝たせるの?」と興ざめしちゃいますからね。

加納アギトVS大久保直也戦は、意外に大久保が強かったわけですが、思ったほどワクワクしなかったかも。大久保の背景もありがち。見た目は噛ませ犬全開で、どう見ても強そうではない。それでも実力だけは天下一品。その割に記事では触れませんでしたが、大久保直也はものすごくビッグマウス。これだと応援したくなる要素が少なかった。また大久保が派手にボコボコに倒されたわけでもないので、結果的に加納アギトの実力が判別しづらかった。

ケンガンアシュラ14巻 加納アギトの蹴り・十鬼蛇王馬に
(14巻)
だからということでもないんでしょうが、加納アギトの強さを分かりやすく証明するために、主人公・十鬼蛇王馬が一撃でフルボッコされる。画像は十鬼蛇王馬の顔面に蹴りをいれるんですが、加納アギトの蹴りが速すぎて構えた拳ごと顔面にめり込む場面。受け手側の拳を一つ入れるだけで、威力のすごさが増します。

ちなみに、漫画おすすめブログ「ドル漫」【考察】ケンガンアシュラがおすすめすぎるなども併せてご参照ください。

ちなみにドル漫では『ONE PIECE』や『HUNTERxHUNTER』など有名漫画の考察記事もたっぷり執筆済みなのでチェックしてみてね。そのためブックマークも基本的には「ドル漫」でお願いします。