『ケンガンアシュラ』0巻のネタバレ感想。原作はサンドロビッチ・ヤバ子、作画はだろめおん。裏サンデー(小学館)で配信中の格闘漫画。


若槻武士や英はじめなどサブキャラの過去編


『ケンガンアシュラ』0巻をざっくり言うと、サブキャラクターたちの過去編。スピンオフ漫画と言い換えてもいいかも知れません。ただ表紙に写ってる主人公・十鬼蛇王馬は出てこないので注意。あくまで脇を固めるサブキャラの話だけ。

ケンガンアシュラ0巻 英はじめ
(ケンガンアシュラ 0巻)
例えば闇医者・英はじめが登場したり、

ケンガンアシュラ0巻 今井コスモ
(ケンガンアシュラ 0巻)
今井コスモが登場したりします。倒立腕立て伏せしてる場面ですが、これでも帰宅部の高校生。

ケンガンアシュラ0巻 今井コスモ2
(ケンガンアシュラ 0巻)
アローナというデビューから全戦全勝のプロ格闘家をフルボッコ…いやフルチョークしちゃいます。

若槻武士は7歳の頃の話が描かれます。生まれた時から異常体質で、チタン製の超硬ゲームコントローラーを粉々に粉砕することもしばしば。実験室みたいなところで隔離されてる。そこで後のスポンサー企業となる古海製薬社長の古海平八と初めて出会う。

そこで古海平八は「本気を出すことを避けているんじゃない?自分の本気がどれぐらいかしっかり把握しておくこと」と若槻武士と提案。自分のマックスを知ることでミニマムも知ることができる。そこで7歳の若槻に対して本気で自分を殴らせる。

ケンガンアシュラ0巻 若槻武士と古海平八1
(ケンガンアシュラ 0巻)
でも案の定、ズドーン。

ケンガンアシュラ0巻 若槻武士と古海平八2
(ケンガンアシュラ 0巻)
古海平八は思わず ピギィィィ!!どんな絶叫やねん。一応これでも古海平八はギリギリ生きてるので、むしろ若槻よりコイツのすごさに驚嘆w

他にはタイのガオラン・ウォンサワットやサーバイン、ハサドなどが登場します。


片原滅堂が拳願仕合を始めるまで

以上は闘技者・格闘家がメインでしたが、スポンサー企業側のキャラクターの過去が明らかになることも。それが拳願会会長である片原滅堂。ちなみに『ケンガンアシュラ』のストーリーは、この会長の座を懸けて戦ってる最中になります。

ケンガンアシュラ0巻 片原滅堂1
(ケンガンアシュラ 0巻)
片原滅堂の過去をどこまで遡るかというと、まさかの戦後直後。日本を占領したアメリカ軍に対して、「日本が負けただけだ。俺は負けてねぇ」みたいにすごむ。

しかも片原滅堂は特攻でアメリカ軍に突っ込むものの、奇跡的に生還しよる。この強烈な悪運がどこまで続くか試したいがために拳願仕合に引きこまれていく…みたいな話。結果、今日にまで至るわけですが、あまりに連勝続きで飽きちゃう片原滅っちゃん。

ケンガンアシュラ0巻 片原滅堂4
(ケンガンアシュラ 0巻)
ただ「味わってみたいのう。あの頃にも勝る高揚感を」とまだまだ枯れていない片原滅堂。『ケンガンアシュラ』本編に対するフリみたいになってます。

ケンガンアシュラ0巻 片原滅堂3
(ケンガンアシュラ 0巻)
現在 片原滅堂が抱える格闘家は加納アギト。「滅堂の牙」という異名がありますが、この牙は当初 呉一族の長・呉恵利央という男だった。5巻あたりで孫娘カルラが主人公・十鬼蛇王馬にベタボレしたのでブチ切れてたりしてます。コイツと片原滅堂の友情物語なんかも描かれてます。

ただ呉恵利央が誰に負けて「滅堂の牙」から退いたのかは描かれてません。確か「滅堂の牙」は勝ちさえすればなれるらしく、加納アギト以前は王森正道という男だった。


総括

既に書きましたが『ケンガンアシュラ』0巻はスピンオフに近い漫画。だからよくあるっちゃよくある展開も多くて別に読まなくても困らないものの、『ケンガンアシュラ』の世界観は広がる・深まるはず。

特に片原滅堂の話は面白かった。決して闘技者ではないですが、一人の男としての凄みや底知れなさが描かれてます。片原滅堂の過去だけでも読む価値はあります。ケンガンアシュラが意外と面白い格闘漫画だった件というレビューも考察したので良かったらどうぞ。