『石田とあさくら』全2巻のネタバレ感想。作者はマサオ。月刊ヤングキング(少年画報社)で連載されてたギャグ漫画。

あらすじ

主役は、アフロ頭のあさくら。そして、もう一人の主役はボウズの石田。石田はあさくらへが大好きで、愛情がハンパない。つまり、アッーーー的な設定。

でも残念ながら、あさくらはオッパオが大好き。それを知った石田は、「俺は嫌いだよ!オッパオってやつがさ!」と激怒。そんな素敵なすれ違いが切ない。

石田とあさくら1巻あさくらラブの石田
(1巻)
そして、何故か石田は将来あさくらとお花屋さんを開く夢がある。THE意味不明。

独特のカオスなノリ

だから、『石田とあさくら』の全体的なノリはカオスそのもの。

チャリンコが乗れない石田は、あさくらに手伝ってもらう。でも石田は運転がヘタクソで、自転車保険に絶対入っとけよ!と言いたくなるほど事故を起こしまくる。

その後、あさくらは仕方なく石田に三輪車をプレゼント。
石田とあさくら1巻三輪車をプレゼントされる石田
(1巻)
そしてオチは石田が恍惚の表情を浮かべて終わり。え?どういうこと?おそらく、あさくらのプレゼントだったら何でも嬉しいということでしょうか。もしくは「変なプレゼントしやがって、朝倉はお茶目だな」と微笑ましく思ってるんだろうか。

ある時、あさくらや石田が冬山で遭難。SOS信号ならぬSNS信号で助けを求める…ただ誰も助けが来ず、それから数ヶ月。
石田とあさくら1巻冬山遭難
(1巻)
気付いたら季節は春で、ぽかぽか陽気。んで、そのまま下山。ツッコミどころしかない。

トレース感もまた味

ちなみに、この『石田とあさくら』は、トレース(絵をパクった)しまくったことがバレて廃盤になったらしい。確かに言われてみると、全体的にキャラクターの動きやポーズはぎこちない印象。

石田とあさくら1巻トレースっぽい絵
(1巻)
怪我した老人を運ぼうとしたら、何故か石田が何人も背負った場面。笑えるっちゃ笑えるコマですが、パソコンでペタペタ貼り付けてるだけにしか見えない。物理法則が全く機能してない。

ただ、それはそれでアリ。全然重量感がなくて、平然としてる石田の表情がまた面白い。「絵のぎこちなさ」がカオスな世界観と合ってるのかなーと。

総合評価

『石田とあさくら』はギャグセンスが高い方。独特のテンポやノリにハマる人は多そう。

ただ惜しむらくは、作者マサオの普段の言動。ギャグ漫画だから、絵の下手さはウリになったりもする。現在少年ジャンプで連載中の『磯部磯兵衛物語』など。敢えて「自分は画力が高い漫画家」であることを誇示する必要はないジャンル。

でもネットで軽く調べる限りは、作者マサオは普段から「俺絵上手いぜ」的な振る舞いをしてたよう。そこを取り繕うとした様々な言い訳をした結果、アンチが激増した模様。個人的には、むしろトレースをウリにすりゃいいんじゃねーのかとすら思いますが。漫☆画太郎がまさにそんな感じ?


◯展開★3.5◯テンポ★4
◯キャラ★4◯画力★3
◯大人買い★4
◯83点!!!!