『生贄投票』1巻2巻のネタバレ感想をレビュー。ちなみに漫画タイトル『生贄投票』の読み方は「いけにえとうひょう」。生贄の「贄(にえ)」の読みは漢字が苦手な方だと難しいかも知れません。

『生贄投票』の作者は江戸川エドガワと葛西竜哉(原案のみ)。掲載サイトはeヤングマガジンで無料配信中。出版社は講談社。ジャンルは青年コミックのサバイバル漫画。絶賛AmazonのKindleでもダウンロード購入が可能です。

特にレビューするつもりはなかったんですが、最近低反発マットレスを購入したんですが異様に重くて見事に失敗しました。万年床でもない限り、低反発マットレスなんて買うもんじゃないなと。だから半ばヤケクソで「低反発マットレスと高反発マットレスの違い」という比較記事を書いてみたので、是非マットレスを購入する時の参考にして下さい。

まさにちょっとした「生贄気分」ということで、今回は何となく『生贄投票』が面白いか面白くないか考察してみたいと思います。是非この感想を読んで購入の参考にして下さい。他ブログのリンクを貼る口実としてはさすがに色々と無理があるか(笑)


あらすじ登場人物 ストーリー内容

主人公は今治美奈都(いまばり・みなと)。半年ほど前に2-Cというクラスに編入してきたばかりの転校生ですが、既にクラスには溶け込んでて楽しい学校生活を送っていた。ただ一点、クラスの女王様的存在の入山環奈(いりやま・かんな)にスマホの既読スルーされるのに少しイラついていた。

生贄投票1巻 あらすじ1
(生贄投票 1巻)
そんな今時スマホ中毒の今治美奈都に突然「生贄投票」という画面が表示される。再起動しても画面は動かずちょっとしたウイルス感染か…と四苦八苦していると、

生贄投票1巻 あらすじ2
(生贄投票 1巻)
次に表示された画面が「投票により選ばれた者は24時間以内に課題をクリアできなかったとき【生贄】とする。生贄には【社会的死】が与えられる」と脅迫めいた文言。

既読スルーされ続けたイラ立ちもあって、ふと冗談半分でクラス名簿に表示されていた「入山環奈」の名前を何気なくタップしてしまった。すると画面は「正午に結果発表するよ!」という文章と共に、再びスマホ画面が正常に戻った。

もちろん翌日2-Cでは「生贄投票」の話題で持ち切りだったが、誰も本気にするものはいなかった。しかし運命の昼休み。生贄に選ばれた生徒の名前が発表される。それが今治美奈都も投票した入山環奈だった。

そして入山に社会的死が下される。大学生の彼氏とのハメ撮り映像がXvideo系の動画サイトに公開されてしまう。いわゆるリベンジポルノ。実際に色んな事件もありました。身内を生活保護で不当に養っている、年下男好きの自民党・三原じゅん子が聞いたらファビョるはず。

生贄投票1巻 あらすじ 入山環奈
(生贄投票 1巻)
あまりに冷酷な現実を突きつけられた入山環奈は、現実逃避から思わず学校から飛び出す。しかしながら周囲を見ていなかったせいで、自動車にズドンとはねられてしまい死亡。みなさんも交通事故には注意しましょう。

ちなみに自分は自動車ブログ(くるまン。)も書いてるせいか、つい漫画や映像に写った車の車種を特定したがる癖があるんです。昔「千と千尋の神隠しのパパが実は高級車に乗ってる件」といった自動車記事も書いたぐらい。いちから作者が自動車デザインを創作するパターンは少なく、実際に販売されている車種を模写してるケースが大半。

画像を見る限り、おそらく車高の高さなどからSUV系。フェンダミラーが付いてるSUVは最近だと珍しいので古い車種と範囲が絞られます。直後のコマだと自動車メーカーがスバルってことが分かるので、フロントマスクなどの形状から答えは先代フォレスターだと推察されます。うーんムダすぎる特技。

生贄投票1巻 元担任 二階堂ありさ
(生贄投票 1巻)
…と話が再び脱線しすぎましたが、この生贄投票というナゾのアプリは全て「二階堂ありさ」という元オンナ担任の呪いという。新人教師だったので張り切って授業などを行っていたものの、それがウザかったのか生徒たちからイジメられる。その結果、心身ともに疲れ果てて休職。

生贄投票2巻 元担任 二階堂ありさ
(生贄投票 2巻)
そして1ヶ月後に戻ってきた時には、完全に変わり果てた姿。腕には無数のリスカとアムカ跡。別人ってレベルじゃねーぞ。そのまま教壇に立って一通り生徒の名前を点呼した後に「お前ら全員呪ってやる」と捨てゼリフを吐いて、そのまま帰宅。その後、自宅庭で焼身自殺を図った。

果たして二階堂ありさの呪いは存在するのか?一体誰が「生贄投票」というアプリを作ったのか?主人公・今治美奈都を筆頭に「社会的死」から逃れることはできるのか?…みたいな内容の漫画です。


衝撃過去の暴露大会が気持ち悪いんやで

『生贄投票』のミソは「生贄(いけにえ)」に選ばれた生徒に対する罰ゲーム(社会的死)。簡単に言えば、生徒たちの「恥ずかしい過去」が盛大に暴露されるわけです。だからみんな自分の過去が暴かれないように、必死に他人を蹴落とし合う。これが非常に醜い。

生贄投票1巻 江留えどめ巌
(生贄投票 1巻)
例えば江留巌(えどめ)は普段はクラスで目立たないグループ(スクールカースト底辺)に属しているものの、意地汚い狡猾な部分を発揮。そして江留の表情は見るからにウザいですが、いつもは偉そうに振る舞っている女子をおとしめていく。

その餌食となったのが香川怜(かがわ)という女生徒。菊川晃司(きくかわ)という男子生徒と付き合ってるものの、江留にハメられてしまう。結果、香川は自撮りヌード画像が暴露されてしまうわけですが、犯人は「身代わり」を許可してた。でも何故認められなかったのか。

それは江留が助けてやる代わりに香川に肉体的な要求を行った。そしてその一部始終を撮影した映像を身代わりに立候補しようとした菊川に直前に見せつけてこう囁く。「誰にでもヤらせる女だぞ」。

生贄投票1巻 香川怜 菊川晃司
(生贄投票 1巻)
つまりは身代わりを拒否。香川怜の「違うのぉぉ」と叫んでるポージングが、どう見てもサッカー選手がゴールを決めた瞬間の雄叫びのポーズ。もしくはドーハの悲劇。もし英語風にアテレコするのであれば「Ohhhhhh!! Gooood!!」みたいなところか。確かにこんな女子は好きになれません(笑)

生贄投票1巻 柴田康介
(生贄投票 1巻)
他にも柴田康介(しばた)という男子生徒は、普段はクラスのムードメーカー的な存在で常に明るい。見方によってはウザいキャラとも言えますが、だから生贄に決まってしまう。でもそんな場面でも「俺は気にしないぜ!誰にでも間違いはあるさアハハ」と明るく振る舞う。やっぱりウザい。

生贄投票1巻 柴田康介2
(生贄投票 1巻)
この柴田の衝撃過去は、まさかの赤ちゃんプレイ好き。「ママぁーゆっくりねーゆっくりぃーしてぇー」というセリフが悦な表情と相まって、何とも親子愛を感じさせる微笑ましい光景です。生贄に選ばれても、そりゃあ全然苦に感じてないのもうなずけます。

シバター
ちなみに後に柴田が、ゴリラで初めてユーチューバーになったシ◯ターパイセンと同一人物かは不明。ゴリラのくせによく喋るんだ。ただママに甘えたさんだけあって、いつも語尾が「どぅえ~す」なのが類似性を強く感じさせます。一応こう見えてシ◯ターパイセンはプライドが高いので絶対ディスりは禁物やで。マジで自分のウ◯コ投げてきよるからね。

生贄投票2巻 工藤勇作
(生贄投票 2巻)
キャラクターの表情などを見ても分かるように、作者の底意地の悪さが伝わってきて面白い。例えば、AKB48の入山杏奈といった芸能人の名前をモジッたキャラクター名が多い。成功者に対する妬みが、そのまんま漫画の中に込められてる。きっとシバターパイセンも共感を抱くに違いない。


ラストの犯人ネタバレ予想

『生贄投票』というアプリを制作した犯人は一体誰なのか?実はクラスの中にいる。『金田一少年の事件簿』や『名探偵コナン』の犯人のように黒塗り化されてることからも明らか。

生贄投票2巻 元担任 二階堂ありさの母親
(生贄投票 2巻)
二階堂ありさの母親も雰囲気的に犯人候補として考えられますが、娘の後を追うように父親も死亡するなど現実に耐えきれずに情緒不安定。この風貌でITに強いというのは、さすがにキャラクター設定として致命的に無理があるでしょう。

結論から書いておくと、真犯人は「二階堂ありさの弟」らしい。その弟の年齢がちょうど同じ高校生。つまり二階堂の弟が復讐のために苗字を変えて、主人公たちと同じ学校に潜伏している可能性が高い。では一体誰なのか?というのがストーリーのポイント。

『生贄投票』の登場人物は決して多くない上、犯人の性別が「男性」と限られているので、割りと犯人の目星は付きやすいかも知れない。個人的に予想しておくと玉森修太(たまもり・しゅうた)あたりが犯人として怪しいかなーと思います。

玉森は主人公の幼馴染でパソコンスキルに長けてる生徒で、何度目かの生贄に選ばれてしまう。ただ生贄に選ばれたことを逆手に取って、真犯人に逆ハッキングを仕掛けようとする。結果的に返り討ちに遭ってしまい、直後に毛利ユミという女子生徒に刺されて病院に運ばれてしまう。

でも、もしかするとコレは自作自演の可能性がある。何故なら玉森は生贄に選ばれたにも関わらず、救急車に運ばれてウヤムヤになったことを理由に、自分の過去が暴露されていない唯一の人物でもある。明らかに不自然。別に過去を暴露したっていいわけです。何故暴露できないかと言えば、姉・二階堂ありさと過ごした過去しかないから。

どや!ワテの推理は!!って別に『生贄投票』はそんな大したミステリー要素もありませんが。


生贄投票の総合評価 評判 口コミ


『生贄投票』のネタバレ感想をまとめると、エブリスタ発信の漫画ということで内容はくだらない。世の中の高校生が都合よく、そんなヘンタイな過去や趣味を持ってるわけないやん。パイセンのア◯ルはいくらなんでもHENTAIに目覚めるのが早すぎ。しかも下ネタ系ばかりでワンパターン。

生贄投票2巻 警視庁サイバー犯罪対策課
(生贄投票 2巻)
他にも警視庁のサイバー犯罪対策課なども登場してくるなど、発想のレベルが小学生レベルで稚拙そのもの。ベッキー不倫騒動の時に「サイバーポリスが動いてる」とドヤ顔をかました長谷川豊じゃねーんだから。

でもくだらないなら、くだらないなりに「面白い」と思える部分もあります。幼稚さも含めて、一周回って良い意味でバカバカしい。下手に超常現象的な展開も起こさないので、そこまで冷めるような大げさな展開はない。

ホラー、サスペンス、ギャグ、工ロが程よく混ざっていて、根底にある「ゲスっぷり」がスパイスとして効いている。また作者・江戸川エドガワの画力は高いので、意外と安定して最後まで読むことが可能です。正直恐怖感は一切ないものの、別にこれはこれで有りなんじゃね?的な。

下手に引き伸ばしをせず4・5巻程度でしっかり完結してくれるなら、『生贄投票』を買い集めても損はしない気がします。