『百姓貴族』4巻のネタバレ感想。作者は荒川弘。月刊ウィングス(新書館)で連載中のエッセイ漫画。
作者・荒川弘の実家は農家。漫画家としてデビューする前、そこで家族と共に働いてた。期間にすると約7年ほどらしい。その時のことを回想して「農家のめちゃくちゃさ」を笑いしてる内容になってます。ちなみに百姓貴族1巻と3巻はレビュー済み。何故2巻だけレビューしていないかは自分でも不明(笑)
一風変わった結婚式をやる農家もいて、それが畑での結婚式。ディズニーランドで結婚式をやる的なノリでしょうか。ただ天気までは誰も読めないので、当日季節外れの猛吹雪に襲われることも。おそらく暴風を遮るものがないでしょうから、参加する側も大変だったんだろうなと。
そして農協(JA)の影響力は一般的に強いと言われていますが、それは結婚式にも現れるそう。影響力が強い割に、TPPは安倍自民党さんにゴリ押しされましたが(ゴニョゴニョ)。
(百姓貴族 4巻)
それが牛のコスプレ衣装を着させられる新郎新婦。まさかのJAグループの強烈な悪ノリー!!!家畜のように農業に従事しろ、そして農耕機を買えという無言の圧力だったりするんでしょうか。
基本的に、結婚は世継ぎのために行われる。中小企業もそうですが、自分の息子に経営させたがる。でもこれがなかなか上手いこと行かずに「倒産」というパターンもあるそう。
ある農家の長男は農業系の学校を卒業して酪農家の二代目として頑張ろうとした矢先…
(百姓貴族 4巻)
まさかの動物アレルギーが発覚ーーー!!むしろ何故今まで気付かなかったーーー!!??と詰問したいぐらいです。
ゼッタイにどこかで気付く機会はあったはずやろ…というパターンもあったりして、やはり日本の農業は大変らしい。
でもお腹の真ん中から開腹したのでヘソの位置が横にズレてしまう。
(百姓貴族 4巻)
そこで荒川弘パパが言ったセリフが「腹黒いのは腹の中洗って治ったけど、今度はへそ曲がりになったわい」。山田くーん座布団2枚持ってきてー…じゃねーよ!
(百姓貴族 4巻)
ただパパが無敵というか、パパが瀕死の状態から生き返る度に家畜が死んでいく。『鋼の錬金術師』ではないですが、強制的に「等価交換」をさせられる家畜は堪ったものではない(笑)
パパはスズメバチに刺されても「大丈夫だべ。あー汗かいた。フロ入ろう」で済ませる。案の定、全身ピンクのまだら模様。アンタどんだけ刺されてんねん、っていう。一応病院へ行って事なきを得たらしい。
ちなみにスズメバチの巣を除去するには、殺虫剤の現役を染み込ませた布を巣の近くに置いとくのがベターらしい。思わず、なるほど。たまにテレビ番組で「スズメバチハンター」なんて仰々しいことをやってますが、この方法でいいやんと思ってしまった。
(百姓貴族 4巻)
というか荒川弘の息子も無敵。チャリンコごと柵に張った針金に首を突っ込んでも死なず。きっと死刑(絞首刑)を執行されても多分生きてるでしょう。
(百姓貴族 4巻)
荒川弘もウ◯コ肥料で育ったカボチャを子供時代から食っていたり、荒川家自体が不死身の遺伝子を引き継いでいるのかも知れません。
色んなウイルスや疫病がありますから、死んだ馬は獣医が検死しにくる。疫病とかではなく心臓麻痺など安全だった場合、獣医は親切にも農家に教えてくれるらしい。「食っていい」とは言わないものの、これほど見事な前フリもありません。
(百姓貴族 4巻)
そして周囲の農家たちは「香典」を持ち寄るんですが、その場で「香典返し」という名の馬肉をスタコラサッサと持って帰る。もはやただの商取引。建前にも程がある(笑)
でも問題は去らず。何故なら馬肉を食べたところで、馬の頭部や骨は残ってる。このまま施設に持っていけば、自分たちで解体したことがバレてしまう。
(百姓貴族 4巻)
そこで農家たちが取った手段が「処理場に人のいない夜中に置いてきちまえばいいんじゃね?(ピコーン)」。家電を山中に投げ捨てに行く的なノリ。いろいろアウトすぎ。
(百姓貴族 4巻)
でも「全部伝え聞いた話です」とのこと。なんだろう、この「スタッフがおいしくいただきました」的な空々しさは(笑)
『百姓貴族』4巻は2年ぶりぐらいに発売。相変わらず、無茶苦茶なオバサンです。小ネタが多いので選ぶの大変でしたが、あと簡単に2個ほど紹介しておきます。その他のネタは実際にマンガを読んでみてください。
(百姓貴族 4巻)
ある時ネズミ捕りをしかけた荒川弘は、まさか30秒足らずで捕まえたこともあるそう。警戒心なさすぎにも程があるやろ、このネズミ。このあとネズミは袋に入れられて、思い切りコンクリの床に叩きつけるそう(´゚д゚`)
でもやがて強力なトリモチ式シートが導入されていきます。半日ほどで体力が消耗してネズミがチーン。そして燃やすそう。そういえば自分も祖父の家に行くとトリモチシート(+ネズミ)がありました。いつもどうやって処理してるのか気になってましたが、ある日、祖父が何か燃やしてたので「何燃やしてんの?」と訊いたら「ネズミやがな」と返答されてビックリした記憶があります。
(百姓貴族 4巻)
荒川弘が小学生の時、夏休みの自由研究でファイルした押し花の中に、まさかのトリカブト。「たまに牛がたべてあわふいてます」と平仮名で書かれても逆に怖い。荒川弘もさすがのトリカブトには勝てないと思われますので、生きてて良かったなーというお話でした(笑)
『百姓貴族』5巻の発売日ですが、荒川弘の私生活はまだ落ち着いてないようですが、最低でもまた年単位の先の話でありましょうΩ\ζ°)チーン
作者・荒川弘の実家は農家。漫画家としてデビューする前、そこで家族と共に働いてた。期間にすると約7年ほどらしい。その時のことを回想して「農家のめちゃくちゃさ」を笑いしてる内容になってます。ちなみに百姓貴族1巻と3巻はレビュー済み。何故2巻だけレビューしていないかは自分でも不明(笑)
農家の結婚式
農家は農閑期に結婚式を挙げるらしい。確かに納得。その分、周囲はご祝儀を連続して出さないといけないので破産するとかしないとか(笑)一風変わった結婚式をやる農家もいて、それが畑での結婚式。ディズニーランドで結婚式をやる的なノリでしょうか。ただ天気までは誰も読めないので、当日季節外れの猛吹雪に襲われることも。おそらく暴風を遮るものがないでしょうから、参加する側も大変だったんだろうなと。
そして農協(JA)の影響力は一般的に強いと言われていますが、それは結婚式にも現れるそう。影響力が強い割に、TPPは安倍自民党さんにゴリ押しされましたが(ゴニョゴニョ)。
(百姓貴族 4巻)
それが牛のコスプレ衣装を着させられる新郎新婦。まさかのJAグループの強烈な悪ノリー!!!家畜のように農業に従事しろ、そして農耕機を買えという無言の圧力だったりするんでしょうか。
基本的に、結婚は世継ぎのために行われる。中小企業もそうですが、自分の息子に経営させたがる。でもこれがなかなか上手いこと行かずに「倒産」というパターンもあるそう。
ある農家の長男は農業系の学校を卒業して酪農家の二代目として頑張ろうとした矢先…
(百姓貴族 4巻)
まさかの動物アレルギーが発覚ーーー!!むしろ何故今まで気付かなかったーーー!!??と詰問したいぐらいです。
ゼッタイにどこかで気付く機会はあったはずやろ…というパターンもあったりして、やはり日本の農業は大変らしい。
無敵すぎる荒川弘パパ
今回も荒川弘のパパ登場。これが無敵らしい。居眠り運転で運転してたダンプカーを盛大にこかす。そうするとハンドルがお腹にグイーンと食い込む。結果内臓が破裂して手術。半日以上意識不明状態だったりしたものの、結構すぐさま復活。でもお腹の真ん中から開腹したのでヘソの位置が横にズレてしまう。
(百姓貴族 4巻)
そこで荒川弘パパが言ったセリフが「腹黒いのは腹の中洗って治ったけど、今度はへそ曲がりになったわい」。山田くーん座布団2枚持ってきてー…じゃねーよ!
(百姓貴族 4巻)
ただパパが無敵というか、パパが瀕死の状態から生き返る度に家畜が死んでいく。『鋼の錬金術師』ではないですが、強制的に「等価交換」をさせられる家畜は堪ったものではない(笑)
パパはスズメバチに刺されても「大丈夫だべ。あー汗かいた。フロ入ろう」で済ませる。案の定、全身ピンクのまだら模様。アンタどんだけ刺されてんねん、っていう。一応病院へ行って事なきを得たらしい。
ちなみにスズメバチの巣を除去するには、殺虫剤の現役を染み込ませた布を巣の近くに置いとくのがベターらしい。思わず、なるほど。たまにテレビ番組で「スズメバチハンター」なんて仰々しいことをやってますが、この方法でいいやんと思ってしまった。
(百姓貴族 4巻)
というか荒川弘の息子も無敵。チャリンコごと柵に張った針金に首を突っ込んでも死なず。きっと死刑(絞首刑)を執行されても多分生きてるでしょう。
(百姓貴族 4巻)
荒川弘もウ◯コ肥料で育ったカボチャを子供時代から食っていたり、荒川家自体が不死身の遺伝子を引き継いでいるのかも知れません。
あくまで伝え聞いた話です
北海道の農家では近所の馬が死ぬとみんなで食べるらしい。でも、これって実は違法。馬だけではなく牛や豚は、決められた施設でしか解体できないらしい。要するに自分たちだけで解体はできないってこと。色んなウイルスや疫病がありますから、死んだ馬は獣医が検死しにくる。疫病とかではなく心臓麻痺など安全だった場合、獣医は親切にも農家に教えてくれるらしい。「食っていい」とは言わないものの、これほど見事な前フリもありません。
(百姓貴族 4巻)
そして周囲の農家たちは「香典」を持ち寄るんですが、その場で「香典返し」という名の馬肉をスタコラサッサと持って帰る。もはやただの商取引。建前にも程がある(笑)
でも問題は去らず。何故なら馬肉を食べたところで、馬の頭部や骨は残ってる。このまま施設に持っていけば、自分たちで解体したことがバレてしまう。
(百姓貴族 4巻)
そこで農家たちが取った手段が「処理場に人のいない夜中に置いてきちまえばいいんじゃね?(ピコーン)」。家電を山中に投げ捨てに行く的なノリ。いろいろアウトすぎ。
(百姓貴族 4巻)
でも「全部伝え聞いた話です」とのこと。なんだろう、この「スタッフがおいしくいただきました」的な空々しさは(笑)
総合評価
『百姓貴族』4巻は2年ぶりぐらいに発売。相変わらず、無茶苦茶なオバサンです。小ネタが多いので選ぶの大変でしたが、あと簡単に2個ほど紹介しておきます。その他のネタは実際にマンガを読んでみてください。
(百姓貴族 4巻)
ある時ネズミ捕りをしかけた荒川弘は、まさか30秒足らずで捕まえたこともあるそう。警戒心なさすぎにも程があるやろ、このネズミ。このあとネズミは袋に入れられて、思い切りコンクリの床に叩きつけるそう(´゚д゚`)
でもやがて強力なトリモチ式シートが導入されていきます。半日ほどで体力が消耗してネズミがチーン。そして燃やすそう。そういえば自分も祖父の家に行くとトリモチシート(+ネズミ)がありました。いつもどうやって処理してるのか気になってましたが、ある日、祖父が何か燃やしてたので「何燃やしてんの?」と訊いたら「ネズミやがな」と返答されてビックリした記憶があります。
(百姓貴族 4巻)
荒川弘が小学生の時、夏休みの自由研究でファイルした押し花の中に、まさかのトリカブト。「たまに牛がたべてあわふいてます」と平仮名で書かれても逆に怖い。荒川弘もさすがのトリカブトには勝てないと思われますので、生きてて良かったなーというお話でした(笑)
『百姓貴族』5巻の発売日ですが、荒川弘の私生活はまだ落ち着いてないようですが、最低でもまた年単位の先の話でありましょうΩ\ζ°)チーン
コメント
コメント一覧 (1)
つまり、今まで全くの健康体だったのにさあこれからだ!という最悪のタイミングで発症してしまったということです