『はたらく細胞』1巻から3巻のネタバレ感想をレビュー。作者は清水茜。掲載誌は少年シリウス。出版社は講談社。ジャンルは青年コミックのヒーローギャグ漫画。仕事漫画も当てはまるか。
とりあえず面白いかつまらないかを考察してみた。
だからといって女子が喜ぶような変態的なものではなく、「体内で活動する細胞が人間だったらどんな感じ?」というある意味斬新な切り口に描いたギャグ漫画。例えば、他には血小板やマクロファージ、キラーT細胞やNK細胞など、誰しも一度は聞いたことがあるような細胞からマイナーな細胞までかなり幅広い感じで総出演します。
(2巻)
ミクロ単位の細胞目線で描写されてるので、例えば輸液注射の針とかめっちゃでかい。
(1巻)
もちろん細胞だけじゃなくて、スギ花粉といった外敵も登場します。画像はスギ花粉そのものではなく、花粉に入ってるアレルゲン。スギ花粉自体はそこそこ大きいせいか、まるで巨大隕石のようで笑いました。
(1巻)
インフルエンザウイルスだと普通の細胞に寄生して増殖するからか、みんなゾンビのように描かれてます。より普通感を出すためか、みんな白Tにジーンズ着用。これぞ没個性やでぇ!
(1巻)
こういう雑菌やウイルスたちを、白血球たちがやっつけてくれますが、ちょっとガラが悪くて怖い。もちろんそれだけ懸命にお仕事をしてくれてるという裏返しではありますが(笑)
(1巻)
例えば白血球の場合、「遊走」という機能があるそう。血管の壁をすり抜けて、ほぼどこへでも移動できるそう。血管内壁を天井裏に例えて、そこからニョキッと現れる。
悪い菌を排除するとき、人間はクシャミを行う。菌やウイルスに人間の身体がやられた結果でクシャミが出るわけじゃなく、あくまで反射的な防衛本能の結果でクシャミをする。このクシャミがロケット。確かに言い得て妙。
(1巻)
そこで体内から発射されるロケットを見送った白血球が「ばいばい菌」と敬礼。まさかの故やなせたかし。天国から御大も微笑んでくれてるに違いない。
だから意外にパロディーやオヤジギャグもちらほら。
(1巻)
連載してる月刊少年シリウスは講談社系なんですが、まさかのジョジョ風。多分、集英社と荒木飛呂彦には無許可(笑)画像はナイーブ細胞が活性化して、エフェクターT細胞に変身した場面ですが、ジョジョのパロディーされる率がヤバイ。
(2巻)
NK細胞とがん細胞の戦いはちょっとしたバトル漫画。しっかりガン細胞は倒されるんですが、死に際がまさかの「ガーン」。さすがにオヤジギャグを飛び越して、コドモギャグ(笑)
(2巻)
がん細胞にトドメをさしたNK細胞は唐突に笑い出すんですが、何かと思ったらそれで活性化する。「がん患者には笑いが一番のクスリ」といったことを耳にしますが、理由はNK細胞の活性化にある。でも人間が笑ったらという話ですから、別にNK細胞自身は笑う必要はないやん?と思いましたが(笑)
ちなみにガン細胞は毎日のように生まれては、このNK細胞に倒されてるそう。でも何故癌患者が発生するかというと、最終的にガン細胞の駆除に対処できなくなるから。
『はたらく細胞』のネタバレ感想をまとめると、そこそこおもしろい。決してつまらないって程ではありません。ある意味設定を選んだ勝ち。
どうしても専門知識がベースのボケや小ネタが多いので、これが連続すると説明の多さに多少萎える部分もありますが、それでも全体的なテンポ感は◯。登場人物と表現していいか分かりませんが、キャラクターも決して悪くなく、程々に大げさな感じがギャグマンガっぽくて良い。あくまでギャグマンガであって医療漫画ではないので、そこまで正しい知識にこだわらず、もっとゆる~く描いても良い気はしました。
「はたらく」がテーマということで、キャラクターは「モノタロウ」あたりで売ってそうな作業着やつなぎが多い。だから、やたらとキャラデザが地味。最初はもっと改善すればいいのに思ったんですが、内容を読んでるとこういうコンセプトなら仕方ないのかなーと思い直した。でも、その地味な見た目故に実写ドラマ化しやすそう。深夜ドラマあたりでいずれ放送されそう。
絵柄をもう少しブラッシュアップさせたら一般ウケしそう。ちなみに作者・清水茜は意外に若い女の子っぽい。コミックナタリーでインタビューに応えてましたが、可愛らしいお手手をしてました(*´Д`)ハァハァ
とりあえず面白いかつまらないかを考察してみた。
あらすじ物語・ストーリー内容
主人公はおそらく白血球と赤血球。これだけだと「何を言ってるのか わからねーと思うが」とジョジョの某セリフが思い出されるかも知れませんが、いわゆる擬人化モノ。だからといって女子が喜ぶような変態的なものではなく、「体内で活動する細胞が人間だったらどんな感じ?」というある意味斬新な切り口に描いたギャグ漫画。例えば、他には血小板やマクロファージ、キラーT細胞やNK細胞など、誰しも一度は聞いたことがあるような細胞からマイナーな細胞までかなり幅広い感じで総出演します。
(2巻)
ミクロ単位の細胞目線で描写されてるので、例えば輸液注射の針とかめっちゃでかい。
(1巻)
もちろん細胞だけじゃなくて、スギ花粉といった外敵も登場します。画像はスギ花粉そのものではなく、花粉に入ってるアレルゲン。スギ花粉自体はそこそこ大きいせいか、まるで巨大隕石のようで笑いました。
(1巻)
インフルエンザウイルスだと普通の細胞に寄生して増殖するからか、みんなゾンビのように描かれてます。より普通感を出すためか、みんな白Tにジーンズ着用。これぞ没個性やでぇ!
(1巻)
こういう雑菌やウイルスたちを、白血球たちがやっつけてくれますが、ちょっとガラが悪くて怖い。もちろんそれだけ懸命にお仕事をしてくれてるという裏返しではありますが(笑)
白血球やキラーT細胞の力でバイバイ菌ー!
コミックナタリーで作者・清水茜がインタビューに答えてました。それによると専門知識を収集するのが大変らしい。そのことを象徴するかのように医学知識がバンバン披露されます。(1巻)
例えば白血球の場合、「遊走」という機能があるそう。血管の壁をすり抜けて、ほぼどこへでも移動できるそう。血管内壁を天井裏に例えて、そこからニョキッと現れる。
悪い菌を排除するとき、人間はクシャミを行う。菌やウイルスに人間の身体がやられた結果でクシャミが出るわけじゃなく、あくまで反射的な防衛本能の結果でクシャミをする。このクシャミがロケット。確かに言い得て妙。
(1巻)
そこで体内から発射されるロケットを見送った白血球が「ばいばい菌」と敬礼。まさかの故やなせたかし。天国から御大も微笑んでくれてるに違いない。
だから意外にパロディーやオヤジギャグもちらほら。
(1巻)
連載してる月刊少年シリウスは講談社系なんですが、まさかのジョジョ風。多分、集英社と荒木飛呂彦には無許可(笑)画像はナイーブ細胞が活性化して、エフェクターT細胞に変身した場面ですが、ジョジョのパロディーされる率がヤバイ。
(2巻)
NK細胞とがん細胞の戦いはちょっとしたバトル漫画。しっかりガン細胞は倒されるんですが、死に際がまさかの「ガーン」。さすがにオヤジギャグを飛び越して、コドモギャグ(笑)
(2巻)
がん細胞にトドメをさしたNK細胞は唐突に笑い出すんですが、何かと思ったらそれで活性化する。「がん患者には笑いが一番のクスリ」といったことを耳にしますが、理由はNK細胞の活性化にある。でも人間が笑ったらという話ですから、別にNK細胞自身は笑う必要はないやん?と思いましたが(笑)
ちなみにガン細胞は毎日のように生まれては、このNK細胞に倒されてるそう。でも何故癌患者が発生するかというと、最終的にガン細胞の駆除に対処できなくなるから。
総合評価・評判・口コミ
『はたらく細胞』のネタバレ感想をまとめると、そこそこおもしろい。決してつまらないって程ではありません。ある意味設定を選んだ勝ち。
どうしても専門知識がベースのボケや小ネタが多いので、これが連続すると説明の多さに多少萎える部分もありますが、それでも全体的なテンポ感は◯。登場人物と表現していいか分かりませんが、キャラクターも決して悪くなく、程々に大げさな感じがギャグマンガっぽくて良い。あくまでギャグマンガであって医療漫画ではないので、そこまで正しい知識にこだわらず、もっとゆる~く描いても良い気はしました。
「はたらく」がテーマということで、キャラクターは「モノタロウ」あたりで売ってそうな作業着やつなぎが多い。だから、やたらとキャラデザが地味。最初はもっと改善すればいいのに思ったんですが、内容を読んでるとこういうコンセプトなら仕方ないのかなーと思い直した。でも、その地味な見た目故に実写ドラマ化しやすそう。深夜ドラマあたりでいずれ放送されそう。
絵柄をもう少しブラッシュアップさせたら一般ウケしそう。ちなみに作者・清水茜は意外に若い女の子っぽい。コミックナタリーでインタビューに応えてましたが、可愛らしいお手手をしてました(*´Д`)ハァハァ
コメント
コメント一覧 (2)
ジョジョじゃなくて北斗の拳ですよ