『ゴールデンカムイ』8巻のネタバレ感想。作者は野田サトル。ヤングジャンプで連載中のマンガ。8巻そのものは8月ぐらいに発売されてるんですが、『ゴールデンカムイ』のキンドル版は一ヶ月遅れなのでどうしてもネタバレ感想を書くのが遅れてしまいます。

うーん正直一向に改善されずに悩ましい所なんですが、そういえば『ゴールデンカムイ』の発売日のタイミングが一ヶ月ずれると『東京喰種:re』の発売時期が重なることに気付いたんですよね。そういう点でネタバレ感想を書きやすいので良しとしようと納得するように最近心掛けました。だから何だって話ですが。


江渡貝きゅんにニセ入れ墨を作ってもらうにょ~ん

今回の『ゴールデンカムイ』8巻のメインは、江渡貝弥作(えどがい・やさく)というキャラクターになります。これまで『ゴールデンカムイ』に登場してきた、いわゆる強烈キャラクターの部類に入る男。でも死刑囚ではありません。

ゴールデンカムイ8巻 ニセモノの入れ墨を6枚生産
(ゴールデンカムイ 8巻)
結論から書いておくと、鶴見中尉がこの江渡貝に接触することで大量の「ニセモノの刺青人皮」を作らせる。大量とは言っても6枚程度ですが、それでもアイヌの財宝をめぐる戦いにおいてかなり相手を撹乱させられることは間違いない。

じゃあ何故この江渡貝がそういうニセモノの刺青人皮を作れるかというと「遺 体マニア」。一見すると悪そうな人間ではないんですが、自分の両親などを剥製にするなど癖(ヘキ)全開。しかも剥製化した母親などと話すなど手に負えない。

だから最初に鶴見中尉が接触してきた時も攻撃を加えようとしてくる。でも鶴見中尉は会話の中で害はないと判断したのか、見事な説得工作を行ってくる。

ゴールデンカムイ8巻 江渡貝弥作 鶴見中尉2
(ゴールデンカムイ 8巻)
つまりは「江渡貝くぅぅん!実は自分もマニアだよー!怖くないよー!ほらほらおいでおいで~!」とおびき寄せる。鶴見中尉のポージングがオードリー春日に一瞬ダブったのは内緒。この唐突なテンションの高さに笑ってしまった。そこで心を許した、いや自分と同じ興味を持つ仲間を初めて見出したことで、江渡貝は鶴見中尉にあれよあれよという間に心酔してしまう。

ゴールデンカムイ8巻 江渡貝弥作コレクション1
(ゴールデンカムイ 8巻)
そして江渡貝に自分のコレクションをまとわせて、何故か家の中でファッションショーを展開させる。敢えて画像の詳細は説明しませんが、股間に付いてるのが誰かしらの腕。江渡貝の顔面も、誰かしらのケツから飛び出てる状態。作者・野田サトルの発想がキモいよーキモいよー。

また画像だと文字は読みづらいかも知れませんが、鶴見中尉が「猫ちゃんのように!猫ちゃんのように歩くんだ!」と囃し立ててる。そしてテロップも「これが後のキャットウォークである」と説明してるんですが、やかましいわ!もう野田サトルの悪ノリが全開に笑うしかありません。

ゴールデンカムイ8巻 江渡貝弥作コレクション2
(ゴールデンカムイ 8巻)
果てには鶴見中尉と江渡貝が仲良く手を取り合ってウォーキング。やはり敢えて江渡貝がまとってるファッションの詳細は説明いたしません。二階堂も誰かしらの骨を使って、太鼓をドンドコドンドコ。これが数十分前まで見ず知らずの者同士だったと、一体誰が信じるでしょう。きっと鶴見中尉ほど猛獣珍獣使いは世の中にはいないはず。

でも言うまでもなく常軌を逸してる場面ですから、発想がマジで気持ち悪い。しかもムダに野田サトルの絵が上手いので、まあ吐きそうです。きっと作者・野田サトルは『ゴールデンカムイ』をアニメ化する気なんてサラサラないのでしょう。改めてそう感じさせてくれた8巻です(笑)

ゴールデンカムイ8巻 江渡貝弥作 鶴見中尉3
(ゴールデンカムイ 8巻)
というか、野田サトルの知識の偏りがハンパない。人皮の知識(厳密には動物の皮の知識?)に何故かやたらと詳しい。「ミョウバンなめし」や「クロムなめし」など、一体どうやってそれらの知識を仕入れてきたのか。野田サトルに前科はないんですよね?(笑)

ただ、この知識は最終盤で活かされます。結果的に江渡貝は死亡してしまう。さすがに『ゴールデンカムイ』の8巻以降の展開を考えたら、何枚もニセ刺青を生産できてしまうとストーリーが破綻しかねないある意味チートキャラ。致し方なし。

でも主人公・杉元佐一や尾形など江渡貝の存在がバレてしまう。もちろんこんなことを企むのは鶴見中尉だけ。ニセ刺青を守るために江渡貝は逃亡するものの、炭坑に逃げ込む。しかしながら有毒かつ可燃性のメタンガスがトンネル内には充満。大爆発が起きて閉じ込められてしまう。

結果的に江渡貝は鉱石の下敷きになって、月島という鶴見中尉の部下にニセモノ刺青を託す。そして最期に残した「鉄」というキーワードがニセモノとホンモノを見極める要素。敢えて多くは語らなかったのが、江渡貝の鶴見中尉に対する愛情みたいなもんを感じさせます。僕と鶴見中尉だけが分かる秘密のパスワード(はぁと)的な。何故「鉄」だったのかまではネタバレは避けておきます。

ゴールデンカムイ8巻 江渡貝弥作の最期
(ゴールデンカムイ 8巻)
ちなみに、やはりニセモノの刺青が入ったバッグは「誰かの皮」で作られたもの。画像を見たらしれっと誰かの優しそうな顔が写ってますが、もちろん心霊写真ではありません。明らかに良い場面においてでも、最後の最後まで「えぐみ(悪趣味)」を残す野田サトルの姿勢にもはや感服いたす次第であります。

本当に『東京喰種』も然り、ヤングジャンプは一体どこへ向かおうとしているんでしょうか。はてさて。


8巻のその他の展開


ここからは『ゴールデンカムイ』8巻のその他の展開やあらましをざっくりネタバレしておきます。

ゴールデンカムイ8巻 牛山が救済
(ゴールデンカムイ 8巻)
前述の炭坑内のトンネルに閉じ込められた場面は、主人公・杉元佐一らも同様。まさに万事休すという場面で現れたのは、敵である土方歳三の仲間・牛山。相変わらず超強すぎだろ。結果的に「ニセモノの刺青をどうするか」という一点で、杉元佐一と土方歳三らが同盟を一時的に組むみたいな流れに。

ゴールデンカムイ8巻 牛山好きのアシリパ
(ゴールデンカムイ 8巻)
この牛山が助けに来てくれたクダリでは、アシリパと感動の再会。チ◯ポ先生と心酔しきり。いつまでハンペン持ってんねん。カッサカサってレベルじゃない。

ゴールデンカムイ8巻 のっぺらぼうはパルチザン
(ゴールデンカムイ 8巻)
そしてアイヌの財宝を隠した「のっぺらぼう」は、実はアイヌ民族ではなくロシアの極東に住むパルチザンの一味だった。パルチザンはロシアから独立するために作られた民兵組織で、今で言えばゲリラ兵みたいなもの。

つまり「のっぺらぼう」はアイヌの財宝は独立運動の資金に充てようとしている。だから北海道独立のために金塊を使おうとしている土方歳三の仲間に入る可能性は極めて乏しく、コチラはコチラで新たに「第四の戦い」が勃発しそうな伏線っぽいです。

そしてアイヌ民族を装ってこそいるものの、杉元やアシリパの仲間であるキロランケも実はパルチザンの工作員らしい。キロランケはいずれ杉元佐一やアシリパを裏切る可能性が高そう。このキロランケを裏切り者であると占いで当てた女がインカラマツ。

ゴールデンカムイ8巻 インカラマツと谷垣
(ゴールデンカムイ 8巻)
このインカラマツは谷垣と接触。二瓶鉄造のクダリから登場したヤツ。谷垣がかつて妹を亡くしたことを言い当てられ、思わず「なまらヤベーべや」と驚愕。そして谷垣と妹フミと、その婚約者だった賢吉との過去編が始まります。でもインカラマツは谷垣の過去を知ってて当然。

ゴールデンカムイ8巻 インカラマツと鶴見中尉
(ゴールデンカムイ 8巻)
何故ならインカラマツは鶴見中尉の手先だったから。かつて谷垣は鶴見中尉に妹フミのことなどを洗いざらい話していた。それをインカラマツは聞いていたのではないかと推察されます。相変わらずギャグ展開は続くものの、事態は混沌へ。

これまでのおさらいも兼ねて「ゴールデンカムイがなまら面白い」という考察レビューも後でチェックしてみて下さい。

そういえばもう一つの運営している漫画ブログ「すごないマンガがすごい」で、リライトしか能がない連中が集まってるDeNAの記事リンクが「参考になりますよ」というコメント付きで貼られてて爆笑しました。俺みたいな零細ブログで自演しても意味ないだろうに…やっぱりバカなんだろうなと。