『ごくりっ』全2巻のネタバレ感想をレビュー。作者は前原タケル。掲載誌は月刊スピリッツ。出版社は小学館。ジャンルは青年コミックのラブコメ漫画。絶賛AmazonのKindleでもダウンロード購入が可能です。

そういえば気付けばそろそろ年末ですが、2017年は軽自動車のフルモデルチェンジラッシュということで、最近「軽自動車のおすすめ人気ランキング2017」を作ってみました。これから軽自動車を買おうと考えてる方はどうぞ。割りと力作です。新車や中古車を買う予定がなかったとしても、今後のクルマ選びに参考になるはずです。他にも自動車ブログでは「新型ルーミー・トール vs ソリオ」といった比較記事も書いてます。

この『ごくり』は最近完結したらしく、既に最終2巻も発売済み。特にネタバレ感想を書くつもりもなかったんですが、軽自動車と同じようにボリュームが少ないのでさっくり全巻まとめて面白いかつまらないか考察してみました。


ごくりっ全2巻 あらすじ物語 ストーリー内容


主人公は拓。普通の男子高校生。

ごくりっ1巻 あらすじ 本田理子
(ごくりっ 1巻)
この拓には本田理子(リコ)という幼馴染がいた。性格は活発で明るい。道にできた水たまりを見かけると、思いっきり飛び越えようと試みる。さすがに女子高生となると「無邪気」と表現していいか戸惑いますが、拓はこんなリコのことが好きだった。

しかも幼馴染だけあって、拓とリコの家は両隣。拓の部屋からはリコの部屋が丸見え。リコは性格は明るいものの、少しガサツというか無頓着なところがあってカーテンを開けっ放しで着替えることもしばしば。拓のリコに対する好きな気持ち(股間)が一層ふくらむことは言うまでもありません。

しかしリコには海外へ引っ越した直樹という彼氏がいた。直樹も同じく幼馴染。拓とリコがいつも一緒にいても、リコの頭の中は直樹のことばかり。拓が付け入るスキはどこにもなかったが、直樹がいない今こそ最大のチャンス。

ある日、拓は「恋の願いならなんでも叶えてくれる神社」の存在を友達から知らされる。半信半疑だったものの、やはり人間は根拠がないからこそ神頼みをしてしまうもの。そこで「リコに俺のことだけを考えて欲しい。俺がいないと死んじゃうぐらいに」とついお願いしてしまった。

そうすると翌日、リコの体調が急変。お腹がモゾモゾすると言い出したと思ったら、高熱で今にも倒れそう。拓は急いでリコを保健室に連れて行って、ベッドに寝かせてあげる。

ごくりっ1巻 あらすじ 悪魔
(ごくりっ 1巻)
そして急にリコのお腹から悪魔のような得体の知れない存在がニョキッと飛び出てくる。そこで一言。「お前のアレを飲ませないとリコは死ぬ。もってあと30分だな」とポツリ。アレとはそう。往年の狩野英孝のギャグ風に言うとしたら、「ラーメン・つけめん、ぼく◯ーメン」。

拓は思わず何言ってんだこいつ状態。ただリコの体調はどんどん悪化していく中、その言葉を信じざるを得ない。しかも自分で処理して出したアレを飲んでもダメ。あくまでリコの手か口で放出させたアレでなければ死んでしまう。

(ごくりっ 1巻)
リコはリコで死にたくない一心から、悪魔の言われた通りに実行。ユサユサと揺れてしまうのは不可抗力というものです。罪悪感にさいなまれる拓だったが、悪魔は「お前の願いはこういうことだろ」とニヤリ。

(ごくりっ 1巻)
しかもリコがお腹がすくタイミングは神のみぞ知る。だから文化祭でリコが主役を演じている最中にお腹がすくことも。まさに所構わずチソチソシュッシュ。

果たして、拓が望んだ願いは天国か地獄か。永遠に続くであろう、リコとの緊張感ある刺激的な毎日は何をもたらすのか。拓とリコの運命はいかに?…といった内容になります。だからまさに「THEタイトル通り」な漫画。「誤クリック(ごくりっく)」的な意味は含まれてません。


ヒロインの本田理子がいけ好かない


タイトル通りのマンガってことで、やはりヒロイン・本田理子の存在が重要になってきます。キャラクターとしての魅力がマンガの面白さが決まってくる。下系の実用性という点でも重要。ただ結論から書くといささか微妙。

確かにリコは肉感的でパイオツカイデー。シコシコしてくれちゃってるときにもプルンプルンのムッチンプリン。はい正直大好物です。ただリコの性格が悪い。

ごくりっ1巻 本田理子 ヒロイン失格
(ごくりっ 1巻)
あらすじの説明を読めば単なるネアカっぽく見えますが、何故か主人公・拓に対してやたらと高圧的なタメ口を使ってくる。見た目の雰囲気と合ってない。

それ以前に漫画のテーマを考えると「やりたくないけどやらざるを得ない」のがミソ。言っちゃえば「女性の恥じらい」が実用性を高めるポイントになるはずですが、まさかの逆方向を全力で突っ走ってくれちゃってる。

(ごくりっ 1巻)
他にも彼氏・直樹にもこんなことしたことないんだよと恥じらいつつ、まさかのツバで自分の手をグチュグチュさせてからシコってくる。お前めちゃめちゃ手練のプロフェッショナルやんけ!デリヘルやったら絶対人気出てるやんけ!!指名してるやんけ!!!

リアルでこんな女の子がいたらウッヒョーものですが、やはりヒロインとしてのキャラクターが曖昧。大人しい純情キャラでもなければ、誰にでも股を開くようなビッチキャラでもない。これだと読者は感情移入しづらい上に、面白い展開も作りづらい。

あとでもう少し詳しく最終回は後述しますが、主人公・拓とリコは結果的に結ばれる。でも読後感としては「お、おう」ってのが正直な感想です。どうしても恋愛ものとしては盛り上がりに欠けるでしょう。


出オチ漫画以上でも以下でもない

だからつまるところ『ごくりっ』は出オチという表現がピッタリ。「男のジャーメンを飲まないと死んでしまう女子」という設定ありき。ピュッとしてごっくんしてるだけ。

ごくりっ2巻 リコ 直樹 拓 三つ巴
(ごくりっ 2巻)
最終2巻では彼氏・直樹が日本に帰国して、まさにリコに抜いてもらってる最中に出くわす。いかにも面白くなりそうな展開ですが、結果的に不発だった印象。こういった不慮の事態を打開する展開こそが漫画的に面白くなるポイントだと思いますが、ことごとく月並み。ただ「書いてるだけ」ってだけで山場を何一つとして作れてない。

(ごくりっ 2巻)
最終回もネタバレしておくと、主人公・拓は自分で自分の股間をぶっ刺す。生殖機能を自ら破壊することで、リコにジャーメンを与えることが不可能な状況を作った。結果的に悪魔が追い詰められて…という終わり方。

でも、この悪魔も結局何をしたかったのか良く分からない。別に生殖機能を再生させることもできそうなもんですし、拓とリコの関係性に興味があればもっとガツガツ絡んで来れそうなもんです。ジャーメンがダメだったら「唾液」というのもありでしょう。

あとフェチ的な部分でも批判しておくと「ごくり」の部分を一切描かない。リコがゴックンする時は毎回「ごくり」という文字(吹き出し)が書かれるだけ。一時期DMMで大人向けビデオのレビューをしまくったAVマイスターである自分としては、やはり「ゴックン」の良さは女性の嫌がる表情や喉元が上下に運動する部分にあると思うんです。

そこを視覚的に一切描いてないのは大問題。何のための設定なのか。他にも口元から白い液体を垂らすってのも良かったでしょう。そもそもジャーメンを「アレ」や「◯△◆」とボヤかして表現するなど、何故最後までまどろっこしい表現を使い続けた演出も理解に苦しむ。何の意味があったのか不明。


ごくりっ全2巻の総合評価 評判 口コミ


『ごくりっ』全2巻のネタバレ感想をまとめると、そこまで面白い漫画ではなかった感じ。下系や実用目的では多少使えるかも知れませんが、ストーリー展開やキャラクター的にはイマイチでした。

偶然一話目かを雑誌で読んだ記憶があって個人的に興味を持ったマンガの一つですが、最後はやや打ち切り気味の最終話。一応作品としてはまとまってるものの、実に平凡なまま軟着陸。別にモヤッと感もなかったものの、読後感もほとんど何も残らない。

それでも設定そのものはベタでシンプル(だからこそ面白くするのが難しい?)ですから、描く人が描けばそれなりに面白くはなりそうです。ということで、どなたか同じ設定で新しくマンガを描いてみてはいかがでしょう?(笑)