『フライング ダーウィン』のネタバレ感想。作者は、すがぬまたつや。少年ジャンプ33号に掲載された読み切りギャグ漫画。ただ意外に面白かったのでレビューしたいと思います。
ただ一人だけめちゃめちゃ進化してしまった人間がいた!!果たして、この男の運命はどうなる!?みたいなストーリー。
例えば「初めてだから分からないけどさ、こういうのってせーので進化するんじゃないの?」とボヤくんですが、まさにその通り。絶対お前高等教育を受けてるやろ。もちろん「突然変異」というパターンも世の中には多いですが。
だから男は進化なんてしなきゃ良かったと嘆く。何故なら孤独。だっていくら自分だけペラペラ喋れたところで、話し相手がいない。むしろ孤独感は募るばかり。
原始人時代は大好きだったキャメロンを見ても、男心はピクリとも動かない。だって鼻クソをチュパチュパしちゃってますから!!ヒジを付きながら「なんかなあ…」とポツリとしみじみ嘆く姿が笑った。所詮は原始人は原始人、人間は人間。その垣根を超えるのは至難の業。
ちなみに「キャメロン」という名前は男が勝手に付けた名前。ただ、そもそも自分の名前がないことに気付く。そりゃあ名前を呼ばれることがないのだから当然といえば当然。急を要するわけではないものの、そこで自分の名前を考え出す男。
真っ先に候補に浮かんだ名前が「ミッキーマウ…」。男は「すごくみんなから愛されて人気者になれそうな名前だ」と喜ぶものの、「不思議と名乗ってはならないという強い圧を感じる」と震える。夢の国だけあって時間軸を軽く飛び越えたらしく、男は「この現象を言霊(ことだま)と名付けよう」と決める。恐るべしディズニー!
まあ男が文字を使えてる時点でツッコミどころ満載。日本人だって文字を使えたのは、言っても1000数百年ぐらい前の話。最近といえば最近。進化のスピードがパネェ。
だから普通にライターを使う。「肉は焼いた方がいいよ…生だと腹壊すし」と仲間を気遣うものの、仲間はまだ猿の類いなので火にビビって逃げ出す。そこは棒みたいなんをキュルキュル回して火を起こせよ。一足飛びのフライングにも程があるだろ。百歩譲って男が人間的に進化するならまだしも、モノや文化まで勝手に進化させちゃダメだろ(笑)
でもこのライターの火でビビらなかったヤツがいた。男と同じように進化を始めた猿がいた。この猿はまだまだ話す能力はないものの、何故か驚異的な発明を開発しだす。
例えば今年2016年10月から発売される「プレイステーションVR」風の石。男は最初「拘束具?」と訝しがるものの、「不思議と楽しい雰囲気がする…新しい感じもだ」と頭にハメるとテンションが上がる。いや最先端にも程があるやろ。人によっては全然ピンと来ないぐらい最先端。
そして今度は「ニンテンドー64のコントローラー」風の石を開発。男は「これも持つと楽しい感じがする…でも何故かこれには新しさを感じない…むしろ懐かしいぐらいだ」。お前ゼッタイ今30代40代やろ!生年月日は1980年代から1990年代前半にかけて産まれた中年やろ!
他にもYouTuberが登録者数何十万人か超えるともらえるという謎のタテを作ったり、このアイテムの絶妙なチョイス感がたまらない。でも男は「楽しいだけ」のモノを開発しても意味はないと言い出す。だってそれだけでは人類は発展しない。
そこで男は「みんなで乗れる乗り物を作ろうと思う。これがあれば群れで長距離移動できる。人類発展のために協力してくれないか?」と提案。半分人類は言語を話せないのでパチリと瞬きをして同意の合図。
そして完成したのがまさかのメリーゴーラウンド。二人は達成感から思わずハイタッチ。もはや長年の親友の感すらある二人。
ただ散々楽しむだけ楽しんで、男は重大な事実に気付く。「これ楽しいだけだッッ!」。
…でしょうね!!そこまで脳みそが進化したなら作ってる途中で気付けただろ!っていう。
キャラクターも良い、セリフ量も絶妙でテンポ感が良い、出落ちとしか思えない設定な割にネタの幅も広い、作品としての伸び代もあるので、連載作品としての可能性を感じさせます。
少年ジャンプは現在のところ、ギャグ漫画は『磯部磯兵衛物語』と『斉木楠雄の災難』ぐらい。どちらもギャグ漫画としては連載からかなり時間が経つので、そこに付け入る隙はいくらでもあるはず。いつでも連載が始まる素地はありそうです。
あらすじ物語・ストーリー内容
時代は原始時代。人間はまだ猿に近い状態。当然文化的なものはおろか、もちろん言語すら持ち得なかった。ただ一人だけめちゃめちゃ進化してしまった人間がいた!!果たして、この男の運命はどうなる!?みたいなストーリー。
ギャップ感
この男は「まさか私だけ先に進化するとは…」と流暢にペラペラ話すほど、抜きん出て進化してしまった。一体何があったかは分からないものの、割りと考察力にも優れてる。例えば「初めてだから分からないけどさ、こういうのってせーので進化するんじゃないの?」とボヤくんですが、まさにその通り。絶対お前高等教育を受けてるやろ。もちろん「突然変異」というパターンも世の中には多いですが。
だから男は進化なんてしなきゃ良かったと嘆く。何故なら孤独。だっていくら自分だけペラペラ喋れたところで、話し相手がいない。むしろ孤独感は募るばかり。
原始人時代は大好きだったキャメロンを見ても、男心はピクリとも動かない。だって鼻クソをチュパチュパしちゃってますから!!ヒジを付きながら「なんかなあ…」とポツリとしみじみ嘆く姿が笑った。所詮は原始人は原始人、人間は人間。その垣根を超えるのは至難の業。
ちなみに「キャメロン」という名前は男が勝手に付けた名前。ただ、そもそも自分の名前がないことに気付く。そりゃあ名前を呼ばれることがないのだから当然といえば当然。急を要するわけではないものの、そこで自分の名前を考え出す男。
真っ先に候補に浮かんだ名前が「ミッキーマウ…」。男は「すごくみんなから愛されて人気者になれそうな名前だ」と喜ぶものの、「不思議と名乗ってはならないという強い圧を感じる」と震える。夢の国だけあって時間軸を軽く飛び越えたらしく、男は「この現象を言霊(ことだま)と名付けよう」と決める。恐るべしディズニー!
まあ男が文字を使えてる時点でツッコミどころ満載。日本人だって文字を使えたのは、言っても1000数百年ぐらい前の話。最近といえば最近。進化のスピードがパネェ。
だから普通にライターを使う。「肉は焼いた方がいいよ…生だと腹壊すし」と仲間を気遣うものの、仲間はまだ猿の類いなので火にビビって逃げ出す。そこは棒みたいなんをキュルキュル回して火を起こせよ。一足飛びのフライングにも程があるだろ。百歩譲って男が人間的に進化するならまだしも、モノや文化まで勝手に進化させちゃダメだろ(笑)
でもこのライターの火でビビらなかったヤツがいた。男と同じように進化を始めた猿がいた。この猿はまだまだ話す能力はないものの、何故か驚異的な発明を開発しだす。
例えば今年2016年10月から発売される「プレイステーションVR」風の石。男は最初「拘束具?」と訝しがるものの、「不思議と楽しい雰囲気がする…新しい感じもだ」と頭にハメるとテンションが上がる。いや最先端にも程があるやろ。人によっては全然ピンと来ないぐらい最先端。
そして今度は「ニンテンドー64のコントローラー」風の石を開発。男は「これも持つと楽しい感じがする…でも何故かこれには新しさを感じない…むしろ懐かしいぐらいだ」。お前ゼッタイ今30代40代やろ!生年月日は1980年代から1990年代前半にかけて産まれた中年やろ!
他にもYouTuberが登録者数何十万人か超えるともらえるという謎のタテを作ったり、このアイテムの絶妙なチョイス感がたまらない。でも男は「楽しいだけ」のモノを開発しても意味はないと言い出す。だってそれだけでは人類は発展しない。
そこで男は「みんなで乗れる乗り物を作ろうと思う。これがあれば群れで長距離移動できる。人類発展のために協力してくれないか?」と提案。半分人類は言語を話せないのでパチリと瞬きをして同意の合図。
そして完成したのがまさかのメリーゴーラウンド。二人は達成感から思わずハイタッチ。もはや長年の親友の感すらある二人。
ただ散々楽しむだけ楽しんで、男は重大な事実に気付く。「これ楽しいだけだッッ!」。
…でしょうね!!そこまで脳みそが進化したなら作ってる途中で気付けただろ!っていう。
総合評価・評判・口コミ
『フライング・ダーウィン』のネタバレ感想をまとめると、多分いずれ少年ジャンプで連載されるでしょう。キャラクターも良い、セリフ量も絶妙でテンポ感が良い、出落ちとしか思えない設定な割にネタの幅も広い、作品としての伸び代もあるので、連載作品としての可能性を感じさせます。
少年ジャンプは現在のところ、ギャグ漫画は『磯部磯兵衛物語』と『斉木楠雄の災難』ぐらい。どちらもギャグ漫画としては連載からかなり時間が経つので、そこに付け入る隙はいくらでもあるはず。いつでも連載が始まる素地はありそうです。
コメント
コメント一覧 (2)
それと発明を開発て
頭悪いなら無理してブログなんかするなよ