『代表人』全2巻のネタバレ感想。作者は木多康昭。少年マガジン(講談社)で連載してたギャグ漫画。

あらすじ

おそらくジャニーズをネタにしたギャグ漫画はこの『代表人』が最初で最後でしょう。そういう点ではかなりヤヴァイ漫画。しかも記事タイトル通り、ただのジャニーズではなく天下のSMAP。一応作中ではSMAPという名前はもちろん使わずに、「IGARASHI(イガラシ)」という架空のグループ名には変えてる。

でも主人公・米良勝男の設定からしてSMAPにケンカを売ってる。
代表人1巻/2
(上巻)
元は6人組でそのメンバーだったのに突然辞めたという設定。明らかに森くんやん。絶対に本物の森くんは後悔してないはずですが、米良はめちゃめちゃ嘆きまくり。だからIGARASHIに対して強烈な逆恨みを持ってるという設定。

そのIGARASHIが日本の民間人で初めて宇宙船に乗ることになる。そこで米良がバスジャックならぬ、スペースジャックをかますという展開。ツッコミどころ多すぎ。

木多康昭はスマップが嫌い?

そこらへんのクダリは割愛しますが、とにかく作者・木多康昭のSMAPイジリがひどい。主人公の米良の設定からしてスマップディスりがハンパないんですが、例えば草なぎ剛に対しても直接的にバカにしてる。

代表人1巻/草薙イジリ
(上巻)
人はこのような骨格を愛するようにはできてない」とかムチャクチャ。現在でもすごいセリフやなと思うんですが、これが2002年当時。また「六角」という苗字からしても悪意に満ちてる。

代表人1巻/稲垣吾郎
(上巻)
稲垣吾郎に関しては、例の謝罪会見をまんまイジる。名前も「菅野隊員」。稲垣メンバーと元カノの名前を組み合わせるという鬼畜の所業。きっと今なら倍返しされてそう。また時期が時期なら「シンゴーシンゴー」とかディスってたんでしょうか。

裁判沙汰?

ファンか事務所からかは知りませんが、結構早い段階でこのIGARASHIが出てこなくなる。おそらく強烈な抗議でもあったんでしょうか。連載も早めに終了。当時、読者の方としても色んな想像をかきたてられた。

ちなみに、その答えが下巻のラストに書かれてる。
代表人2巻/裁判
(下巻)
まさか作者が裁判に出廷するというオチ。そこで延々と作者の心の叫びみたいなんを書いてます。まあ、こんな風にマンガにしてる時点で、おそらく実際には訴えられてはいないと思いますが、お前の場合は自分でトラブルを生産してるだけやんけっていう(笑)

総合評価

今でこそ若干落ち目の匂いがしなくはないSMAPですが、2000年代前半のSMAPは人気絶頂。そこに独り果敢に立ち向かっていった作者・木多康昭の勇気には素直に感服。それゆえジャニーズファンが読めば、間違いなく噴飯モノのマンガであることに違いはなさそう。

ただそれゆえに内容的には支離滅裂。展開があっち飛んだりこっち飛んだり、マンガとして評価するのも難しいのが事実かも。まあ良くも悪くも希少性の高いギャグ漫画。


◯展開★3◯テンポ★3.5
◯キャラ★3.5◯画力★3
◯全巻大人買い★3
◆おすすめ度…78点!!!!