ぼくたちは勉強ができない2話 登場人物 緒方 古橋
(ぼくたちは勉強ができない 2話)
『ぼくたちは勉強ができない』1話2話のネタバレ感想をレビュー。作者は筒井大志。出版社は集英社。ジャンルは少年コミックのラブコメ漫画。つい最近少年ジャンプで始まった新連載漫画。略称は「BBD」か。ちなみに「BFF」の意味は大親友。

作者・筒井大志は『ニセコイ』のスピンオフ漫画である『マジカルパティシエ小咲ちゃん!!』を描いてた方。現在少年ジャンプ+ではその『小咲ちゃん』が全話無料で公開中らしい。

だから個人的には期待してたんですが、結論から書くと「打ち切り確率は80~90%」だと予想しておきます。打ち切りいかんの考察も含めて、『ぼくたちは勉強ができない』が面白いかつまらないかネタバレ感想を書いてみました。

ちなみに「ガチで面白いおすすめ人気漫画BEST100」というランキング記事やパッソ vs ルーミー・タンクのトヨタ車同士の比較記事など自動車に興味がある方は御覧ください。


「ぼくたちは勉強ができない」のあらすじ内容・登場人物

ぼくたちは勉強ができない1話 あらすじ 唯我成幸
(ぼくたちは勉強ができない 1話)
主人公は唯我成幸(ゆいが・なりゆき)。秀才の高校3年生。ただ秀才であるはずの唯我を超える天才たちがいた。

ぼくたちは勉強ができない1話 あらすじ 緒方理珠
(ぼくたちは勉強ができない 1話)
それが理系科目でトップクラスの成績を誇る緒方理珠(おがた・りず)。通称「機械じかけの親指姫」。

ぼくたちは勉強ができない1話 あらすじ 古橋文乃
(ぼくたちは勉強ができない 1話)
そして、もうひとりは文系科目でトップクラスの成績を誇る古橋文乃(ふるはし・ふみの)。通称「文学の森の眠り姫」。つまり主人公・唯我は秀才とはいえ、あくまでオールラウンダータイプに過ぎなかった。

ぼくたちは勉強ができない1話 あらすじ 文系 理系
(ぼくたちは勉強ができない 1話)
しかし理系が得意なら理系の大学に進学すればいいものの、実は彼女二人は全く畑違いの大学に進学したいと考えていた。しかも緒方は極端に文系科目が極端に苦手、一方古橋は理系科目が極端に苦手。

『ぼくたちは勉強ができない』の物語は、主人公・唯我が緒方と古橋の家庭教師となって、無事志望大学に合格させるためのサクセスストーリーである。


「勉強ができない」くせに「勉強ができる」という意味不明な設定

ということで、ここからは『ぼくたちは勉強ができない』のダメ出し and 辛辣な感想に入ります。「面白い」と思ってる読者さんはスルー推奨。

結論から書くと設定が意味不明。何故なら「勉強ができない」とマンガタイトルで謳っているにも関わらず、まさかの緒方と古橋が超絶得意な科目があるという不可思議さ。

フツーは「勉強ができない」と聞けば「一切勉強ができない」と読者側は受け取るはずですから、まずこの初っ端で読者が混乱してしまう。主人公からして勉強ができる秀才ですし、むしろ「勉強ができないキャラの方が少ないやんけ」って話です。

しかも理系科目だの文系科目だのと言われたって、小学生や中学生にはチンプンカンプンってもんでしょう。経験上、理系だの文系だの意識するのは高校生に入ってから。大学入試がどんなもんか理解してる小中学生が、世の中にどれだけいるのかって話。

だから水泳部や新体操部など「アホな体育会系の女生徒たちを相手にどう勉強を教えていくか」という展開を描くべきだった。そういった部活女子であれば、いかにもセクシー描写を描きやすい。例えばハイレグ部分から数学の角度の求め方を編み出すなど、セクシーかつアホな展開も容易に思いつきます。

つまるところ、『ぼくたちは勉強ができない』の設定がゴチャゴチャしすぎ。そういう漫画は大体が面白くない・つまらないと相場は決まってます。テーマをシンプルに設定してないと読者もどこを読めばいいか分からないし、作者も何を描けばいいか自縄自縛におちいりがち。


AO入試ならぬAI入試なんてどうだろう?

『ぼくたちは勉強ができない』の連載が始まった少年ジャンプの表紙にも「国数英理社恋」とありましたが、基本的にはラブコメ漫画に属します。

ただ前述のように「勉強を頑張ろう」というテーマである以上、どうしても「恋愛」を積極的に絡めていくことが難しい。やはり勉強をメインに据える以上、恋愛は二の次になりがち。『ぼくたちは勉強ができない』の現状もラブコメ要素は副次的に発生しがち。

そこで似たようなラブコメ漫画で思い出されるのが、若木民喜の『神のみぞ知るセカイ』 全26巻。ちなみに掲載誌は小学館の少年サンデー。完全な他誌ですが一切そういうの気にしないタイプ。

この『神のみぞ知るセカイ』のあらすじ内容を軽く説明しておくと、ギャルゲーマーの非モテ主人公がリアルの女の子を次々と口説き落としていくことで世界平和を達成していく…みたいな展開のストーリー。「恋愛」をメインに据えた設定がシンプルであり、マンガの根幹にも「恋愛」が活かされてる。まあセクシー描写は皆無でしたが…。

だからそれを参考にすると、同じように『ぼくたちは勉強ができない』でも恋愛と入試を上手に絡める必要があった。

実際の入試ではAO入試という一発芸勝負の入試がありますが、これに似せた「AI入試」みたいな入試があれば面白いのではないか。AIの意味はそのまま「愛」でもいいし、「アンアンイクイク」でも可。色んな女生徒を口説き落とした分だけ評点がアップして合格に近付くというもの。

このAI入試だったらたくさんの可愛らしい女の子を登場させられるので、ラブコメ漫画として伸び代も大きい。『ぼくたちは勉強ができない』は現状だと、緒方理珠と古橋文乃以外の女性キャラを登場させづらい。もし彼女ら二人のキャラがウケなかった場合がリスキーであり、そういう点からも打ち切り確率は高めに設定。


ネタバレ感想の総合評価 評判 口コミ

『ぼくたちは勉強ができない』のネタバレ感想をまとめると、かなり長期連載は厳しいかなーと思います。シンプルに面白くない。『ぼくたちは勉強ができない』1話目からして、説明だけに終始してて読んでてしんどかった。20ページで終わる話を50ページに水増しされたような内容の薄さ。

また前述のように作者・筒井大志は『マジカルパティシエ小咲ちゃん!!』を描いてたってことで、ついセクシー描写も期待してしまいますが残念ながらセクシー路線は弱め。どちらかと言えば、健全なラブ要素に走ってる感が強い。

ぼくたちは勉強ができない2話 ラブコメ描写
(ぼくたちは勉強ができない 2話)
例えば2話目だとせいぜい画像程度のレベル。1話目でも終盤にようやく入浴シーンがチラッとあったのみ。だから全体的に嫌な予感しかしてなかったんですが、2話目以降もそれは変わらず。笑いも少なめだったので、『ぼくたちは勉強ができない』が今後大きく盛り返す可能性は低いでしょう。

特に翌週からは『U19』という同じく学園モノの新連載漫画が始まったことも大きい。自分的には割りと面白そうな感じでハマった。女の子キャラクターも可愛らしく、今後はバトル要素も待ってそう。絵柄が独特なのは気になりますが、やはり『ぼくたちは勉強ができない』の未来は厳しそう。

だから1話目の段階で既に『ぼくたちは勉強ができない』を酷評できたんですが、1話目のネタバレ感想で絶賛した『青春兵器ナンバーワン』が思いのほか2話目以降は面白くなかった。やはり1話目だけだと当たり外れも激しいので、今後は2話目以降も読んでからネタバレ感想をレビューしたいと思います。