『僕らはみんな河合荘』が面白いか、つまらない漫画か考察してみた。作者は宮原るり。掲載誌はヤングキングアワーズ。ジャンルは青年コミックのラブコメ漫画。アニメ化されるなど人気作品らしいのでレビューしてみる。


あらすじ物語・ストーリー内容

主人公は宇佐(うさ)。知的で清楚な女性が好きな高校生。宇佐には憧れの女性の先輩・河合律(かわいりつ)がいた。いつも図書室で佇むショートヘアーの美女。

この宇佐は父親が転勤したことで、突如として一人暮らしを始めることになる。下宿先は「河合荘(かわいそう)」という一軒家のお屋敷。新生活が始まるのでウキウキワクワクの宇佐。しかも下宿先の大家の娘が、あの河合律(りっちゃん)だった。

僕らはみんな河合荘1巻 冷たい河合律
(僕らはみんな河合荘 1巻)
ただ河合律はイメージと違って、かなり冷たい性格。いや、正確にはコミュニケーションもあまり得意ではないからこそ、基本は無愛想で不器用な態度を取ってしまう。でも結果的に男そのものを寄せ付けない空気をビンビン。宇佐も思わずタジタジ。

僕らはみんな河合荘8巻 麻弓
(僕らはみんな河合荘 8巻)
しかも河合荘には、婚期を逃しまくりで次々と結婚していく仲間たちに敵意むき出しの麻弓(まゆみ)や、スッピンはブスだから化粧は上手、猫かぶりも上手だけどBL漫画が大好きの隠れ腐女子・彩花(あやか)。

僕らはみんな河合荘2巻 管理人の住子
(僕らはみんな河合荘 2巻)
普段は優しいものの、ときたま殺意をキュキュっとむき出す管理人の住子(すみこ)や、どんな仕打ちにも耐えることが可能なドMのシロ(画像の背後参照)など、ひたすら残念感まんさいの同居人たちばかり。

果たして主人公・宇佐はこんな「可哀想(かわいそう)」な登場人物たちに囲まれて、ヒロイン・河合律と素敵な青春の日々を送ることはできるのか?ちょっぴり下ネタ満載の、まったくトキメけない一つ屋根の下ラブコメディーという触れ込みのマンガ。だから漫画タイトルは若干ダジャレってます。


可愛いりっちゃんのリアクションにうれしぬ

「ときめけない」と作品中では煽られてましたが、実際にはヒロインの河合律(りっちゃん)はかわいい。

僕らはみんな河合荘2巻 浴衣姿の河合律
(僕らはみんな河合荘 2巻)
浴衣姿はこんな感じ。ショートボブ属性がない男でも、この姿にはやられそう。

僕らはみんな河合荘3巻 フルカラーの河合律
(僕らはみんな河合荘 3巻)
フルカラーだと河合律の可愛さがより顕著になります。髪の毛の柔らかい感じがヤバイ。ゼッタイ良い匂いしかしてこないパティーン。何気に胸チラがあるなど、作者・宮原るりの抜け目ない配慮に拍手やで。

僕らはみんな河合荘7巻 河合律 きらいにならないで
(僕らはみんな河合荘 7巻)
河合律の表情が抜群に上手い。画像は宇佐に対して「きらいにならないで」と言った時の表情。唇を噛むんだか噛まないんだか、っていう絶妙な口元。やられてしまいます。

僕らはみんな河合荘3巻 虫にビビる河合律
(僕らはみんな河合荘 3巻)
ムカデにビビる表情といったデフォルメも上手い。そして可愛い。

僕らはみんな河合荘8巻 河合律の嫌悪
(僕らはみんな河合荘 8巻)
嫌悪感むき出しの表情も意外に悪く無いです。というか意外とムッチリバディーなりっちゃん。

他にも行動が全般的にかわいい。

僕らはみんな河合荘1巻 河合律
(僕らはみんな河合荘 1巻)
りっちゃんはとにかく本が大好きで、ところかまわず河合荘の中でも読んでいる。でも小説の山場に来ると立ち止まって、再び歩き出すの繰り返し。普通に移動してから読んだ方が早いやろ。だから危なっかしいんですが、そのヨチヨチ歩きの姿に宇佐は庇護欲を掻き立てられて思わず胸キュン。

僕らはみんな河合荘5巻 河合律in こたつ
(僕らはみんな河合荘 5巻)
こたつの中でも本を読んでる時は、ただのウルトラものぐさカタツムリ。当然のように無表情で命令してくる感じもちょうど良い。上から目線すぎないSっぷり。ちなみに宇佐はこの後、りっちゃんがいた場所でこたつ布団をハスハスしてブチ切れられる。

僕らはみんな河合荘7巻 河合律の壁ドン
(僕らはみんな河合荘 7巻)
眠っている宇佐に対する壁ドンも可愛い。「ふん」という鼻息がヤバイ。まさに「うれしぬ(うれしくてしぬ)」。

あらすじでも説明しましたが、河合荘は男女の生活スペースが明確に分けられてる。だから男子が女子スペースに入ってしまうとボコられる。ある日、痴漢が発生。そこで安全のため宇佐は一緒に律と下校する。

ただ宇佐がいない時に限って、痴漢と出くわす律。運良く本を見ていてスルーして、その間に宇佐が駆けつけて無事逮捕という展開。宇佐は「本好きなのはいいけど無防備すぎます」と注意。ぐうの音も出ないものの、感謝の気持ちもいっぱい。
僕らはみんな河合荘2巻 河合律
(僕らはみんな河合荘 2巻)
そこで「ありがと」と言ったあとに、テレ顔で「こいっこいっ」と無言で手振りを見せる。本当は「もうッ」と照れ隠しで叩きたいけど、状況的に自分が圧倒的に悪い。そこで宇佐に女子スペースに入らせることで「自分が叩く根拠」が欲しい。でも宇佐も何となくその気持ちを把握してるので、思わず「この人ホントずるい」と叩かれに馳せ参じる。

とにかく作者の絵が上手いので、河合律というキャラクターの良さが最大限発揮されてる。ペラペラと喋らせがちですが、無言の表情だけで全てが伝わる。ツンツンしてる部分も程よく愛しく、デレの部分は最強の可愛い。表情だけで男心をくすぐってくれる。そして股間がズキュン。

でもこういった律の言動は不器用な性格から来るもんなんで、女子がイライラするブリっ子さはほとんどないはず。可愛いもの好き女子もきっとハマりそう。


宇佐がなにげにイケメンらしいぞ

主人公・宇佐は「変人処理班(へんしょり)」というアダ名が付くだけあって、他の登場人物への対応もそつなく上手い。でもヒロイン律に対しては恋愛感情もあって、普段は仲良く接するものの友達以上の関係にはなかなか踏み込めない。

でもいざという時にはオトコを見せてイケメンっぷりを発揮する。

僕らはみんな河合荘3巻 イケメンの宇佐
(僕らはみんな河合荘 3巻)
前述のムカデが現れた場面では、うろたえまくる律に対してガチッと肩を掴んで「先輩!落ち着いて!もういないから!大丈夫です!」となだめる。普段は律に触れることすらできない宇佐も、大事な女性を守るためにはババっと動く。きっと女子的にはグッと来るんじゃなかろうか。

文化祭で不良に絡まれた林を助けようとした律。逆に今度は自分が絡まれて追いかけられる。教室に逃げ込んで、最初は一人でも大丈夫と落ち着かせるものの、やっぱり「助けて」と宇佐に電話をかけてしまう。
僕らはみんな河合荘4巻 イケメン宇佐 文化祭
(僕らはみんな河合荘 4巻)
そうすると大急ぎで駆けつける宇佐。冗談で着せられたメイド服すら脱ぐことなく、そのままやって来た。それだけ律に対する愛の深さが見られるシーン。


下ネタは多い?

掲載誌がヤングキングアワーズってことで、割りと下ネタもあります。

僕らはみんな河合荘4巻 下ネタ
(僕らはみんな河合荘 4巻)
シロが「写生大会に行こうか?」と唐突に言い出すと、麻弓は「耐久で競うのか?それとも飛距離?」と意味深な返し。

僕らはみんな河合荘4巻 下ネタ チェス
(僕らはみんな河合荘 4巻)
河合律が「(チェスを)…する?」と聞いてくる場面も、何故か意味深。

僕らはみんな河合荘4巻 宮原るりの下ネタ
(僕らはみんな河合荘 4巻)
作者の宮原るりは「下ネタが足りない気がして身内に相談したらコイツ正気かという顔で見られました」と言っていますが、画像を見たら分かるように基本的に軽めの下ネタが多め。

宇佐が軽くセクハラされる場面も目立って、良い意味で不快にさせないレベル。少なくとも、女性読者でも嫌な気はさせないレベルと量でしょう。ただ悪く言えば実用性みたいなんを期待すると失敗します。


総合評価・評判・口コミ


『僕らはみんな河合荘』が面白いか考察をまとめると、ヒロイン・河合律の破壊力がハンパない。アウディ・R8並みの加速力。要は作者・宮原るりの画力がヤヴァイ。表情だけでムラムラさせる漫画家は他にはなかなかいないでしょう。藤島康介が御伽ねこむとデキ婚しましたが、確かにこんな絵を描けるとしたらホレるのも頷けます。宮原るりの御手手で僕の股間のGペンをシコシコしてh(ry。

また宇佐と河合律の縮まりそうでなかなか縮まらないヤキモキ感は、むしろ女子ウケしそう。笑いのノリもどちらかと言えば女子っぽいかも。だから割りと幅広いレンジで楽しめる面白い漫画。現代版+高校生版『めぞん一刻』の上位互換といったところ。