『僕のヒーローアカデミア』12巻のネタバレ感想。作者は堀越耕平。掲載誌は少年ジャンプ(集英社)。AmazonのKindleや楽天などでも試し読み・立ち読みが可能です。『僕のヒーローアカデミア』11巻のネタバレ感想は別の漫画ブログでレビュー済み。12巻の内容は必殺技を覚えようという続きになります。


新しい必殺技を覚えよう


主人公・緑谷出久たちは、まだヒーロー免許を未取得。自動車やバイクと同じで免許がないと乗っちゃいけないように、免許がなければヒーローとしての活動はできない。

そこで教師のイレイザーヘッドが「仮免取得が当面の目標やで」ということで、夏休み期間のうちに最低でも2つは必殺技を覚えようという展開に。何故なら仮免取得の合格率は毎年5割を切るから。やはり必殺技があれば仮免合格へのハードルが下がります。

ちなみに仮免許ではないものの考えてみると、現実でも自動車やバイクの免許でも意外と合格率って高くありません。内緒ですが、自分は一度原付免許の試験を落ちたことがあります。全く勉強せずに余裕しゃくしゃくで臨んだら、何点か足りずに余裕しゃくしゃくで落ちました。意外と凡ミスを無くすってのが難しい。って何の話や。

僕のヒーローアカデミア12巻 体育館γ TDL
(僕のヒーローアカデミア 12巻)
この必殺技を覚えるために用意された場所が体育館γこと通称「TDL(トレーニングの台所ランド)」。もうちょっとマシな当て字あったやろ(笑)

僕のヒーローアカデミア12巻 オールマイトのアドバイス
(僕のヒーローアカデミア 12巻)
ただ主人公・緑谷出久は何のアイデアも浮かばない。そこでオールマイトに相談するものの、「出久くん、まだキミは私に倣おうとしてるぞ」と突き離す。やはり自分の頭で考えてナンボ。答えよりも答えまでのプロセスが重要。

そこで緑谷出久は発目と接することで、何かアイデアをひらめく。実際には「常識とは18歳までに身に着けた偏見である」というアインシュタインの名言のような気もしますが…。

僕のヒーローアカデミア12巻 緑谷出久 必殺技
(僕のヒーローアカデミア 12巻)
これまで腕や手で攻撃しようとしていたものを「足」による攻撃に変更。その名も「ワンフォーオール・フルカウル・シュートスタイル」。なっげ。

オールマイトのように手や腕で攻撃しようとすると、どうしても緑谷出久は肉体が仕上がっていないからか「ワンフォーオール」が生み出す反動も大きかった。でも足であれば衝撃に耐えられるキャパシティが向上する。

僕のヒーローアカデミア12巻 爆豪勝己
(僕のヒーローアカデミア 12巻)
一方、緑谷出久のライバル・爆豪勝己の新必殺技は「徹甲弾」。これまでは手の平全体で起爆させてたものの、筒状にした左手をあてがうことで威力の矛先を前方一点に集中させることに成功。

だから全体的には「新しい必殺技」というよりかは「基礎的な必殺技の強化版」と言ったレベル。他にも色んな生徒キャラクターがいるものの、後述する上鳴電気などあくまで既に持ってる必殺技の延長線上。新コスチュームのクダリも含めて、やや肩透かし感は否めない。


雄英高校 VS 志傑高校


ということでヒーロー仮免許本番。試験会場は国立多古場競技場。

まずは一次試験が始まるんですが、受験者1540名に対して合格者は先着100名。まさかの合格率10%以下。いや二次試験を考えると、更に最悪一桁以下か。

この一次試験はカラダに付けた3つの的にボールを当てられると敗北。合格するには二人倒すことが条件という内容。ここで主人公・緑谷出久たち率いる雄英高校は、志傑高校のヒーロー高校生と相まみえることとなる。志傑高校は西日本を代表するトップ高校。まさに東のトップ vs 西のトップ。

僕のヒーローアカデミア12巻 夜嵐イナサ
(僕のヒーローアカデミア 12巻)
志傑高校の中でも優秀なヒーロー候補生が、夜嵐イナサ。まさに熱血野郎。一度雄英高校に合格したものの、それを蹴って志傑高校に入学した曰く付きの生徒。この夜嵐イナサは台風並みの風を操る必殺技を所有するのか、大量にボールを巻き上げて120名を同時に脱落させる。

ちなみに作者的にはコスチュームデザインを張り切りすぎて描くのが面倒だそう。確かに後先考えずに作ったデザインって感じがします。というかめっちゃ動きにくそう(笑)

僕のヒーローアカデミア12巻 肉倉精児
(僕のヒーローアカデミア 12巻)
他にも肉倉精児という志傑高校の生徒は、まさに相手を肉ミンチ状にしちゃう。地味にかなりグロテスク。多分探せばこういうホラー漫画とかありそうです。結果、爆豪勝己あたりも肉ミンチにされてしまう。

僕のヒーローアカデミア12巻 上鳴電気 ポインターシュート
(僕のヒーローアカデミア 12巻)
そこで一人立ち向かったのが上鳴電気。前述のように拡散しがちな電気をピンポイントに集中させることで肉倉精児を狙い撃ち。そして爆豪勝己や上鳴たちは見事合格。ちなみに今更ですが、既にモブ化確定済みの肉倉精児の読み方は「ししくら・せいじ」。絶対一発で読めねーよ(笑)

僕のヒーローアカデミア12巻 耳郎響香
(僕のヒーローアカデミア 12巻)
雄英高校の面々だと芦戸や耳郎の戦いはこんな感じ。特に耳郎に至っては地面を大破壊するなど、既に威力が反則級。わざわざ地面に音波を当てなくても、そのまま飛び道具のように使った方が効果的か。

僕のヒーローアカデミア12巻 青山と飯田
(僕のヒーローアカデミア 12巻)
青山と飯田のバトルはちょっとした友情物語。志傑高校に追い詰められる中、青山が囮になる形で飯田にパスを出す。ただ青山の夜中のパチンコ屋並のサーチライトのおかげで、前述の芦戸たちが集結。結果的に雄英高校の生徒たちは全員一次試験を突破。

僕のヒーローアカデミア12巻 二次試験のお爺ちゃんたち
(僕のヒーローアカデミア 12巻)
しかしヒーロー仮免許二次試験を待ち構えているのは、ナゾのお爺ちゃんたち。果たして緑谷出久や爆豪勝己は無事仮免許を取得することはできるのか?将来のライバルになるであろう夜嵐イナサの運命は?若者のヒーロー離れが叫ばれている昨今、若き獅子たちの躍動に刮目せよ!FUN TO ULTRA!


僕のヒーローアカデミア12巻の総括



以上、『僕のヒーローアカデミア』12巻のネタバレ感想でした。再び2017年4月1日からアニメ2期も始まるらしいです。ただアニメ1期はTBS・MBS系列で放送されてた記憶がありますが、今度からは日テレ・読売系に移るらしいので少し注意が必要か。

『銀魂』の実写映画版キャストのビジュアル一覧も最近記事化しましたが、もし『僕のヒーローアカデミア』がいずれ実写化する場合、オールマイトの配役キャストはカズレーザーかうさん臭いでお馴染みの高須クリニックの院長をおすすめしておきます。

ちなみに【おすすめ考察】僕のヒーローアカデミアが面白いも良かったら御覧くださいませませ。