ファンタジー漫画『ブラッククローバー』が面白いという考察記事でも触れたんですが、この『ブラッククローバー』は主人公アスタなどキャラクターが放つセリフがとにかく熱い。もっと言うと王道の少年コミックで頻繁に見られる名言が連発。

そこで今回の記事では「ブラッククローバーの名言や名シーン」を簡単に集めてみました。現時点ではブラッククローバーの巻数は多く発売されてないので名言そのものも多くはありませんが、果たしてどういった名言があったんでしょうか?

ブラッククローバー2巻 アスタ ユノ 仲間 名言
(ブラッククローバー 2巻)
例えば主人公・アスタと幼なじみのユノ。画像は別々の場所で戦ってるんですが、仲間のピンチの場面に駆け付けてほぼ同時に吐いた名言。ベタな名言ではありますが、前述の考察記事でも触れたように使うタイミングが上手い。

そこで『ブラッククローバー』の名言だけを集めて個別に記事化してみた。というか、ほぼ主人公・アスタ発信の名言メイン。気付いたらそうなってました。


アスタの主人公性を象徴する名言

『ブラッククローバー』の世界観(厳密にはクローバー王国)では恵外界→平界→王貴界に分かれてる。名前のとおり、王貴界は貴族だけが住む場所で、アスタたちが育った恵外界は貧しい地域。特にこれはマナ(魔力)の量においても同じ傾向が見られた。

ブラッククローバー2巻 下民差別 アスタ
(ブラッククローバー 2巻)
だからアスタは「みんなを護る為にオレは魔法帝になる!」と豪語。その執念や決意の固さに仲間も圧倒される。他にも4巻ではラデスという敵に「そんなガキ守って何になるっつーんだよ偽善者野郎」と罵られても、「なんにならなくても護る!」セリフは良かった。

序盤はモブキャラ・セッケがアスタの足を引っ張ろうとしてくるものの、ことごとく失敗。ついには死にそうになる(とは言っても痺れてるだけ)。そこで観念してアスタに自分の魔法亭になるという夢を勝手に託そうとする。
ブラッククローバー2巻 アスタとセッケ 名言
(ブラッククローバー 2巻)
それに対して「諦めんな馬鹿野郎。生き延びて自分の夢は自分で叶えろ」と一喝。優しいだけではなく、時には厳しい姿勢も素敵。まあ勝手に他人の夢を託されても困りますが(笑)

ブラッククローバー5巻 誘拐犯 アスタ 名言
(ブラッククローバー 5巻)
誘拐犯に対してもとどめを刺さずに「オマエの罪はこんな痛みじゃ引き換えられん!これからちゃんと償え!」と壁を殴る。犯罪者だからといって死ねばいい、そんな単純な話じゃない。

やはり犯罪を犯したとしても、全ての面において悪い人間はほとんどいない。だからしっかり罰を与えられることで罪を償って、また真人間になって生きていくことこそが最大の罪滅ぼしになるってこと。それを主人公のアスタはまだ10代半ばでありながらも無意識的に気付いてる。

アスタは意外に女性にも優しい。レベッカは食堂で小さな弟のために毎日働いてる。それを見た酔いどれのオッサンが「男に逃げられたのか?そりゃあ魔法騎士団様と結婚して楽したいわな。そんなに男に取り入りたいならオレの相手しろよ、グヘヘヘ」と絡まれる。
ブラッククローバー5巻 レベッカ アスタ
(ブラッククローバー 5巻)
それに対してアスタは「見た目で判断すんな!アンタこの人のこと何も知らねーだろ」とオッサンを投げ飛ばす。アスタは貧困率が高い恵外界出身だからこそ言える名言。ちなみに画像は女性に対して言ってるワケではありません。

ブラッククローバー5巻 アスタ サリー 名言
(ブラッククローバー 5巻)
特に個人的に良かった名言が「死んでも断る」。敵の白夜の魔眼・サリーから「そんな奴ら守るのやめて早く私に捕まっちゃいな!守るのをやめる?」と挑発される。それに対して「俺は魔法騎士団だぞ!死んでも断る!」と言い返す場面が良かった。

アスタ以外のキャラクターだと、紅蓮の獅子王・フエゴレン・ヴァーミリオンが良キャラ。残念ながら倒されちゃうんですが、
ブラッククローバー4巻 紅蓮の獅子王 フエゴレン 名言
(ブラッククローバー 4巻)
ラデスという敵に対しては「とてつもない才能も!磨き上げられた力も!正しき精神を伴わなければ ただの暴力!そんなモノは誰からも認められん!」という名言がバチコーンでした。

敵のラデスはもともとクローバー王国出身なんですが、自らの力を認めてもらえなかったので復讐テロを起こしにやって来たヤツ。それに対する、まさにフエゴレンの一喝。かっこいい。シンプルな言い回しだけど重みがある。他にも意外にヤミ団長も名言連発してくれてます。

ブラッククローバー4巻 アスタ フエゴレン 冷静にむちゃくちゃ
(ブラッククローバー 4巻)
ちなみに、このフエゴレンから受け継いだ「豪快さはオマエの一番の武器だろうが冷静さも持て」というアドバイスを良くも悪くも自分なりに解釈して放った「冷静にムチャクチャします」というセリフも地味にツボだった。相反するワードなんだけど、アスタが言うことによって絶妙に成立してしまっている不思議な違和感がステキ。

以上からアスタの主人公性みたいなんも読み取れます。ちなみにあくまでこの記事は6巻までに見つけた名言だけです。今後はアクセスが増えれば、新たに『ブラッククローバー』の名言を追加していくかも知れません。もしこの名言の記事が気に入ったら、どこかのブログやサイトでご紹介して下さい。でも腐ったDeNAのパクリだけはダメよダメダメ~(古)