『バイオハザード ヘブンリーアイランド (Biohazard heavenly island)』1巻2巻のネタバレ感想。作者は芹沢直樹。少年チャンピオン(秋田書店)で連載中。言うまでもありませんが、バイオハザードのコミカライズ版。結構ちょくちょくマンガ化されてるんですが、その最新版。

あらすじ

バイオハザード heavenly island1巻 富長タケル
(1巻)
主人公は、しがないAD・富長タケル。「アイドルサバイバル」という世界で人気のテレビ番組を制作するため、ソニドデ・トトーガ島にあるエムロード・ビーチにやってきた。

バイオハザード heavenly island1巻 エムロードビーチ使用前
(1巻)
番組名からも分かるように、孤島で水着姿のアイドルたちがサバイバル対決を行うという内容。何故、日本人である富長タケルが同行したかというと、日本人アイドル・優貴マユがこの番組に参加するから。

ただこのソニドデ・トトーガ島は、アンブレラコーポレーションの創始者・オズウェル・E・スペンサーがかつて例の研究を行っていた場所だった。結果、再びの大惨事が巻き起こる。

バイオハザード heavenly island2巻 エムロードビーチ使用後
(2巻)
先程のエムロードビーチも惨憺たる有様へ。まさに「使用前・使用後」といったところ。孤島ということもあって、まさに逃げ場がない。果たして富長タケルは、愛しい優貴マユと共に無事逃げることはできるのか。

BOWやモリオの襲来

『バイオハザード ヘブンリーアイランド』の大ボスがBOW。バイオ・オーガニック・ウェポンの略語。マイク・シーマンという男が実はコイツを復活させようと、番組プロデューサーとしてこの島に潜り込んでたことが発覚。

バイオハザード heavenly island2巻 BOW・魔人1
(2巻)
そしてBOWをとうとう復活させてしまう。

バイオハザード heavenly island2巻 BOW・魔人2
(2巻)
このBOWはデッカいプロペラを両腕に装着して襲ってくる。完全にゾンビの領域超えてんじゃねーか(笑)

ただマイク・シーマンはBOWに返り討ちにあう。島にはナゾの呪術師がいて、マイクが持ち込んだプログラムよりも、コイツの命令をBOWは従う。何故そんなことが可能なのか。またこのBOWは、村の少女であるマリルー・マボウの夫とのこと。この発言の真意は何なのか。まさかの繁殖?

バイオハザード heavenly island1巻 モリオ
(1巻)
そして主人公・富長タケルたちには「モリオ」と呼ばれるゾンビが襲ってくる。ちなみに武器に巨大なモリを持ってるから、名前がモリオ。主人公が勝手に命名しただけ。ただ一切の武器を持っていない富長タケルたちは無事逃げ切ることができるのか?

バイオハザード heavenly island2巻 クレア・レッドフィールド
(2巻)
まさに絶体絶命の最中、あのクレア・レッドフィールドが島へやって来る!?という一番良い所で3巻へ。

バイオハザード heavenly island1巻 クレア・レッドフィールド
(1巻)
このクレア・レッドフィールドはめっちゃ強い。魚のゾンビが襲ってきたときは舞うようにしてナイフで倒す。まさに曲芸。

総合評価



とにかく絵が美しい。腐乱するゾンビに「美しい」という表現もいささか奇妙ですが、作者・芹沢直樹の画力が高い。だから『バイオハザード マルハワ デザイア』に引き続き重用されているんだと思われます。水着姿の女性キャラクターも豊富ですので、多少の目の保養にはなるかも知れません。とはいえ、すぐゾンビになっちゃうんですがw

しいて言えば、アクション描写は決して下手ではないですが、あまり躍動感はありません。撮影した写真をそのままトレースしてる感じ。最新3巻は来年2016年3月ぐらいに発売されるはず。

余談ですが、この『ヘブンリーアイランド』を読んだ日、全く同じ状況の夢を見ました。自分が孤島でバイオハザード状態になって、ソンビたちに追い込まれる内容。

一応、見た目がバリバリの白人兵士にパラグライダーを渡されて自分は助かるんですが、何故か、その兵士の名前が「サトコ」。まさかのゴリゴリの日本名。ツッコミどころ満載でしたが、そんなことを訊いてる暇はないので後ろ髪を引かれながらも、なんとか島から無事脱出できました。上空から島を眺めてるんですが、ゾンビたちが泳ぎながらコッチに向かってくる姿が妙にリアルでした。こえーよ!