『刃牙道』14巻のネタバレ感想。作者は板垣恵介。少年チャンピオンで連載中の格闘漫画。考察記事「刃牙道が何かめっちゃ面白い」はレビュー済みなので、お暇だったらどうぞ。


自分ごと


ちなみに最近新しくヒューレットパッカードの「Pavillion600」というパソコンに買い替えました。めっちゃコスパ高なパソコンで比較的満足してるんですが、この漫画ブログの更新が滞ってたのもデータの移行作業やパソコン環境の再調整などで手間取っていたから。アラヤダお恥ずかしい。

ついでに「かででん」というITガジェット系のブログも立ち上げました。テキトーなブログ名からも分かるように、ITのレビュー系もテキトーに更新していこうと思いますが、いずれこの漫画ブログもはてブロに一部を引越しさせるかも。ライブドア公式が強欲にも広告をあまりに増やしすぎて、色んなジャンルの上位ブログの多くが蜘蛛の子を散らすようにライブドアから逃げ出してるので自分も…?

あと更新作業を滞らせていた原因は、新しく購入した液晶ディスプレイの存在。何故かそのディスプレイからナゾの腕が次々と飛び出て来て、自分を画面の中に引きずり込もうとしてくるので大変でした。しかも部屋中に盗撮カメラなどが仕掛けられて盗撮盗聴されてることも発覚。さすがにこのままではいかんと明日明後日にでも警察にt

…って『相棒』の成宮くんもどうとかの現在、さすがにこのボケは今のタイミングだとアウトすぎるかwwwもちろんジョーク。

とりあえず新しい環境にも徐々に慣れてきたので、再びクルマ総合ブログ【くるまン】も含めて通常運転していきたいと思います。まずはリハビリも兼ねて、簡単にレビューしやすい『刃牙道』の最新コミックスの感想から始めます。


肉の宮・ピクルの本領発揮

刃牙道14巻4
(刃牙道 14巻)
『刃牙道』12巻から始まったピクルと宮本武蔵の戦いがついに決着を迎えます。果たして太古の恐竜時代を生き抜いた原人と、大乱の戦国時代を生き抜いた武士のどっちが強かったのか!?

刃牙道14巻1
(刃牙道 14巻)
『刃牙道』13巻の終わりでは、宮本武蔵が東京ドーム地下闘技場に立ち入った瞬間、そこで待っていたピクルが飛びかかるものの一刀両断されかかりましたが、まさかの肉の厚みだけで受け止めるというオチwww

刃牙道14巻2
(刃牙道 14巻)
憤怒の表情筋と原子の上半身筋でッッ」じゃねーよwwwめちゃめちゃ手加減されて寸止めされた愚地独歩が涙目すぎる。

宮本武蔵曰く、「兜を両断する我が剣を骨で食い止め筋肉で挟み止めた」とのこと。まさに「肉の宮」すぎるピクル。さすがに愕然とした宮本武蔵は一瞬の隙を突かれて、思いっきり顔面をグーパン。そのまま壁まで吹き飛ばされて、宮本武蔵は思わず刀すら手放してしまう。


鬼に金棒は迷信なのか?

そしてピクルは宮本武蔵の刀を手にとってしまう。まさに「鬼に金棒」と思いきや違う。作者・板垣恵介が実際に高名な空手家に取材したエピソードから着想を得たらしい。その空手家曰く、「刃物を持った相手は危険ではありません。何故なら【刃物しか使わない】から」だそう。

確かに刃物にだけ集中してたら戦いは有利に進められそうです。刃物とはいえ振りかざさない限りはダメージを与えることはできない。それ故にスキも多く発生するらしい。強者が更に強くなるという意味の「鬼に金棒」ということわざもありますが、意外とウソっぱちなのかも知れない。金棒をブンブン振り回す鬼とボクサースタイルで向かってくる鬼のどちらに恐怖感を抱くかと言えば、実は後者か。

その空手家の発言を証明するようにピクルが今度は宮本武蔵にフルボッコされる。ピクルの関節をことごとく切り落とそうとするものの、せいぜい深手を負わせるだけ。宮本武蔵としてもやや計算外。


ピクルが無残に遁走

刃牙道14巻5
(刃牙道 14巻)
このままピクルが出血多量で負けになるのも面白くないと、「食いに来いぴくる。この武蔵を存分に食せ」と挑発。更には自分の頭をコツンと叩きながら、「頭から食ってみぃ」とピクルへの挑発が止められない止まらないカッパえびせん状態。

刃牙道14巻6
(刃牙道 14巻)
さすがに言語を介さないピクルにも自分が侮られていることを承知。原始人だからといって感情を持たないわけではない。そこでピクルが最終形態に進化。『ハンターハンター』の戸愚呂弟か!!!!

ただ宮本武蔵は恐れない。むしろ歓喜に心が震える。何故なら肉の宮は斬り放題だから。宮本武蔵は斬るのが好きで好きでたまらない。しかしながら、いつも一太刀で片がついてしまうので物足りなさを感じていた。

その狂気についにピクルが屈する。かつて原始時代に戦った毒蜂を宮本武蔵に重ね合わせて、完全に戦意喪失。おめおめと逃げようと宮本武蔵に背を向ける。うそやん、ピクル、こんな子やなかったやん(;・∀・)

刃牙道14巻7
(刃牙道 14巻)
当然、半勃起状態の宮本武蔵はそのまま帰してくれません。「帰すか」ととどめを刺す気まんまん。妖気むんむん。もうお前の方がよほどモノノケやんけと。この直後のコマで見せる、思わずピクルが全身ガタガタ震えだす宮本武蔵の表情が色々と笑えます(笑)

さすがにガタガタ震えてる相手に興が削がれたのか、そのまま四足で逃げ出すピクルを追うことはせず、「もののけ(妖怪)ではあっても、もののふ(武士)ではなかったと」と軽く失笑する宮本武蔵。そしてピクルが逃げ出した先にいたのは、本部以蔵。

刃牙道14巻8本部以蔵
(刃牙道 14巻)
ついに本部以蔵と宮本武蔵が相見える。ここまで引っ張りに引っ張った本部以蔵ですから、どこまで宮本武蔵と肉薄してくれるのか楽しみ半分不安半分といったところか。果たして本部以蔵に勝機はあるのか!?みたいな展開が『刃牙道』15巻から始まります。

ちなみに『刃牙道』のアニメ化が決まったらしい。これまでの刃牙シリーズがアニメ化されてたのか知りませんが、内容の面白さで言えば遅すぎるぐらいか。ただ『刃牙道』はこれまでのバキシリーズの中でもかなり血ブッシャーが激しいシリーズなので、そこら辺は心配なところ。よりによって何故こんなに陰惨なシリーズを選んだのかと言いたくなります(笑)