『刃牙道』11巻のネタバレ感想。作者は板垣恵介。少年チャンピオン(秋田書店)で連載中の格闘漫画。言わずと知れたバキシリーズ。

あらすじを端的に言っておくと、現代の世に宮本武蔵が復活。その宮本武蔵を誰が一番早く倒すのか?みたいなこと。

刃牙道11巻 本部以蔵
(刃牙道 11巻)
今巻では懐かしの本部以蔵がメインで取り上げられてます。背景に色んな武具が描かれてますが、これまでの戦いでは本部以蔵がそれらを使うことはできなかった。当然素手ゴロの戦いですから。

でも戦国時代を生きた宮本武蔵が復活したということで、まさに本部以蔵の出番ということらしい。


かませ犬だよ、ガイアくん

前巻ではこれまた懐かしのガイアが登場。自衛官で二重人格の持ち主のツルッパゲ。

刃牙道11巻 本部以蔵VSガイア
(刃牙道 11巻)
ただ自分はガイアの登場に少し期待した口ですが、本部以蔵にまさかのフルボッコ。本部以蔵のハンカチを使った攻撃がステキでした。どっからハンカチを出したかはよく分かりませんでしたが、きっと意中の女性にやれば同じくイチコロでしょう。

どうやら本部以蔵の能力の高さを見せるためだけに利用されただけの「かませ犬」だった模様。ぐるぐる巻きに緊縛された後は一切ガイアは登場せず。早くもお役御免の様子で、きっとガイアくんは刃牙シリーズでもう登場することはないはず(笑)


武具 VS 改造人間

そしてメインディッシュ。

刃牙道11巻 本部以蔵 VS ジャックハンマー1
(刃牙道 11巻)
様々な武具を操る本部以蔵と、人体改造を施しまくりのジャックハンマーがナンデモアリの戦いを行います。

刃牙道11巻 ジャックハンマーが大きすぎる
(刃牙道 11巻)
ジャックハンマーがどれだけデカいかというと、室内ではこんな感じ。もはやホラーだよ!逆によくこんな狭い部屋に入れたなっていう。「運動能力をキープできるギリギリのサイズです」じゃねーよ!

ちなみに二人が戦う場所は夜の公園。かつて講道館柔道の古豪であるコンデ・コマ(前田光世)が、「ロシアのライオン」の異名を持つレスリング世界ヘビー級チャンピオンであるハッケン・シュミットへ提案したそれが行われます。どんな対決かというと、普段着のままで公園を散歩、そして二人が出会ったら即勝負というもの。

ただ実際にはハッケン・シュミットは「ワテはレスリングチャンピオン、ユーは柔道チャンピオン、それでいいやん?」と華麗に拒否されたらしい。いつの時代も日本人の空気の読めなさは世界トップクラスで誇らしいです。

刃牙道11巻 本部以蔵 VS ジャックハンマー2
(刃牙道 11巻)
まず最初に仕掛けたのは本部以蔵。ナンデモアリということで、自分が吸っていたタバコをジャックハンマーの目にぶつける。意外と古典的な手法ですが、ジャックハンマーは視力が奪われる。本部以蔵のドロップキックの感じは割りと好きです。

刃牙道11巻 本部以蔵 VS ジャックハンマー3
(刃牙道 11巻)
畳み掛けるように木刀でジャックハンマーのスネをボキッとな。本部以蔵は「これでもまだデカいのだな」とポツリ。そしてジャックハンマーの頭をかち割ると、地面に倒れてしまう。ただ事切れたかと一瞬思ったものの、ジャックハンマーは当然そんなに弱くはない。

刃牙道11巻 本部以蔵 VS ジャックハンマー4
(刃牙道 11巻)
頭と首だけでジャッピングして立ち上がる。いや、これどうなってんのーーー?という一言に尽きます。3コマ目とか意味不明すぎますが、やはりジャックハンマーの身体能力の高さはチート級。実際チートしまくりなんですが、思いっきり本部以蔵に蹴りをかますと軽く10メートルぐらい吹っ飛ぶ。

(刃牙道 11巻)
一転して本部以蔵がピンチかと思いきや、蹴りを入れたジャックハンマーの靴底に忍者のクナイをぶっ刺す。とんでもないカウンター。

刃牙道11巻 ドスでアキレス腱
(刃牙道 11巻)
続いて、その傷ついた左足でジャックハンマーはほぼ180度に近いカカト落としをかまそうとする。この構図とポージングがカッコいい。ジャックハンマーの身長と足の長さを考えたら、とんでもない威力。

でも、もちろんここでも本部以蔵の凄まじいカウンターが待ってます。絵的にもかなりエグいのでネタバレは避けます。是非漫画を実際に読んでみてね(はぁと。

そして追い詰められたジャックハンマーが取った最終手段が噛みつき。こんだけ肉体改造しまくって何で最終手段がいつもそこやねんって感じですが、これもやはり本部以蔵の反撃を食らいます。

本部以蔵は航空機の補強材にも使われている「アラミド繊維」を縫い合わせた防弾防刃チョッキを身にまとってた。ヤシの実も噛みちぎる咀嚼力は為す術もなく。それどころかジャックハンマーの歯は全てこそぎ落とされる。

刃牙道11巻 歯なしのジャックハンマー
(刃牙道 11巻)
結果、ジャックハンマーがクシャおじさんになったー!!!懐かしすぎるやろー!!というか所詮は歯が抜けただけなので、それだけでこんなんなるか?w

ちなみにクシャおじさんとは昔テレビ番組に登場した素人のオッチャンです。知らない方はテキトーにググってください。

ジャックハンマーは少しだけ健闘を見せるものの、本部以蔵の武具の数々には叶わず。「生殺与奪の権を先に手にした者。それが動かぬ勝利者だ」と決めゼリフを吐いて、本部以蔵は地面にひれ伏すジャックハンマーの元から立ち去る。


総合評価


『刃牙道 11巻』の感想としては、本部以蔵も意外と悪くない。これまでがショボかったキャラクターですから、いきなり宮本武蔵に匹敵するキャラクターに描いても不自然。作者・板垣恵介のお気に入りなのかは知りませんが、現在は本部以蔵のレベルを上げるための演出を施している感じがします。

そりゃあ宮本武蔵が日本刀をブンブン振り回してくるんだから、それに素手で立ち向かうってのはさすがに無理ゲー。コチラとしても武具というアイテムを使うのはある意味必然。

刃牙道11巻 ピクル
(刃牙道 11巻)
ちなみに『刃牙道 12巻』以降の展開としては原人ピクルも再び登場するなど、まさにオールスター戦の様相を呈してきました。本部以蔵が果たしてどんな武器を使って宮本武蔵と戦うのか?乞うご期待!といったところ。