『ブリーチ』といえば人気のおすすめバトル漫画。作者は久保帯人。掲載誌は週刊少年ジャンプ。出版社は集英社。かなり前に『ブリーチ-BLEACH-』全74巻のネタバレ感想をレビューしたこともありますが、このブリーチは名言がとにかく多い。

なんだと BLEACH26巻 日番谷冬獅郎 名言
(BLEACH 26巻)
例えばBLEACHの有名な名言だと「なん…だと!?」が最たる例だと思います。この『ブリーチ』のキャラクターが驚いた時に発せられる名言は、他の漫画などでオマージュ的に使われてることが多いです(多分わざわざ集英社に許可は取ってないでしょうがw)。

そこで今回は『ブリーチ』の名言27個をまとめてみました。有名所から笑えるマイナー所まで幅広く名言を集めました。メインキャラクターだけではなく、意外とサブキャラクターの名言もそこそこ多いのがBLEACH。

さすがに全74巻というボリューム感もあってか名言の数がとんでもなく多くなったため選ぶのが大変でしたが、逆に読んでもらうサイドからすると割りと時間つぶしにはなってくれると思います。とりあえず一年ほど前に計画してた記事を完成させられて良かったです。


だから俺が助けるんじゃねえかよ!!(黒崎一護の名言)


BLEACH11巻 名言 黒崎一護
(BLEACH ブリーチ 11巻)
まずは主人公・黒崎一護の名言から「だから俺が助けるんじゃねえかよ!!」。

朽木ルキア奪還のため尸魂界に乗り込んだ黒崎一護は、六番隊副隊長・阿散井恋次と再び戦うこととなる。苦戦するものの、一向に諦める気配がない黒崎一護。阿散井恋次も「しぶとい野郎だ…そんなにルキアを助けてえか」と冷や汗タラ。ただ黒崎一護が直後に放ったセリフが名言。

バカ野朗…【助けてえ】んじゃねえよ!【助ける】んだ!俺のせいでルキアが殺される…?だから俺が助けるんじゃねえかよ!」。

黒崎一護の男気に震える名シーン。願望だけじゃなくて、結果が重要。黒崎一護の確固たる責任感も表現された名言。そして黒崎一護は『ブリーチ』18巻で処刑ギリギリ寸前でルキアを助ける。この時のセリフの「助けに来たぜ!ルキア」も名言。


更木剣八だ!てめえところし合いに来た!(更木剣八の名言)


BLEACH12巻 更木剣八 名言
(BLEACH ブリーチ 12巻)
続いてのブリーチの名言は更木剣八から「更木剣八だ!てめえところし合いに来た!」。

主人公・黒崎一護と十一番隊隊長・更木剣八が初めて邂逅した場面。更木剣八は斑目一角から黒崎一護の名前は知っていたものの、黒崎一護は更木剣八は知らなかった。そこで「なんで…俺の名前…てめえ一体」とポツリ。その後、更木剣八が言い放ったセリフが名言。

十一番隊隊長・更木剣八だ。てめえと殺し合いに来た」。

直前まで「死」を意識せざるを得ないほどの殺気を感じていた黒崎一護。それほどまでに更木剣八から圧倒的な強さを感じていたにも関わらず、不敵な笑みで「ころしあいに来た」と言われる恐怖。これぞシンプルイズベストな名言であり、初登場の名シーン。

他の更木剣八を象徴するような名言には「それだけ強くてなぜ戦いを好きにならねえ!?」などもあります。


魂にだ!(阿散井恋次・黒崎一護の名言)


BLEACH17巻 阿散井恋次 名言
(BLEACH ブリーチ 17巻)
続いてのブリーチの名言も阿散井恋次と黒崎一護から「魂にだ!」。

その後阿散井恋次がルキアを救うため、黒崎一護の味方に入る。そして六番隊隊長・朽木白哉に対して反旗を翻す。ただ2人の格の差は歴然であり、朽木白哉の千本桜景厳の前に為す術がない阿散井恋次。

朽木白哉は「貴様の牙は私に届くことはない。それでも猶貴様はルキアを救うなどと戯れ言を言うか?」と立て続けに圧力をかける。思わず「勝てない」と心が折れそうになる阿散井恋次だったが、黒崎一護の言葉を思い出す。

誓ったんだよ…絶対に助けるってな…誰でもねえよ…ただ俺の魂にだ!」。

先程の名シーンの続きとも言える名言ですが、「大事な人を助ける」という思いの強さをここまで的確かつシンプルに表現されてる。「自分の命をかける」というありがちな表現を「魂に誓う・約束する」に言い換えることでよりチープ感が減り、より熱さが倍化する。

まさに作者・久保帯人の言語センスがつくづく光ります。

ちなみに他にも十刃のヤミー戦での「てめえも倒さなきゃならねえなら倒す。それだけだ」といった黒崎一護の名言もあるんですが、この記事ではもう紹介してません。何故ならさすがに名言の数が多い貯め、黒崎一護のみに関する『ブリーチ(BLEACH)』の名言は別のマンガ考察ブログでまとめ済みだから。あしからず。


何故私を…連れて行って下さらなかったのですか…?(ソイフォンの名言)


BLEACH19巻 砕蜂 ソイフォン 名言 夜一
(BLEACH ブリーチ 19巻)
続いてのブリーチの名言はソイフォンから「何故私を…連れて行って下さらなかったのですか…夜一様」。

ルキア救出のために尸魂界にやって来た四楓院夜一。その前に二番隊隊長・ソイフォンが立ちはだかる。かつて2人は軍団長と直属護衛軍の部下という関係だった。夜一の強さは思わずソイフォンが崇拝・心酔するほど圧倒的であった。

しかし四楓院夜一はその後、浦原喜助を助けたことで永久追放される。ソイフォンにとっては高貴な夜一が浦原喜助と共に「裏切られた」ことに強くショックを覚える。愛情が憎しみに変わった瞬間だった。ソイフォンは復讐を糧に研鑽し、ついに二番隊隊長にまで上り詰める。

私は貴様に失望した!貴様を憎み呪いさえした!裏切った貴様を絶対に!」と激しく詰め寄るソイフォン。圧倒的なスピードを誇る両者の戦いは互角だと思われたが、結果は夜一の圧勝。顔面に寸止めパンチを喰らわされたソイフォンが涙をこぼしながら言ったセリフが名言。

何故私を…連れて行って下さらなかったのですか…夜一様」。

まさにソイフォンの裏腹で複雑な感情が現れた名シーン。それまでタメ口で夜一に詰め寄っていたのに、最後はかつてのように敬語に戻る。憎しみを募らせていたものの、それは好きだからこそ故。むしろ自分を選んでくれなかったが故のショック。

女性の面倒くさい乙女心と表現することも可能ですが、ソイフォンの夜一に対する崇拝の気持ちは変わらなかった。当時の自分の無力さに対するイラ立ちなんかも込められている名言。夜一とソイフォンで変な同人誌とか作らないように!


季節じゃあないがこの時期に見る氷も悪くない(藍染惣右介の名言)


BLEACH20巻 藍染惣右介 名言
(BLEACH ブリーチ 20巻)
続いてのブリーチの名言は藍染惣右介から「季節じゃあないがこの時期に見る氷も悪くない」。

いよいよ藍染惣右介が本性を現す。藍染惣右介はかつての部下である雛森桃を毒牙にかける。そこに出くわしたのが十番隊隊長の日番谷冬獅郎。藍染惣右介は「済まないね。せめて君に見つからないように粉々に切り刻んでおくべきだったかな」と挑発。

この場面では「あまり強い言葉を遣うなよ。弱く見えるぞ」「憧れは理解から最も遠い感情だよ」といった藍染惣右介の名言も飛び出す(記事後半のリンク先も参照)んですが、日番谷冬獅郎は大紅蓮氷輪丸を卍解するものの瞬殺されてしまう。そこで圧倒的な強さを誇る藍染惣右介から出たセリフが名言。

良い眺めだな…季節じゃあないが、この時期に見る氷も悪くない」。

まさに藍染惣右介の圧倒的な実力を見せつけた名シーン。まさに日番谷冬獅郎ですら「ちょっとした風景」程度にしか思ってない。藍染惣右介への不遜さ、恐怖、畏怖を焚き付けられる名言でした。なかなか嫌な名言ではあるものの、藍染の悪役インテリ感がそれを許してるんだと思います。


私の歩む道こそが正義だ!(東仙要の名言)


BLEACH20巻 東仙要 名言
(BLEACH ブリーチ 20巻)
続いてのブリーチの名言は東仙要から「私の歩む道こそが正義だ!」。

本性を現した藍染惣右介に対して狛村左陣も加勢するが、藍染の圧倒的な格の差を前に為す術もなく倒れる。その後、藍染惣右介は朽木ルキアから崩玉を取り出し、直属の部下である東仙要と共にネガシオンの光を使ってその場を去る。

狛村左陣は負傷しながらも、かつての友であった東仙要に「降りてこい東仙!貴公は亡き友の為に死神になったのではないか!?正義を貫く為ではないのか!!貴公の正義は何処へ消えて失せた!」と咆哮。それに対する東仙要のセリフが名言。

言ったろう狛村。私のこの眼に映るのは最も血に染まぬ道だけだ。正義は常に其処に在る。私の歩む道こそが正義だ」。

藍染惣右介という悪に染まりながらも、かつての友・狛村左陣に罵られながらも、東仙要がひたすら信じ抜く心の強さが読み取れる名言。手段を取るのか、結果のみを取るのか。この考え方・イデオロギーの衝突はリアル社会でも通じる名言。


負けを認めて死にたがるな!死んで初めて負けを認めろ!(更木剣八の名言)


BLEACH24巻 更木剣八 斑目一角への名言
(BLEACH ブリーチ 24巻)
続いてのブリーチの名言は更木剣八から「負けを認めて死にたがるな!死んで初めて負けを認めろ!」。

十刃編。斑目一角と破面・エドラド・リオネスとの一戦。「これからころす奴を相手に名なんぞ名乗るだけ無駄だろう」と最初は見下していたエドラドだったが、斑目一角は龍紋鬼灯丸を卍解。命からがらエドラドをギリギリ倒す。

斑目一角は飛びそうな意識の中、思い出された隊長・更木剣八のセリフが名言。かつて斑目一角は更木剣八に勝負を挑むもののフルボッコ。そして「どういう気だ?てめえの勝ちだ!何で止めをささねえ!」と斑目一角は詰め寄った。しかし更木剣八は言った。

負けを認めて死にたがるな!死んで初めて負けを認めろ!負けてそれでも死に損ねたら、そいつはてめえがツイてただけのことだ。そん時は生き延びることだけ考えろ!生きて俺をもう一度ころしに来い!」。

更木剣八のキャラクター性と狂気を孕んだ優しさが垣間見える名言。ややもすると「死ぬまでしゃかりきで戦え」みたいに聞こえますが、自分自身で諦めない姿勢を持つことは重要。


海燕殿を侮辱するな!(朽木ルキアの名言)


BLEACH30巻 朽木ルキア 名言
(BLEACH ブリーチ 30巻)
続いての『BLEACH』の名言は朽木ルキアから「海燕殿を侮辱するな!」。

十刃編。朽木ルキアは第9十刃・アーロニーロ・アルルエリとバトルした場面。このアーロニーロ・アルルエリはなりすましが得意。そこで朽木ルキアが慕った志波海燕の顔で「お前の仲間の首を全員持って来い。そうすりゃきれいサッパリ水に流してやるよ」と笑顔で仲間を売るように提案した。

ただ朽木ルキアはブチギレする。何故なら仲間想いの志波海燕は、冗談でもそんなことを言うはずがない人間だったから。

そして朽木ルキアから出た名言が「海燕殿を侮辱するな!仲間と自分を秤にかけるような言葉を吐く訳がない!心から敬愛した海燕殿はそんな方では断じて無い!その名を二度と口にするな!」。人間大事なのは見た目ではなく、中身。いくら外面が良くても、中身がアレならアレ。


君を瓶詰めにした時に瓶に名前を書く為だヨ(涅マユリの名言)


BLEACH34巻 涅マユリ ザエルアポロ戦 名言
(BLEACH ブリーチ 34巻)
続いてのブリーチの名言は涅マユリから「君を瓶詰めにした時に瓶に名前を書く為だヨ」。セリフ内容からも分かりますが、ややギャグテイストの名言。

十刃編。十二番隊隊長・涅マユリはザエルアポロ・グランツと戦う。どっちもなかなかのウザキャラ。ザエルアポロは最初名前を訊こうとするものの、途中で止める。何故なら「所詮君も僕に消されるだけの存在。名など訊くだけ無駄なこと」とのこと。

ただ涅マユリは逆に「君の名を聞かせて貰わないと困る」と名前を訊こうとし、そこから更に続けたセリフが名言。「何故?馬鹿かネ…君は?そんなもの君を瓶詰めにした時に、瓶に名前を書く為だヨ」とニタリ。その後の涅マユリとザエルアポロとのやり取り・バトルも笑えます。

『BLEACH ブリーチ』の世界観では意外と古典的な戦士像・武士道精神が描かれるため、敵に名前を名乗る名乗らないといった場面も多い。前述の名言の中にも、既にそういったシーンもありました。そこを逆手に取ったor茶化した笑える『ブリーチ』の名言の一つ。


自分の握る剣に怯えぬ者に剣を握る資格はない(檜佐木修兵の名言)


BLEACH38巻 檜佐木修兵 フィンドル戦 名言2
(BLEACH ブリーチ 38巻)
続いての『BLEACH』の名言は檜佐木修兵から「自分の握る剣に怯えぬ者に剣を握る資格はない」。

副隊長・檜佐木修兵と十刃・バラガンの部下・フィンドルとの一戦。フィンドルは謎の上から目線全開でうっとうしい敵キャラなんですが、檜佐木修兵の前では赤子同然。この調子乗りキャラに対して、檜佐木修兵は名言をポツリとはく。

てめえは自分の力が怖くねえんだな?敵の力も…底が知れるぜ。自分の握る剣に怯えぬ者に剣を握る資格は無い」。強者は強者だからこそ、自らの強さを自覚しないとそれに振り回される。またしっぺ返しを食らう。

この握る剣を「政治権力」や「影響力」と置き換えてみると、実社会でも分かりやすい。強いからこそ自制的な振る舞いが必要。他にも檜佐木修兵では同名シーンの「命を刈り取るカタチをしてるだろ?」も名言。

意外と『ブリーチ』のサブキャラクターの名言も多いので探してみて下さい


どうやら仕置きが足らんようじゃの(山本元柳斎重國の名言)


BLEACH39巻 山本元柳斎重國 アヨン戦 名言
(BLEACH ブリーチ 39巻)
続いてのブリーチの名言は山本元柳斎重國から「どうやら仕置きが足らんようじゃの」。

ハリベルの部下の破面たちによって生み出された魔物・アヨン。十番隊副隊長。松本乱菊が重傷を負うなどスピード、破壊力ともに抜群。檜佐木修兵や射場鉄左衛門も一切太刀打ちできず。そこへ颯爽と現れた総隊長の山本元柳斎重國がアヨンを攻撃。心臓に穴が開くものの、アヨンは復活。それに対して山本元柳斎重國が言い放った一言が名言。

どうやら仕置きが足らんようじゃの」。

その後も山本元柳斎重國は流刃若火を発動し、「哀れ」「止せと言うのが解らんか小童」「意気に免じて火傷程度で済ましておいやる」といったセリフも名言。『ブリーチ』に限った話ではないかも知れませんが、やっぱジジイ強えええと思わせる名シーン。


死神でも死には恐怖するものらしい(バラガン・ルイゼンバーンの名言)


BLEACH41巻 エスパーダのバラガン 名言
(BLEACH ブリーチ 41巻)
続いてのブリーチの名言はバラガン・ルイゼンバーンから「死神でも死には恐怖するものらしい」。

十刃のバラガン・ルイゼンバーンが二番隊隊長・ソイフォンとバトルした場面。バラガンは「老い」を司る十刃であり、髑髏大帝を卍解すると触れたものが急速に朽ち果てていく。ソイフォンも左手が触れた結果、即座に白骨化。うろたえるソイフォンを見て、バラガンが言ったセリフが名言。

滑稽じゃな…死神でも死には恐怖するものらしい」。

確かに死神でも死ぬ以上はやはり恐怖心を覚えないわけがない。当たり前のことではあるものの、それだけバラガンの強さが表現されてる一言。そこまで『ブリーチ』では人気のない敵キャラではあるものの、名言と評価していいのではないか。


全ての天は俺の支配下だ(日番谷冬獅郎の名言)


BLEACH41巻 日番谷冬獅郎 名言
(BLEACH ブリーチ 41巻)
続いてのブリーチの名言は日番谷冬獅郎から「全ての天は俺の支配下だ」。

十刃編。日番谷冬獅郎が十刃・ティア・ハリベルと戦った場面。日番谷は氷、ハリベルは水。どちらも同じく系統の必殺技を得意とする両者の戦いは膠着状態が続く。何故なら両者は水分や水気が満ちるのを待っていたから。

しかし一向に埒が明かないため、日番谷冬獅郎はついに奥の手を出す。この時に日番谷が言い放った決めゼリフが名言。

俺の氷輪丸は氷雪系最強。全ての水は俺の武器。全ての天は俺の支配下だ」。

確かに水分を含んでない大気は存在しない。つまりは「全て俺の味方」。『ブリーチ』のネタバレはせずとも、日番谷の強烈な「勝ち」を予期させる決め名言


3分しかもたねえんだよ。ヒーローだからな(羅武の名言)


BLEACH42巻 羅武 コヨーテ・スターク戦 名言
(BLEACH ブリーチ42巻)
続いてのブリーチの名言は羅武から「3分しかもたねえんだよ。ヒーローだからな」。

仮面の軍勢・羅武と十刃(エスパーダ)のコヨーテ・スタークの一戦。直前で羅武は虚化して大量のギリアンたちを打破。そのままコヨーテと戦おうとするものの、虚化が解除されてしまう。思わずコヨーテが「いいのかい仮面取っちまって」と気だるそうに訊く。それに対する羅武の返答が名言。

3分しかもたねえんだよ。ヒーローだからな」とポツリ。

3分は言うまでもなく「ウルトラマン」。暗に自分をそれと表現してるのが小洒落てる。正義のヒーローだから「絶対的な勝ち」を高らかに宣言してる不遜さもサブキャラながらカッコいい。他にも同時期の場面では、矢胴丸リサの「敵の敵は味方。共闘の理由なんかそれで十分やろ」も名言か。


黒崎一護の勝利を信じていると言っているように聞こえるぞ(朽木白哉の名言)


BLEACH44巻 朽木白哉 名言
(BLEACH ブリーチ 44巻)
続いてのブリーチの名言は朽木白哉から「黒崎一護の勝利を信じていると言っているように聞こえるぞ」。

主人公・黒崎一護と十刃・ヤミー・リヤルゴの一戦。圧倒的なパワーを誇るヤミーを前に苦戦する黒崎一護。そこに現れたのが涅マユリと朽木白哉、更木剣八。そこで朽木白哉は「行け。兄は空座町の死神代行だろう」と黒崎一護をそのまま藍染惣右介打倒のため現世に送り出す。

ただ一方、虚圏に残った涅マユリに理由を尋ねる。何故なら藍染惣右介がいる現世の方がマユリの興味がそそられると考えたから。

涅マユリは「どうせ現世での戦いが終われば現世から勝手に黒腔が開く。それからゆっくり死体になった連中を一体一体じっくり調べさせてもらうとするヨ…」と不敵な笑みを浮かべる。しかし驚いた様子で、その返答に反応した朽木白哉のセリフが名言。

少し驚いた。今の言葉は黒崎一護を現世に送ったことで戦いが終わると言っているように聞こえる。黒崎一護の勝利を信じていると言っているように聞こえるぞ」。

確かに涅マユリは誰かに何かを期待するような平凡なキャラでもなく、ましてや黒崎一護如きに尸魂界の未来を託すような男でもない。思わず陳腐な心情を見透かされてしまうマユリたんwwwといったところですが、涅マユリは涅マユリでやり返す。

何故なら朽木白哉は朽木白哉で、黒崎一護ごときを評価するようなキャラではない。両者には格の差があったはず。「それこそらしくない言葉じゃないのかネ」と応戦してみせるものの、2人の表情は穏やか。かつて敵同士だった者の仲間感や絆が表現された名シーン。


儂より強い死神が千年生まれとらんからじゃ(山本元柳斎重國の名言)


BLEACH45巻 山本元柳斎重國 名言
(BLEACH ブリーチ 45巻)
続いての『BLEACH』の名言は山本元柳斎重國から「儂より強い死神が千年生まれとらんからじゃ」。

藍染惣右介編の佳境。まさに死神たちは為す術がない状態。そこで死神総隊長の山本元柳斎重國が立ち上がる。最強の必殺技・流刃若火を披露するものの、ワンダーワイスによって封じられる。「さらばだ」と不敵な笑みを浮かべる藍染惣右介。

ただ山本元柳斎重國はうろたえず。拳骨だけでワンダーワイスを打ち砕き、藍染惣右介に一言。「流刃若火を封じれば儂を討てると思うてか?何故儂が千年も護廷十三隊の総隊長を務めとると思うておる?儂より強い死神が千年生まれとらんからじゃ」。

どんだけ山本元柳斎重國が強いねんという名言。さすがの死神でも千年は異常。この山本元柳斎重國の名言も然り、『HUNTERxHUNTER』のネテロも然り、見ようによってはただの悪役ボスが言うセリフ。HUNTERxHUNTERの漫画考察は「ドル漫」でもやってるので良かったらどうぞ。


不都合な【事実】こそが悉く真実なのだ(藍染惣右介の名言)


BLEACH46巻 藍染惣右介 名言
(BLEACH ブリーチ 46巻)
続いてのブリーチの名言は藍染惣右介から「不都合な【事実】こそが悉く真実なのだ」。

いよいよ藍染惣右介を黒崎一護が追い詰める最佳境に入る。山本元柳斎重國の犠牲で生まれたスキを付くものの、藍染惣右介は軽くいなす。そして、これまで起きた全てを暴露する。「黒崎一護。君の今迄の戦いは全て私の掌の上だ」。うろたえる黒崎一護に止めをさすように言い放ったセリフが名言。

この世界には最初から真実も嘘も無い。あるのはただ厳然たる事実のみ。この世界に存在する全てのものは自らに都合の良い【事実】だけを【真実】と誤認して生きる。だが世界の大半を占める力無きものにとって、自らを肯定するに不都合な【事実】こそが悉く真実なのだ」。

かなり長文セリフになってしまいましたが、要は人間は自分の都合の良いものしか信用しない。でも大半の弱い人間にとっては、自分が信じたくない事実こそ「世界の真実」みたいなこと。いわゆる「不都合な真実」ってヤツですね。ナチスクリニックの高須院長は731部隊は存在しないなど色んな主張していましたが、残念ながら現実はことごとく真逆。ネトウヨが筆頭ではありますが、様々なことでも通用する深すぎる名言。


勝者とは常に世界がどういうものかでは無く、どう在るべきかについて語らなければならない!(藍染惣右介の名言)


BLEACH48巻 藍染惣右介 名言
(BLEACH ブリーチ 48巻)
続いてのブリーチの名言も藍染惣右介から「勝者とは常に世界がどういうものかでは無く、どう在るべきかについて語らなければならない!」。いよいよ藍染惣右介を倒す直前。最後の月牙天衝を身に付けた黒崎一護は圧倒的だった。

そして浦原喜助の鬼道、崩玉の暴走をトドメに藍染惣右介は敗北してしまう。浦原喜助は言う。「霊王の存在が無ければ尸魂界は分裂する。霊王は楔。楔を失えば容易く崩れる。」。しかしそこで初めて出た藍染惣右介の苦し紛れの本音が名言。

それは敗者の理論だ!勝者とは常に世界がどういうものかでは無く、どう在るべきかについて語らなければならない!」。

政治哲学と言うか、独裁者のイデオロギーとでも言うのか、為政者としては必要な考え方かも知れない。ただ藍染惣右介のような力で抑えつける独裁者が実行しようとしても、結局は空回りして終わってしまうことも皮肉ってるのかも知れない。

先程の名言も含めて、藍染惣右介が言うことはいちいち深い。『BLEACH』は切った張ったの薄いバトルマンガという指摘もありますが、実際には全然違う。


女を手にかける男は屑だ。屑になって生き延びるのは死んだも同然なんだよ(阿散井恋次の名言)


BLEACH53巻 阿散井恋次 名言
(BLEACH ブリーチ 53巻)
続いてのブリーチの名言は阿散井恋次から「女を手にかける男は屑だ。屑になって生き延びるのは死んだも同然なんだよ」。

死神代行編。雪緒によって阿散井恋次が亜空間に閉じ込められれ、ダーティブーツを操る女キャラと戦うハメになる。しかし阿散井恋次は藍染惣右介と戦うための修業を行っていたため、あっけなく倒す。

しかし雪緒に閉じ込められた空間がどんどん縮んでいく。何故なら敵の女が死ななければ、空間から脱出できないから。しかし阿散井恋次はキッパリ言う。「女を手にかける男は屑だ。屑になって生き延びるのは死んだも同然なんだよ」。そして阿散井恋次は女と共に亜空間から強行脱出を行う。

ややもすると最近は女性蔑視的な側面もないという指摘もありそうですが、阿散井恋次という男気キャラを表現する点では的確な名言。他だと石田雨竜が『ブリーチ』11巻で似たような名言を残しています。どちらかと言えば作者・久保帯人のメンタルや思想が現れている名言か。


仲間を見捨てる訳にはいかぬ!(朽木ルキアの名言)


BLEACH54巻 朽木ルキア リルカ戦 名言
(BLEACH ブリーチ 54巻)
続いてのブリーチの名言は朽木ルキアから「仲間を見捨てる訳にはいかぬ!」。

同じく死神代行編。朽木ルキアが毒ヶ峰リルカというフルブリンガーとバトル。ただアディクションショットで朽木ルキアは可愛い人形にされてしまう。そしてリルカは自らの不遇な生い立ちを語る。月島や銀城がどれだけ自分にとって必要かを。ただルリカに対して言った朽木ルキアのセリフが名言。

正直に言う…お前達の気持ち理解できぬ訳では無い…だがそれを理由に仲間を見捨てる訳にはいかぬ!お前達もそうであるように、私達も仲間と共に戦っているのだ」。どんなドヤ顔で名言を吐いてくれてねんという気はしますが、シンプル・イズ・ベストな名シーン。


黒崎一護の敵だ。ならば誰の恩人だろうとコロすに些少の躊躇いもない(朽木白哉の名言)


BLEACH54巻 朽木白哉 月島 名言
(BLEACH ブリーチ 54巻)
続いてのブリーチの名言は朽木白哉から「黒崎一護の敵だ。ならば誰の恩人だろうと殺すに些少の躊躇いもない」。

同じく死神代行編。朽木白哉と月島の戦い。月島の能力は「ブックオブジエンド」。敵の頭の中の過去を変えることで、さも自分を仲間や恩人であるかのように思い込ませることが可能。結果、敵の攻撃を緩めることが可能。

朽木白哉もブックオブジエンドの毒牙にかかって月島を命の恩人だと思い込まされるものの、結果的に倒すことに成功。月島は「僕は君の恩人だろう?心は痛まないのか?」と批判するものの、朽木白哉の月島に対する捨てゼリフが名言。

兄は黒崎一護の敵だ。ならば私は兄が誰の恩人だろうと、ころすに些少の躊躇いも無い」。

朽木白哉の黒崎一護への信頼や思いは、いつの間にか命の恩人以上の立場にまで強まっていた。先程の名言も含めて、下手したら朽木白哉はルキアより黒崎一護のことが大好きなのかも知れないと思わせる名シーン。一護と白哉で変な同人誌とか作っちゃダメよ。

真空の氷の刃で切り裂かれろ!(日番谷冬獅郎の名言)


BLEACH61巻 日番谷冬獅郎 バズビーに対する名言
(BLEACH ブリーチ 61巻)
続いてのブリーチの名言は日番谷冬獅郎から「真空の氷の刃で切り裂かれろ!」。

日番谷冬獅郎とバズビーの戦い。日番谷は氷を操り、バズビーは炎を操る。それ以前の『ブリーチ』でも度々描写された設定ではあるものの、バズビーの能力は群を抜く。ただ日番谷冬獅郎の前では為す術なし。何故なら多重の真空の層を持つ氷の壁を作ったから。

そこで出た日番谷冬獅郎の名言が「真空の氷の刃で切り裂かれろ」。

いちいちの見せ場において、こういう決めゼリフ的な名言はカッコいい。ちなみに日番谷のバトル時の決めゼリフが毎回違う。先程から何度か日番谷冬獅郎の卍解シーンをお見せしましたが、是非日番谷ファンは『ブリーチ』を改めて読み直してみると面白いかも知れません。

ただ直後にバズビーに倒されてしまうのは内緒w


この服あたしが変態だから着てるんじゃないからね!(井上織姫の名言)


BLEACH65巻 井上織姫 名言 迷言
(BLEACH ブリーチ 65巻)
続いてのブリーチの名言は井上織姫から「この服あたしが変態だから着てるんじゃないからね!」。

ユーハバッハ編。さっそうと黒崎一護は舞い戻ったものの、裏切り者の石田雨竜が最後の別れを告げた直後。井上織姫たちは切なそうにその光景を眺めるものの、落ち込む黒崎一護を励ます。

そのおかげもあって「ぶん殴って連れ戻す」と再びいつもの黒崎一護に戻るものの、冷静に井上織姫の姿を見るとかなりすごいコスチュームだった。思わずうろたえる黒崎一護に対して、井上織姫がとっさに言い訳した一言が名言。

ちがっ…ちがうからね黒崎くん!この服あたしが変態だから着てるんじゃないからね!これは裏原さんが…浦原さんが…浦原さんがうそつきだから…」。

名言というより、もはや迷言に近い類いだと思いますが、地味に笑えます。ただ実際には井上織姫は黒崎一護が喜ぶからとノリノリで着てた。そりゃあ嫌だったら断ればいい話ですから、女性心は複雑です。井上織姫がどんなコスチュームを着用していたかの詳細は、是非『BLEACH』本編をご確認下さい。


偉大な相手というのは輝いて見えるものだヨ(涅マユリの名言)


BLEACH65巻 涅マユリ ジゼル・ジュエル戦 名言
(BLEACH ブリーチ 65巻)
続いてのブリーチの名言は涅マユリから「偉大な相手というのは輝いて見えるものだヨ!」。そろそろこの『ブリーチ』の名言記事も終わります。

クインシーが瀞霊廷などに侵入する際には「影」が必要。そこで涅マユリは全身に光をまとって、そこら中に一切影ができないようにした。当初の目的は達成できてたと思うんですが、その後も無意味に光り続ける涅マユリ。

その後、星十字騎士団のジゼル・ジュエルと遭遇し、2人は戦うこととなる。ただ思わず「まぶしくてあんま見えないんだけど誰?」とつぶやくと、それに反応した涅マユリが迷言を吐く。「偉大な相手というのは輝いて見えるものだヨ!」。

「そういうこと訊いてんじゃねぇ」とついツッコミたくなりますが、涅マユリの良い感じにズレたそれが笑えます。


死なないために死ぬほど準備することなんてみんなやってることでしょう(浦原喜助の名言)


BLEACH73巻 浦原喜助 名言
(BLEACH ブリーチ 73巻)
続いてのブリーチの名言は浦原喜助から「死なないために死ぬほど準備することなんてみんなやってることでしょう」。残念ながら画像はモノクロ。

浦原喜助と星十字騎士団のアスキン・ナックルヴァールとの戦い。アスキンは多彩な毒能力を操り、為す術がない浦原喜助。そこで最終手段として観音開紅姫改メを卍解。触れたものを作り変える能力を駆使し、最後はグリムジョー・ジャガージャックの手を借りてアスキンを倒す。

可能性があるものは全て残らず備えて、いざという時には使う手練手管を駆使する手法に、思わず「そんな事まで読んでたってのか?ムチャクチャだな」と驚くアスキン。ただそれに対して言い放った浦原喜助の捨てゼリフが名言。

戦いですよ。敗けたら死ぬんス。死なない為に死ぬほど準備することなんて、みんなやってることでしょう」。

「戦い」や「死」というワードが大げさに聞こえますが、日常生活でも言える話。仕事で失敗しないようにサラリーマンは必死にプレゼンの準備をし、学生でもテストで悪い点を取らないように必死に勉強する。

スポーツ選手や政治家、いや漫画家でも通じる名言。きっと作者・久保帯人も必死に打ち切りにならないため、死ぬほど「準備」をしてたんだと思います。自分も次元こそ全く違いますが、生き残るブログを作るために死ぬほど準備をしなければ。

この浦原喜助にも名言が多いので、是非『ブリーチ』を読み直してみるのも一興です。同場面では「誰も見たことがないものを創るなら自分の手で。それが科学者ってもんス」も浦原喜助の名言か。


その距離を元に戻してくれたのはお前だ(阿散井恋次の名言)


BLEACH74巻 阿散井恋次 名言
(BLEACH ブリーチ 74巻)
いよいよ最後のブリーチの名言は阿散井恋次から「その距離を元に戻してくれたのはお前だ」。

ユーハバッハに倒されてしまう黒崎一護。そのまま尸魂界に向かうユーハバッハ。しかし月島などの助けもあり、再び立ち上がる黒崎一護。そして、阿散井恋次と共に尸魂界に向かう。その途中、黒崎一護は「お前もルキアと一緒に…残ってよかったんだぞ」とポツリ。

ただゴツンと頭突きを食らわせる阿散井恋次。そして黒崎一護に言ったセリフが名言。

もうずっと何十年も俺とルキアはすれ違いもしねえぐらい遠く離れちまってた。その距離を元に戻してくれたのはお前だ。だから俺は決めたんだ。お前が進めなくなった時は、俺が背負ってでも進んでやるってな」。

その後、黒崎一護、阿散井恋次、藍染惣右介を加えた三者でユーハバッハを倒すんですが、この最終局面で「感謝」を持ってくることで、これまでの2人の友情や『BLEACH』の歴史・過去が蘇ってくる。そのことが最終回への展開、感動的なラストを予期させる名シーンに繋がってる。

この『BLEACH』の名言記事の最後に相応しい名言だったのではないか。


BLEACH(ブリーチ)の名言とは関係ない愚痴


…ここからはBLEACHの名言と関係ない脱線した愚痴なんですが、一年ほど前に同じく少年ジャンプの『NARUTO』の名言記事を作ってくれという仕事の依頼が某会社から来たんです。自分以外にも割りと色んなブロガーに声をかけていた模様。

ただ「キャラクターや場面ごとに6個7個の名言を書け」というもの。だから名言の数は合計50個60個は余裕で超える計算。でも、このBLEACHの名言でも30個もない。こんな大量の名言を探すだけでも大変なのに、しかも画像の編集なども全部面倒くさい部分だけをコチラに丸投げ。

それで報酬がたったの7000円。さすがに笑っちゃいました。正直、この『ブリーチ』の名言記事クラスであれば、記事完成までの時間を考えると10倍の7万円でも微妙。逆に7000円でこの記事レベルのクオリティを担保してもらえるなら、むしろ自分が外注したいぐらい。

以上、どうでもいい一年越しの愚痴でした。

ちなみに漫画「ブリーチ(BLEACH)」の名言完全版(ドル漫)も良かったら参照してください。何度も書いてますがBLEACHの名言の数が多すぎたので、マンガ考察ブログの「ドル漫」で別にまとめてみました。ここで紹介したブリーチの名言とは全部違う名言。例えば藍染惣右介の有名な名言「弱く見えるぞ」もそちらに収録してます。

ぶっちゃけコッチはサブ記事なるため、ネタ的な名言も織り交ぜてます。ただブリーチの名言を70個80個だけに絞ってまとめましたが、まだまだ探せば『ブリーチ』の名言はあります。おそらく紙のコミックカバーを外すと、いちいち一言名言が書かれていると思いますが、ああいうのも含めると本当に名言の数は際限がありません(笑)