『ブラックラグーン-BLACK LAGOON-』1巻から10巻のネタバレ感想。作者は広江礼威。月刊サンデージェネックスで連載中のアクション漫画。作風的は押井守の攻殻機動隊シリーズやカウボーイビバップの世界観からSF要素を削った感じ。

◆2014年6月に旧ブログで更新した記事です。

ガンアクションがスゴい!

とにかくアクション描写。その中でも特にガンアクションが見事。

ブラックラグーン2巻ガンアクション
(2巻)

ブラックラグーン1巻ガンアクション
(1巻)

ブラックラグーン3巻ガンアクション
(3巻)
コマ割りも単調ではなく派手派手派手豪快ーー!!

ブラックラグーン8巻ガンアクション
(8巻)
まるで映像を見てるかのように流れる展開。

ブラックラグーン3巻カーアクション
(3巻)
ガンアクションだけではなく、カーアクションなどもハリウッド映画並。

このアクションたちにこそ『ブラックラグーン』という漫画の醍醐味が集約されまくってる、と言っても過言ではない。まさにアクションに魅せられる・酔わされる。

展開に付いていけない

ただストーリーの展開には付いていけない。決して置いてけぼりになるって感じでもないですが、読者側に「読解力」が求められそうなマンガ。攻殻機動隊シリーズでも言えますがが、オシャレな世界観や雰囲気に一瞬惹きつけられるも、そこから自分の足で歩いて行くのがめちゃめちゃ大変。

だから作者に実力がないというより、コッチにすごい高い要求を求められてる感じ。まだアニメであれば自動的に展開が進んでいくので苦労は少ないが、やはりマンガだと正直疲れるのが本音。

ブラックラグーン10巻1
(10巻)
先月に発売された10巻は4年ぶり。このブラックラグーンという作品自体は2001年から連載が始まってるので、要するに13年かかって10巻までしか進んでない。

良く言えば、それだけ時間を掛けて作品作りに心血が注がれてるマンガ。悪く言えば、それだけ読むのにも大変なマンガ。ここら辺は好みによるんでしょうが個人的に肌が合わなかった。

総合評価

個人的にそこまで面白いとは思わなかった…というか、その判断をする前にほぼ挫折してしまった。ただしつこいようですが、それは決してクオリティーが低いからではなく、むしろクオリティーは高い方。だからこそ、読むのが大変だったマンガ。

系統的には攻殻機動隊シリーズやカウボーイビバップに似てると思うので、そういうのが好きな人だったらハマるかも。雰囲気的には、なかなかハードコア仕様。

個人的な面白さは70点台ぐらいですが、画力のクオリティーを考慮して少し高めに採点。ちなみに発行ペースが年1ペースで発売されてないので全巻大人買いの評価は少し低めに。


◯展開★4◯テンポ★3
◯キャラ★3.5◯画力★5
◯全巻大人買い…★3
◯81点!!!!