ワンピース』を代表するものといえば、やはり悪魔の実。この悪魔の実を食べた人間は色んな能力が使えるようになる。この悪魔の実の能力を使ってキャラクターはバトルを展開。

人造悪魔の実 ONE PIECE69巻
(ONE PIECE69巻 尾田栄一郎/集英社)

ただ悪魔の実には「人造悪魔の実(SMILE)」と呼ばれるものも存在します。そこで今回は人造悪魔の実ことSMILE(スマイル)について簡単に解説してみました。

スマイルとは「人為的」に作られた悪魔の実【SMILE】



人造悪魔の実とは、人為的につくられた悪魔の実のこと。まさに読んで字のごとく。人為的に作られた悪魔の実とは言っても、悪魔の実の副作用である「海に弱い」という点は同じ。海楼石の効き目はもちろん同じ。

ただし、人造悪魔の実の種類は「動物ゾオン系」のみ。例えば、自然ロギア系超人パラミシア系の人造悪魔の実は製造できなかったのか、今の所は存在しておりません。

四皇カイドウが「人造悪魔の実」をドフラミンゴに作らせる


この人造悪魔の実は、王下七武海のドンキホーテ・ドフラミンゴがドレスローザの地下工場で製造していた。ドフラミンゴと内通する科学者シーザーが製造した「SAD」と呼ばれる成分を元に作られていた。

もともとはベガパンクが人造悪魔の実の研究開発を行っていたものの、結果的に失敗。このベガパンクの研究を基礎にシーザーが応用したカタチ。そのためベガパンクも間接的には人造悪魔の実の製造に関与してることに。

人造悪魔の実 四皇カイドウ ONE PIECE79巻
(ONE PIECE79巻 尾田栄一郎/集英社)

ドフラミンゴに人造悪魔の実の製造を依頼したのが、四皇・カイドウ。世界政府や海軍に見つからぬように「SMILE(スマイル)」という呼び名で、ドフラミンゴは人造悪魔の実をカイドウに横流ししていた。

つまり、スマイル(SMILE)の流れとしてはパンクハザード島のシーザー→七武海・ドフラミンゴ→四皇・カイドウ。

人造悪魔の実 ギフターズ ONE PIECE81巻
(ONE PIECE81巻 尾田栄一郎/集英社)
そして、カイドウがSMILEを使って自身の百獣海賊団メンバーに人造悪魔の実を食べさせることで、能力者集団「ギフターズ」を結成することに成功。左下にはネズミのSMILEを食べたマウスマン、右には手がカニ化した男なども確認されます。

でもカイドウは将来的に人造悪魔の実を食べさせて全メンバーを能力者にしようと画策していたものの、ドフラミンゴのSMILE製造工場が主人公ルフィに破壊されたために、この夢を潰されてしまって現在激おこ中。

百獣海賊団メンバー全員が人造悪魔の実を食べたか?


ただし、カイドウの懐刀である大幹部のジャックなども人造悪魔の実を食べたのかなどは不明。ゾウゾウの実・古代種という特殊性やレア性を考えると、おそらく百獣海賊団の幹部連中は人造悪魔の実は食べてはいないと個人的に考えます。船長のカイドウも同様。

あとギフターズのキャラクターを見ると、結果的に体力が落ちるといった副作用などが確認されます。そのため魚人島で登場したES(エネルギーステロイド)のように、人造悪魔の実(SMILE)にも同様の副作用がありそう。

さらなる詳細は【ONE PIECE】悪魔の実の正体まとめもご参照ください。SMILE以外にも悪魔の実の伝達方法など徹底的に考察済みです。