バズマン。

健全な漫画の感想ブログ。基本的に面白いマンガだけレビューしてるつもり。

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少年ジャンプの長期連載漫画といえば『銀魂』。すっかり気付けば、2017年3月時点では『ONE PIECE』に続いて二番目の長寿。「銀魂が面白い」という考察記事はつい先日アップロードしたんですが遅ればせながらというべきか、ようやく『銀魂』が実写映画化されて2017年7月何日かに公開されるらしい。

既に少年ジャンプでは『銀魂』に出演する演者キャストが出し惜しみをするかのように、ちょびちょびと公開。このビジュアルが割りと似てたので、そこでいっそということで『銀魂』の配役キャスト一覧を簡単にまとめてみました。画像は全て少年ジャンプ(集英社)から引用。


坂田銀時…小栗旬


まずは主人公・坂田銀時。

少年ジャンプ2号 坂田銀時 小栗旬
坂田銀時のキャスト配役は小栗旬。性欲界のギャル曽根ですっかりお馴染みですね。ちなみにこの記事では悪口めいたことを結構書いてるので、きっと『銀魂』好きならお気に召してくると思いますが嫌な方はスルー推奨。

漫画原作の映画ではありがちな現象なんですが、どうしても元々のキャラクターの髪の毛の色が奇抜過ぎると、どうしても出演者の俳優がカツラを着用しがち。これが作品全体の違和感や「つまらなさ」の象徴に繋がるんですが(『鋼の錬金術師』など)、元々の坂田銀時が割りと毛量が多いせいかそこまでビジュアルに違和感を感じませんでした。


志村新八…菅田将暉


続いて坂田銀時の下で働く、志村新八は原作漫画だと途中から空気感満載のように思えますが、きっと実写映画版でしっかり活躍するはず。

少年ジャンプ2号 志村新八 菅田将暉
この志村新八のキャスト配役は菅田将暉。普段の性格はオラオラ系のお兄ちゃんっぽい雰囲気ですが、見た目のビジュアルだけに関してはちゃんと小物感が出てて志村新八に似合ってる印象。この菅田将暉は『帝一の國』では主役の帝一役を務めるなど、ジャンプ系というか集英社のお気に入りなんでしょうか。

ちなみに「菅田将暉」で「すだまさき」と読みます。絶対小学生時代は「すがちゃん」と呼ばれてたに1000ペソ。


神楽…橋本環奈


少年ジャンプ2号 神楽 橋本環奈
宇宙最強民族・夜兎族の神楽のキャスト配役は、1億年の一人の美少女・橋本環奈ちゃん。さすが最強民族の役柄だけあって、しっかり肉体を仕上げてきています。まさに橋本環奈は演じるプロですわ。ビジュアルはさすがに実写映画版の方が良いか。

ちなみに橋本環奈は銀魂と同じ少年ジャンプで連載中の『斉木楠雄のナンチャラ』の映画版にも出演予定。そこで原作者・麻生周一のTwitterをフォローしたら、麻生周一がめっちゃ喜んでて笑いました。大のオッサンのはしゃぐ姿は見てられません。反面教師にしなければ。


桂小太郎…岡田将生


続いては桂小太郎。攘夷志士で共に幕府と戦った、主人公・坂田銀時の元盟友。通称は「ヅラ」。割りとイケメンっぽいですが、基本はコミカルなキャラクター。

少年ジャンプ8号 桂小太郎 岡田将生
この桂小太郎の配役キャストは、岡田将生。割りとコミカルな役柄もこなせることが起用の理由か。

ただ毛量が多すぎるせいか、先程の小栗旬(坂田銀時)と違って、どうしても「できそこないのオカマ」にしか見えません。桂小太郎に関しては、ビジュアル的にそこまで似てないか。でも、まあそこら辺は演技力でカバーしてくれるのでしょう。


来島また子…菜々緒


来島また子 菜々緒
来島また子の配役キャストは、菜々緒。ビジュアルはコスプレ感は強いものの、まぁ良いんじゃないでしょうか。

ただ菜々緒は『銀魂』の「また子」というより、『金魂』の「ローリングたまペロ子」の方がお似合いのような気もします。理由はググっちゃ駄目よ。


武市変平太…佐藤二朗


武市変平太 佐藤二朗
武市変平太の配役キャストは、佐藤二朗。このままNHKの時代劇に出演しても違和感がないビジュアル(笑)


岡田似蔵…新井浩文


岡田似蔵 新井浩文
岡田似蔵のキャスト配役は、新井浩文。岡田似像のキャラクターは、「人斬り似蔵」と恐れられる盲目の剣士。一重の役者にはピッタリのビジュアルか。まさに「正直イケメンと呼んでいいのか分からない微妙なイケメンランキング」上位に位置してそうな俳優さんの新井浩文にピッタリ。

ちなみにこの新井浩文は、『銀魂』と同じく少年ジャンプで連載中の『ブラッククローバー』ではメインの敵キャラクターのモチーフにされていて、ビジュアルがやはり似てる。こちらも少年ジャンプというか、集英社のお気に入りの俳優なのか。


志村妙…長澤まさみ


少年ジャンプ10号 志村妙 長澤まさみ
志村新八の姉・志村妙のキャスト配役は、長澤まさみ。ビジュアルも含めて、雰囲気的にはピッタリの女優さん。志村妙は気性が荒いので、長澤まさみの怒ってる場面とか容易に想像されます。べ、べ、演技が単調って意味じゃないよ(汗)

ただ明らかに長澤まさみの「鼻の部分」が修正されてる感ありあり。一瞬誰なのか分からなかったのは内緒。


平賀源外…ムロツヨシ


少年ジャンプ10号 平賀源外 ムロツヨシ
平賀源外の配役キャストは、ムロツヨシ。ぶっちゃけ年齢設定など含めて、厳密にはそこまでビジュアルは似てるわけではないんですが、ものすごく雰囲気感は似てる(笑)

『銀魂』に限らず、もし漫画やアニメを実写映画化する場合、こういうビジュアル化が割りと参考になるのかも知れない。


村田鉄也…安田顕


少年ジャンプ13号 村田鉄也 安田顕
村田鉄也の配役キャストは、安田顕。カツラの部分がどうしてもコスプレ感を感じさせますが、そこまでビジュアルは悪くないんじゃないだろうか。


村田鉄子…早見あかり


少年ジャンプ13号 村田鉄子 早見あかり
村田鉄也の妹・村田鉄子の配役キャストは、早見あかり。ビジュアル的には髪の毛など改善点は多そうですが、キャラクターの活発そうな部分も含めて、割りと雰囲気は似てる女優さんって気がします。

ただ早見あかりが着痩せしてるように見えるのは、気のせいか。本来の早見あかりはもっと女子レスラーのような体型をしていた気が。まさかのフォトショッp…(略。


近藤勲…中村勘九郎


続いて近藤勲。真選組局長。『銀魂』の中では割りと重要なキャラクター。ただ見た目のビジュアルには反して、ちょいちょい脱ぎまくるド下ネタ要員。コンニャクの使い方に関しては、土井善晴も真っ青の料理人。

少年ジャンプ15号 近藤勲 中村勘九郎
この近藤勲の配役キャストは、中村勘九郎。前田愛のダンナの歌舞伎役者。「失礼ながらゴリラ感満載」と少年ジャンプは絶賛。どうしても中村勘九郎は幼顔なので、ビジュアル面では40歳前後の俳優の方が良かったか。

とりあえずきっと実写映画版では中村勘九郎はモザイクまみれになってくれるはずです!!


土方十四郎…柳楽優弥


土方十四郎は同じく真選組のメンバー。クールなイケメンキレキャラ。マヨネーズが大好きマヨラー侍。

少年ジャンプ15号 土方十四郎 柳楽優弥
この土方十四郎の配役キャストは、柳楽優弥。若干イケメンの種類が違うような気もしますが、意外とビジュアルの雰囲気感はそっくりです。身長が低そうな俳優さんに見えますが、柳楽優弥の身長は174cmあるらしい。基本的に問題ない配役か。

もう自傷行為なんて止めてもらいたいところです。


沖田総悟…吉沢亮


続いて、沖田総悟。やはり真選組のメンバーで、きっと実写映画版の『銀魂』でも重要な位置付けのキャラクターのはず。ルックスは爽やかな可愛い系ですが、中身は腹黒全開の随一の剣の使い手。

少年ジャンプ15号 沖田総悟 吉沢亮
沖田総悟の配役キャストは、吉沢亮。ただ悪口を書きたいものの、全然知らない俳優さんなのでなにも書きようがない(笑)

ビジュアルに関しては、おそらく吉沢亮は自分の髪の毛を染めてるはず。だから前述のキャラクター・登場人物たちと違って、コスプレ感はほぼゼロ。ただ沖田総悟の「可愛らしいビジュアルさ」も皆無。似てるっちゃ似てますが、最初から吉沢亮の眼光がやや尖すぎる。ぶっちゃけ土方十四郎の柳楽優弥より怖い(笑)


高杉晋助…堂本剛


ラストは高杉晋助。高杉晋助は攘夷志士として、主人公・坂田銀時と共に幕府と戦った仲間。性格的には「闇に潜む敵キャラ」といった雰囲気。

少年ジャンプ11号 高杉晋助 堂本剛
高杉晋助の配役キャストは、まさかの真っ黒。もちろん事故ではありませんが、結論から答えると堂本剛。残念ながらジャニーズ所属ということで、電子版の少年ジャンプでは全消し。こうなること分かってるんやから、もうお前ら出てくんなよ…みたいな不満を、YouTuberのシバターが言っていた気がします。あれれー。

こんな状態なので堂本剛のビジュアルを評価仕様がありませんが、根暗な性格も含めて高杉晋助役としては意外と似合ってそうな感じがします。


銀魂の登場人物キャスト一覧まとめ


以上、『銀魂』の出演者一覧をまとめたわけですが、かなり登場人物が多く割り当てられてることがわかります。

だから2時間という映画のボリュームを考えると、おそらくサブキャラクターの活躍はそこまで多くはなく、主要なメインキャスト以外(小栗旬、菅田将暉、橋本環奈、岡田将生など)はチョロっとしか登場しない気がします。もしくは映画版『銀魂』には第二弾第三弾も用意されている可能性もありますが。

また少年ジャンプ誌上で『銀魂』のキャストビジュアルが公開されれば、いずれ追記していくかも知れません。ちなみに同じく少年ジャンプで連載中の『斉木楠雄の災難』の実写映画版キャスト一覧も記事化済み。

『私の少年』のネタバレ感想をレビュー。作者は高野ひと深。掲載誌は月刊アクション。出版社は双葉社。ジャンルは青年コミックの恋愛漫画。AmazonのKindleや楽天などでも試し読み・立ち読みが可能です。

今回の記事も面白いかつまらないか考察してみました。この漫画は「ショタ」というのが一つのテーマらしいので、そこを軸に書いた感想になります。『私の少年』を購入ダウンロードする時の参考に使ってみてください。


私の少年のあらすじ登場人物 ストーリー内容


主人公は多和田聡子(たわだ・さとこ)。どこにでもいる普通のアラサーOL。職場にいる元カレの年上上司との関係に少し悩んでいた。

私の少年1巻 あらすじ1
(私の少年 1巻)
ある日の残業帰り、多和田聡子はいつものように公園でビール缶を片手にストレス発散をしていた。腰に手を当てる姿はさながらオッサンそのもの。

そこへ今朝も見かけたサッカー少年がボールをコロコロと飛ばしてきた。その少年はとにかくサッカーが下手クソだったのを多和田聡子は何となく印象に残っていた。そのまま少し酔った勢いもあって、自分が得意なサッカーを教えてあげる。

私の少年1巻 あらすじ2
(私の少年 1巻)
ただふと少年の顔を見やると、まさかのギョッとしてしまうほどの超絶美少年。これが12歳の少年・早見真修(はやみ・ましゅう)との初めての出会いだった。

そしてここからアラサー女の多和田聡子と、美少年・早見真修の物語が始まる。多和田聡子はサッカーを通して接することで、早見真修の不遇な生い立ちと近況を徐々に知っていく。二人は親と子の年齢ぐらい離れてるアラサー女と12歳の少年。当然何か始まるはずがなく、本来はコソコソと関係を築くようなこともあってはならない。

私の少年1巻 あらすじ3
(私の少年 1巻)
しかし多和田聡子と早見真修は次第に関係性を深めていく。果たして二人はどこへ向かおうとしているのか。どんな運命が待ち構えているのか。『私の少年』はそういった内容の、ジャンル的には恋愛漫画か。


少年の美しい・かわいい表情にキュンキュンしちゃう?


『私の少年』のおすすめポイントがあるとしたら、やはり早見真修という美しい少年キャラクターに尽きると思います。特に早見真修のかわいらしい表情がポイントと言えましょう。

私の少年2巻 早見真修の表情1
(私の少年 2巻)
喜んだ時の早見真修の表情。

私の少年2巻 早見真修の手
(私の少年 2巻)
多和田聡子に手を差し伸べる瞬間の、早見真修の可愛い表情は一番好きかも知れない。

私の少年1巻 早見真修の表情2
(私の少年 1巻)
逆に真剣な時の表情。既に「オトコ感」も見せるというギャップ感。

私の少年1巻 早見真修の表情1
(私の少年 1巻)
サッカーの試合の最中、前髪を上げてる時の真剣な表情の早見真修。さながら獲物を捉えるようなバチッとした視線。

私の少年2巻 早見真修の表情3
(私の少年 2巻)
時には多和田聡子のことが好きすぎて泣いちゃうときだってあります。だって早見真修は美少年だもん(アタックNo.1風)。ギャップ感 of ギャップ感。


早見真修のサイズ感が地味に大人


じゃあ『私の少年』がショタ受けするかというと、個人的には微妙。何故なら結論から書いてしまうと、早見真修のサイズ感が子供ではなく大人サイズだから。平たく言ってしまえば、作者・高野ひと深に画力がない。

私の少年1巻 歯が大人サイズ
(私の少年 1巻)
例えば、「歯」。真修がニカッと笑顔を見せるのは良いんですが、歯が健康的で大きすぎる印象。12歳の早見真修の場合、特に乳歯と永久歯が生え変わり始める時期。もちろん全部永久歯の可能性もありますが、もう少し歯を小さくしても良かった気がする。

こういった要所要所で描くべきポイントが、ことこどく外してる。普通は画力があれば自然と違いを描けてると思うんですが、少なくとも作者・高野ひと深の画力が平凡である以上、意識して描くべき。

私の少年2巻 耳が大人サイズ
(私の少年 2巻)
画像は多和田聡子が早見真修に勉強を教えてる最中、その横顔をついうっとり見つめてしまう場面ですが、ここでは「耳のサイズ感」の違いを描写できてない。一見すると悪くはないものの、1コマ目と2コマ目を見比べるとむしろ多和田聡子の耳の方が小さい気がする。

私の少年2巻 早見真修の爪のサイズ
(私の少年 2巻)
コチラは早見真修の爪のサイズ感。やはり左のアラサー女・多和田聡子の爪とサイズ感が変わらない。もちろん早見真修のしんなりとした長い指は素敵。

私の少年2巻 アバラや腹筋
(私の少年 2巻)
そしてやはり欠かせないのが、肉体。美少年の肉体は同時に美しいはず。

ただここが一番最低。やはり子供子供してない。例えば「へその位置」が下すぎる。この感想記事では画像は貼りませんが、「プール 少年」などで画像検索すると分かりますが、根本的にバランスがおかしい。

また子供のカラダは贅肉がなく、全体的にやや筋肉質。だから割れた腹筋や肩上部の僧帽筋、アバラの凸凹感などが欲しい。現状の早見真修は「髪の毛の長いイケメンを少し小さくしてみただけ」の域を出てない。

あと早見真修の顔が安定せず、たまにデカくなる。確かに「子供の頭は大きい」というイメージはありますが、あくまで小学校低学年程度までの話。早見真修はほぼ中学生なんですから、過度な表現。


真修より実は多和田聡子が問題?


他にも代表的な部位が「髪の毛」。子供の髪の毛は大人と違って、一本一本が細くてサラサラしてる。逆に大人の髪の毛は一本一本が太い。むしろ大人の髪の毛は縮れてすらいる。

もちろん早見真修の髪の毛のサラサラ感は表現されてるのは良いんですが、一方で多和田聡子の髪の毛も同じようにムダに光沢感がありすぎる。アラサー女の髪の毛は言うまでもなく、長年の髪染めやパーマの影響もあってガッサガサ(笑)

だから更に『私の少年』を批判しておくのであれば、早見真修というより多和田聡子をムダに美化しすぎ。単純に描き分けができてない。多和田聡子はワキ毛やスネ毛などもっと見窄らしく描いていいぐらいで、これが二人の「違い」や「大人と子供のギャップ感」が意外と乏しいと感じてしまう要因。

もちろん漫画だからといって必ずしもリアルに描写する必要はありませんが、『私の少年』のテーマを考えるとこういう要所要所での画力は作者・高野ひと深に求められるはず。それ故に残念ではあります。

ただ裏を返すと「生々しさ」や「同性愛臭」みたいなんは少ないので、そういう点では意外とクセがないのでオトコ読者にとっては読みやすい漫画ではあるのか。


私の少年の総合評価 評判 口コミ



『私の少年』の感想をまとめると読んでも損はしないと思いますが、何かの賞レースに選ばれるほどの漫画でもないかな。狙いとしては悪くはなく、設定的には「すごい」と表現してもいいのかも知れない。ただ作者・高野ひと深の若干の力不足感が否めない。

漫画のカギを握る早見真修のキャラクターは「可愛い」の延長線上に過ぎない。無邪気さの中に潜む思わずゾワゾワさせる妖艶さには乏しく、何かしらの新たな性癖が目覚めさせてくれるようなインパクト感には乏しい。

ストーリーに関しても、そこまで面白くもない。あらすじでは少し煽ってみたものの、『私の少年』2巻3巻の時点では二人が「ドキドキしちゃうイケない関係」に発展することはありません。多和田聡子は元カレの上司に少し批判されるものの、美少年に手を出してしまうことによる「ハラハラさせる人生の破綻感」も強く感じない。

『私の少年』は、所詮は女性が描いた内容といったところ。多和田聡子のノリ的には「よーしお母さんいっぱい玉子焼き作っちゃうぞ」という、さながら母性愛に近い。悲しき未婚女がまだ知れぬ仮想の息子に抱く「それ」にすぎない。

逆に言えば「気持ち悪い」や「キモい」と感じることも少ないわけですが、結局、母性愛の延長線上っていうのではつまらない。それゆえに『私の少年』を読んでシ○タ好きがムラムラするかといえば、そこまでおすすめするような漫画でもありません。

『物男(ものおとこ)』1巻2巻のネタバレ感想をレビュー。作者は永田一由。出版社は主婦の友社。ジャンルは青年コミックのギャグ漫画。AmazonのKindleや楽天などでも試し読み・立ち読みが可能です。『物男』を購入ダウンロードする時の参考にしてください。

今回も面白いマンガなのかつまらない漫画なのかの考察記事になります。ギャグ漫画はどうしても好き嫌い・面白い面白くないの評価がハッキリ分かれてしまいますが、結論から書いてしまうと、『物男』は良い意味でくだらない。


物男のあらすじ物語 ストーリー内容


主人公は、関戸直樹。26歳のしがない青年。女性には一切縁がなく、昨今の日本の不景気も相まって就職活動にも恵まれなかった。その中で関戸が見つけた仕事が「物男(ものおとこ)」。

物男1巻 あらすじ ホテルのベッド
(物男 1巻)
その名の通り、「物になりきる仕事」。画像はあるLOVEホテールで「ベッドの役割」を果たしている関戸の図。ただ無表情に努めている姿が笑ってしまう。仕事に徹しているのか、ただ単に男女の営みを必死に凝視してるのか。

関戸は早くもベッド歴5年が経とうとしていたが、さすがにこのまま人生を終えていいものか真剣に悩む。そりゃそうだ。そして、あることがキッカケでオシャレな家具を販売する「大角家具(おおつのかぐ)」に転職することになった。某お家騒動の大塚家具とは一切関係ありません。

そこから『物男』のストーリーが始まる。果たして関戸は「物男」の道を極めることができるのか。そもそも「物男」とは一体なんなんだ。そういうアホアホ全開なギャグ漫画になってます。


発想が最高にアホすぎるwww


結論から書くと、『物男』の内容はやはりアホ丸出し。発想がアホすぎるんですが、これをカタチにした時が見事に無様。

物男1巻 天井の扇風機
(物男 1巻)
例えば関戸が天井の扇風機(シーリングファン)になった絵がコチラ。いや、何か喋れよ。でも確かに手を大きく広げれば、立派に扇風機の役割を果たせそうです(笑)

物男1巻 ブランコ
(物男 1巻)
他にも関戸がブランコになりきった場面は、軽くホラー。『バイオハザード』あたりのホラーゲームを探せば、こんな敵いそうです。というかブランコの原型が残ってるんで、あまり「物男」である必要性が皆無。

物男1巻 トイレ
(物男 1巻)
関戸がトイレになりきった場面でも、やはりほとんど意味がない。「もうほぼ現代アートだよ」というツッコミも笑えます。ちなみに物男の服装はほぼ全てブリーフ一丁と白い靴下のみ。見事に気持ち悪いです。

ちなみに『物男』のストーリーの軸的には関戸が「イス」の扱いを受けることが大半。だから『物男』というマンガタイトルではあるものの、基本的には「椅子男」と解釈する方が早いです。だから上記のネタは単品で終わることが大半です。


西村さんの扱いが割りとヒドい


『物男』の中で割りとヒドい扱いを受けるのが、物男歴20年の西村さん。もう56歳ということで、ダウンタウンの松本人志と同じぐらいの年齢。そう考えると色々と泣けてくる。

物男1巻 ホテルのベッド
(物男 1巻)
例えばLOVEホテルのベッド時代だと、オンナを駅弁してる男に思いっきり全体重をかけられる。西村さんの顔がヤバすぎる。案の定というか、この直後に肩の骨が外れてしまうんですが、負傷した西村さんがめっちゃ叱られて解雇される。泣けるぜぇ、ブラック日本。

ただ冷静に考えると、ワンちゃんスタイルで客を背中に乗せる方法でいい。お腹に人を乗せるってマジシャンに催眠でもかけられないとまず不可能(笑)

物男1巻 消防車のハシゴ
(物男 1巻)
この西村さんが解雇にも負けずに次に就職したのが、消防車のハシゴ。しかも、かなり上の方。一瞬下になった方が辛いのかと思いきや、ここまで高く登ると「火災」に直接当たってしまう。当然、下に落ちたら死んでしまうので辛すぎる。

この西村さんも結果的に主人公・関戸と同じように、大角家具に雇われる。この大角家具の社長・ルミカは、まさかの女子高生。でもそれゆえに感性が瑞々しく判断力も早いので、大角家具はリアルと違って大成功を収めてる。

ただ大角ルミカは発想が柔軟すぎる。

物男1巻 セグウェイ
(物男 1巻)
関戸と西村が何故か見初められて「セグウェイ」にされる。この時も西村さんは下。関戸は単に後ろ手にしてチョコチョコ走ればいいだけですが、西村さんはマトリックス状態で走る。しかもルミカを乗せる以上、先程のベッドどころではない(笑)

ちなみにストーリー的には、「関戸と森野みどりというデザイナー vs 西村と桐谷なつみという女やり手部長」の戦いに発展する。そこで西村がめっちゃマッチョ化して、桐谷なつみとちょっとしたイチャコラ関係に発展するなど報われます(笑)


物男の総合評価 評判 口コミ



『物男』は真剣に読んだら負け。ネタバレ感想を一言でまとめると、マジでくだらない(良い意味で)。作者・永田一由は一体何を考えながら描いたのか、小一時間ほど問い詰めたくなります(笑)

正直出オチ感満載のギャグ漫画ですが、割りとストーリーもそれなりに読める。強いて言えば、『物男』は想像以上に下品な部分。画像こそ割愛してますが、関戸や西村のイチモツをオッキさせるなどド下ネタ満載だから小中学生は閲覧注意。

でも、それゆえに漫☆画太郎作品や『デトロイト・メタル・シティ』といったバカバカしい下品なギャグ漫画好きならおすすめ。しかもそんな『物男』を販売してるのが冒頭でも触れたのが、まさかの主婦の友社。むしろ主婦の敵社やろ、とツッコミを入れたくなりますが、そういう出版社の心意気すら感じるギャグ漫画です。

『監禁嬢』のネタバレ感想をレビュー。作者は河野那歩也。掲載誌は漫画アクション。出版社は双葉社。ジャンルは青年コミックのホラーサスペンス漫画。AmazonのKindleや楽天などでも試し読み・立ち読みが可能です。

今回も淡々と面白いかつまらないか考察していきたいと思います。ネタバレ画像も多く含まれる感想記事ですが、『監禁嬢』を購入する時の参考に使ってみてください。ちなみに絶対恐怖のおすすめホラー漫画13選も後でよかったら御覧ください。


あらすじ物語 ストーリー内容


主人公は岩野裕行。新婚ホヤホヤの高校教師。生まれたばかりの娘を溺愛していた。美沙子は子育てにややナーバスになっているものの、岩野はこの生活にささやかながらも日々幸せをかみしめていた。

監禁嬢1巻 あらすじ1
(1巻)
しかしある日、岩野が目覚めると何故か全裸でナゾの女「カコ」に監..禁されていた。「だーれだ?」と茶目っ気たっぷりのカコ。ショートボブの可愛らしい女性しか見えないものの、言うまでもなく状況は異様。

このカコは岩野の過去を全て調べ上げ、妻・美沙子や娘の写真を片手に「私が誰なのか?」「私の目的は何なのか?」を問うてくる。明らかな脅迫。必死に思い出そうとするものの、岩野は一切カコの記憶を思い出せない。もはやカコのブラフとしか思えない。

監禁嬢1巻 あらすじ3
(1巻)
でもカコは「アナタが私を思い出せないのは、アナタがアナタを忘れたから」「早く会いたいなぁ…あの頃のアナタに」と意味深なセリフ。果たして岩野はカコの監禁から逃れることはできるのか?岩野とカコの関係とは?カコの目的とは何なのか?

画像を見てもらったら分かるように、『監禁嬢』の内容はサスペンスホラーチック。


カコがヤバすぎるwww


とにかくカコがヤバい女すぎる。

(2巻)
何と言っても、カコの表情。『カラダ探し』を彷彿とさせるギョロついた目玉。生気が宿ってるんだか何なんだか。ドアを開けた瞬間、コイツが現れたら思わず失禁してしまいそう。こういう表情は女性キャラの方が似合います。

そして『監禁嬢』のストーリーを少しネタバレしておくと、一応岩野はカコの監..禁部屋から脱出することが可能。ただカコの監視は止まるどころか、むしろ終始カコに囚われたような生活を送る。

監禁嬢1巻 加藤カコ はじめまして
(1巻)
だから安堵で岩野が帰宅すると、まさかのカコが家に先回り。「はじめまして」じゃねーよ。この表情の女が赤ちゃんを抱いちゃいけません。カコの執念はすさまじい。

監禁嬢2巻 加藤カコ 嫁に取り入る
(2巻)
岩野の妻・美沙子にも取り入って、むしろ岩野が悪者扱いにされることも。女の友情ってのは本当にあてになりません。

監禁嬢2巻 加藤カコ 赤ちゃん投げる
(2巻)
カコは美沙子の味方面してるにも関わらず、裏では娘の赤ちゃんを歩道橋から放り投げる。これが最凶。この遠近感が何とも言えません。まさに岩野に対して躊躇がない。最終的に赤ちゃんの安否がどうなったかネタバレは割愛しておきます。

監禁嬢1巻 加藤カコ 爆破
(1巻)
他にも岩野が監.禁部屋から脱出した後は盛大に爆破してたり、どこのテロリストやねん。カコは幽霊ではなく、実在する人間だからこそ恐怖感が煽られる面もあります。


合間合間のセクシー描写がホラーと絶妙にシンクロ


ただ『監禁嬢』は漫画アクションに掲載されてるだけあってか、ホラーサスペンス要素だけではなく割りとセクシー描写も多め。冒頭の場面でも岩野はカコにガッツリちょめちょめされたり、結構描写としてはガッツリ。

監禁嬢1巻 セクシー描写 カコ
(1巻)
カコが家に乗り込んできて一緒に食事をするハメになった場面だと、岩野は足コキされてぴゅっぴゅ。それをカコはスプーンですくい取ってペロリンチョ。岩野の何とも言えない表情が笑ってしまいます。

監禁嬢1巻 セクシー描写 藤森
(1巻)
他にも岩野の教え子の藤森麻希がなかなかのドスケベさん。「既婚者の人気者」だったから岩野に何度もアプローチするものの、最初は完全にスルーされる。でも藤森の助けがあったからこそカコ監 .禁部屋から救われた手前、岩野も強く拒否できない。結果ズルズルと関係が始まっていく。

もちろん露骨な画像は貼れませんが、割りとムラムラします。逆に女性や学生さんが読む場合は、少し注意かもしれません。個人的に好きだったのが、地味オンナ柴田先生のホールド○出し。

ただセクシーな展開に唐突感はなく、実はそこまで浅ましさを感じない。翻弄されていく岩野に同情と若干の羨みもありつつ、吊り橋効果ではないですが「ホラーのドキドキ感」と「工□のドキドキ感」が相まって絶妙に展開を飽きさせない

意外とホラー要素とセクシー要素をコラボさせた漫画は少なく、実は狙い目なのかも知れません。


カコの目的や正体を考察


最後は簡単にカコの目的や狙いを考察してみました。結論から書いてしまうと、かつて「岩野がカコにひどい仕打ち」をしたと考えるのが自然か。

岩野は上京して教師になって、妻の美沙子に出会った。現在は誰からも好かれる人望に厚い教師として働く。岩野は家庭環境も手伝って、「いかに女性に嫌われないようにするか」をモットーに生きてきた。

でも逆に考えると、岩野は上京してから「女性に対するうっぷんを晴らすかのように遊びまくった」可能性はなくはない。幼少期から女性に媚びへつらってきた反動で、東京で女性を泣かす生活を送る。その中でカコが岩野の犠牲になった。

ただ岩野からしたら、数多く遊んだ女性の一人であるがゆえに思い出せない。だからカコはそのことをしっかり思い出させて罪悪感にさいなまれた状態で、岩野にとどめを刺したいんだと思います。

監禁嬢1巻 加藤カコのカギ
(1巻)
カコは岩野を最初襲った時など、ことあるごとに「家の鍵らしきもの」を使って攻撃してくる。岩野の教え子・藤森麻希を襲った時にも使用してる。意味もなく登場させてるとは思えず、このカギはまさにカギを握るのでしょう。さすがに岩野がレ○プ犯ってことはないか。

また教師になるためには教育実習を受ける必要がある。厳密には教員免許を取得するためには必要なわけですが、これは自分の母校で行うのが慣例らしい。だから上京後とは言いつつも、実際にはカコと岩野は地元で知り合っている可能性も。


監禁嬢の総合評価 評判 口コミ



『監禁嬢』は今のところ面白い。特に序盤の引きはGood。設定もシンプルで読みやすい。

そして、やはりカコのブチ切れたキャラクター。岩野が恐怖と性で追い詰められて孤立無援になっていく様に、思わず男読者として色んな部分が震えてしまう。でも最後の最後は、岩野のクズっぷり全開の過去が露呈してくれることを期待。『カラダ探し』のように下手に展開を引き伸ばししないように望むばかり。

強いて言えば、表紙で損してる。カコのブチ切れた表情を持ってくるべき。1巻2巻の表紙を見る限り、内容の面白さは伝わらない。「読ませる」という点で、絶望的につまらない。もし他のサイトで『カンキン嬢』の内容がレビューされてなかったら、おそらく自分は手に取らなかった。

やっぱり漫画は表紙も大事。

トヨタ u-car CM4
トヨタが展開する中古車ブランドといえば「T-Value」。もはや高齢者の年齢に突入している爆笑問題がCMに出演していることで知っている人も多そうですが、このたび新しいCMを公開。

トヨタ u-car CM1
ちなみにトヨタに限らず、多くの自動車メーカーは残価設定型ローンの購入者から引き取ったクルマを中古車として再び販売することで儲けてる。特にトヨタは多くのハイブリッド車を販売しているため、やはり画像に写っているアクアや先代プリウスが人気車種なのでしょう。

トヨタ u-car CM3
この新しいCMに若者に人気らしい「banvox」というアーティストがオリジナル音源を提供して話題に。banvoxの読み方は、おそらく「バンボックス」。正直流行に疎い自分は知りませんでしたが、YouTubeで調べるとそこまで再生回数もないような…ゲフンゲフン。

トヨタ u-car CM2
ただBGM自体はそこまで悪くありませんし、何より映像がオサレ。画像のようにペンキがかかったように次々とアクアやプリウスが車体カラーを変化させていく場面は実に面白いです。田向潤という映像ディレクターが担当してるとのこと。爆笑問題が出演していた「T-Value」のCMよりはよっぽど若者向けの内容。


肝心の「T-Value」の新作動画がコチラ。全く中古車のイメージ感がないのが良い。いっそアクアや新型プリウスの広告動画として展開してもいいのではないか。あと今更ですが「U-car」の意味は「Used car」の略語かなんかだと思います。

ちなみに自動車ブログでは「新型プリウス vs 新型インプレッサ」や「アクア vs ヴィッツハイブリッド」や「アクア vs フィット vs ノート」といった比較記事も書いてるので、中古トヨタ車に興味がある方は良かったら御覧くださいませ。

『子供はわかってあげない』上下巻(全2巻)のネタバレ感想をレビュー。作者は田島列島。掲載誌はモーニング。出版社は講談社。ジャンルは青年コミック。絶賛AmazonのKindleや楽天などでもダウンロード購入・無料で試し読み・立ち読みが可能です。

『子供はわかってあげない』は「このマンガがすごい」にも選ばれたことがあるらしい(多分)。ああいうランキング系はネタ探しの手間が省けるから助かる。ちなみに自分が面白いと思ったおすすめ人気漫画ランキングも参照。

そこで今更ですが『子供はわかってあげない』が面白いのかつまらないのか簡単に考察してみました。Amazon、楽天、ebookなどで購入する時の参考にしてみてください。


あらすじ物語 ストーリー内容


主人公は高校二年生の朔田美波(サクタ)。水泳部のホープ。いつものようにプールで泳いでいると、何故か学校の屋上で誰かいるのを発見。サクタの学校は屋上への扉はいつもカギがかかっていて、誰も入れないはず。

子供はわかってあげない上巻 あらすじ1
(子供はわかってあげない 上巻)
ふと気になって屋上へ上がると、そこにはやはり誰かいた。それが書道部員の門司昭平(もじ)。何故か門司が描いてたのは「魔法左官少女バッファローKOTEKO」というアニメキャラ。実は主人公・サクタも大好きなアニメだった。

二人はひょんなことから意気投合。そして運命の歯車が回り出す。

子供はわかってあげない上巻 あらすじ2
(子供はわかってあげない 上巻)
ある日、サクタが門司の家に行くと玄関下から「ある新興宗教の御札」を拾う。理由を訊いても答えてくれない門司だったが、サクタもこの御札に見覚えがあった。実は去年の誕生日に5歳の時に離婚した父親からそれが送られていた。

サクタの母親は現在新しい父親と結婚し、やんちゃ盛りの小学生の弟もいた。まさに絵に描いたような幸せな家庭で何の不満もなかったサクタ。しかし新興宗教の御札だったことを知り、今までフタをしてきた「生き別れた父親の存在」が頭をもたげだす。

そこで門司はポツリ。「俺の兄貴、探偵だよ」。

子供はわかってあげない上巻 あらすじ3
(子供はわかってあげない 上巻)
サクタは一晩考えた挙句、門司に「お兄さんを紹介してほしい」と父親探しを依頼する。サクタと門司のちょっぴりスリリングで甘酸っぱい夏が始まろうとしていた。


「子供はわかってあげない」のジャンルの定義付けは難しい


『子供はわかってあげない』の内容は一言で書くと意外と難しいそれだけ色んな要素がてんこ盛りで、どうジャンルを定義付けようか迷いました。

例えば、ミステリー要素。

子供はわかってあげない上巻 光の匣 カルト宗教 ミステリー
(子供はわかってあげない 上巻)
サクタの父親探しを頼まれた門司の兄・明大(実際はオカマ)に、父親も入っている新興宗教「光の匣」からちょうどタイミング良く依頼が入る。

ただ信者の話を聞いていると、実は「光の匣」の教祖がサクタの父親であることが分かる。しかも父親であり教祖はどこかへ失踪。サクタと同じく「探してくれ」と依頼してくる。では何故消えなければいけなかったのか、など門司の兄・明大が推理を展開する。

一方、得体の知れないオカルト要素もある。『子供はわかってあげない』のストーリーを少しネタバレしておくと、最終的にサクタと生き別れた父親は出会う。

子供はわかってあげない上巻 父親 カルト教祖
(子供はわかってあげない 上巻)
でも父親は相手の心が読めるガチの透視能力者だった。そのことが失踪したことにも直接関係してるんですが、父親はこの能力を持ってるからこそ悩む。ただサクタと十何年かぶりに接していく内に、カルト教団との向き合い方を改めていく。

子供はわかってあげない下巻 家族愛
(子供はわかってあげない 下巻)
実父と出会うことで今の家族が壊れるかと思いきや、最終的にはサクタと母親との間で生まれる家族愛やキズナはより強固なものへと変身する。

子供はわかってあげない上巻 恋愛要素
(子供はわかってあげない 上巻)
他にもサクタと門司の間は言うまでもありませんが、門司の兄と間借りさせてもらってる古本屋の店主との関係性など恋愛要素も描写される。この微妙なちょっとした間が嫌いじゃない。

『子供はわかってあげない』では目まぐるしく色んな側面を見せてくれるものの、それでいて「キズナ」という一本のテーマで話の軸が作られているので混乱することはない。

子供はわかってあげない上巻 小ネタ ミヤちゃん
(子供はわかってあげない 上巻)
でも『子供はわかってあげない』の展開がシリアスかと言えばそうではなく、意外とコメディー要素が下地に敷かれてるので「ズーンと来る陰うつさ」はないので読みやすい。むしろ全体を通して、小ネタ満載な雰囲気。

画像は教祖の父親に会いに行くため、部活友達・ミヤちゃんと「合宿を休む理由」を考えてる最中なんですが、完全にお遊び全開(笑)

子供はわかってあげない上巻 朔田サクタ 弟
(子供はわかってあげない 上巻)
ややもするとサブい笑いは面白いと断言するのは難しいが、良い意味でくだらない。個人的にそこまで嫌いにはなれないノリ。画像だとサクタの弟ちゃんとか可愛らしい。他にもトリンドル玲奈ならぬ「タルンドル朔田」やドラゴンボールの小ネタなど満載。


子供はわかってあげないの総合評価 評判 口コミ



ラスト簡単に感想をまとめると、『子供はわかってあげない』は色んなジャンルが優しく内包されていてそこそこ面白い。「青春」「恋愛」「家族愛」「日常」「ミステリー」など様々な表情をコロコロ見せてくれる。

だからといって話はゴチャゴチャしておらず、テーマやストーリーの軸が「絆(きずな)」や「世代間のバトン」にハッキリと明確に設定されてるので読みやすい。門司兄と祖父の因縁など、前フリや伏線は全て最後できっちり回収してくれるので、意外とストーリー全体の完成度は高い。

ノリはちょいちょいくだらないので好みは分かれそうですが、空気が重くなりすぎないことで個人的には読み味の良さに繋がっている気がした。「サクタが門司に告白か?」など最終回や結末の詳細は割愛しますが、最後の最後で若干シリアスに締めたのも結果としてギャップ感があり、全体的な読後感としては爽やかで心地良い充実感が残る。

意外と『子供はわかってあげない』を実写映画化したら面白そうかなと思った。作者・田島列島の絵は巧すぎないので、たとえ実写化しても違和感はなく、きっと飽きさせない2時間を容易に作れそうです。

強いて言えば、主人公・朔田や門司は高校生に見えないぐらいか。『子供はわかってあげない』の年齢設定は高校生より中学生の方が自然で、そっちの方がより「青春の甘酸っぱさ」や「冒険感」が出たはず。だからもし『子供はわかってあげない』を同じく高校生で実写化してしまうと更に「大人臭」がきつくなりすぎるかも知れない。

『ミッドナイトブルー』のネタバレ感想をレビュー。作者は須藤祐実。掲載誌はFEELS COMICS。出版社は祥伝社。ジャンルは少女コミックの短編マンガ。絶賛AmazonのKindleなどでもダウンロード購入・無料で試し読み・立ち読みが可能です。

とりあえず今回も『ミッドナイトブルー』が面白いマンガなのかつまらないのか考察してみました。


あらすじ物語 ストーリー内容


楕円状の軌道を描く火星の公転周期は2年。つまり約2年に1回程度地球と接近する。

時代は2003年8月。火星が地球に十何年かぶりに近付いた日。天文学部だった高校生3年生の蓮見は友だち3人とある約束をする。それが「高校を卒業しても2年に1度は集まって火星観測をしよう」というもの。

ミッドナイトブルー ミッドナイトブルー1
(ミッドナイトブルー)
しかし、この約束をした2日後、蓮見が大好きだった友達の一人・みのるが交通事故で帰らぬ人となってしまう。そのまま約束は流れることはなく、おそらく鎮魂の意味も込めて再び3人は2年後の2005年に集まった。

ミッドナイトブルー ミッドナイトブルー2
(ミッドナイトブルー)
ただ何故か、みのるの霊がひょっこりと登場。「さてどこにいるでしょう?蓮見がうらやましがるとこだったりして?」と笑顔でムダに元気な様子。そこから蓮見は2年毎にみのるの霊と遭遇するようになる。

果たして何故みのるが2年毎にしか現れないのか?みのるが残した発言の意味とは?


ページが青みがかってる


ミッドナイトブルーとは、色の名称。日本語に直訳すると「真夜中の青」という意味。ほぼ黒色に近い黒みがかった青色らしい。ミッドナイトブルーの由来は、中国の明朝期時代の陶磁器にこぞって使われた青みがかった上薬から来ているとのこと。

だから画像を見ても分かるようにページも青みがかってる構成になります。自分の場合は電子コミックなんですが、おそらく紙コミックでも同様のはず。



ミッドナイトブルーは全7話の短編漫画


ただこの「ミッドナイトブルー」は一つのストーリーにすぎない。『ミッドナイトブルー』は冒頭でも少し説明したように全7話の短編漫画。

ミッドナイトブルー 箱の中の思い出
(ミッドナイトブルー 箱の中の思い出)
他にも「箱の中の思い出」では、ある男性教師が早朝に気付くと、見知らぬ可愛らしい女性が部屋にいた。どうやら一夜を共にはしてないものの、女性はどこがで見覚えがある声。果たして、男性教師と女性はどういう関係性があるのか?

ミッドナイトブルー 夢にも見たい
(ミッドナイトブルー 夢にも見たい)
「夢にも見たい」では、ある男性アナウンサーに恋い焦がれる女子高生のストーリー。特に男性アナウンサーが美術に関する解説番組をこのんでチェックしていた。

しかし突如として、その番組が打ち切りへ。一方的に別れを告げられたに等しい、女子高生は「電波も液晶も飛び越えて会いたい」と思いを更に募らせていく。

ミッドナイトブルー 夢にも見たい2
(ミッドナイトブルー夢にも見たい)
その願いがかなったのか絶望に打ちひしがれる女子高生が、ある日、男性アナウンサーに出会う夢を見る。突然のことに、自分の思いを伝えなければとパニクる女子高生。そこでポツリと出た一言が実は…というオチ。

ミッドナイトブルー 今夜会う人
(ミッドナイトブルー 今夜会う人)
「今夜会う人」は、あるサラリーマンがどこにでもありそうなバーに立ち寄ったところからストーリーが始まる。バーテンの女の「目つき」がかつて出会った不思議な女の子を彷彿とさせた。そしてサラリーマンは過去の出来事を全て話すものの、まさに狐につままれたようなオチが待ってる。

ミッドナイトブルー 花が咲く日
(ミッドナイトブルー 花が咲く日)
「花が咲く日」は植物園で働くオンナに高校生が恋をする話。

植物園で働くオンナは高校生の兄が好きだったが、その兄は植物の研究をするため世界に旅立った。しかし8年も何の音沙汰もなし。完全に失踪か。そこで高校生の次男が「あの枯れた竹を見るのは止めろ」とオンナに告白したものの…というある意味残酷なオチが待ってる。

ミッドナイトブルー 白い糸
(ミッドナイトブルー 白い糸)
ある大学の先輩(♀)と後輩(♂)が卒業後、5年ぶりに再会したシーンからストーリーが始まる。

後輩のオトコは先輩のオンナが好きだったものの、全く相手にされてなかった。しかし後輩は何故か先輩の居場所を発見するのが得意だった。そして再び現在出会った二人は…。

ミッドナイトブルー ある夫婦の記録1
(ミッドナイトブルー ある夫婦の記録)
「ある夫婦の記録」はお金持ちの夫婦のストーリー。何故かダンナが家中に隠しカメラを設置して、常に奥さんを監視。しかも奥さんは奥さんでそれを許容するだけではなく、ダンナの要求をのんで日々家の中で不倫に励む。

果たしてダンナは何故そんなことをするのか?奥さんは奥さんで不貞に走るのか?歪な二人が遠回りながらも真実の愛を見つけるというオチ。


ミッドナイトブルーの総合評価 評判 口コミ



短編マンガと聞くと、個人的にはストーリーものを作れない漫画家が逃げがちなジャンルというイメージ。でもそんな固定観念には反して、『ミッドナイトブルー』は意外と面白かった。

一話一話のクオリティーが高く、どれも続きが気になってしまう内容。一話目の「箱の中の思い出」を読んだ後でようやく『ミッドナイトブルー』が短編マンガだと気付いたほど。だから続きを読みたいという終わり方は、余韻が残る心地良い読後感に繋がってる。

設定やネタにかぶりはなくオリジナリティーがあって、全編飽きさせない。また内容もファンタジー的でノスタルジック。『ミッドナイトブルー』は青春要素もふんだんに溢れていて、そのことが余韻の残る終わり方と共に何とも言えない切なさで胸が締め付けられる。

これぞ短編マンガと呼べる短編マンガ。「新世代の叙情派ストーリーテラーが贈る傑作」と紹介されていたのも、あながち間違いではない。短編好きにもサクッとマンガを読みたい方にも『ミッドナイトブルー』はおすすめ。

きっと1話30分のドラマにもしやすそう。いずれ安倍総理や自民党をヨイショするしか能がないNHKや民放の深夜ドラマ枠あたりで実写化されるであろうと予想してみる。

『とんがり帽子のアトリエ』1巻のネタバレ感想をレビュー。作者は白浜鴎(しらはま・かもめ)。掲載誌はモーニング・ツー。出版社は講談社。ジャンルは青年コミックのファンタジー漫画。絶賛AmazonのKindleや楽天などでも無料で試し読み・立ち読みが可能です。

本屋さんだと売り切れ状態で手に入らないらしく、早くも人気の兆しの『とんがり帽子のアトリエ』。だったら電子コミックで購入しましょうって話なんですが、『とんがり帽子のアトリエ』が面白い漫画なのかつまらないのか考察してみました。

ちなみに新しく開設したマンガブログ【ドル漫】で作った絶対おすすめできるファンタジー漫画ランキングもあとで参考にしてみてください。


あらすじ登場人物 ストーリー内容


世界は「魔法」であふれていた。人々は魔法の助けを借りて、豊かな生活を送っていた。しかし魔法の仕組みを知っているのは魔法使いのみ。どうやら持って生まれた人間以外は魔法を扱えないらしい。

そんな魔法使いに憧れる少女・ココが主人公。仕立て屋の娘。

とんがり帽子のアトリエ1巻 あらすじ1
(とんがり帽子のアトリエ 1巻)
ココは幼い頃、お城のお祭りである魔法使いから「魔法の絵本」を売ってもらったときから、ずっと魔法が生み出す神秘に魅入られていた。ココは魔法の絵本は未だに所有していたが、その絵本が使われることはなかった。

とんがり帽子のアトリエ1巻 あらすじ キーフリー
(とんがり帽子のアトリエ 1巻)
ある日、ココの前に現れたのがキーフリーという魔法使い。ココの母親が営む仕立て屋に布を買いにやって来た。しかも、ひょんなことからキーフリーが魔法を披露しようとする。当然、ココは大喜びでニヤケが止まらない。

ただ現実は甘くない。キーフリーは「魔法をかける間は誰も中を覗かないように」とココを含めて部屋から追い出した。もちろんココの好奇心は止まらない。キーフリーとの約束を破って、魔法をかける瞬間を覗いてしまう。

そこでココは重大な事実を知ってしまう。

とんがり帽子のアトリエ1巻 あらすじ3
(とんがり帽子のアトリエ 1巻)
実は魔法は「かける」のではなく「(魔法陣を)描く」ものだった。つまり本来は誰でも魔法が使えた。そしてココは幼い頃に手に入れた「魔法の絵本」に魔法陣を描くと、威力は小さいながらもやはり魔法が発動。

しかし「魔法の絵本」には凶悪な魔法陣も書かれていた。結果、何も知らずに発動させたココは自分の母親は石化してしまう。これを嗅ぎつけたキーフリーは魔法使いの重大な秘密を知ったココの記憶を消そうとするものの、実はココの「魔法の絵本」には禁止魔法が描かれていた可能性を抱く。

とんがり帽子のアトリエ1巻 あらすじ4
(とんがり帽子のアトリエ 1巻)
そしてキーフリーはココを自らの弟子にする。果たしてココは魔法使いになれるのか?キーフリーが追う「彼ら」とは一体誰なのか?禁止魔法とは何なのか?…といった内容の王道ファンタジー漫画になります。

だから「とんがり帽子」の意味は魔法使いの帽子を指していて、「アトリエ」とはまさに魔法使いを育成する場所を意味してる。ダサいと言えばダサい漫画タイトルではありますが。


ココのキャラクターが可愛い!!


まず主人公・ココのキャラクターが可愛らしい。多分年齢は12・3歳ぐらいの女の子と思われるんですが、その年代特有の子供らしさや無邪気さがいちいち動作に現れてる。男女問わずに好かれそうなキャラ。

とんがり帽子のアトリエ1巻 ココのキャラ1
(とんがり帽子のアトリエ 1巻)
例えばココが最初魔法を使えた瞬間だと、喜びの余りにしゃがんだり立ってみたり、ベッドの枕に頭をボフッと突っ込んでみたり、まさに天真爛漫。思わず頭をナデナデして、かっぱ寿司に連れて行ってあげたくなります。

とんがり帽子のアトリエ1巻 ココのキャラ2
(とんがり帽子のアトリエ 1巻)
他にもアガットに間違って水の魔法をぶっかけてしまったシーンでは、ココはうろたえる余りに軽くエグザイルダンス。このあと自分の服をバフンコバフンコさせてるところもカワイイ。異性を意識する年齢ではないのか、ちょこちょこ股をガバッと広げてる無防備感が好き。


魔法描写がシンプルにカッコ面白い!!


とにかく作者・白浜鴎は圧倒的に絵が上手い。それが一番効果的に発揮する場面が魔法描写。

とんがり帽子のアトリエ1巻 魔法描写 浮水滴
(とんがり帽子のアトリエ 1巻)
空気中の水蒸気を凝縮させて「飲水」を集める魔法(浮水滴)だと、水の無形感を見事に描写。それでいてキーフリーのポージング的なカッコよさも両立させてる。直後、テティアというキャラが水を注ぐ場面もリアルでヤバイ。

そもそも魔法の発想からして、地味に意外感があって面白い。浮水滴だったら、上下に金属のフタを使うだけで「水」を留めておく、っていう発想はありそうでなかった。視覚的にも幻想的で良い。

とんがり帽子のアトリエ1巻 魔法描写が面白い
(とんがり帽子のアトリエ 1巻)
個人的に一番面白いと思った魔法が浮遊魔法。画像はキーフリーですが、浮遊したい場合は靴の下に魔法陣を描き込んで、それは両足を揃えることで発動する。発想がシンプルかつ設定をしっかり活かしてる。それでいてクルンッという足の運び方など、何とも少年漫画的でカッコイイ。


コマ割りが生む圧倒的なファンタジー描写にワクワク!!!


他にもファンタジー描写も圧巻。

とんがり帽子のアトリエ1巻 幻想的な世界観1
(とんがり帽子のアトリエ 1巻)
例えば、『とんがり帽子のアトリエ』序盤で登場した羽根馬車のシーン。馬車のデザインが何ともあたたか。それでいてチープ感もない。ココが乗り出す構図も、ジブリ映画にありそうなファンタジー感にあふれてる。

特に絵が上手いだけじゃなくて、コマ割りの使い方が独創的。そおんことがファンタジーな世界観を更に広げてくれる。

とんがり帽子のアトリエ1巻 幻想的な世界観 コマ割り1
(とんがり帽子のアトリエ 1巻)
例えばダダ山脈にココが修行に行かされる場面だと、ココはコマからはみ出てる。そのことが見事な遠近感を生み出して、目の前のダダ山脈の奥行き感が更に広がる。

とんがり帽子のアトリエ1巻 幻想的な世界観 コマ割り2
(とんがり帽子のアトリエ 1巻)
他にもダダ山脈ではココが機転を利かせて空中へ飛び上がる場面だと、ココの右足がちょこっとコマからはみ出てる。そのことで「落っこちそう」な上下の空間が頭の中で無意識的に生まれてる気がします。

とんがり帽子のアトリエ1巻 ドラゴン コマ割り
(とんがり帽子のアトリエ 1巻)
最終盤では巨大なドラゴンに襲われてしまうんですが、この時も一見すると一枚絵なんですが背景に黒枠を作ることでちょっとしたコマ割り風に仕上がってる。そのことでドラゴンがよりグワッと前面に飛び出てくる立体感を生んでる。

作者・白浜鴎の画力と型にはまらないコマ割りが生むスケール感の大きい、ファンタジーの世界観に思わず読みハマる


とんがり帽子のアトリエの総合評価 評判 口コミ



『とんがり帽子のアトリエ』の感想を一言でまとめると、確かに売り切れが続出するほど面白いのもうなずける。久々に良作のファンタジー漫画を読んだ気がする。このスケール感の大きさは、まさにファンタジーの醍醐味。

また敢えて「魔法」を平凡な位置に持ってきた逆転の発想も◎。そのことで主人公・ココだけが秘めうる「特殊性」も相対的に輝く。その他の魔法使いの女の子たちも、それぞれ個性的で良い。

『魔法使いの嫁』とかが好きそうな読者はきっとハマりそう。アチラはドロっとした恋愛(悲恋)要素がメインなので読者を選びますが、この『とんがり帽子のアトリエ』は少年漫画的な要素が多くより幅広い層に受け入れやすいはず。今後はバトル描写など期待大で、きっといずれアニメ化もされるはず。

『とんがり帽子のアトリエ』はシンプルに面白いファンタジー漫画だと思います。おすすめ。

少年ジャンプで1990年代に連載されていた競馬漫画といえば『マキバオー』。実はその後プレイボーイに移って、『たいようのマキバオー』『たいようのマキバオーW』と改題して連載が続いてました。


でもつい先日、この『たいようのマキバオーW』の連載も完結。作者・つの丸曰く、最終完結。もう二度とマキバオーシリーズは描かないとのこと。プレイボーイ時代は足掛け連載期間は10年ということで、少年ジャンプ時代よりも長期連載だったらしい。

そこで週刊プレイボーイ11号では『マキバオー』シリーズの完結を記念して、「超豪華ジャンプ作家陣がマキバオーを描いてみた」という企画が発表されました。『ONE PIECE』の尾田栄一郎や『キン肉マン』のゆでたまごなど、様々なジャンプ作家たちが自作マキバオーを寄稿していたんですが、とりわけ漫画太郎が酷かった(笑)


漫☆画太郎のマキバオー


漫画太郎 マキバオー
(プレイボーイ11号)
それがコチラ。マキバオーに似てるっちゃ似てなくもないですが、セリフがヒドい。タイミング的に全く正月関係ないし、まさかのモザイク付き。天下のプレイボーイにモザイクを貼らせたら大したもんですよ。

しかも漫☆画太郎のプロフィール説明も泣ける。画像だと少し読みづらいですが、後半に「現在はコミックバンチにてミトコンペレストロイカを連載していたが今月で打ち切られ、現在無職」と書かれてある。今このタイミングで言う必要ある?なんという悲しいお知らせwww

隣のいつもの漫☆画太郎風の絵柄と合わせて読むと、更に泣けてくる。他にもきっと馬の体は描けないから顔だけにしたのでしょう。


うすた京介のマキバオー


ということで、ここからは漫☆画太郎以外のマキバオーも確認しておきたいと思います。合計13人のジャンプ作家陣が寄稿してるので、テキトーに何人かをピックアップしてみた。

うすた京介 マキバオー
(プレイボーイ11号)
まずは『セクシーコマンドすごいよマサルさん』などで有名な、うすた京介。しれっと現在連載中の自分のキャラクターも登場させてますが、しっかり顔の作りはつの丸風でリスペクト。


宮下あきらとゆでたまごのマキバオー


宮下あきら マキバオー
(プレイボーイ11号)
続いて『魁!!男塾』の宮下あきらも自分のキャラクターとコラボさせてますが、そこは画風を合わせず。宮下あきらの方がつの丸より大先輩でしょうから、当然といえば当然か。宮下あきらの絵柄で描かれるマキバオーも、ある意味新鮮です(笑)

ゆでたまご マキバオー
(プレイボーイ11号)
続いて『キン肉マン』のゆでたまごも、やはり自分のキャラクターとコラボ。意外と世界観がピッタリか。でも時間がなかったのかなんなのか、何故か白黒。


森田まさのりのマキバオー


森田まさのり マキバオー
(プレイボーイ11号)
『ROOKIES』などで有名な森田まさのりのマキバオーは、とにかくリアル。特に歯と歯茎のリアル感がハンパない(笑)


村田雄介のマキバオー


村田雄介 マキバオー
(プレイボーイ11号)
ワンパンマン』などで有名な村田雄介のマキバオーも、少しリアル。でもチソチソだけはリアルに描けなかった模様。


地獄のミサワのマキバオー


地獄のミサワ マキバオー
(プレイボーイ11号)
地獄のミサワのマキバオーに至っては、清々しいほどヘタクソ。何故後ろ足だけ長いんだと。若干猫背気味な風貌も含めて、ひたすら気持ち悪い。

同じギャグ漫画家の中では、麻生周一や大石浩二や増田こうすけもマキバオーを描いてます。


岸本斉史のマキバオー


岸本斉史 マキバオー
(プレイボーイ11号)
『NARUTO』で有名な岸本斉史のマキバオーは躍動感に溢れてる。一番短時間で描いたんだろうなーと思わせますが、一番上手いかも知れない。強いて言えば、岸本斉史のマキバオーやつの丸に対するメッセージが入ってないのは難か。


尾田栄一郎のマキバオー


尾田栄一郎 マキバオー
(プレイボーイ11号)
ラストは『ONE PIECE』で有名な尾田栄一郎のマキバオー。しっかり尾田栄一郎の絵柄も残ってて、マキバオーがちょっとした悪魔の実の能力者風に見えるのが良い。そう考えたら、前述の岸本斉史の絵柄は良くも悪くも没個性的。やっぱりさすが世界の尾田栄一郎である。

『ゴールデンゴールド』1巻2巻のネタバレ感想をレビュー。作者は堀尾省太。掲載誌はモーニング。出版社は講談社。ジャンルは青年コミックのサスペンスホラー漫画。絶賛AmazonのKindleや楽天などでも試し読み・立ち読みが可能です。

どっかで見たことがある作者名だなぁと思ってたら、堀尾省太といえば『刻刻』の作者。その『刻刻』は「ガチで面白いおすすめ人気漫画BEST100」でもランキング入りさせました。当然、その作者・堀尾省太が作った漫画とあれば期待せざるを得ません。

ということで『ゴールデンゴールド』が面白いかつまらないか簡単に考察してみました。この記事タイトルにもあるように結論から書くと、割りと面白いです。


あらすじ登場人物 ストーリー内容


舞台は広島県にある寧島(ねいじま)という離島。民宿こそあるものの、かなり人口は少ない過疎地域。しかも民宿と言っても、単なる小じんまりした商店。過去10年の間に宿泊客はゼロ。寧島は観光客すらほとんど訪れる島だった。

主人公は早坂商店の孫娘・早坂瑠花(はやさか・ルカ)。来年に受験を控えた女子中学生。寧島出身ではなかったが、いろいろあって寧島に住む祖母の家に引っ越してきた。

早坂ルカは「相手のオーラ」を読み取る不思議なチカラを持っていた。そのチカラのせいで相手の感情や偏見が読み取れてしまうため親友が少なかったが、何の偏見もなく接してくれる及川(おいかわ)だけはオーラを気にせずフツーに接することができた。早坂ルカはそんな及川のことが大好きだった。

ゴールデンゴールド1巻 あらすじ 早坂 フクノカミ1
(ゴールデンゴールド 1巻)
ある日、早坂ルカは海辺で奇妙な「木彫りのお地蔵」みたいな物体を拾う。さしずめ呪いの人形かミイラかといった不気味さをたたえてる。明らかに気色が悪いにも関わらず、何故かそれを持ち帰ってしまう早坂ルカ。

ゴールデンゴールド1巻 あらすじ 早坂 フクノカミ2
(ゴールデンゴールド 1巻)
そして家に帰るとさっそくゴシゴシ。ただ何度洗ってもヌメリが取れない。挙句の果てには強力な洗剤を使ってゴシゴシ。もう嫌な予感しかしてきませんが、処分に困った早坂ルカは翌朝、島唯一の神社の壊れた祠に奉納することにした。

そこで早坂ルカは目をつぶって大好きな及川のことを願う。実は及川は高校進学と同時に大阪へ引っ越すことが決まってた。小さな離島とはいえ、寧島には高校はあった。ただ及川は大のオタクだったので、大阪の日本橋にいつでも行けるのはまさに念願の夢。

早坂ルカはこれをなんとか阻止するために、「寧島にでっかいアニメイトが立ちますように」と願った。もちろんトンデモな妄想。我ながらアホらしいなと思いながらふと目を開けると、何故か早坂が置いたお地蔵らしき物体が消えている。

ゴールデンゴールド1巻 あらすじ 早坂 フクノカミ3
(ゴールデンゴールド 1巻)
ただ立ち上がった瞬間、早坂ルカの目の前にはヤツがまさかの蘇生。慌てて逃げる早坂ルカは、そのまま学校へ登校。当然友達に話しても信用してくれない。ただ及川だけは少し話に乗っかってくれた。愛しの及川への恋心も相まって、早坂ルカは少し安堵の中、帰路についた。

しかしが、しかしである。

ゴールデンゴールド1巻 あらすじ 早坂 フクノカミ4
(ゴールデンゴールド 1巻)
まさかの祖母とフツーに仲良く晩酌してたーーー!!!

すっかり親戚のオッサンのように家族面してるヤツは、実は福の神(フクノカミ)らしき存在。そのため神の力を使ってるのか、島民の大半はフクノカミを「小さいオッサン(お客)」にしか見えない。でもこの神通力は寧島出身以外の人間には通用しないので、早坂ルカなどは騙されてない。

ゴールデンゴールド1巻 あらすじ フクノカミ
(ゴールデンゴールド 1巻)
だからフクノカミが店番しているだけで、早坂商店には次々と客が舞い込んで気付けばレジの中は札束でいっぱいになっていく。そして早坂商店の祖母を中心として、過疎だった島がどんどん発展していく。

ゴールデンゴールド2巻 あらすじ 祖母
(ゴールデンゴールド 2巻)
ただお金に無頓着で優しかった祖母の性格が変貌。コンビニやスーパーマーケットなど色んな事業の拡大にひたすら邁進。そして見事に成功を収めていく。まさにフクノカミさまさま。しかしながら寧島は小さい島ながらも既得権益層がいた。

早坂の祖母とフクノカミがもたらす莫大な富と財は次第に「混沌」や「あつれき」を生み出していく。お金を儲けることは正しいのか悪なのか。果たしてフクノカミの目的とはなんなのか。フクノカミは神なのか悪魔なのか。

『ゴールデンゴールド』の内容は、さながらホラーテイストを含んだサスペンス漫画になってます。


最凶フクノカミがとにかくヤベェwww


『ゴールデンゴールド』の見所は、やはり「フクノカミ」という謎のキャラクター一点に尽きると言えます。

ゴールデンゴールド1巻 フクノカミ 自転車
(ゴールデンゴールド 1巻)
あらすじでは説明を少し割愛しましたが、蘇生したフクノカミは当然追いかけてくるんですが、これがめっちゃ速い。お前、その細い足でどんだけの脚力を秘めてんねん(笑)

早坂ルカもとっさのことすぎて言葉が出てこない。敢えて吹き出しを作るとしたら「や、や、やだぁーー」みたいなところか。

ゴールデンゴールド1巻 フクノカミ ETパロディー
(ゴールデンゴールド 1巻)
最終的に早坂ルカの自転車カゴにフクノカミが入るものの、これ完全に映画『E・T』。ちょっとした感動的なシーンですらある。

ちなみにネタバレしておくと、このまま自転車が防波堤にぶつかってフクノカミことF・Kだけが海に落っこちてしまう。でも学校から帰宅すると、前述の食卓に囲んでた場面につながります。

ゴールデンゴールド1巻 フクノカミ 肺活量パネェ
(ゴールデンゴールド 1巻)
しかもフクノカミはフツーに食事するんですが、例えば水の飲み方がめっちゃ気持ち悪い。舌を伸ばしてコップに浸けたと思ったら、その舌をキュッと巻いて吸い上げる(笑)

お前、どんな肺活量やねん。いやストロー的なもんだから、そこまで肺活量いらんのか。

ゴールデンゴールド1巻 フクノカミを拝みだす
(ゴールデンゴールド 1巻)
そしていつの間にか、早坂の祖母は次第にフクノカミを拝みだす。祖母はフクノカミを「客人扱い」してるにも関わらず、明らかに矛盾した行為。そういう疑問すら抱かせないほどの洗脳をかけてる。でも何故フクノカミはこんなお祈りをさせてるのか?

ゴールデンゴールド2巻 フクノカミの不敵な笑み
(ゴールデンゴールド 2巻)
この拝む行為・お祈りする行為がフクノカミにどんどんエネルギーを送ってるらしい。この時のフクノカミの表情が悪人丸出しwwwそしてフクノカミを拝むのは祖母だけじゃなく、次第に島民全員にまで拡大していく。

ゴールデンゴールド2巻 フクノカミ 召喚
(ゴールデンゴールド 2巻)
挙句の果てに、フクノカミは海から巨大な攻撃力がハンパなさそうなモンスターまで召喚する。もう完全にコイツ、ラスボスですやんwww

ゴールデンゴールド2巻 フクノカミ化した祖母
(ゴールデンゴールド 2巻)
早坂ルカは違和感を感じつつも気付けば、祖母の顔がフクノカミに見え始める。いやもはやフクノカミ化しつつある祖母。フクノカミが寧島全体を支配し始める。誰かフクノカミの悪行を止めてくれwww


ゴールデンゴールドの結末がどうなるのか考察してみた


じゃあフクノカミの目的は何なのか。果たして『ゴールデンゴールド』は一体どう完結するのか。そこで勝手に結末がどうなるか平凡な予想をしてみました。

結論から書くと、やはりバッドエンドなオチしか見えてこない。あんなうさん臭い表情したフクノカミがハッピーエンドをもたらす訳がない(笑)

ゴールデンゴールド1巻 江戸時代のフクノカミ
(ゴールデンゴールド 1巻)
『ゴールデンゴールド』1話目を読むと既に答えような結末が伏線として書かれてる。実は江戸時代にもフクノカミが降誕して寧島を栄えさせた。ただ栄えた結果、寧島の住民ほぼ全員が侍らしき男にミナゴロシ状態。侍の刀に血が付いてないので、もしかすると住民同士によるもの?

とにかくフクノカミが寧島に過去もたらしたものは、結果的に不幸のみ。だから明らかに嫌な未来しか見えてこないにも関わらず、どこか一縷の望みを抱いてしまう不思議。その原因は「お金」という魔物

ゴールデンゴールド2巻 早坂ルカ
(ゴールデンゴールド 2巻)
例えば前述のように早坂ルカも意中の及川のため、寧島にオタク向けの書店やショップを開設したいと本気で考えてる。フクノカミに恐怖心を抱きつつも、内心では祖母が莫大な富を得ることに期待感も抱いてる。

でもバッドエンドで終わってもストーリー的に面白くないので、おそらく主人公・早坂ルカが迷いながらもフクノカミに対峙して血みどろの結末が起きないように戦うんだと思います。黒蓮という女小説家と共に「寧島出身者ではない」という設定も活きてくるはず。

果たして早坂ルカは及川を取るのか、お金を取るのか。お金がもたらすのは幸せか破綻か?きっと「お金がなくても幸せは得られるやでぇ」的な結末か。


ゴールデンゴールドの総合評価 評判 口コミ



『ゴールデンゴールド』は今のところ面白い。

とにかく序盤の引きが上手い。まずフクノカミのキャラクターが良い。神様なのか悪魔なのか正体不明感にドキドキハラハラ。おそらく悪魔に近い存在なんでしょうが、それ故に合法的にジワジワと寧島の支配を広げていく様が恐怖。

また展開に関しても得た富を効果的にイヤらしく使って更に富を得ていくなど、むしろどんどん成功しかしない。でも結果的に待ってるのは「破綻」の未来しか見えないギャップ。この先が見えそうで見えない、相反するゴール設定とストーリーに引き込まれる。

この奇妙キテレツな世界観や不思議な設定を、漫画という「カタチ」に仕上げてること自体がある種すごい。展開の運び方などもさることながら、作者・堀尾省太の技術力の高さがうかがえます。きっと多くの漫画家はこういうシュールなマンガを描きたいはず。でも大半は画力や構成力のなさから途中で挫折しがち。

『ゴールデンゴールド』や前作『刻刻』も然り、こういう面白いコンテンツを読めるのはマンガだけだよなーとつくづく。その前作と同様に、『ゴールデンゴールド』も内容的にはきっと10巻程度で完結するはず。下手に先延ばしがないという点で、『ゴールデンゴールド』は買い揃えやすいと思います。