バズマン。

健全な漫画の感想ブログ。基本的に面白いマンガだけレビューしてるつもり。

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[まとめ買い] いぬやしき
『いぬやしき』2巻のネタバレ感想。作者は奥浩哉。イブニング(講談社)で連載中のSF漫画。


獅子神という悪魔

主人公は犬屋敷壱郎という60歳手前のオジサン(ただし見た目は完全なお爺ちゃん)。ただある日、ひょんなことから宇宙人と思しき未確認生物に、自分の肉体をロボットに改造されてしまう。その犬屋敷が次々と悪者を倒していく…みたいなマンガなんですが、犬屋敷と同時にロボットに改造されてしまった人物がもう一人いる。

いぬやしき2巻 獅子神ヒロ5
(2巻)
それが獅子神ヒロ(漢字はメンドーなので省略)。不登校気味の友達のために動く正義感の強そうな高校生。ただその正義感が向かう方向が間違ってる。

いぬやしき2巻 獅子神ヒロ1
(2巻)
カラスを撃ち落としてみたり、自分が手に入れた強力なパワーが向かう矛先が明らかに弱者ばかり。神戸の元少年Aの過去もそんな感じだったんではないでしょうか。ちなみに元少年Aが書いた『絶歌』はレビュー済み。

いぬやしき2巻 獅子神ヒロ2
(2巻)
心なしか、犬屋敷の中身よりも強そうなロボット武装は気のせいか。そして、この獅子神と主人公・犬屋敷がいずれ相まみえるという展開。


獅子神ヒロの暴走!

獅子神が2巻では大暴走。あらすじではカラスを撃ち落としてましたが、これはまだ軽い方。

いぬやしき2巻 獅子神ヒロ3
(2巻)
見ず知らずの他人の家に上がり込んでバンバンバン。SMAPの歌にそんな歌詞がありましたが、獅子神に容赦が全くない。獅子神にやられるのが、本当に「普通の人」。

いぬやしき2巻 獅子神ヒロ4
(2巻)
お母さんの次は、子供とお風呂に入ってるお父さん。これまた「普通の人」。何の抵抗もしない上に、子供を身を挺して守ろうとする。そんな「普通の人」たちを獅子神はまさに一家全員、ドリフ大爆笑ではないですがバンバンバン。想像以上にグロい状況かも。

いぬやしき2巻 獅子神ヒロ5
(2巻)
この直後に「ああ生きてる…俺生きてる感じがする」というセリフを爽やかな表情で吐く。ちなみに冒頭に貼った獅子神の画像がこれ。まさに外道!鬼畜の所業!ただ前フリとしては最高。


犬屋敷との邂逅!

残念ながらこの2巻の段階では本格的なバトルや衝突はないものの、獅子神と犬屋敷は初めて出会う(厳密にはロボ化される直前に同じ場所にいた)。

いぬやしき2巻 犬屋敷と獅子神1
(2巻)
獅子神は獅子神に襲われた家族の悲鳴が聞こえる。そこで急いで駆けつけようとするものの間に合いそうにない。そこで車内で一人「止めろ!」と叫ぶものの虚しく響く。

いぬやしき2巻 犬屋敷壱郎3
(2巻)
殺戮を気軽に楽しむ獅子神とは異なり、犬屋敷の弱者や小動物を助ける言動や救った時に見せる涙が対比的に描かれてる。

そして犬屋敷は無事辿り着いたものの、時既に遅く一家は全員死亡。獅子神は家族の生き残りだと思って、結果的に犬屋敷は少し返り討ちに合う。
いぬやしき2巻 犬屋敷と獅子神
(2巻)
ただ再び立ち上がっての、獅子神を睨む姿は凄みがある。嵐の前兆のようなゾワゾワ感しかない。既にレビュー済みですが3巻ではまだ二人は戦わない。4巻でようやく犬屋敷を追い詰めていく?みたいな展開に。

いぬやしき2巻 獅子神の友達・直行
(2巻)
それを手伝うのが獅子神の友達・直行(チョッコー)。この直行が不登校気味だった生徒。獅子神が元気付けようと見せてくれた数々の犯罪に、直行は強い違和感しか抱かない。友達だからこそ獅子神を止めようと動く。


総括

犬屋敷と獅子神のキャラクターのギャップ感が良い。4巻を読む限り、獅子神が母親を悲しませたことに罪悪感を芽生え始めて、展開としては二人が戦うのかやや微妙な情勢になったのかも。

いぬやしき2巻 集団的自衛権
(2巻)
そういえば獅子神が前述の家族に押し入った時、流れてたニュースが集団的自衛権。安倍ちゃんが強引に閣議決定したやつ。作者・奥浩哉的には安倍晋三と獅子神を重ね合わせて、暗に批判してるようにしか見えなくて笑ったw

ちなみにいぬやしきは面白い漫画なのかという考察記事はアップ済み。

『亜人』4巻のネタバレ感想。作者は桜井画門。goodアフタヌーン(講談社)で連載中のバトル漫画。


佐藤たちの反乱

不死の存在・亜人。人間と見た目は同じではあるが、その特徴から世間では虐げられていた。そこで亜人たちによる反乱を企てているのが、佐藤という亜人。同じ亜人たちを集め、徹底的な武力闘争を今まさに起こそうとしていた。


中野功という新たな仲間

佐藤は亜人たちを集めて計画を話すものの、亜人は基本的に人間。当然良心の呵責もあれば、善悪の基準もある。佐藤に賛同できない亜人もいた。

亜人4巻 中野功1
(4巻)
その一人が、中野功という青年。もう一人妻子持ちのオッサンの亜人がいたものの、佐藤たちに捉えられる。この時のオッサンと中野のやり取りが地味に熱い。オッサンをモブにしておくのがもったいないぐらい。

亜人4巻 中野功2
(4巻)
中野功が無事逃げおおせるものの、この時の高所感がハンパない。『天空侵犯』のそれを彷彿。思わず股間がキュッとなる。

亜人4巻 中野功3
(4巻)
佐藤たちから逃げられたものの、今度は日本政府から追い回される中野功。この時もやたら落ちまくる。電線が自重で千切れて、ムチのようにしなる場面もヤバイ。つか、電線ってマンションのこんなに近くに設置されてたっけ?

亜人4巻 永井圭と中野功
(4巻)
とりあえず中野功は、主人公・永井圭と遭遇。中野功は佐藤たちの凶行を止めようと話を持ちかけるものの、永井圭は痴呆気味の老夫婦の家に孫と偽って過ごしてた。当然、永井圭からしたらそ大人しくそこで永住してたい。

結果的に二人はバトル。永井圭の方が亜人としてのバトルの経験が豊富なので、中野功を監禁してしまう。永井圭の不死である状態を活かしたバトルも、そこそこ見れます。

最終的に二人は手を組んで、佐藤たちに立ち向かう。
亜人4巻 永井圭の白状
(4巻)
でも相変わらず永井圭は合理主義者。もっと言えば、冷徹主義。一方、中野功は情に厚くて人間的。ただオツムはてんでダメなアホ。もはや無鉄砲とも言える性格ではあるものの、二人の性格が対比的に描写されてる。ただ永井圭の必要以上の合理主義は、実は「人間的である」という前フリにしか見えませんが。


佐藤の暴虐が止まらない

そして再び佐藤。中野功には逃げられてしまったものの、特に計画には支障がない。じゃあ佐藤が一体どんな計画を実行しようとしたかというと、飛行機を街中にぶち落とす!言葉にしただけでもスーパークレイジー!

でも普通の想像力だったら、そのままビル群あたりにドーン!って感じですが、佐藤の発想は一つ上を超えてる。
亜人4巻 佐藤の飛行機テロ2
(4巻)
「飛行機を街中にぶち落とす」という言葉通りの意味で、そのまま垂直にドーン!ビルに飛行機の影ができてるのがリアル。一見すると芸術作品のような美しさとは反して、状況的にはこれ以上ない緊急事態。そのギャップ感がえぐい。

そして飛行機がドーンと衝撃が加わった直後、燃え盛る落下現場から笑顔で「スリル満点」と言いながら、再び登場する場面がヤバイ。

こいつはハナから亜人の権利とか興味が無いことがよく分かる。ひたすら破壊を楽しんでるだけ。田中も薄々とは気付いているものの、佐藤に付いていくだけ。実はテロの無意味さやバカらしさを問うてる作品なのかも知れない。

亜人4巻 佐藤の飛行機テロ1
(4巻)
佐藤がコックピットに乗り込んでいく描写やその過程も地味に見ものです。黒い幽霊を使って武器類を持ち込むんですが、まさに「志村ー!上!上!」状態。

亜人4巻 黒い幽霊はアドバンス
(4巻)
ちなみに黒い幽霊の正式名称は「アドバンス」と呼ぶそう。

総括

『亜人 4巻』の一つの肝としては中野功の登場。

亜人4巻 戸崎と曽我部
(4巻)
あとは主人公・永井圭と対立していた厚生労働省の亜人対策課の戸崎が、逆に厚生労働省のお偉いさんに狙われてるという立場に。このこともキッカケに永井と戸崎が佐藤打倒のために距離を縮めていくことになります。

ただ見所は飛行機描写。旧ブログでも記事化した部分でもありますが、一見すると「普通?何が問題なの?」と思えるほどに自然。でも、そのおかげであとから恐怖感がジワジワ来る。ちなみに5巻のバトル描写は更に激しく、佐藤 VS 50人のSAT隊員のバトルは圧巻。

ちなみに亜人が面白いかの考察レビューはアップ済みなので、あとでおヒマなら。

『ワカコ酒』1巻のネタバレ感想。作者は新久千映。月刊コミックゼノン(徳間書店)で連載中のグルメ漫画。

あらすじ

主人公は村崎ワカコ。26歳の独身OL。
ワカコ酒1巻1 村崎ワカコ
(1巻)
趣味は一人飯。一人酒。オッサンばかりが群がる居酒屋にだって余裕で行けちゃいます。的なオムニバス。

グルメ漫画でありがちな展開として、食べる料理に対してこだわりを語りがち。それは『ワカコ酒』というグルメ漫画でも同じ。
ワカコ酒1巻 オッサンの感覚
(1巻)
出汁巻き玉子だと「いるのが当たり前」。自然と注文を頼んで食べちゃいますよ的な存在。それを彼氏と彼女の関係に例えてはいるわけですが、何となく感覚的にはオッサンに近い感じのこだわり。だから男読者が読んでもそれなりに共感できる。

ぷしゅーというリアクション

村崎ワカコは漫画タイトルからも分かるようにお酒が大好き。

ワカコ酒1巻 ぷしゅー
(1巻)
水分補給代わりと言わんばかりにグイッとビールや焼酎を飲み干すと、機関車ばりに「ぷしゅー」と息を吐く。男でいう「ぷはー」みたいな感じだと思われますが、このリアクションがなんか面白い。ポンコツロボットみたいな感じで可愛らしい。

でも「ぷしゅー」を吐くのはお酒だけじゃない。料理を食べてもたまに吐くことがある。
ワカコ酒1巻 ぷしゅー・かにみそ
(1巻)
カニミソを食べた時には、悪代官のような悪い表情。脳みそは、カニが生きていく上で最も重要な部位。「それを堪能してるなんて私イケない女」的な空気感を醸し出してる。一人飯だとついこんなしょうもない妄想をしがち。

ワカコ酒1巻 ぷしゅー・湯葉
(1巻)
湯葉を食べた時には、ちょっと高貴な佇まいを見せる。バリエーションに富んでて面白い。

料理描写も美味しそう

画像を見てもらったら分かるように、下手っぽい感じの絵柄。

ワカコ酒1巻 料理描写1
(1巻)
ただ実はグルメ描写は意外に上手で美味そう。

ワカコ酒1巻 料理描写2
(1巻)
サザエのつぼ焼きだとマキマキとほじくりだす過程も含めて美味そう。というか食べる過程を描写するが意外に大事だなと気付いた。展開でいうタメみたいなところでしょうが、それが良い感じに焦らされて良い。

おそらく作者・新久千映が実際に撮影したリアルの写真を元に描いてるんでしょうが(実際多くのグルメ漫画がそう?)、油の滴る感じや匂いの湯気が立ち上がる感じなど食欲をそそる。

総合評価

村崎ワカコのゆる~い空気感が素敵。日常のあくせくした感じとのギャップ感が自然と漏れでて、特に女性読者にはウケているそうな。でも男側からするとワカコの26歳という年齢設定が絶妙。こっちまで気が抜けるキャラクターが良かった。

コミックナタリーを見ると『ワカコ酒』最新5巻が売れてるので驚きました(笑)

ワカコ酒 1巻
新久千映
ノース・スターズ・ピクチャーズ
2015-06-08


◯展開★3◯テンポ★4
◯キャラ★4.5◯画力★3.5
◯全巻大人買い★5
◯おすすめ度…85点!!!!

『干物妹うまるちゃん』3巻のネタバレ感想。作者はサンカクヘッド。ヤングジャンプ(集英社)で連載中の日常漫画。

あらすじ

主人公は女子高生・土間うまる。容姿端麗で学業優秀。まさに文句の付け所のない美少女だったが、家に帰ると途端にグータラ女子に変貌してしまう干物妹(ひもうと)だった…という日常ギャグ漫画。

妹というマンガタイトルからも分かるように、兄・タイヘイと一緒に同居しているという設定。

うまるはスマホでネットをしない?

うまるちゃんはオタク。ゲームやアニメ・漫画だけじゃなく、当然インターネットもたしなんでおられる優等生。

干物妹うまるちゃん3巻 ネットに繋がらない1
(3巻)
そんなある日、大好物のコーラをルーターにこぼしてしまう。ネットにはたしなんでても、ネットの仕組みや構造は理解してるわけじゃない。だから「何この箱?」と言いながら、ルーターを思いっきりゴシゴシ。でもまかり間違っても電化製品には違いないので、さすがにアホなうまるちゃんでもやる?と思いましたがw

当然インターネットには繋がらなくなる。
干物妹うまるちゃん3巻 ネットに繋がらない2
(3巻)
そこで最初にうまるちゃんが取った行動がヤフー知恵袋で調べる。

干物妹うまるちゃん3巻 ネットに繋がらない3
(3巻)
でも「ぬああっ!!ネットがつながらないから調べれられない!」とすぐ問題発覚。そりゃそうやろ。確かにインターネットの不具合を調べようとした場合、ヤフー知恵袋ほど役に立たないものはない。

干物妹うまるちゃん3巻 ネットに繋がらない4
(3巻)
パソコンがダメだったらタブレットだ!…と妙案が思い付くものの、まさかのWi-Fiモデル。大元のルーターが壊れちゃったらどうしようもない。どこまでもアホだぜ!うまるちゃん!

結果「ひーん」と泣きべそをかいてるんですが、タブレットのネタまで来て疑問に思ったのが、そもそもうまるちゃんはスマートフォンや携帯電話といった類いを所有してないのか?ということ。「パズドラフォォォォ!!」とか「モンストピィィヤァァー!」とか騒いでも良さそうなもんですが、うまるちゃんはネット中毒ですからスマートフォンは必須と言わざるを得ない。

うまるちゃんがいくら学校では「無垢なお嬢様」を気取ってるとしても、いやむしろお嬢様を気取ってるからこそ、夜道や帰り道を一人で帰ることもある。実際夜中買い物に行って、兄タイヘイに怒られたこともある。普通に考えたら、連絡手段としても必要。

さっき「こういう状況ではヤフー知恵袋は役に立たない」と書いたばかりですが、自分のことを振り返ってみると普通はスマートフォンで調べる。だから実際は言うほど困らない。

『うまるちゃん』という漫画の意外な盲点と言えそう。

うまるちゃんのホッコリする表情

ルーターが残念ながら故障。そこで修理を出すためにしばらくは家ではネットができないことに。そこでうまるちゃんはネットカフェに初潜入。最初はテンションが上がったものの、一人でカチカチやってると寂しくなってくる。

干物妹うまるちゃん3巻 ネカフェ帰り
(3巻)
そこで家に帰宅した瞬間の、うまるちゃんの温かい表情にホッコリする。「緊張と緩和(使いどころ合ってる?)」を上手いこと使いこなせてる感じ。タタタッと走ってくる感じも可愛らしい。

干物妹うまるちゃん3巻 表情クリスマス
(3巻)
他にもクリスマスの時の表情もホッコリ。兄タイヘイと一緒に過ごそうとしたものの、残業で帰りが遅くなる。そこでようやくタイヘイが帰宅した時のうまるちゃんの顔。

干物妹うまるちゃん3巻 表情こたつ
(3巻)
コタツに入ってジワジワ温まってくる瞬間の表情も可愛らしい。「これこれこれー!」というセリフも聞こえてきそう。

干物妹うまるちゃん3巻 表情コーラ3
(3巻)
コーラを飲んだ瞬間の「これこれこれー!このシュワシュワ感ー!」という表情もヤバイ。

ちなみに時期は大晦日。お菓子やジュースを持ち寄って盛大にパーティーを開こうとしてたものの、ふと気になったのが兄タイヘイの目線。「アカン!お兄ちゃんに怒られる!」と一瞬ビビるものの、あまりに楽しそうにしてるうまるを見てタメ息をつくタイヘイ。それをオッケーサインだと勝手に解釈して「許しが出たぞ―!」とテンション上がる一連の様が笑う。

他にも兄タイヘイに叱られた時、「来年から本気をだすよ」とごまかしていたうまるちゃん。
干物妹うまるちゃん3巻 愕然とするうまるの表情
(3巻)
でも、いつの間にか、その来年が来ていた驚愕した瞬間の表情もアホ丸出し。さっきの大晦日のクダリとかは何やったんやという話。

ちなみに3巻では冬設定なので、今現在がクソ熱い夏とかは知ったこっちゃありません。夜でも気温高すぎるやんけ!どうなってんねん!日本!(゚A゚;)

総合評価

3巻もうまるちゃんは可愛らしかった。

ただ何度も言いますが、スマートフォンを持ってなかったのは意外。2011年から連載が始まったので当時からiPhoneあたりも普及してたはず。サザエさん的なノリでしょうか。今まで違和感なく読めてましたが、気になり出すと気になって仕方ない(;´∀`)



◯展開★3◯テンポ★4.5
◯キャラ★5◯画力★3.5
◯全巻大人買い★5
◯おすすめ度…88点!!!!

『亜人』2巻3巻のネタバレ感想。作者は桜井画門。goodアフタヌーン(講談社)で連載中のバトル漫画。ちなみに『亜人』が面白いか、つまらないかの考察レビューはアップ済みなので、お暇な時にでも読んでください。


佐藤の巧妙な謀略

あらすじの麻酔銃を撃ったのは、実は佐藤の手下・田中。
(2巻)
厳密には田中が操作する黒い幽霊。亜人の中にはこういう黒い幽霊(IBM)を操作できるヤツがいる。主人公の永井圭も、同じく黒い幽霊を操れる。

亜人2巻 永井圭
(2巻)
佐藤は永井圭を眠らせた後、敢えて政府側に売り出して人体実験を繰り返させる。そうすることで「人間側への憎悪」が醸成されて、結果的に亜人(というか佐藤)側に付くという算段。言ってしまえば、小芝居。洗脳教育を自分たちでするのではなく、敢えて敵である人間側自身に恨みを買わせる行動を取らせる。

亜人2巻 佐藤の臨戦態勢
(2巻)
そして佐藤たちが正義のヒーローのように永井圭を救い出すという計画。この時の武装っぷりがヤバイ。亜人は不死身なので妙に軽装。物騒な強力兵器とのギャップ感が、変な緊張感を産む。

亜人2巻 永井圭2
(2巻)
ただ結果的に主人公・永井圭は、佐藤の思惑通りにはならない。1巻で登場したカイの行動が原因。カイは亜人ではないにも関わらず、身を挺して永井を守った。そこで永井圭は「命を懸けてくれたんだ…一個だけの命をこんな僕に…」と、亜人の自分は命を懸けることができないから、カイを結果的に悲しませる「人を殺める」ことをしないと決意。

思惑が外れた佐藤は躊躇なく、永井圭を消そうとするものの返り討ちに合ってしまう佐藤。
亜人3巻 佐藤が永井圭にブチギレ
(3巻)
この時の佐藤の表情とセリフがゾワゾワ。物騒なセリフとは反して、表情がニターっと嬉しそうに笑ってるのが何とも言えない。さっきまでの穏やかな表情と実は大して変化はないはずなのに、ここまで意味合いが変わってくるすごさ。

とりあえず何やかんやがあって、永井圭は捕らえられてた政府の機関からは脱走。じゃあ佐藤の思惑は失敗したかというと、そんなことはない。むしろ永井圭を仲間に引き入れるのはオマケ。永井圭を目当てに集まったマスコミに向けて…
亜人3巻 佐藤のアジテーション
(3巻)
亜人たちの真実を暴露。政府が亜人に対して残酷な拷問をしてる動画もYouTubeにアップロード。そして抗議のために厚労省前に集まって欲しいと煽り立てる。いわゆるアジテーションとかいうやつ?

でも結果的に抗議活動で集まる人はいない。何故なら、その動画をフェイクだと思い込む連中…もとい思い込みたがる連中が大半だから。

実際そういう動画がネットにも溢れてますが、今年1月も安部総理が何もせずに死んだ後藤というジャーナリストの動画もありましたが、「これ偽モンやんwww」というしたり顔で断定したがるアホがいる。ある意味、リアルとして受け止められる人の方が少ないのも当然ですが。

ただ亜人だけは、その動画がリアルだと気付く。そこで佐藤の志(実際は上っ面だけのキレイ事)に共感した亜人だけは、黒い幽霊を使って厚生労働省前に集合。これが佐藤の真の目的。そして着々と亜人の戦闘集団を形成していく。佐藤の頭のキレっぷりがヤバイw

…というのが3巻までの展開になります。


本格的なバトル描写がじわじわ!

そして『亜人』の醍醐味とも言えるバトル展開が本格的に始まる。

亜人2巻 バトルシーン1
(2巻)
佐藤の襲撃場面はめちゃめちゃ様になってる。

亜人2巻田中の黒い幽霊
(2巻)
こちらは田中が操る黒い幽霊ですが、ライフルの持ち方がカッコイイ。

亜人2巻 バトルシーン2
(2巻)
亜人は麻酔などを撃たれても一度死ねば、もう一度肉体がリフレッシュされた状態で再生される。その特性を利用したバトルが新鮮。躊躇のない感じが「手練感」を漂わせる。

亜人3巻 バトルシーン1
(3巻)
亜人同士のバトルも始まったりして、徐々に面白さが露見していきます。


総括

この『亜人』2巻3巻からバトル描写もようやく本格的に増え出す巻。佐藤と田中が乗り込んでいくシーンはヤバい。敵ながら心が高ぶる。また佐藤の用意周到な計画にも悪い意味で舌を巻く。実際にこんな連中がリアルでいたら、警官は何人いても足りないでしょう。

つまりストーリー上では、ここで「亜人VS人間」という素地が本格的に生まれる。そして永井圭と佐藤との因縁も生まれ、軽くネタバレしておくと永井圭が人間側に付くわけですが、その動機もここで用意。

亜人3巻 永井圭のIBMが暴走
(3巻)
そして永井圭の心情の揺れも、今後の展開に活かされそう。黒い幽霊と本人である亜人の性格はリンクしてる。だから一見普段は冷酷で合理的に動いてるように見えるものの、実は傍若無人の黒い幽霊を見る限りは、永井圭の心の底では「人間としての甘さ」が良い意味で潜在してる。この伏線みたいなもんが後の展開にどう活かされるのか?

『東京喰種(グール)』2巻のネタバレ感想。作者は石田スイ。ヤングジャンプ(集英社)で連載中のバトル漫画。いわゆる『東京喰種(全14巻)』の続編になります。


金木研から佐々木琲世へ

人間を食らうグール。世の中に蔓延していた東京。そこでグール殲滅を目論むCCGで一等捜査官として働くのが、主人公である佐々木琲世(こと金木研)。

ただ佐々木琲世はグールの臓器を移植された、半グール。だから前作『東京喰種』ではCCGと戦っていたものの、今作『re』からはCCGとして…というストーリー。同じくグールの一部分を移植された「クインクス」である部下たちウリエクキや六月透などを率いてる。

東京喰種re2巻9オークション
(2巻)
2巻からはナッツクラッカーという強力なグールを追い詰めていく。そこで前作でも登場したビッグマダムが運営する人間オークションに六月透などを使って潜入捜査を図るという展開。

東京喰種re2巻 女装した佐々木琲世
(2巻)
佐々木琲世が女装したりしますが、誰得?


鈴屋什造は何故か黒髪で復活

とりあえず、いっぱいキャラクターが登場します。

東京喰種re2巻 鈴屋什造
(2巻)
鈴屋什造は二等捜査官だったのが准特等捜査官にランクアップ。ただ何故か黒髪に染髪。佐々木琲世の髪の毛が白髪っぽいから、キャラクターが被らないようにとか?とりあえず3巻では鈴屋什造無双。

東京喰種re2巻 和集政29歳
(2巻)
そんで和集政という新キャラクターも登場。前作にも薄っすら登場してた局長(?)和集ナントカの息子らしい。この面でまさかの29歳!ウソだろ!?上戸彩や後藤真希とタメだと!?

東京喰種re2巻 和集家 当分登場しないから忘れる
(2巻)
あと設定としては、和集家は代々グールを駆逐してきた家系らしい。…って昔からグールっておったんかい!それにも関わらず、人間が喰種を殲滅したわけでもなく、喰種によって人間社会が支配されたわけでもなく、絶妙なバランスや均衡が取れてる意味が分からない。作者はいずれ『江戸喰種』みたいなスピンオフでも始めるつもりでしょうか?

東京喰種re2巻 米林才子2
(2巻)
敢えて出し惜しみした理由は知りませんが、佐々木琲世の部下である米林才子も登場。3巻を読んだけど何も活躍せず?どんな武器を使ったのか記憶に無い。

東京喰種re2巻 米林才子1
(2巻)
でも登場シーンは少し笑った。


敵の新キャラクター

敵キャラクターも新しいのがいっぱい登場。

東京喰種re2巻 カナエフォン・ロゼヴァルド
(2巻)
月山習というウザキャラクターの弟子っぽいやつも登場。名前が「カナエ=フォン・ロゼヴァルド」。名前からしてウザさ全開・というか、月山は佐々木琲世からしたら敵なのか味方なのか不明。そもそも月山は今現在どういう状態で、何故カナエナントカがしゃしゃり出てきてるのか不明。

東京喰種re2巻 滝澤政道
(2巻)
3巻は既にレビュー済みですが、滝澤政道という捜査官が強力なグールとして復活。敵として対峙。表情が悪魔的。東京喰種14巻を読み直すと、佐々木琲世にグールの内臓を移植した嘉納教授が、グール捜査官の遺体を奪って改造したっぽい。

ということは、亜門鋼太郎あたりもグールとしていずれ復活するんでしょうか?滝澤政道レベルでコレなので、そうなると誰も手に負えない可能性も。

東京喰種re2巻 ナキとミザ
(2巻)
ナキという懐かしのキャラクターも再登場。隣のミザという女は新キャラクター?

東京喰種re2巻 フロッピー
(2巻)
アオギリの樹に属する霧嶋薫香の弟・アヤトが誰かと喋ってるクダリ。「フロッピー」って誰?新キャラクター?


総合評価


懐かしのキャラクターも含めて、今回は(今回も?)新キャラクターがたくさん登場。懐かしのキャラは色々と変貌しすぎな面も。とりあえずPixiv的なノリで思い付いたら描かなきゃ気が済まないんでしょうね。いっぱい煽ってはくれているんですが、その分だけ中身はなし、って感じでしょうか。

あとは、誰々の息子とかやたら「親子関係」を使ったキャラクターが多い。良い意味で雰囲気は似せてくれてるとは思いますが、そもそも「お前の親父って誰だよ?」というキャラも多い。もし同時に共演させるとなると、絵的にはかなりゴチャゴチャしそう。

東京喰種re2巻 ベンツのエンブレム消去?
(1巻)
そういえば何故かメルセデスベンツのエンブレムが消されてる。やはりグロ漫画なのでベンツに怒られるのを回避するための混んたんでしょうか。ちなみに最近発売されたベンツCLAシューティングブレイクとクーペの違いも参照。

◯展開★3◯テンポ★4
◯キャラ★4◯画力★4
◯全巻大人買い★4.5
◯おすすめ度…84点!!!!

今や通販サイトで漫画やコミック、ゲームなどを購入するのは当たり前の時代。そこで国内の通販サイトで最大手であろうアマゾン(Amazon)と楽天(楽天ブックス)のどちらで漫画やコミックを購入するのがお得なのか?

特に漫画を主に購入してるであろう年齢層・中高生目線で考えてみました。

配送料

まずは「送料」。通販サイトを利用する上では重要。

結論から書くと、アマゾンも楽天ブックスも基本的には「1冊から送料無料」と考えて良さそう。少なくとも、楽天ブックスに至っては完全に「全タイトルが送料無料」。雑誌も含めてなので、これはかなり大胆。

ただAmazonはタイトルによっては送料無料にならない可能性も?例えば「コミック」でAmazon内を検索してみると33万タイトルぐらいラインナップされてる。でも「国内配送料無料」という条件を加えると、これが一気に半分近くの16万タイトルぐらいまで減少する。

売れ筋の有名コミックはほぼ送料無料と考えて良さそうですが、Amazonだと中には送料がかかってしまう漫画もあることを念頭に置いておいた方が良いかも。つまり「送料無料」という点では楽天ブックスにやや軍配が上がりそう。

受け取りの日時や時間指定

でも結局そのコミックを受け取れなかったら意味がない。コミックス一冊程度だとメール便で届く可能性もありますが、こちらからはそれを選択できない以上、受け取り時間や日時の指定ができるに越したことはない。

Amazonを見てみると時間や日時指定は可能なものの、300円ぐらいの余計な手数料が別途必要。ただ年3900円のプライム会員になることで、それだけじゃなくお急ぎ便なども無料になります。ヘビーユーザーになってようやく元が取れるといった感じ。

一方楽天はヤマト運輸に新たに会員登録することで、日時や時間指定が可能になるそう。逆に会員にならないと荷物の配送状況などの把握もできません。ただ会員費などは不要なので、最初の設定が少しメンドーなことを除けば、やや楽天ブックスに分がありそう。

というか、最近はコンビニ受け取りとかあるから問題ないか。コンビニ払いとかだと二度手間ではありますが。

マンガ・雑誌の品ぞろえは?

そもそもAmazonと楽天ブックスでは、どちらの方がラインナップが豊富なのか?コミックという点では大きな違いはなさそうですが、雑誌の分野では多少違ってきます。

何故なら雑誌は商品としての賞味期限が短い。先週号の雑誌を欲しがる人はまずいない。だからAmazonや楽天としても在庫を抱えることができないので、ラインナップとしては絞られてくる。

例えば、楽天ブックスを見てみると「400円以上の雑誌のみ」しかラインナップにありません。この400円という価格が採算ギリギリのラインなんだと思います。具体的に雑誌名を見てみると『ジャンプSQ(570円)』は購入できますが、『ヤングジャンプ(330円)』は購入できません。漫画以外を見てみると、『週刊文春』や『ベストカー』などもラインナップされてません。

でも、アマゾンではそれらの安い雑誌がラインナップされてます。だからAmazonの方に分がありそうですが、こちらも落とし穴。それが『あわせ買い対象商品』ということ。トータルの買い物が2500円以上にならないと購入できない。つまりメインでそれだけを購入するのは不可能。

しかも、楽天ブックスだと買える800円の雑誌でも「あわせ買い対象商品」に入ってることも多く、地味に中高生にとっては高いハードル。ネット上では「Amazonのあわせ買い対象商品を単品購入する方法」というウワサが出回ってますが、それはウソなので注意しましょう。あくまで「あわせ買い商品」は「ついで買い」の延長線上。

つまり一見するとAmazonの方が利便性が高そうですが、雑誌によっては楽天ブックスに分があります。

使い勝手の良さは?

続いては「使い勝手の良さ」。例えば、目当ての漫画以外にも欲しい商品をセットで購入したい時はどうなのか?

結論から書くとAmazonに軍配が上がります。

何故なら、楽天ブックスではマンガやゲームしか買えない。もしコーラやお菓子を購入したい場合は、楽天ブックス以外のお店で購入しなきゃいけない。つまり、お会計や商品の発送が別々のダンボール箱で送られてくるので、余計な送料や代引き決済などの手数料が余分に必要。これが地味に不便。

一方、Amazonは在庫さえあれば、全て一括で送り届けてくれる。前述の「受け取り指定」の補足になりますが、その分だけ配送状況がどうなってるかの確認も便利。楽天の場合は運送業者のサイトをチェックしなければいけず、また運送業者が商品によって異なることもあるなど不便。

ポイント

通販サイトといえば、やはりポイント。

Amazonのポイント付与率は3%分(13ポイント)。楽天ブックスだと1%分(4ポイント)。一見するとAmazonに軍配が上がりそうですが、Amazonはポイントが付与される商品が多くはない。しかもタイトルによっては1%分のポイントしかもらえないことも。楽天ブックスは全商品に1%分のポイントが確実に付与される。

じゃあAmazonと楽天はどちらがポイントを貯めやすいのか?

結論から書くと、楽天市場一択。Amazonポイントが付与される商品が増えたのは、つい最近の話。言っちゃえば、ようやく普及したレベル。例えば、高額商品であるパソコンなどではポイント付与がされず、当然コミック一冊で貯められるAmazonポイントは知れてます。

ただ楽天市場の場合は、ポイントをドカンと一気に貯めやすい。例えば、パソコンといった高額商品では「ポイント10倍」ということも。実際、自分が現在使ってる10万円もしなかったパソコンを購入した時は8000ポイントぐらい付与された。漫画コミックの冊数に換算すると20冊分程度。

他にも漫画コミックを全巻大人買いした時もポイント10倍ということもザラ。漫画をドカッと集めることで、更にドカッと漫画を増やせる。まさに錬金術とはこのことやー!これはリアル書店にはできないこと。

支払い方法

ラストは支払い方法。クレジットカードを所有してる中高生読者は少ないと思うので、代引きかコンビニ支払いなどに方法は絞られるはず。

でも代引き決済は手数料がかかる。ATMやコンビニで支払う場合は前払いだと手数料がかからないものの、タッチパネルをポチポチしたり操作がおそらく複雑。500円1000円程度の買い物だとバカらしくなるほどの複雑さ。

そこで前述のポイントが活躍。商品代金の分だけポイントをガバっと使えば代引き手数料は必要ない。そのまま商品が届くだけの状態になる。そもそも代引き決済だと、メール便が使えないというデメリットも。


じゃあ楽天ブックスの方が便利…と言いたいところですが、楽天の方がポイントは高額な買い物をしないと貯まりづらい。でもAmazonには「アマゾンギフト券」というものが存在する。これを予め購入しておくことでウェブマネーのように使える。だから実際にはAmazonの方が使い勝手が良い可能性も。

ちなみに管理人のメアドは「dorj.robinson@gmail.com」。応援してくださる方は何円でもカンパしてくれたら喜びます(*´∀`*)

ただしアマゾンギフト券は「1年間」という有効期限が設けられているので、中高生ぐらいだったら3000円か5000円のアマゾンギフト券を選択するのがベター。週刊連載の少年コミックは年に4冊発売されるのが一般的なので、使い切れずに残るなんてことはないはず。

総括まとめ

通販サイトでマンガなどを購入する場合は、送料無料かどうかよりも、まずは支払い方法。代引き決済だと数をこなすと手数料だけで数千円をしちゃうし、コンビニで支払う場合はメンドー。

クレジットカード決済ができれば一番楽なんですが、中高生ぐらいでは方法が限られてきますので「ポイントなどをどう使いこなすか?」が重要になりそう。それを上手く利用してマンガやゲームを購入したいところ。

『監獄学園-プリズンスクール-』1巻のネタバレ感想。作者は平本アキラ。ヤングマガジン(講談社)で連載中のセクシーギャグ漫画。

あらすじ

舞台は私立八光学園という、全寮制の女子校。生徒数は1000人以上を誇る、いわゆるお嬢様学校。ただ時代の流れには抗えず、男子学生も入学させるように方針を転換。その最初の男子学生となったのが、主人公である藤野清志(以下キヨシ)。男子にありがちな理想郷・桃源郷。
監獄学園プリズンスクール1巻1
キヨシは股間を…もとい胸を高鳴らせて入学式に臨んだものの…

まさか200対1の割合で女子生徒が多い。キヨシ以外に入学した男子生徒は、たった4人。だから全校生徒の99.5%が女子生徒。さすがにここまで多いと夢のハーレムどころか、むしろ女子に恐怖感すら覚えて近づけない。

監獄学園プリズンスクール1巻 ガクトとアンドレとジョー
キヨシ以外だと、若本真吾(シンゴ)と諸葛岳人(ガクト)、根津譲二(ジョー)、安堂麗治(アンドレ)の4人。彼ら男子生徒は不憫な生活を学生生活を送ることになる。何故なら、私立八光学園を牛耳っていたのが、会長・栗原万里を頂点とする男子嫌いの裏生徒会。

監獄学園プリズンスクール1巻 白木芽衣子
副会長の白木芽衣子に至っては、見た目さながらムチをバッチンバッチンしならせる。そして、ひょんなことからキヨシたちの悪事が見つかってしまい、キヨシたち5人の男子生徒は懲罰房に一ヶ月の懲役刑を命じられる。

監獄学園プリズンスクール1巻 千代ちゃん
ただキヨシは千代ちゃんという絶世の美少女と、まさかの「相撲好き」という共通点で仲良くなった。可愛らしいだけじゃなく、性格も明るくて人懐っこいのがツボにハマる。そして相撲デートをする約束をしたがためにアメリカのドラマ『プリズンブレイク』さながらの脱獄劇を見せるというストーリー。

お色気+ギャグが奏でるハーモニー

『監獄学園-プリズンスクール-』の醍醐味やウリを端的に表現すると、「お色気+ギャグ」が絶妙に混在してる。

例えば、そもそも何故キヨシたちが懲罰房に入れられたかということを振り返ってみると、キヨシたちは女子寮のお風呂場を覗こうとした。
監獄学園プリズンスクール1巻 セクシー描写
そして何を誤ったか、着替え場までキヨシが潜入。しかも愛しの千代ちゃんに発見されるもののの、千代ちゃんがど近眼ということで、まさかの混浴を果たしてしまうキヨシ。当然、その場面ではおもひでポロポロ。

この時のガクトたちの「特攻魂を見せようというのか!?」というセリフが笑ってしまう。結果的に靖国神社ではなく、懲罰房という地獄でお互いが再会してしまったわけですが。またハラハラドキドキという状況も手伝って、展開としても面白い。

前述の裏生徒会では、特に副会長である白木芽衣子が色んな意味で大活躍。
監獄学園プリズンスクール1巻 白木芽衣子2
徹底的に男子生徒達をシゴクんですが、別の意味でのシゴクにしかなっていない。というか同じティーンネイジャーには全然見えない。その理由は服装や衣装だけではなく、やはり爆発的なボディーにあります。

白木芽衣子のフィギュアも既に発売されていたりもしますが、とにかく胸がブらジャーに収まりきらない。1巻ではまだその片鱗を少ししか見せませんが、どんどんブルンブルンと揺らせまくって往年の華原朋美を彷彿とさせる。

ただ副会長・白木芽衣子のシゴキだけでも十分やり過ぎで笑えるんですが、男子生徒達のリアクションも色んな意味でヒドい。特にアンドレ。地獄のミサワからパクったかとしか思えないほど、顔面が中心に集中してるキャラクター。Mという性癖があるので、白木芽衣子との相性がピッタリ。
監獄学園プリズンスクール1巻 アンドレの慟哭

上記の場面ではキヨシが副会長に詰め寄って止めたんですが、アンドレは「ああ悔しかったよ!副会長のクツがなめられなくてね!」とまさかの慟哭。2巻以降では更に症状がヒドくなる。途中で白木芽衣子がフニャフニャキャラクターに変貌してしまうんですが、そのせいでアンドレがシゴカれなくなる。結果、アンドレも禁断症状のように壊れてしまうw

ちなみに主人公キヨシと因縁が生まれるのが、緑川花という裏生徒会の書記。パッツンヘアーの大人しそうな見た目には反して、空手の有段者。しかも、やはり男子嫌いで気性も荒い。
監獄学園プリズンスクール1巻 緑川花
だから緑川花が野良ションしてる最中に、キヨシと遭遇してしまったもんだから、この後はやたらとキヨシに執着して噛み付いてくる。どういう理屈か分からないんですが、キヨシに対して「お前もションションしてる最中を見せんかい!」と詰め寄ってくるwww

花は男に負けたくない意志が強すぎて、すぐキヨシの上に立とうとする。しかも自分は100%未経験にも関わらず、やたらキヨシを「ほら!キスさせてやるぞ!」みたいに挑発。でも花の目や表情は完全に虚ろで、それが狂気。花の暴走に振り回されるキヨシが羨ましいやら、ひたすら同情するやら。

『プリズンスクール』の最新話なんかを読むと、お互いが布団の中に入ってションションを掛け合う。厳密には緑川花が一方的に聖水をキヨシにぶっかけ。全くなんなんだ、その状況はっていう。

総合評価

プリズンスクールは記事タイトルにもあるように、笑えて実用性も高い学園ギャグ漫画。画像として貼るのは厳しいんですが、白木芽衣子の食い込みっぷりがエグい。大事な部分が見えてないだけで、ほぼアウツ。法律にでも挑戦しようとしてるんでしょうか?と聞きたくなるぐらいw

最近プリズンスクールのアニメが始まったらしいのでレビューしてみた。ただ自分が観れてないんですが、これをフルカラーでアニメにしちゃっていいの?と心配になるような漫画。アニメ化しようと決定したor許可したお偉いさんは間違いなくアホw

プリズンスクールは途中10巻ぐらいまでは休載がチラホラあったんですが、最近では順調に連載が載っているので安心して全巻買いできます。作者・平本アキラが展開の方向に行き詰まったのかも知れませんが、最近のプリズンスクールはキレキレw

監獄学園(1)
平本アキラ
講談社
2013-02-15


◯展開★3.5◯テンポ★4
◯キャラ★4.5◯画力★5
◯全巻大人買い★5
◯おすすめ度…90点!!!!

『インストール』のネタバレ感想。原作は綿矢りさ、作画はみづき水脈。月刊デザートで連載してた青春漫画。いわゆる綿矢りさが芥川賞を受賞した小説。最近お笑い芸人の又吉直樹が芥川賞を受賞したということで何となくレビュー。

あらすじ

インストール1
主人公は樋川朝子。17歳の女子高生。朝起きて学校。学校から予備校。そして風呂に入って寝て、また次の学校へ行く。このひたすら繰り返される毎日に嫌気を指していた。

そこで全てから開放されるため心機一転。樋川朝子は、自分の部屋の荷物を全て捨ててしまう。そこには亡き祖父が購入してくれたオンボロPCもあった。そして母親には黙って登校拒否を続けることを決意。
インストール2
粗大ゴミ置き場でふと寝転んでいると出会ったのが、青木かずよしという少年。パソコンに精通していて、オンボロPCを修復。新しくOSを「インストール」し直した結果、インターネットに繋げることに成功。

インストール3
そして青木という少年から思いもがけない提案を受ける樋川朝子。それが「一緒にチャットレディとして働かないか?」というもの。そこから二人の奇妙なネット生活が始まるというストーリー。ただチャットレディとして活動するものの、綿矢りさが高校二年生に書いた内容ということもあり過激さはない。

インストール
綿矢りさ
講談社
2013-09-30


人間とのふれあいを再確認

ストーリーの展開としては、無機質なチャットというツールで他人とウソのやり取りを続けていくことで、何となく生身の人間と付き合うことの大事さを実感しました…的な内容。

特に「聖璽(せいじ)」というハンドルネームという説教好きで偏愛ちっく男とのやり取りで、ネットやチャットがただの文字の羅列が並んでるだけではなく、生身の人間同士で喋ってることを二人は実感。その衝撃に戸惑いつつも、インターネットを媒介にしてる以上、その繋がりは一瞬で消える。

そこで改めて母親など生身の人間と現実で向き合っていこうとする。人間関係や進路でつまづいた女子高生が背伸びした束の間の休息を得ることで、ちょっと大人として成長しましたよというオチ。

でもボリューム的には多くないので、樋川朝子が「リアルの人間と向き合いたい」という思いに至る過程がやや短く物足りない印象。

2000年代前半ということで、ADSLといったインターネットの高速回線がようやく徐々に普及し始めた頃。だから「チャット」といったモチーフが芥川賞の審査員の目には新鮮に写ったのかも知れない。でもスマートフォンなど、ここまでインターネット環境が急速に進化した現状では、単にくすんだレトロ感しかない。

チャットレディも回線が遅かった時代だから文字のやりとりに留まってたに過ぎず、その設定に必然性はあまりない。いや文字のやりとりだけだったから、檜川朝子は人間とのやり取りに尊さを感じたのかも知れないですが、現在だったらおそらくLINEで自分のアレをピーする女子高生がリベンジナントカで…という平凡な発想止まりの話。

つまり改めて現在になって読み直すと、一体何が売りだったのかが分からない。この程度で芥川賞を受賞できるのであれば…と考えたくもなる。またこの程度で芥川賞という一種の大きなゴールを与えてしまったら、そりゃあ綿矢りさも作品作りに行き詰まるはず。綿矢りさに変に勘違いさせてしまった周りの大人に責任があるんでしょう。

総合評価

この『インストール』は上戸彩と神木隆之介で実写映画化もされた小説。自分は原作小説は読んでませんが、おそらく漫画や映画ではなくダラダラと文章を読むからこその、何かしらの味わいを得るものなのかも知れません。ストーリー性という点では全くなく、これを他ジャンルに移植したからといって面白くなるものではなかったかも。

そういえば上戸彩は当時V6の森田剛と付き合ってたんです。当然テレビでは報道されませんが、インターネットではそれをネタに大盛り上がり。自分は当時2ちゃんねるで上戸彩のスレッドを荒らしまくったことをふと思い出した。はぁ~虚しすぎる思い出ですわ…しかし上戸彩も、まさかあんなオッサンと結婚するとは( ;∀;)

◯展開★3◯テンポ★3.5
◯キャラ★3.5◯画力★3.5
◯おすすめ度…77点!!!!

『刃牙道』3巻4巻のネタバレ感想。作者は板垣恵介。少年チャンピオン(秋田書店)で連載中の格闘漫画。

あらすじ

いわゆるバキシリーズの第四弾。主人公は言わずと知れた、範馬刃牙。親父は世界最強のオーガ・範馬勇次郎。今作でもちょこちょこと登場。最終的には気付いたらメインキャラとして活躍してるはず。

刃牙道4巻 驚く範馬刃牙
(4巻)
前作のボスにはピクルなどがいましたが、今回のボスは宮本武蔵。3巻になって範馬刃牙がようやく宮本武蔵と出会うんですが、思わず「いやいやいやないでしょうー!」と頭の中はパニック状態。

この刃牙道の3巻4巻では、軽く二人が戦う。これをメインにレビューしたいと思います。

宮本武蔵の一振りがヤバイ!

範馬刃牙はこれまでの戦いで、かなり強くなったはず。でも結論から先に書くと、宮本武蔵に範馬刃牙がコテンパンにやられます(笑)

刃牙道3巻 範馬刃牙を振り回す宮本武蔵
(3巻)
範馬刃牙が足を軽く握られて、宮本武蔵がそのまま地面にビターン!そして宮本武蔵が放った言葉が、「並みの剣よりはマシにできとる」。ここだけ聞くとちょっと意味が分からない。

刃牙道3巻 宮本武蔵の一振り
(3巻)
でも、この画像を見たら答えが分かるはず。宮本武蔵は刀を素振りしただけで、握ってる柄の部分がボキッと折れる。

この延長線上で考えたら、確かに範馬刃牙の足がもげてないと不自然。それだけ範馬刃牙の体が頑丈にできてるということなんですが、「並みの剣よりマシにできとる」というセリフの怖さがジワジワ来る。範馬刃牙の実力を宮本武蔵が見誤ってたら、今頃足が千切れてるなんてレベルじゃないですからね。

しかし、作者・板垣恵介のいかんせん強さの表現が独特w

刃牙道4巻 宮本武蔵の一振り
(4巻)
竹を素振りしたときは折れるだけじゃなくて、竹が繊維状にミキミキ分解される。パンダ見たら怒ってくんでw

刃牙道3巻 見えない刀で斬られる範馬刃牙
(3巻)
宮本武蔵が戦う前には相手の実力を見てる。それが「見えない一太刀」。お互いが対峙した時点で何度も斬られてる時点で、宮本武蔵の敵ではないという証拠。当然、主人公の範馬刃牙は見えない一太刀に斬られまくり。

おそらく何度も出てくる表現なので、作者・板垣恵介的にはかなりお好みの表現のよう。北斗の拳の「お前はもう死んでいる」的なノリで使ってるんだと思います。

宮本武蔵は範馬勇次郎並?

それだけ宮本武蔵が強い。最新7巻は8月上旬に発売されますが、7巻の段階でも宮本武蔵に太刀打ちできてる選手はいないはず。だから宮本武蔵はこれまでのバキシリーズの中でも一番強い武道家と表現していい。

刃牙道4巻 宮本武蔵=範馬勇次郎?
(4巻)
範馬刃牙は、宮本武蔵を範馬勇次郎のそれとを重ね合わせてるほど。これがいわゆる「フリ」や「伏線」というやつ。結果的にフリが活かされないことも多いものの、個人的にはこれが真実だと信じたい。しかし相変わらず範馬勇次郎の笑顔が強烈。

範馬刃牙が歯が立たなかったことからも明らかですが、宮本武蔵は刀や剣を持ってなくても身体能力が化け物。
刃牙道4巻 宮本武蔵の身体能力
(4巻)
範馬刃牙と戦った時の宮本武蔵を見てみると、まさに表情がオーガ。歯が尖った犬歯っぽかったら、ただの正真正銘の鬼。

総合評価

刃牙道3巻4巻も面白かった。特に刀を一振りで潰してしまう演出や表現はしびれた。

刃牙道4巻 警官を瞬殺する宮本武蔵
(4巻)
ストーリーとしては宮本武蔵が警官をボコボコにしちゃうwwwまた、この警官がいかにも鬱陶しい職務質問をやってくるんで、変に気分爽快。

そしてテレビで警官をボコボコにした犯人ということで、宮本武蔵の存在が全国に知らしめられる。結果、かつてのバキシリーズで活躍したキャラクターたちも宮本武蔵の存在を知る。ジャックハンマーは「な、なんなんだコイツは!?」状態。愚地独歩に至っては5巻で宮本武蔵と戦うものの、範馬刃牙と同じくボコボコにやられます(笑)

◯展開…★4◯テンポ…★5
◯キャラ…★4.5◯画力…★4.5
◯全巻大人買い…★5
◯おすすめ度…90点!!!!