バズマン。

健全な漫画の感想ブログ。基本的に面白いマンガだけレビューしてるつもり。

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『ぺたがーる』1巻のネタバレ感想。作者はひみつ。月刊コミックキューン(角川書店)で連載中の4コマ漫画。


あらすじ

主人公は平野ひい。高校一年生。身長145cm、体重38kgとミクロサイズ。ただお胸もやっぱり小さかった。それ故にお胸が大きい女の子が大嫌い。

ぺたがーる1巻 平野ひいの自己紹介
(ぺたがーる 1巻)
それは高校生活初日の自己紹介でも「嫌いなものは巨乳の女。巨乳に踊らされる愚かな男子。もはやこの世界そのものです」と遺憾なくキョヌーへの憎しみが発揮される。

こんな平野ひいの怒れる日常、いや八つ当たりすぎる日常を描いた4コマ漫画になってます。


平野ひいは許さない!

平野ひいは毎日怒ってます。

ぺたがーる1巻 ブラジャー
(ぺたがーる 1巻)
例えば、胸を小さく見せるブラジャーの大きさに激怒。しかも胸を大きく見せるブラと比較すると、この歴然たる差に愕然とする。確かにヒドい。ただ元々の身体のサイズからして違うので逆恨みもいいところ。

大木まや子という幼なじみは対照的に胸が大きいんですが、それゆえに自分に合うサイズのブラを見つけるのに苦労する。
ぺたがーる1巻 チチ充
(ぺたがーる 1巻)
当然平野ひいからしてみたら嫌味にしか聞こえません。思わず「チチ充爆発しろ」と白い目。実際には大木まや子は苦労してるだけなんですが、嫉妬の塊と化す平野ひい。しかしチチ充なんて初めて聞きました。男で言えば「チン充」みたいな感じか。

ぺたがーる1巻 大木まや子を見捨てる
(ぺたがーる 1巻)
だから大木まや子が中学の体育祭で、障害物競走で苦労してる姿を見ても華麗に見捨てる平野ひい。女の友情もパイオツ格差の前ではかすみます。

ぺたがーる1巻 平野ひいの逆ギレ1
(ぺたがーる 1巻)
そして教師に学力の高さを褒められているにも関わらず、突然「先生!今 大木さんの胸を見ませんでしたか?謝ってください」といわれなき罪を着せてくる。

ぺたがーる1巻 平野ひいの逆ギレ2
(ぺたがーる 1巻)
肝心の大木を見るとたわわな胸を机に乗せて眠ってるもんだから、平野ひいは「(私がヒンヌーという)現実を思い出しました!私に謝って下さい!」と終いには激怒。真っ直ぐな瞳にひたすら恐怖を覚えるだけ。

ぺたがーる1巻 板波1
(ぺたがーる 1巻)
板波というヒンヌーギャルがいる。悲惨なほどパット入れまくり。

ぺたがーる1巻 板波2
(ぺたがーる 1巻)
この板波に対しては、無言の共感を覚える平野ひい。まさに菩薩のような表情。「うんうん、分かります分かります」というセリフも聞こえてきそう。


一周回ってフツーに大好き

ただ「可愛さ余って憎さ百倍」ではないですが、「憎さ余って愛しさ百倍」。実は平野ひいは何やかんやでキョヌーのことが大好き。

ぺたがーる1巻 平野ひいは巨乳好き
(ぺたがーる 1巻)
もう一人の友達・珠井ゆきな(コチラもキョヌー)に抱きつかれると、思わず「お、おう」。胸の感触を照れながらしっかり堪能。あくまで「無いものねだり」というか、少なくともキョヌーの価値の大きさは認めてる。

でも愛情も一周回り過ぎるとやはり問題も起きる。平野ひいの感性が色々と歪みまくり。例えば身体が入れ替わる映画を見た平野ひいは「友達の大木と入れ替わりたい」と言う。そこで大木の胸を楽しむのかなーと思いきや…
ぺたがーる1巻 怖すぎる願望
(ぺたがーる 1巻)
「(大木の)胸を切除して元の自分の体にくっつける」。
ギャー((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

あくまで平野ひいは自分がキョヌーになりたい。だから「入れ替わる」という発想は妄想や空想の類いではなく、現実的な方法として考えたから恐ろしい。でもそれならフツーに豊胸手術でもすればいいんじゃね?と思ってしまいますが(笑)


オマケまんが

1巻だとオマケの描き下ろし4コマ漫画も収録されてます。童話というか寓話をモチーフにしたネタ。

ぺたがーる1巻 ヒンデレラ1
(ぺたがーる 1巻)
例えば「ヒンデレラ」だとお姫様に変身した貧しい少女が落としたのが、まさかのブラジャー。

ぺたがーる1巻 ヒンデレラ2
(ぺたがーる 1巻)
ただ「こんな小さいブラぴったりの人が本当にいるのかしら?」と周囲はザワザワ。平野ひいは名乗り出ようにも名乗り出られないというオチ。王子様もよくこんなヒンヌーを探そうと思ったなって感じですが、物語としてもしっかりまとまってました。


総合評価

ぺたがーる 1<ぺたがーる> (MFC キューンシリーズ)
ひみつ
KADOKAWA / メディアファクトリー
2016-02-27

『ぺたがーる』の感想としては、主人公・平野ひいのキャラクターが面白い。言ってしまえば、平野ひいはツンデレの類い。でも狙った感は少なく、読んでて痛々しさは乏しい。毒舌とイジラシさがマッチした愛らしいキャラクターにしっかり仕上がってた。

ひたすらキョヌー批判に終始するわけではなく、キョヌーに対する愛情を根底にあって、また自分自身に対する卑下も加えることで読んでる読者にイヤな不快感を与えないのは良い。こういうクソみたいなブログとは違って(笑)

作者・ひみつの画力も比較的高く、絵柄も可愛らしいので、キャラクターの見た目に安定感があります。キャラクター重視のマンガとして見たら、そこそこ評価は高い。内容から下ネタ全開の4コマ漫画と勘違いしますが、そういうドギツいのは一切ないので女子にもおすすめ。

また大木まや子や珠井ゆきなとの絡みには百合要素もあって、『ゆるゆり』などが好きな読者はきっと面白いはず。むしろ『ゆるゆり』ほどゆるはなく、笑いとしてはしっかりしてるのでより一般読者向けか。

『モンクロチョウ』全3巻のネタバレ感想。作者は日暮キノコ。ヤングマガジン(講談社)で連載してた青春漫画。ちなみに作者名は「ひぐらしきのこ」と読むそう。そして性別はオンナらしい。


あらすじ

モンクロチョウ1巻 岡部正也
(モンクロチョウ 1巻)
主人公は岡部正也。私立唐草学園に通う高校2年生。中高一貫の男子校だったが、周囲の友達はみんなヤリチソばかり。そこで付いた異名が「モテ高」。でも岡部正也だけはピュアすぎるDT。とにかく女性が苦手だった。

モンクロチョウ1巻 白石桃子
(モンクロチョウ 1巻)
その理由は幼なじみの白石桃子。幼い頃から発育が良かった。それ故に岡部正也は桃子と接する度にドギマギ。身体だけは大人に成長していく桃子に対して、無意識に拒絶反応を示す。それが結果的に「女性全般に対する苦手意識」に繋がった。

ただ白石桃子は高校生になっても体型は変わらず。いわゆる、おデブちゃん。岡部正也は周囲の友達が友達なだけに、少なくとも「自分は白石桃子より大人」という自負があった。それゆえに白石桃子と一緒にいると妙な安心感を得た。

モンクロチョウ1巻 白石桃子2
(モンクロチョウ 1巻)
でもある日、白石桃子からこんなことを尋ねられる。実は百歩も二百歩も岡部正也より先に進んでいた白石桃子。

モンクロチョウ1巻 新堂
(モンクロチョウ 1巻)
愕然とする岡部正也だったが、しかも白石桃子は岡部正也の友達・新堂のハ゜イズリ要員だったことが発覚!果たして岡部正也の運命は!?男としての自尊心はどうなるのか!?…みたいな展開。


誰が可哀想なの?

結論から書くと、話の軸がよく分かりません。もっと言うと「誰が可哀想なのか?」。

例えば、主人公・岡部正也は女の子が極度に苦手だったので、そのままDTの状態で悶々とくすぶるのかと思いきや、白石桃子で自暴自棄的にDT喪失。そして高田リサというイケてる女子とフレンドな関係になって毎日のようにパコりまくる。高田リサは「とりあえずヤれる女」という設定。

モンクロチョウ2巻 白石桃子が読者モデル
(モンクロチョウ 2巻)
一方、白石桃子は痩せて読者モデルとして活躍。消極的だったのに積極的な性格へ一変。

モンクロチョウ2巻 桃子の足舐め要員
(モンクロチョウ 1巻)
新堂との関係も逆転して、白石桃子は女王様みたく振る舞うようになる。岡部正也は高田リサとパコパコしまくって強気になってたものの、この新生・白石桃子を目の前にしてタジタジ。

モンクロチョウ2巻 悪魔のささやき
(モンクロチョウ 2巻)
黒い蝶(これが漫画タイトルのモンクロチョウ?)が現れて「その程度で変われたと思ってんの?(ニヤリ」と挑発してくる。劣等感の塊だった岡部正也は何も変わってなかった、みたいな展開。

モンクロチョウ2巻 憂鬱な岡部将也
(モンクロチョウ 2巻)
ただ岡部正也は自信喪失の表情を浮かべてるものの、隣りにいる高田リサはめっちゃ可愛い。普通に考えたら岡部正也は勝ち組にしか思えない。もしそういう展開に持って行きたかったのであれば、高田リサはブスキャラにしなきゃダメ。岡部正也が何故卑屈に感じるか分からない上、読者は岡部正也に同情なんてできるわけがない。

白石桃子に関しても、見掛けこそ華やかに変わったものの、内面の奥底にはデブだった頃の自分が常に顔を覗かせてる。結局、見た目がいくら変わっても白石桃子は白石桃子で劣等感の塊だった、みたいなことを描こうとしてる雰囲気。

でも白石桃子の性格がいけ好かないのに変わりはなく、簡単にハ゜イズリ要員になっちゃう残念なオンナに変わりはなく、やっぱりキャラクターに感情移入できない。最後の最後まで岡部正也のことは好きにならないし、5年後を描いたラストでは白石桃子はどこかの男と結婚して、しれっと赤ちゃんを身ごもってる。

岡部正也にヤリ捨てされた高田リサや、岡部正也の友情ごっこの犠牲になった山口学など、そういったキャラクターにこそ感情移入できそうな余地があるんですが、コチラはサブキャラクターということであっさりフェードアウト。

つまるところ、どのキャラクターの「可哀想」を描くのかが定まってない。


総合評価


『モンクロチョウ』の感想としては、最初リアルタイムでチラッと読んだ時はなんとなく面白くなりそうな空気や気配がありましたが、なんか気付いたらソッコー打ち切りにされてました。それを象徴するように結果的には何も結実することはなく、読後感としても何もスッキリしない。要はそんなに面白くはありません。

作者・日暮キノコが女性ということもあるんでしょうが、主人公・岡部正也の「モテなさっぷり」を貫けてない。もっと言うと、DTを喪失させた時点でアウト。非モテ男からしたらそこが絶対的なゴールなわけですから、それを序盤で消化してしまったら他に何を描くの?って話。

また白石桃子のことを「岡部正也が好きになった唯一のオンナ」という位置付けで描きたいようですが、高田リサをガンガンに抱きまくっておいてそれはない。せめて高田リサで勃たなくなったみたいな描写でもあれば別ですが、いくら最後の方で岡部正也が自分の純情っぷりを貫いたように見せかけても、さすがに説得力もクソもない。

そもそも、こんなにヤリまくってる高校生たちはおらんでしょっていう。もしいるなら、そのカラオケボックスを今すぐ教えなさい!(●`ε´●)

だから『モンクロチョウ』は全体的にリアリティが欠けるので、実際にこんな高校生がいたとしても非モテ男は感情移入はできない。だからと言って、リア充読者が共感できる内容とも思えない。青春要素もなければ、純愛要素もない。具体的にどういう読者がどういう反応するか見えづらく、まさに誰得。

ちなみに作者・日暮キノコはほぼ同時期に連載してた『喰う寝るふたり住むふたり』は発行部数が70万部突破してるので、何だかんだで才能がある漫画家さんなんだと思われます。

『闇金ウシジマくん』36巻のネタバレ感想。作者は真鍋昌平。ビッグコミックスピリッツ(小学館)で連載中のアングラ漫画。とうとう「ヤクザくん」編が完結。


あらすじ

主人公・丑嶋馨を巡って、飯匙倩と滑皮が激突して抗争勃発。滑皮より立場が上の熊倉がしゃしゃり出て事態を収めようとするものの、却って飯匙倩に拉致られてボコボコにされる。そして丑嶋馨の元部下・加納も拉致られ、丑嶋馨が飯匙倩のアジトへ乗り込んでいった続き。

33巻から始まったクダリなので全部いちいち説明すると長くなるので、詳細はマンガを読んで下さい。


これは消火器ですか?いいえ焼火器です

熊倉はブルって逃げようとするものの、丑嶋は飯匙倩にトドメを刺そうと決意。でも武器は持たされてないってことで、即興で色んなものを作る。ただあまりに手際が良すぎて、思わずお前は軍人か!とツッコんでしまった。

まずはビニール袋にガソリンか何かを大量に入れる。そして飯匙倩たちが来たところで、それに向けて強烈に強化したレーザーポインターを照射。そうすると案の定、爆発。

闇金ウシジマくん36巻 飯匙倩ハブ
(闇金ウシジマくん 36巻)
結果、飯匙倩が大炎上!ヒーハー!

ただこれだけじゃ終わらないのが丑嶋馨。色んな細工をした消火器を周囲にさり気なく置いておいた。そうするとパニクった飯匙倩の部下・獏木が、その細工消火器をブシャーと使う。

闇金ウシジマくん36巻 獏木が火炎放射
(闇金ウシジマくん 36巻)
でも、それただの火炎放射器でしたー!!『007は二度死ぬ』なんていう映画がありましたが、まさに「ハブは二度焼かれる」。丑嶋馨が容赦ねー!ソリッド・スネークばりの手際の良さにしびれる。

闇金ウシジマくん36巻 丑嶋馨と熊倉組長
(闇金ウシジマくん 36巻)
そして熊倉にもトドメを刺す丑嶋馨。元部下・高田をあやめた犯人が熊倉であることに、丑嶋馨はしっかり気付いてた。多分、高田の周囲に落ちてた血液かなにかで?

闇金ウシジマくん36巻 肉蝮
(闇金ウシジマくん 36巻)
ようやく一安心かと思いきや、ここでまさかの肉蝮(にくまむし)。バス停みたいなんをブンブン振り回してくる。丑嶋馨も負けを認めるほどタイマンが強くて、状況的にはピンチ。ただそこへやって来たのが、クレーン車を運転する柄崎。思いっきり轢かれてようやく大人しくなる肉蝮。どんだけバケモノ。

ストーリーとしては滑皮に狙われる可能性も高いので、ほとぼりが覚めるまで東京から離れる丑嶋馨たち。実質的にはカウカウファイナンスも廃業。『闇金ウシジマくん』の一つの大きな転換点と言えそうな36巻。


加賀マサル、沖縄でやみきん始めるさー

そして加賀マサル。丑嶋馨を裏切って飯匙倩に付いたものの、土壇場で熊倉の口車に乗せられて熊倉を助ける。つまり結果的に丑嶋も飯匙倩も裏切ったコウモリ。

飯匙倩の金を持ち逃げしてどこへ逃げたのかと思ったら、沖縄。でも、やっぱりできる仕事は限られているので、再び同じような闇金を始める加賀マサル。正確には金城という社長の元で、「村田」という偽名で働き出す。

闇金ウシジマくん36巻 ゆいまーる 金城社長
(闇金ウシジマくん 36巻)
沖縄県にもそういうのがあるとは思いませんでしたが、本土とは違って空気がなんかゆるい。「ゆいまーる」という沖縄独特の助け合い精神を大事にしてる。

さすがにどうなんと思いましたが、背景には「沖縄は狭いから警察が金融業者を全部把握」してる現実がある。深追いしすぎると警察も目をつぶってくれなくなるので、結果的に利益が出てれば問題ない。業者同士で回しあってコツコツと利益を得る習慣が根付いてる。

ましてやヤクザと関係を持ちすぎると、生活安全課ではなく組織犯罪処罰法課にマークされる。最近某タレント女医が詐欺かなんかで逮捕されましたが、背景にはヤクザとの繋がりがあったらしく、もし何もなかったら逮捕にまでは至らなかった?…は言いすぎか。それでも悪いことをするにしても、ヤクザと繋がりを持つメリットはなさそうです。

闇金ウシジマくん36巻 加賀マサルとのどか
(闇金ウシジマくん 36巻)
そして加賀マサルは「のどか」というデリヘル嬢に恋をする。子供一人抱えるものの、旦那がどうしようもないクズ。毎日のように大金をせびってくる。でも離婚するにも旦那が別れたがらない。しかも、のどかの母親も借金漬け。その借金を借りてるのは金城社長のところなんですが、金城社長は返済させるために「のどか」を某ソープに売ろうと目論む。

闇金ウシジマくん36巻 加賀マサルとのどか2
(闇金ウシジマくん 36巻)
それを加賀マサルが救出しようと色々画策。でも逃亡中の身ですので派手なこともできない。果たして加賀マサルはどういった行動を取るのか?そして丑嶋馨たちも沖縄へやって来る…みたいな場面で36巻は終了します。


総合評価


「ヤクザくん」編が堂々の完結といったところか。今までも危ない橋を渡ってきた丑嶋馨ですが、今回ほどヤバかった場面はないでしょう。

それぞれの思惑や狙いが暴力的に交錯。ヤクザの面子と理屈がお互いに衝突し合う。警察こそ登場しませんが、常に警察の影を意識して行動を取っているのがリアル。様々な要因が様々な角度で絡まり合うことで、複雑で読めない展開を生み出すもののそれでも決してゴチャゴチャとした分かりづらさはない。いかにもな任侠映画ほど見た目の派手さはないものの、だからこそ本当に終始緊張感に包まれてて読み応えがありました。

特にレビューするつもりもなかったんですが、山口組が分裂して各地で抗争めいたことが勃発中。なんとなくタイミングとしては抜群でしたので思い立ちました。しかし手をこまねいているだけの安倍政権はつくづく無能な政権だなーと思います。

『闇金ウシジマくん 37巻』の発売日は現段階だと不明ですが、おそらく今年夏頃には発売されるはず。2004年から始まったマンガですが、いよいよ『闇金ウシジマくん』も完結しそうな空気もします。ラストは丑嶋と滑皮との対決?現実社会でも高利貸しは下火ですからね。

『亜人ちゃんは語りたい』3巻のネタバレ感想。作者はペトス。ヤングマガジンサード(講談社)で連載中の妖怪学園漫画。漫画タイトルの読み方は「デミちゃんはかたりたい」です。未だに自分は慣れずに「あじんちゃん」と読んでしまいます。


亜人ちゃんは語りたい3巻 宇垣という刑事
(亜人ちゃんは語りたい 3巻)
2巻で登場した宇垣とクルツという警察官は「亜人課の刑事」だった。クルツの性別は男っぽいですが、サキュバス(女教師・佐藤早紀絵)の催淫にも微動だにしない。宇垣曰く「対サキュバス用の兵器」とのこと。今後の展開に対する前フリでしょうか?


佐藤早紀絵の誘惑

ただ宇垣とクルツはもったいぶって登場しましたがシリアスな展開は生まれず。とりあえず佐藤早紀絵とは昔からの知り合いってことらしい。亜人全体の事件は滅多に起きないけど、サキュバスだけはちょこちょこ事件が起きるとのこと。

例えば痴漢事件が起きた時に、サキュバスに誘惑されたから触ってしまったのか、そのサキュバスの誘惑があったとしてそれは意図的だったのか事故だったのか、うんぬんかんぬん。確かに考えてみると深そうな問題ではあります。

亜人ちゃんは語りたい3巻 佐藤早紀絵1
(亜人ちゃんは語りたい 3巻)
そして、その宇垣という刑事が佐藤早紀絵に「高橋センセの本気で照れた姿を見たくないか?」と発破をかけてくる。

何やかんやでサキュバスが恋愛をする上で催淫することは避けられない。でも恋愛の過程に催淫を持ち込みたくはない。まさに鬼に金棒というか、そのジレンマを佐藤早紀絵は抱えてた。ただ「好きなヤツができた以上、意中の相手を催淫することに慣れておくべき」というのが、宇垣の主張。

佐藤早紀絵もそれに納得。恋愛していく上で催淫(魅惑)することは避けられないと前々から考えていた。それでも躊躇する佐藤早紀絵だったんですが、前述の「高橋鉄男のテレ顔を見たい」という欲望を抑えきれずアプローチしていくのが22話のメイン。

亜人ちゃんは語りたい3巻 佐藤早紀絵2
(亜人ちゃんは語りたい 3巻)
普段はジャージにメガネという姿で極力フェロモンを抑えてる佐藤早紀絵ですが、ちょっとジャージを脱いでみてアハンウフン。でも高橋鉄男は無表情で「すごくステキだと思います」。さすがにコレだと誘惑できんわなー…

亜人ちゃんは語りたい3巻 佐藤早紀絵3
(亜人ちゃんは語りたい 3巻)
と思ってたら、まさかの全然効果がアリアリーー!!男が「エッロー」という使うときは相当な場面のみです。是非世の中の女子は覚えておいて下さい!!

亜人ちゃんは語りたい3巻 佐藤早紀絵4
(亜人ちゃんは語りたい 3巻)
そして高橋鉄男の気分を鎮めるための対処法が、佐藤早紀絵の全体を見ない。股間がコンモリしそうになったときは、よく使う手法です。男が遠い目をしてる時は、ゼッタイ女子は近付いじゃダメです!

そして佐藤早紀絵が高橋鉄男に「サキュバスに向けられる異性の好意はホンモノだと思いますか?」と質問。結局、サキュバスの催淫能力によって「下駄を履かせた状態」だから、その好意を真剣には受け止められない。

亜人ちゃんは語りたい3巻 佐藤早紀絵5
(亜人ちゃんは語りたい 3巻)
でも高橋鉄男は「サキュバスのセクシーは程度の差に過ぎず、その性質込みで佐藤早紀絵の魅力」と説明。好意にニセモノなんて存在しない(キリリッ)!あま~い!佐藤早紀絵は更に好きになってしまうという展開。

サキュバスである自分が恋愛してもいいと自信を付けたものの、真摯な高橋鉄男には真摯な姿勢で向き合う(催淫を使うことはしない)と決意する。
亜人ちゃんは語りたい3巻 佐藤早紀絵6
(亜人ちゃんは語りたい 3巻)
ただひょんなことからムギュッと催淫を発揮してしまう佐藤早紀絵というオチ。どんだけデカパイやねん。むしろ逆に最初の方でスッと脱げたなと。チャックを下ろした瞬間にパーンと破裂音ぐらい鳴っててもおかしくないレベル。


町京子も恋したいねん

デュラハンの町京子も恋がしたい模様。

バンパイアの小鳥遊ひかりが高橋鉄男のほっぺにキスをした。小鳥遊ひかりは女子高生らしからぬほど、子供のようにやたらとベタベタくっついてくる。その延長線上でチュー。正直よくギンギンにおっ勃たたないなと高橋鉄男の精神力に尊敬の念すら抱きますが、町京子も「同じようなノリで行けば自分もチューできんじゃね?」と思い立つ。

亜人ちゃんは語りたい3巻 町京子1
(亜人ちゃんは語りたい 3巻)
でもデュラハンは自分の頭を持ってなきゃダメなので、なかなか上手いこといかない。どうしても頭だけが一方的に迫ってくるので、とんでもないホラー臭が増す。ちょっとしたボーリングの球を投げる予備動作にも見えなくもないので、もはやこのあと頭を放り投げてくる勢い。

ただふとした瞬間に自分の頭をポロッと落とす町京子。何とかキャッチしたものの、高橋鉄男は「大きな怪我をしたら危ないだろ」と激怒。感覚的には抱きかかえてた赤ちゃんをポロッと落とされるみたいなもんか。

亜人ちゃんは語りたい3巻 町京子2
(亜人ちゃんは語りたい 3巻)
自分の落ち度もあって、当然ショックをウケる町京子。このときに頭を上手に抱えてて、自分で自分を慰める。自分を自分で慰められるなんて、なんと便利な自作自演!と思わず感心した。特に女性読者だと仕事や恋愛で失敗した時は、きっとこんな風にできたらいいなと思ったはず!

ただこれが男だったら自分の口で自分のアソコを…なんてふと想像してしまいましたが、なかなか気持ち悪かったので以下省略。

亜人ちゃんは語りたい3巻 町京子4
(亜人ちゃんは語りたい 3巻)
別の話では町京子はキスまでとは行きませんが、高橋鉄男の頭をナデナデするまでには至る。かなり大胆になったのかと思いきや、実は違う。町京子は高橋鉄男は寝てると思ってて、そこで魔が差すカタチでこういうアプローチを試みた。

亜人ちゃんは語りたい3巻 町京子3
(亜人ちゃんは語りたい 3巻)
何故こんなすれ違いが起きたかというと、町京子の頭は机に置かれているので目線的には「高橋鉄男は寝てる」ようにしか見えなかった。高橋鉄男も急に頭を撫でられたもんだから「えーーなんかなでられてるー」というリアクションも頷けます。

この発想は面白かった。身体の方は視覚情報を認識できないので、一方的に高橋鉄男を優しく撫でてる光景がシュール。まさに亜人らしい設定をしっかり活かした展開。こういうネタが一つあるだけで買って良かったと思わせるのではないでしょうか。

一応、この話のオチとしては先に町京子が帰るものの寝てる高橋鉄男を起こさないように、身体が書き置きを残そうとカリカリ書き込む。当然視覚情報は得られないので、高橋鉄男が起きたことには気付かない。そして、その一生懸命に書き置きを書いてる町京子を高橋鉄男は幸せに眺めてるというオチ。THEほのぼのレイク。

亜人ちゃんは語りたい3巻 小鳥遊ひかり
(亜人ちゃんは語りたい 3巻)
以上の2人以外だと、「かみつきたい腕選手権 ひかり杯」というナゾの選手権が開催されたりします。


総合評価


大分キャラクターも確立・定着してきたのかなーという感じの安定感。

しかし佐藤早紀絵のパイパイがあそこまでデカかったら、ちゃんとサラシとか巻いとかなきゃ。正直、未だにクルツと宇垣は要らないキャラとしか思えませんが、今後、その佐藤早紀絵を活かすためには必要になってくるんでしょうか。はてさて。