バズマン。

健全な漫画の感想ブログ。基本的に面白いマンガだけレビューしてるつもり。

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『リバースエッジ 大川端探偵社』1巻から3巻のネタバレ感想。原作はひじかた憂峰。作画はたなか亜希夫。週刊漫画ゴラク(日本文芸社)で連載中。オジョギリダー?オダギリギリジョー?オダギリジョー?が主演で実写ドラマ化もされた作品。

あらすじ

舞台は、東京浅草にある雑居ビルに入っている「大川端探偵社」。

主人公は、その大川端探偵社で調査員として働く村木タケシ。天パ頭が特徴。そして、探偵社の所長である大川端一平と、受付で働くアルバイト・メグミの3人がメインキャラクター。基本的に、彼ら以外は一回こっきり使いきりモブ。

リバースエッジ 大川端探偵社1巻怖い顔グランプリ
(1巻)
顔が強面のオッサンなどが悩み相談に訪れて、それを村木や大川端などが解決していくという展開。画像は普通のパン屋の店長なんですが、「アルカ◯ダのパン屋」というアダ名が付けられてる。自民党の某議員みたく「友達の友達はテ□リスト」みたいに軽く言ってんじゃねーよっていうw

後腐れない一話完結オムニバス

『リバースエッジ大川端探偵社』は一話完結のオムニバス。1話20ページとボリュームは適度に短いので、非常にアッサリ読める。また少年ジャンプの『こち亀』のように次に展開を引きずらないので、どこから読んでもオッケーという手軽さ。

後述しますが内容も実にオッサン向け。だからラーメン屋や食堂といった場所に置いてあったら、つい読んでしまう。良い意味で後を引かないので、1話を短い時間で読みきれる。だから「続きが気になってモヤモヤ!」みたいなことは起きない。

どうしても一から読まないと展開に付いていけない漫画も多い中、さっくり読めて簡単に「ヒマつぶし」できる漫画は貴重。キャラクターも少ないのでゴチャゴチャすることも少なめ。若干の物足りなさは残るものの、ここまで割り切るのも一つの手。

金と女と、人探し

「内容はオッサン向け」と言いましたが、とにかく『お金』と『オンナ』の話ばっか。

リバースエッジ 大川端探偵社2巻 夢幻の恋…マネキン
(2巻「夢幻の恋」)
ブティックで一目惚れした女店員を探してほしいという、見た目がイケメン紳士の話だと、実は女店員ではなかった。まさかの、店内にディスプレイされていたマネキン。当然ブランド店から消えたら、あとは廃棄処分でごみの山へ直行。ボロボロになった状態のマネキンを村木は見つけてくるものの、それを見た瞬間の男がムダに迫真の表情を浮かべる(笑)

また、ある時はかつてのアイドルを探してきて欲しいという男の依頼。
リバースエッジ 大川端探偵社3巻 アイドル・桃ノ木マリン
(3巻「桃ノ木マリン」)
ただそのアイドルは女装っ子だったというオチ。青ヒゲを生やしたオッサンが華麗に踊る姿がエグい。

風俗店の新しいネタを開発してる天才エロゴト師の話。高級秘密クラブを運営してる経営者がそいつを探してきて欲しいと依頼。そのエロゴト師が開発したのが、暗闇の中、マッチだけを使って女性を探し当てるというもの。見えないことほど興奮するものってない。マッチ一本がものすごい高い値段。
リバースエッジ 大川端探偵社3巻 天才エロ事師
(3巻「天才エロゴト師」)
ただ、その暗闇の中にいたのが、こんなBBAどもwww想像しただけで悪夢。

リバースエッジ 大川端探偵社3巻 がんばれ弁当…お笑い芸人
(3巻「がんばれお弁当」)
コンビのお笑い芸人の一人に、毎日お弁当を送り届けてくれるファンの女の子がいた。その女の子が誰であるか?その目的を調べてほしいという依頼。

リバースエッジ 大川端探偵社3巻 がんばれ弁当…お笑い芸人2
(3巻「がんばれお弁当」)
ただ結果は、犯人はまさかのお母さん。顔の輪郭が似すぎ。息子がお腹を減らさないか心配で、同僚の女の子に届けてもらってただけ。結果は、爽やかな青春チックなオチで良かった。

リバースエッジ 大川端探偵社3巻 決闘代打ち
(3巻「決闘代打ち」)
そして作画・たなか亜希夫の『軍鶏』さながらの、格闘描写もたまーにあります。というか、この回だけか。

レビューしてみて気付きましたが「女と金」といっても、あんまりまともなネタは少ない。例えば、色情魔のオバサンがノゾキミができるラブホを探してほしいと依頼してくる回。見た目は美しいものの、中身がアレ。最終的にそこで村木なども含めて、色んな男に覗かれながらパコるwwwもうムチャクチャw

でも2巻だと「夏の雪女」や「純愛」などは結構しっとりめ。1巻だと「その人は今?」が良かった。ジャイアントキラーだった松永五郎というボクサーを探してほしいという依頼。ジャイアントキラーとはいえ、トータルの戦績はあまり良くなかった。その理由はアルコール。だから再び会おうとしたものの、もしかすると廃人同然になってるかも知れず期待はできない。でも…という意外なオチ。

総合評価

依頼主の悩みを解決しようと『人探し』が行われるんですが、うさん臭い都市伝説や、まことしやかなウワサが軸になっていることも多い。でも東京というコンクリートジャングルの中では「実際にありそう」と思わせるリアリティーもあって無性に読んでしまう。

スマホの台頭でテレビですら苦境に喘いでいる昨今、こういう手軽に読める漫画って大事だなと痛感。

◯展開★3.5◯テンポ★4
◯キャラ★3.5◯画力★4.5
◯全巻大人買い★4
◯おすすめ度…83点!!!!

『進撃の巨人』17巻のネタバレ感想。作者は諫山創。別冊少年マガジン(講談社)で連載中のバトル漫画。今月から始まった実写映画が人気らしい(*´Д`)ハァハァ



始祖の巨人とは?

人類は巨人によって、ほぼ殲滅された。かろうじて生き残る人類は、巨大な壁を作って巨人の襲来を防ぐ。その壁内で巨人討伐を目的とした兵士たちが、調査兵団。

主人公は、その中の一人・エレン・イェーガー。そして、彼もまた巨人化することができた。しかも、全ての巨人たちを支配する力(始祖の巨人)も持っていた。だからエレンが壁内を影で支配するロッド・レイス(レイス家)によって狙われる。過去にはエレンの父・グリシャがレイス家を根絶やした。その理由は、まさにレイス家が保持していた「始祖の巨人」の力を奪うため。

ロッド・レイスは娘であるヒストリア・レイスにエレンを食わせることで、「始祖の巨人」の力を奪おうとしたものの、ヒストリアが反旗を翻して失敗。ロッドレイスは最終手段として自分が巨人化する。
進撃の巨人17巻 ロッドレイス1
(17巻)
ただめちゃめちゃデカい。進撃の巨人の実写映画化が始まりましたが、そのオープニングに登場してくる大型巨人よりも大きい。だから自重に耐え切れずに、赤ちゃんのようにずり這いして襲ってくる。ある意味、これはこれでキモい。

進撃の巨人17巻 ロッドレイス2
(17巻)
結果、顔がすり減って無くなる。ジブリの「かおなし」か!とりあえず、そのロッドレイスを撃破。何やかんやで一連のレイス家とのクダリが、この17巻で終結します。

進撃の巨人17巻 ヒストリア
(17巻)
そしてヒストリア・レイス(クリスタ・レンズ)が無事壁内の女王として君臨。エレン曰く、「お前ほんま強なったな」。エレンやリヴァイたちの目的は達成。壁内の敵対する勢力の打破に成功し、これから本格的に壁の外へ向かっていく…厳密にはまずウォール・マリアにある地下室へ足を運ぶってところなんでしょうが。

進撃の巨人17巻 硬質化1
(17巻)
エレンはようやく硬質化の能力を体得。危機的状況下で覚醒するという、お約束。

進撃の巨人17巻 硬質化2
(17巻)
こういう巨大な丸太を作ることも可能になり、効率的に巨人のウナジを破壊する罠も作って、調査兵団の犠牲が極端に減らせることに成功。一応の壁内での平穏が確保されるというオチ。


リヴァイの苗字もアッカーマンだった!そしてケニーの過去

ロッド・レイスが敗北したということもあり、そのロッドに仕えていたケニー・アッカーマンも死亡。天国(地獄)へ召される直前に走馬灯。ロッドの弟であるウーリとの過去編が始まる。

ウーリは巨人の力と王家の記憶を引き継いでる。ロッドは利己的でクソだったものの、王家の記憶を引き継いでいるせいか、弟ウーリはまさに王様といった態度や振る舞い。
進撃の巨人17巻 ケニーアッカーマン
(17巻)
二人が最初に出会った時、ウーリはケニー・アッカーマンを巨人の力で握り潰そうとするものの、アッカーマン家の末裔ということを知ると、ケニー・アッカーマンを握り潰すどころか土下座して詫びる。だからケニーとウーリは友達みたいな関係性になり、結果的にウーリの下で働くこととなった。それがウーリが亡くなった後、ロッドに引き継がれた。

一応16巻でケニーの祖父っぽい爺さんとのクダリで説明もありましたが、ここでようやく「アッカーマン家」の謎が漠然と掴めてきた。アッカーマン家は記憶操作できないから迫害を受け、ほとんど絶滅に近い状態に陥る。

もっと言うと、単一民族内でしか記憶操作はできないので、壁内にいる人類は同じ民族。やっとケニーの爺さんの言葉を理解。だから東洋人であるミカサ・アッカーマンも記憶操作できないんですが、ただ「東洋人≠アッカーマン家」ということらしい。だからミカサは東洋人とアッカーマン家のハイブリッドということに?

進撃の巨人17巻 ケニーアッカーマン2
(17巻)
そしてリヴァイの苗字も初公開。ケニーやミカサと同じく、まさかのアッカーマン。16巻でケニーが「妹は客の子供を身ごもった」…どうこう言ってましたが、それがリヴァイだった。迫害された割にアッカーマン性がそこそこいなくね?

進撃の巨人17巻 ケニーアッカーマン3
(17巻)
言っちゃえば、リヴァイとケニーは身内。ケニーの死の間際でそれを知った時の、リヴァイの表情が何とも言えない。ケニーの「ただの兄貴だ」という素っ気ない強がりも切ない。最期は「俺は人の親にはなれねぇよ」と巨人の薬をドンとリヴァイに押し付ける。このあたりのクダリは結構しんみり来るかも。


ウーリ(レイス家)の願いは人類の滅亡じゃない?

ウーリの願いとしては、人類が滅ぶ直前の束の間でも「平和な楽園を築く」こと。

一応レイス家の初代王の狙いとしては「人類の滅亡」があるとされてるものの、少なくともエレンやリヴァイたちはそう思ってる、実際は「人類を滅ぼす」のではなく「結果的に人類が滅びる」という意味合いが強い?終焉という終わりが見えているからこそ、レイス家はいかにソフトランディングしようかと画策している?

進撃の巨人17巻 ケニーアッカーマンとウーリ
(17巻)
ケニー・アッカーマンはウーリ・レイス自体は悪魔ではなく、むしろウーリも運命に縛られた(壁内で自由を奪われた)奴隷のようなものだったと述懐。今後の物語に関わる重要な部分かも。

総括

レイス家編がようやく解決。正直、このクダリは淡々と説明してる場面が多くて、序盤ほどのテンポ感や勢いはなかったと言ってもいい。もちろん『進撃の巨人』という根幹部分に関わるところだったので、良く言えば「丁寧にストーリーを処理してる」とも評価できますが、言葉による説明だけだと理解しにくい部分もあった。

でも一難去ってまた一難。間隙を縫うかのように、ライナーやベルトルトたちが襲来。そして、あの例のナゾだったサルの巨人も襲来。
進撃の巨人17巻 サルの巨人の正体
(17巻)
見た目がサルだったので中身もサルかと思ったら、メガネを掛けた医師風の男。どっかで見かけたことがあるような、ないような。見た目がそのまま巨人のルックスにも反映されるかと思いきや、どういう法則で人間以外のデザインに?

そういえばサル巨人が初登場したときに立体機動装置の存在を知りませんでしたが、あれは中身がサルだから知らないのかと思ってましたが、巨人として数十年も彷徨っているときは記憶がないらしいので、それで説明が尽きそう。

とりあえず、これからの展開も期待できそう。ちなみに面白いかつまらないかの考察記事は既にレビュー済みです。

◯展開★4◯テンポ★4
◯キャラ★4◯画力★4
◯全巻大人買い★5
◯おすすめ度…85点!!!!

『監獄学園-プリズンスクール-』18巻のネタバレ感想。作者は平本アキラ。ヤングマガジン(講談社)で連載中のセクシー学園漫画。

あらすじ

舞台は私立八光学園。男女比率が5対1000という割合で女子が多い。表生徒会会長・竹ノ宮ケイトの策略によって、裏生徒会会長・栗原万里と主人公はキヨシはハメられて、監獄生活を送っていた。そして、二人は体育祭で真っ向勝負を果たす!

…という直前で、緑川花という裏生徒会書記が登場。主人公・キヨシに対して、まさかのオシ◯コを見せろと要求してきた。プリズンスクール1巻の記事も参照。花は基本的にどの立場でモノを言ってるか知りませんが、「私以外の女の前でやったことに変わりねーだろ」と激怒。

そして、何故か二人はキヨシの部屋で観賞することに…。もうイヤな予感しかしない。

緑川花の狼狽からのウロボロス

緑川花は恥部を見られたことに対する、キヨシへの恨みはハンパない。だから同じことを仕返ししてやろうとするものの、結局それは仕返しになってない。観賞する側も、特に思春期世代には勇気がいる。

監獄学園18巻 花とキヨシ1
(18巻)
だから、ちょいちょい目的(キヨシを鑑賞)を忘れる花。この時の覚悟を決めたキヨシの顔が凛々しすぎる。「して来いって…ここでするんじゃないんですか?」ってことなんですが、冷静に考えたらトイレやお風呂で鑑賞し合えよっていう。

そしてセクシーハプニングも。ポータブルDVDプレイヤーでキヨシの大人向けDVDをウッカリ見てしまう花。でも映像の中の二人が69をしてるのを見て、ひらめく。
監獄学園18巻 花とキヨシ2
(18巻)
「これやったら同時に二人が鑑賞できますやん!」と妙案がひらめいて興奮状態。いつの間にか、自分のアレもキヨシに見せることになってる不思議。ちなみにウロボロスの意味の詳細は13巻あたりを参照。要するに69状態のこと。

緊迫した布団ウロボロスの結末!

ただ二人がウロボロスをかましたのは布団の中。ちなみに布団は一枚だけじゃなくて、10枚ぐらいかぶせた状態。光が入って丸見えになったら、女の子は恥ずかしいらしい。でも状況的には、ただ「ヤってる」ようにしか見えない。

緑川花は基本的に下系に関する知識はない。でも何だか分からないけども興奮状態。キヨシと二人きりになると正常な思考が働かない。これは前からなんですが、今回は更にパニックパニック状態。結果、布団の中で何もまとわないという暴挙に出る。

監獄学園18巻 ウロボロス1
(18巻)
だから闇の中で、緑川花のメデューサがキヨシの十センチ少し先からジッと見つめてくる。もうキヨシはムラムラが止まらない。まさにアソコが硬直状態に固まる。

そして「花さん自分の中の獣が目覚めそうで怖いんです」とキヨシ。花は反論。「獣は私だ。お前は獣に狩られる草食動物に過ぎない」。「嘘だ!肉食動物は僕だ!」という経験がない者同士の不毛なやり取りが笑う。

ただキヨシが「花さんのメデューサとキスがしたい」と白状してしまったのが運の尽き。
監獄学園18巻 ウロボロス2
(18巻)
緑川花はまさかの「自分のそれをキヨシは直飲みしたい」と盛大に勘違い。どんどんメデューサをキヨシの顔面に近づけてくる。「やっぱり獣はアナタだ!花さん」とキヨシは完敗。…一体なんの戦いやねんw

まだ、どうでもいい二人のコントで終わってたらいいんですが、そこへまさかのキヨシが大好きな栗原千代がキヨシの部屋へ入ってくる。明らかにコンモリした布団が怪しい。
監獄学園18巻 豪快な千代ちゃん
(18巻)
それを千代ちゃんは一枚ずつめくっていく。まさにピンチ。緊迫感がハンパない。

一応千代ちゃん的には出しっぱなしの布団がダラシないと片付けようとしてるだけなんですが、日頃のストレスがどんだけ溜まってんねん?というぐらいの豪快さ。きっと今は亡き新春かくし芸大会のマチャアキばり。

案の定の大惨事

結果的には、ナントカ栗原千代にはバレなくて済む。どう乗り切ったかはネタバレしませんので、その詳細は実際に読んでいただくとして、二人はまさに安堵。さっきまでの反目はどこ行ったのというぐらい、むしろ花は戦友であるかのように喜ぶキヨシ。

監獄学園18巻 聖水を浴びてる最中のキヨシ
(18巻)
それがこちらのコマ。「見事としか言いようのない完璧な連携プレイでしたね!」と感涙するキヨシ。心なしか、涙だけではなく全体的にスプラッシュ感があります。手塚治虫然り、マンガ的な表現として色んな効果線を書くといった演出方法はよくある。これも似たような「喜びがほとばしってる」という表現?

監獄学園18巻 大惨事
(18巻)
…かと思ったら、まさかのリアル聖水。どんだけ膀胱に溜めてててんっていうぐらいの、緑川花の大洪水。確かに我慢した状況から、不意に安堵感が襲ってキンチョーの糸がキレると、こんなことってあるよね。

でもキヨシは現実逃避。「嗚呼…君の隙間から流れだした雫はとても熱く…僕の魂はたちまち溶けて深い暗闇を彷徨いだした…」といきなりポエティックな展開が始まる。まさかの詩人としての才能を発揮。ただ肉体から漂う臭いは、ただのアンモニア臭。

最後は「これがアンタのしたかったことかー!!」とブチギレするキヨシ。一連のテンポ感や流れに爆笑。一応緑川花は良心の呵責にさいなまれたのか、キヨシに対する恋心に気付いたのか、最後は何故かキヨシにチュして終わり。

総合評価

『プリズンスクール』18巻では緑川花が大暴走。まさに頭のネジが数本取れた美少女の真骨頂。こういうプレイは離れて鑑賞してる分には良いんでしょうが、いくら女性とは言っても臭い。キヨシの反応が証明してくれてますが、やはりリアルでは喜べないんでしょう。

とにかく緑川花は見た目こそ一級品ではありますが、実際こんな女とは付き合いたくないな…と心底思わせてくれる女の子。

冒頭でも書きましたが、改めて説明しておくと今は「体育祭」の真っ最中。そこでキヨシの友達・ガクトやジョーなどは騎馬戦で勝ち上がろうと上に乗る女の子を探す。
監獄学園18巻 ケーキ
(18巻)
そこで「ケーキ」という天真爛漫なメガネっ子が活躍。見た目は普通っぽいですが、磨けば輝く原石感。気さくな性格も手伝って、お尻がぺろんとめくれても「やめてよーアハハ」で終わる男子受け抜群っぷりを見せてくれる。これを「天真爛漫」と表現していいかは知りませんが、展開の煽り方的にはケーキが今後活躍する可能性あり。

◯展開★4.5◯テンポ★4.5
◯キャラ★4.5◯画力★5
◯全巻大人買い★5
◯おすすめ度…91点!!!!

『賭ケグルイ』1巻から3巻のネタバレ感想。原作は河本ほむら、作画は尚村透。月刊ガンガンジョーカー(スクウェア・エニックス)で連載中のギャンブル漫画。

ギャンブル漫画「賭ケグルイがなかなか面白い件」という考察レビューはアップロード済みなのでテキトーにブックマークでもしておいてください。


ギャンブル学園に舞い降りた堕天使・蛇喰夢子

私立百花王学園は、創立122年の伝統を誇るエリート高校。政財界の子息たちが通っているため、将来は「人を使う」側の人間を育てることを目的としてる。そのため帝王学を学ぶだけではなく、一番の素質として求められているのが「勝負強さ」。

つまりギャンブルの強さを求められる高校だった!勝ち続けていけば巨万の富と圧倒的な権力を手にし、敗者はひたすら数億円単位の負債を抱え、学内では「家畜(ミケ)」として虐げられる。
賭ケグルイ1巻 蛇喰夢子1
(1巻)
まさに弱肉強食を集約させた世界にやって来たのが、一人の転校生・蛇喰夢子(じゃばみゆめこ)という謎の絶世美人。いきなり即金で1000万円を用意しちゃう謎の財力。そして私立百花王学園がこの蛇喰夢子一人に食い尽くされる!?…というストーリー。

蛇喰夢子が不気味に妖艶

主人公・蛇喰夢子がとにかく妖しさ満点。「ギャンブルは狂っているほど面白い」がモットー。

賭ケグルイ1巻 蛇喰夢子2賭け狂いましょう
(1巻)
さぁ賭け狂いましょう」というセリフのときの目が完全にイッてる。画像だと少し分かりづらいか。

賭ケグルイ1巻 蛇喰夢子3
(1巻)
相手を追い詰めていくときの表情も、まさに「ニマーッ(ニターッ)」という擬音が似合いすぎ。

賭ケグルイ1巻 蛇喰夢子4
(1巻)
ただギャンブルにハマりすぎて、自分が勝ってようが負けてようが感じまくりでビクビクンッ。どこに感じる要素が?w

前述の目がイッてる蛇喰夢子の画像も、良く見ると恍惚の表情に見えなくもない。「ギャンブル中毒の負け猫だにゃん(はぁと」と猫耳ポーズでニャンニャンしてみたり、何故か蛇喰夢子は妖艶。胸も地味に大きく、色んな意味で刺激的。

賭ケグルイ2巻 蛇喰夢子
(2巻)
他にも2対2のイカサマ対決では、相手の女の子に対して堂々と手の内を明かす。この天然っぷりのトボけた感じに思わずニマニマ。手のひらに指でサワサワするもんだから相手の女の子も思わずドキドキ。何と言っても蛇喰夢子は絶世の美少女だから。地味に百合要素もあり。

賭ケグルイ3巻 桃喰綺羅莉
(3巻)
ストーリーの展開としては、私立百花王学園を牛耳る生徒会長・桃喰綺羅莉(ももばみ・キラリ)を倒すみたいな目的がある。生徒会には他にも色んなキャラがいて、3巻では美化委員長・生志摩妄(いきしま・みだり)という変態と戦います(笑)

良くも悪くも王道ギャンブル漫画

ただ最初は「異色」のギャンブル漫画かと思いきや、回を重ねるごとに良くも悪くも王道チックなギャンブル漫画に変遷。序盤こそ蛇喰夢子の特異なキャラクターが目立つものの、後半からはしっかり組み立てられた本格的なギャンブルバトルが展開される。

賭ケグルイ2巻 二枚インディアンポーカー
(2巻)
二枚インディアンポーカーや、

賭ケグルイ3巻 ESPゲーム
(3巻)
ESPゲームなどオリジナリティに富んだゲームが展開。心理の読み合い、罠の張り合いなど読み応えがある。だからテンポ感は良い意味で★4に下げてみた。女子キャラクターが多数登場する漫画だから、つい侮ってしまいがちですが、『カイジシリーズ』といった漫画が好きなら満足できるクオリティーのはず。

他には「投票じゃんけん」「ダブル神経衰弱」「生か死か」といったゲームがあります。


総括


でも個人的には王道チックな展開に走ったことはガッカリした。もっと蛇喰夢子というキャラクターを前面に活かした「今までにない感じ」に仕上げて欲しかったんですが、結局は「定番な内容」に落ち着いちゃって残念だった。

賭ケグルイ2巻 蛇喰夢子と早乙女芽亜里
(2巻)
蛇喰夢子には孤高に戦ってほしかったものの、早乙女芽亜里や鈴井といった男子生徒が仲間に入る。この展開自体はもちろん面白いものの、他のキャラクターと絡むことで蛇喰夢子の存在感が中途半端に薄まった印象。

得体の知れない蛇喰夢子に周囲がグイグイと巻き込まれて、もはや理屈とか抜きで勝ったり負けたり、言ってしまうと「超常現象的な展開」を堂々と描写しても良かった。つまるところギャンブルなんて理詰めで戦うもんじゃないですからね。

ただ、それ故に採点は80点台に留めてるものの、それでもおすすめできるギャンブル漫画。特に作画・尚村透の画力は高く、登場する美少女たちはそれだけ見応えあり。
賭ケグルイ2巻 蛇喰夢子と早乙女芽亜里2
(2巻)
早乙女芽亜里とのコラボでは百合要素もあって、ギャンブル漫画好きではなくてもしっかり楽しめるかも。脱ぎ要素は少ないですが、変に色気がありまくりw

ハピネス(1)
『ハピネス』1巻のネタバレ感想。作者は押見修造。別冊少年マガジン(講談社)で連載中。今日は8月8日で末広がりな日ということで何となくレビュー。

あらすじ

主人公はさえない高校生・岡崎。
ハピネス1巻 岡崎
(1巻)
イケてるグループの生徒たちからは昼休みのパンを毎回買いに行かされるようなヤツ。

ハピネス1巻 岡崎吸血鬼に噛まれる1
(1巻)
ただある日夜道を一人歩いていると、吸血鬼に襲われる。無事一命は取り留めたものの、自分も同じような吸血鬼になってしまう。

ハピネス1巻 布田にタメ口
(1巻)
そして岡崎の性格はこれまで大人しかったものの、徐々に変貌を遂げつつあるというストーリー。学校では常に血を欲しがる欲望が抑えられず、精神的な余裕がなくなるというのも一因ですが。

青春あり恋愛あり

岡崎は吸血鬼になったことで生活は一変。これまで自分をイジメていた主犯格・勇樹という男子生徒をぶん殴る。そうすると周りを見る目がガラッと変わって、逆に勇樹がハブられる存在となる。

ハピネス1巻 いじめっ子の勇樹を助ける
(1巻)
ただ勇樹がカツアゲされそうになってる場面を助ける。吸血鬼になったからこその驚異的な跳躍力。今後はもしかするとアクション描写も展開されるかも。

そうすると岡崎は勇樹と友情みたいなんが芽生える。最新号の別冊少年マガジンなんかを読むと一緒にボーリングをやったり、これまで体験できなかった「普通の青春」を手に入れる。

ハピネス1巻 五所雪子1
(1巻)
そして岡崎雪子という女子生徒とも仲良くなる。友達が少ないせいか、喋り方が独特。また、やたらと口元に手をあてて喋る。決して可愛いルックスではないものの良いキャラしてる。「類は友を呼ぶ」ではないですが、少し根暗な男女同士で地味に意気投合。

ハピネス1巻 五所雪子2
(1巻)
初めて異性の友達ができたことで、めちゃめちゃテンションが上がる岡崎、そして恍惚の表情に思わず笑ってしまう。友達とは言いつつも、やはり異性。そこに恋心がないと言えばウソになる。

岡崎は吸血鬼と化して苦悩を抱えるものの、吸血鬼と化したことで生活は青春真っ盛りで充実していく。1巻の段階では、その過程が不思議と楽しく読める。でも、ここで終わるとは思えない。
ハピネス1巻 布田にタメ口
(1巻)
個人的に気になってるのが、布田。あらすじでも貼りましたが、岡崎がイジメられていた時に友達だった布田という男子生徒。いかにも冴えない。でも岡崎がリア充化していく中、嫉妬全開で岡崎を貶める役に成長しそうな予感。「ブスは心までブス」というのはチャールズ皇太子のお言葉。

岡崎が好みの匂いとは?

吸血鬼はやはり血が大好き。主人公・岡崎が吸血鬼になって最初に違和感を感じたのが、何の匂いか?

ハピネス1巻 生理に反応
(1巻)
それが女子が毎月排出している、あの匂い…いや臭いと表現するべきか。「ムワーッ」というオノマトペからして、この臭いのバロメーターの針は振りきれてそう。

ハピネス1巻 生理に反応2
(1巻)
自転車でニケツしている時にも、まさか進行方向とは真逆に臭いがやって来る。どんだけ強烈な臭いなんだよ!

旧ブログで『ハピネス』の一話目のレビューをした時は「正直どうなん?」という感想を書いた気がしますが、まさか2話目以降で作者・押見修造がこんな角度から切り込んでくるとは思わなかった。確かに血が大好きという設定を突き詰めていくと、女子特有のセイリに行き着くことはできたかもしれませんが、さすがに押見修造引くわーw

これから一体どういう展開でこの設定を使っていくのか?と甚だ疑問。

総合評価

亜人ちゃんは語りたい』の主人公のバンパイアのように「血は飲まなくてもオッケー」という軽い設定もありますが、この『ハピネス』では「割りとガチで血を吸わないとやってられん」という設定のもよう。

ただ押見修造を「割と本気で気持ち悪い」と改めて思わせてくれる漫画。まさに「その発想はなかった」というやつ。あらゆる女性漫画家に読ませて感想文を書かせたい気分。

吸血鬼や高校生をモチーフにしてることを考えると、『ハピネス』という漫画タイトルも意味不明。タイトル通りハッピーエンドを迎えるのか、バッドエンドを迎えるからこそ敢えてのタイトルなのか。

ハピネス1巻 岡崎吸血鬼に噛まれる2
(1巻)
岡崎を噛んだ吸血鬼少女の存在も含めて、どういう展開に持っていくのかは良くも悪くも先が読めない。『惡の華』のように展開はスローペースな感じもするので、経血のように生温かい目で見守っていきたいと思います。

◯展開★3.5◯テンポ★4.5
◯キャラ★4◯画力★3.5
◯全巻大人買い★―
◯おすすめ度…86点!!!!

『天空侵犯』1巻から4巻のネタバレ感想をレビュー。原作は三浦追儺、作画は大羽隆廣。マンガボックス(講談社)で配信中のサバイバル漫画。

原作の三浦追儺は『亜人1巻』の連載も担当してた人。ただ亜人2巻以降では名前のクレジット表記はなし。作画の人と衝突したのかも知れませんが、こちらでは原作者としてバリバリ活動してる模様。面白いか面白くないか・つまらないか考察してみた。


あらすじ物語・ストーリー内容

天空侵犯2巻 本城ゆり
(2巻)
主人公は本城ゆり。普通の女子高生のはずだった。いつも通りと変わらぬ平凡な学校生活を送っていたが、ふと窓の外を見ると巨大なタワー。そして次の瞬間、教室は得体の知れないビルの中に変わっていた。

天空侵犯1巻 仮面
(1巻)
次々と襲ってくる謎の仮面を被った敵。しかもビルの階下に降りることはできずに、逃げ場は屋上だけ。果たして武器も持たない本城ゆりは、この謎の世界から無事生き残ることができるのか?果たして逃げ出すことはできるのか?というストーリー。


高所という究極舞台が怖い

まずの見所は、超高層ビル屋上という舞台で繰り広げられる死闘。

天空侵犯1巻 高所感
(1巻)
作画の大羽隆廣は画力があるのか、奥行き感(というか高低差感)がパない。股間がキューっとなる、あの感覚を抱くことがしばしば。だから高所恐怖症の方は読んでられない可能性が。マジで足が震える。

設定としては、高層ビル屋上同士でボロい吊り橋が一本だけ繋がってる。ただボロいが故に渡っている時の恐怖感がパない。
天空侵犯2巻 高所感
(2巻)
足を踏み外すなんてことも多々。そして次の瞬間に見える景色が前述の光景。しかも、こんなボロい橋をドカドカッと全速力で走って、敵の仮面たちが襲ってくる。ひたすら恐怖しかない。

でも逆に考えると、謎の仮面が襲ってきても橋さえ直前で切り落せば問題ない…という考え方も可能。
天空侵犯2巻 メイドの仮面
(2巻)
ただ思いっきりジャンプしてビルを飛び越えてくる仮面もいる。どないせえっちゅーねん(笑)

この仮面から逃れる方法が唯一だけある。それが「自分から飛び降りる」こと。あくまで仮面たちの目的は「追い詰める」ことだけ。最終的に命を奪うことは最優先事項ではない。だから飛び降りようとしさえすれば仮面たちは襲ってこない。
天空侵犯1巻 飛び降りを促す
(1巻)
だからフェンスが並んでるビルでは出口みたいに一か所だけ空いてる。あんな高所感を見せつけられた後の、コレ。設定が鬼畜すぎるにもほどがある。


仮面という敵のアイデア

仮面を被った敵のアイデアが面白い。

天空侵犯1巻 仮面は元人間
(1巻)
仮面を被ってこそいますが、実は元々が人間。仮面に電子コードみたいなんが記載されていて、それに操作されてる。だから『アイアムアヒーロー』のZQNではないですが、生前の習慣やクセがもろ攻撃パターンに現れる。

天空侵犯3巻 野球選手ぽい仮面
(3巻)
例えば野球選手っぽい仮面だと、野球ボールではなく砲丸の球を投げつけてくる。しかも理性のリミッターが切れてるせいか、めちゃめちゃ豪速球。ただ野球のルールにも縛られてる故、バッターボックスに立ったように装うとデッドボールを狙ってくることはない。

前述のメイドさんや、他にも肉屋さんが登場。特に肉屋は何となく想像つくと思いますがヤバイw

でも仮面に操られているということは、その仮面がバトルの中で傷つくと、人間を制御するパワーが若干弱まる。そうすると、ある程度自分で動いたり喋ったりすることが可能になる。肉屋だと飛び降りようとすることとか関係なく、どんどん襲ってくるw

だからバトルで勝利すると、その仮面たちが次の展開につながるヒントをくれる。理不尽なこの世界の秘密を暴露してくれる。基本的に操作されてるだけなので、誰も他人を襲いたくはない。徐々に世界観も明らかになっていき、新しい鍵を手に入れてストーリーを進めていく王道RPGのような展開に飽きない。

ただ、そんなウイルスや不具合を抱えた存在を放っておくわけがない。
天空侵犯3巻 仮面同士のバトル描写1
(3巻)
傷がある仮面を他の仮面たちがどんどん襲ってくる。

天空侵犯3巻 仮面同士のバトル描写2
(3巻)
仮面同士のバトル描写も圧巻。やはり強いもの同士なので、ある意味やりたい放題。でも仮面に傷ができたとしても、基本的には人間を襲うアルゴリズムに変更はないので可哀想っちゃ可哀想(;´∀`)

天空侵犯4巻 スナイパー仮面と新崎久遠
(4巻)
そして遂には仮面と人間がコンビを組むということも。画像のスナイパーの仮面は重要な人物。本城ゆりの兄と因縁を抱えてるなど、仲間になりそうだけど敵か味方かあやふやな立ち位置がそそる。また画像に写る女子高生の新崎久遠も「神」に近い人物らしい。

ちなみにストーリーの軸としては、無数にある仮面の中に「神になれる仮面」があるそう。それを探し当てるみたいな展開。


総合評価・評判・口コミ


『天空侵犯』の感想レビューをまとめると、1巻を読んだ段階から面白かったですが4巻になってもまだ面白い。

高所感も上空からの景色を単に描いただけじゃなく、キャラクターのリアクションや表情、落ちそうになる体の向きや動作、それらの総合的なバランスの上に成り立ってる恐怖感。場所的には成約が多いものの、ハラハラした展開や恐怖感を倍増させてくれる。

また主人公・本城ゆりの前向きっぷりが素敵。「へこたれへん!」というポジティブさに好感が持てる。そして高所という設定ゆえに、スカートがハラハラ舞って丸見えのパンティラというオマケも(笑)

天空侵犯2巻 本城ゆりの仲間・ニセ
(2巻)
5巻につながる展開としては、本城ゆりの仲間・ニセが本城を救うために仮面を被る。果たして、ニセの選択が吉と出るのか凶と出るのか?!という、めちゃめちゃ気になる部分から。

『刃牙道』5巻6巻のネタバレ感想。作者は板垣恵介。少年チャンピオン(秋田書店)で連載中の格闘漫画。

あらすじ

言わずと知れたバキシリーズの第四弾。主人公は範馬刃牙。徳川が墓から掘り出した遺体のDNAを使って、なんとあの剣豪・宮本武蔵を現代の世に復活させる。しかも、その宮本武蔵が相当強い。

刃牙道5巻6巻では愚地独歩と烈海王が宮本武蔵と戦います。その結果はいかに?

愚地独歩を倒すのは朝飯前でんがな

前巻では宮本武蔵が警官をボコボコにする。結果追いかけられるんですが、そこは徳川の人脈で事なきを得る。ただその直後に徳川邸に帰ってくると、宮本武蔵はお腹ペコペコ。そして、そこで偶然待っていたのが愚地独歩。ここから二人のバトルが始まる。

刃牙道5巻 愚地独歩VS宮本武蔵1
(5巻)
最初、宮本武蔵は愚地独歩を徹底的に挑発。「この人なら飯を食べる前でも構わんよ」。まさに朝飯前宣言。

刃牙道5巻 愚地独歩VS宮本武蔵3
(5巻)
愚地独歩の空手の所作を見た時には「空手とはさしずめガキの遊びといったところか」と挑発。「なァ!」と愚地独歩自身に同意を求めてくるところが究極的に不遜。

刃牙道5巻 愚地独歩VS宮本武蔵2
(5巻)
思わず愚地独歩も「なんだぁ?てめぇー!」と激ギレ。相変わらずイカツイ表情の独歩。単なる体術でも愚地独歩は宮本武蔵に完敗するものの、敢えて挑発。「アンタの最大にミスは真剣を持って立たなかったことだ」というセリフに宮本武蔵は承知。そこで国宝級の刀「國虎」を使い、宮本武蔵は愚地独歩と戦う。

刃牙道5巻 愚地独歩VS宮本武蔵4
(5巻)
案の定結果は目に見えてるわけですが、まさかの愚地独歩が真っ二つ!?!?

刃牙道5巻 愚地独歩VS宮本武蔵5
(5巻)
…かと思ったら、キレテナーイツ!カミソリのCMが思い出されるほどのキレテナーイ具合。

これは単に刃を押し当てただけ。カッターナイフでもそうですが、実は刃先を押し当てるだけでは紙やモノは切れない。あくまで鋭い刃先を下へ振り下ろした時の摩擦熱でモノが切れる。

愚地独歩は徳川に対して「斬られるより痛ぇ」と後で述懐するものの、それを語る愚地独歩の背中が小さく切ない。心臓が止まるってレベルじゃねーぞ、っていう体験ですからね。というか、独歩の顔面には刃が押し当てられた跡が残ってるのが無様すぎて切ないw

まあスピンオフの『バキ外伝 拳刃』では佐部京一郎に対して、愚地独歩はギリギリ辛勝。佐部は『刃牙道』でも登場するんですが、宮本武蔵に戦う前から敗北済み。そりゃ愚地独歩ごときが宮本武蔵に叶うはずもありませんでした。

烈海王との激突!武器解禁!

そして次の相手は烈海王。例の東京ドームの地下闘技場で、まずは宮本武蔵と顔合わせ。実際に戦うのは数日後。

刃牙道5巻 烈海王VS宮本武蔵1
(6巻)
ただあまりの迫力・闘気を放って近づいてくる宮本武蔵。もはや空間や風景が歪んでるしw

刃牙道5巻 烈海王VS宮本武蔵2
(6巻)
その強烈な殺気に思わず烈海王は足が出るものの、それを範馬刃牙の時と同じようにキッチリ掴む宮本武蔵。この直後どうなったかというと、まさかの義足が折れる。宮本武蔵の振り下ろす力がハンパないのは、3巻4巻のレビューを参照。

刃牙道6巻 烈海王VS宮本武蔵4
(6巻)
そして地下闘技場では初の武器解禁。おどろおどろしい武器ばっか。

刃牙道6巻 烈海王VS宮本武蔵5
(6巻)
烈海王はクナイみたいな飛び道具を無数に装備。これをチャラっと投げまくるも、宮本武蔵はどんどん斬り落としていく。ムチャクチャなバトルが始動!…という展開で7巻へ。烈海王の死亡フラグがビンビン!

刃牙道6巻 烈海王VS宮本武蔵3
(6巻)
ちなみに烈海王は例の老師と一緒に宮本武蔵対策として、例え斬られたとしてもタコのように交わす練習済み。ざっくり言うと、剣の軌道に合わせて体をよじらせる。まさにこれぞ「キレテナーイ」状態。

ただ普通に後ろに飛んで避けた方が良くね?…と思ったのはナイショ。

総合評価

愚地独歩の噛ませ犬っぷり、完敗っぷりが見事。『バキ外伝拳刃』でも主役として数々の難敵を撃破してきましたが、ここまで無様な負け方を描かれるとひたすら清々しい。烈海王との戦いでも、これまでのバキシリーズでありそうでなかった「武器」による格闘がどういう描かれ方をするのか?

これまでのバキシリーズでは小細工というか、正々堂々と戦うよりも、まずは大げさな表現ありき。それがどうしてもコメディーや見下した笑いに繋がってる部分も多かったんですが、宮本武蔵に限ってはひたすら王道。シンプルに「スゲー!」と思えるのが良い。刃牙道最新7巻は8月7日に発売予定。



◯展開★3.5◯テンポ★4.5
◯キャラ★4.5◯画力★4
◯全巻大人買い★
◯おすすめ度…90点!!!!

少年マガジン2015年36・37号怪談企画
少年マガジン36・37号のネタバレ感想。もうすっかり8月ということで怪談ネタ。『サイコメトラーエイジ』の安童夕馬や『天空侵犯』の三浦追儺など有名原作者が、色んな作画とコラボするっていうやつ。ただ原作者は別にホラーに定評がある方ではないのが少し心配。

僕たちの百物語

原作は『サイコメトラーエイジ』などの安童夕馬、作画は堀内厚徳。『ベイビー・ワールドエンド』という作品を描かれている方のようですが、残念ながら知らず。

主人公は少しヤンチャな高校二年生。現在でもありがちですが、日夜盗んではないバイクで走り出す。ただ好きだった女の子が、ある朝、バイクを乗らずに徒歩で学校へ行こうと言う。でも校門をくぐると、彼女はいなかった。そして、朝の会で彼女が交通事故で亡くなっていたという訃報が入る。

後に分かったことですが、通学するために乗ろうとしていたバイクは反目してた不良にブレーキを故障させられてた。つまり彼女が自分の命を救ってくれた…というオチ。

扉絵で「史上最恐」と謳ってた割に、全然怖くはない。しかも、この体験談をネットに投稿したという体。自分が好きだった女の子が死んだのに、そんな軽はずみなことをする?っていう。そこまで面白くはなかった。

みちがえる

原作は『神さまの言うとおり』などの金城宗幸。作画は上条明峰。『コードブレイカー』を描いてるそうですが、こちらも知らず。

主人公は学校の教師。一見するとイケメンで優秀っぽい。クラスの空気は良くなって、実際に生徒たちの成績なども「みちがえる」ように上昇?
みちがえる 少年マガジン36・37号
(少年マガジン36・37号)
ただ生徒たちが何故か粘液ヌルヌルのカエルにさせられてた…というぶっ飛んだ話。そして最期には完全にカエル化して、それを教師が食べちゃう。何故か教師は教師で、巨大な大蛇だったというオチ。

ホラー漫画はこういうぶっ飛んだネタがたまにあるっちゃありますが、さすがに奇をてらいすぎ?

ユメ負い

ラストは『ユメ負い』。原作は『天空侵犯』の三浦追儺、作画は『我間乱』の中丸洋介。残念ながら、こちらも作画の人は知らず。

主人公は普通の高校生ぐらいの男の子。
ユメ負い1 少年マガジン36・37号
(少年マガジン36・37号)
ただ夢の中に突如、スーツを着た謎の男が現れて、自分の妹やクラスメイトたちの首をギュイ~ンと引き千切ろうとする。この謎のスーツの男のルックスがヤバい。あくまで夢なので実際に引き千切られたわけではないものの、リアル世界では首を吊って亡くなってしまう。

結果的に、男の子の夢には謎の男は登場してこない。一瞬良かったと読者としてホッとしたかと思いきや…
ユメ負い2 少年マガジン36・37号
(少年マガジン36・37号)
でも「今は誰か別の人間の夢の中に現れているのかもしれない…」と、こちらにコイツを投げかけられて終わる。いやコエーよ!今日寝れネーよ!(笑)

絵的な怖さも含めて、終わり方も良かった。『ユメ負い』だけが唯一の及第点といった感じ。正直残りの2作品は怖くて震えることはなかった。

[まとめ買い] いぬやしき
『いぬやしき』2巻のネタバレ感想。作者は奥浩哉。イブニング(講談社)で連載中のSF漫画。


獅子神という悪魔

主人公は犬屋敷壱郎という60歳手前のオジサン(ただし見た目は完全なお爺ちゃん)。ただある日、ひょんなことから宇宙人と思しき未確認生物に、自分の肉体をロボットに改造されてしまう。その犬屋敷が次々と悪者を倒していく…みたいなマンガなんですが、犬屋敷と同時にロボットに改造されてしまった人物がもう一人いる。

いぬやしき2巻 獅子神ヒロ5
(2巻)
それが獅子神ヒロ(漢字はメンドーなので省略)。不登校気味の友達のために動く正義感の強そうな高校生。ただその正義感が向かう方向が間違ってる。

いぬやしき2巻 獅子神ヒロ1
(2巻)
カラスを撃ち落としてみたり、自分が手に入れた強力なパワーが向かう矛先が明らかに弱者ばかり。神戸の元少年Aの過去もそんな感じだったんではないでしょうか。ちなみに元少年Aが書いた『絶歌』はレビュー済み。

いぬやしき2巻 獅子神ヒロ2
(2巻)
心なしか、犬屋敷の中身よりも強そうなロボット武装は気のせいか。そして、この獅子神と主人公・犬屋敷がいずれ相まみえるという展開。


獅子神ヒロの暴走!

獅子神が2巻では大暴走。あらすじではカラスを撃ち落としてましたが、これはまだ軽い方。

いぬやしき2巻 獅子神ヒロ3
(2巻)
見ず知らずの他人の家に上がり込んでバンバンバン。SMAPの歌にそんな歌詞がありましたが、獅子神に容赦が全くない。獅子神にやられるのが、本当に「普通の人」。

いぬやしき2巻 獅子神ヒロ4
(2巻)
お母さんの次は、子供とお風呂に入ってるお父さん。これまた「普通の人」。何の抵抗もしない上に、子供を身を挺して守ろうとする。そんな「普通の人」たちを獅子神はまさに一家全員、ドリフ大爆笑ではないですがバンバンバン。想像以上にグロい状況かも。

いぬやしき2巻 獅子神ヒロ5
(2巻)
この直後に「ああ生きてる…俺生きてる感じがする」というセリフを爽やかな表情で吐く。ちなみに冒頭に貼った獅子神の画像がこれ。まさに外道!鬼畜の所業!ただ前フリとしては最高。


犬屋敷との邂逅!

残念ながらこの2巻の段階では本格的なバトルや衝突はないものの、獅子神と犬屋敷は初めて出会う(厳密にはロボ化される直前に同じ場所にいた)。

いぬやしき2巻 犬屋敷と獅子神1
(2巻)
獅子神は獅子神に襲われた家族の悲鳴が聞こえる。そこで急いで駆けつけようとするものの間に合いそうにない。そこで車内で一人「止めろ!」と叫ぶものの虚しく響く。

いぬやしき2巻 犬屋敷壱郎3
(2巻)
殺戮を気軽に楽しむ獅子神とは異なり、犬屋敷の弱者や小動物を助ける言動や救った時に見せる涙が対比的に描かれてる。

そして犬屋敷は無事辿り着いたものの、時既に遅く一家は全員死亡。獅子神は家族の生き残りだと思って、結果的に犬屋敷は少し返り討ちに合う。
いぬやしき2巻 犬屋敷と獅子神
(2巻)
ただ再び立ち上がっての、獅子神を睨む姿は凄みがある。嵐の前兆のようなゾワゾワ感しかない。既にレビュー済みですが3巻ではまだ二人は戦わない。4巻でようやく犬屋敷を追い詰めていく?みたいな展開に。

いぬやしき2巻 獅子神の友達・直行
(2巻)
それを手伝うのが獅子神の友達・直行(チョッコー)。この直行が不登校気味だった生徒。獅子神が元気付けようと見せてくれた数々の犯罪に、直行は強い違和感しか抱かない。友達だからこそ獅子神を止めようと動く。


総括

犬屋敷と獅子神のキャラクターのギャップ感が良い。4巻を読む限り、獅子神が母親を悲しませたことに罪悪感を芽生え始めて、展開としては二人が戦うのかやや微妙な情勢になったのかも。

いぬやしき2巻 集団的自衛権
(2巻)
そういえば獅子神が前述の家族に押し入った時、流れてたニュースが集団的自衛権。安倍ちゃんが強引に閣議決定したやつ。作者・奥浩哉的には安倍晋三と獅子神を重ね合わせて、暗に批判してるようにしか見えなくて笑ったw

ちなみにいぬやしきは面白い漫画なのかという考察記事はアップ済み。

『亜人』4巻のネタバレ感想。作者は桜井画門。goodアフタヌーン(講談社)で連載中のバトル漫画。


佐藤たちの反乱

不死の存在・亜人。人間と見た目は同じではあるが、その特徴から世間では虐げられていた。そこで亜人たちによる反乱を企てているのが、佐藤という亜人。同じ亜人たちを集め、徹底的な武力闘争を今まさに起こそうとしていた。


中野功という新たな仲間

佐藤は亜人たちを集めて計画を話すものの、亜人は基本的に人間。当然良心の呵責もあれば、善悪の基準もある。佐藤に賛同できない亜人もいた。

亜人4巻 中野功1
(4巻)
その一人が、中野功という青年。もう一人妻子持ちのオッサンの亜人がいたものの、佐藤たちに捉えられる。この時のオッサンと中野のやり取りが地味に熱い。オッサンをモブにしておくのがもったいないぐらい。

亜人4巻 中野功2
(4巻)
中野功が無事逃げおおせるものの、この時の高所感がハンパない。『天空侵犯』のそれを彷彿。思わず股間がキュッとなる。

亜人4巻 中野功3
(4巻)
佐藤たちから逃げられたものの、今度は日本政府から追い回される中野功。この時もやたら落ちまくる。電線が自重で千切れて、ムチのようにしなる場面もヤバイ。つか、電線ってマンションのこんなに近くに設置されてたっけ?

亜人4巻 永井圭と中野功
(4巻)
とりあえず中野功は、主人公・永井圭と遭遇。中野功は佐藤たちの凶行を止めようと話を持ちかけるものの、永井圭は痴呆気味の老夫婦の家に孫と偽って過ごしてた。当然、永井圭からしたらそ大人しくそこで永住してたい。

結果的に二人はバトル。永井圭の方が亜人としてのバトルの経験が豊富なので、中野功を監禁してしまう。永井圭の不死である状態を活かしたバトルも、そこそこ見れます。

最終的に二人は手を組んで、佐藤たちに立ち向かう。
亜人4巻 永井圭の白状
(4巻)
でも相変わらず永井圭は合理主義者。もっと言えば、冷徹主義。一方、中野功は情に厚くて人間的。ただオツムはてんでダメなアホ。もはや無鉄砲とも言える性格ではあるものの、二人の性格が対比的に描写されてる。ただ永井圭の必要以上の合理主義は、実は「人間的である」という前フリにしか見えませんが。


佐藤の暴虐が止まらない

そして再び佐藤。中野功には逃げられてしまったものの、特に計画には支障がない。じゃあ佐藤が一体どんな計画を実行しようとしたかというと、飛行機を街中にぶち落とす!言葉にしただけでもスーパークレイジー!

でも普通の想像力だったら、そのままビル群あたりにドーン!って感じですが、佐藤の発想は一つ上を超えてる。
亜人4巻 佐藤の飛行機テロ2
(4巻)
「飛行機を街中にぶち落とす」という言葉通りの意味で、そのまま垂直にドーン!ビルに飛行機の影ができてるのがリアル。一見すると芸術作品のような美しさとは反して、状況的にはこれ以上ない緊急事態。そのギャップ感がえぐい。

そして飛行機がドーンと衝撃が加わった直後、燃え盛る落下現場から笑顔で「スリル満点」と言いながら、再び登場する場面がヤバイ。

こいつはハナから亜人の権利とか興味が無いことがよく分かる。ひたすら破壊を楽しんでるだけ。田中も薄々とは気付いているものの、佐藤に付いていくだけ。実はテロの無意味さやバカらしさを問うてる作品なのかも知れない。

亜人4巻 佐藤の飛行機テロ1
(4巻)
佐藤がコックピットに乗り込んでいく描写やその過程も地味に見ものです。黒い幽霊を使って武器類を持ち込むんですが、まさに「志村ー!上!上!」状態。

亜人4巻 黒い幽霊はアドバンス
(4巻)
ちなみに黒い幽霊の正式名称は「アドバンス」と呼ぶそう。

総括

『亜人 4巻』の一つの肝としては中野功の登場。

亜人4巻 戸崎と曽我部
(4巻)
あとは主人公・永井圭と対立していた厚生労働省の亜人対策課の戸崎が、逆に厚生労働省のお偉いさんに狙われてるという立場に。このこともキッカケに永井と戸崎が佐藤打倒のために距離を縮めていくことになります。

ただ見所は飛行機描写。旧ブログでも記事化した部分でもありますが、一見すると「普通?何が問題なの?」と思えるほどに自然。でも、そのおかげであとから恐怖感がジワジワ来る。ちなみに5巻のバトル描写は更に激しく、佐藤 VS 50人のSAT隊員のバトルは圧巻。

ちなみに亜人が面白いかの考察レビューはアップ済みなので、あとでおヒマなら。