バズマン。

健全な漫画のネタバレ感想ブログ。基本的に面白いマンガだけレビューしてるつもり。

【スポンサーリンク】

『ミッドナイトブルー』のネタバレ感想をレビュー。作者は須藤祐実。掲載誌はFEELS COMICS。出版社は祥伝社。ジャンルは少女コミックの短編マンガ。絶賛AmazonのKindleなどでもダウンロード購入・無料で試し読み・立ち読みが可能です。

とりあえず今回も『ミッドナイトブルー』が面白いマンガなのかつまらないのか考察してみました。


あらすじ物語 ストーリー内容


楕円状の軌道を描く火星の公転周期は2年。つまり約2年に1回程度地球と接近する。

時代は2003年8月。火星が地球に十何年かぶりに近付いた日。天文学部だった高校生3年生の蓮見は友だち3人とある約束をする。それが「高校を卒業しても2年に1度は集まって火星観測をしよう」というもの。

ミッドナイトブルー ミッドナイトブルー1
(ミッドナイトブルー)
しかし、この約束をした2日後、蓮見が大好きだった友達の一人・みのるが交通事故で帰らぬ人となってしまう。そのまま約束は流れることはなく、おそらく鎮魂の意味も込めて再び3人は2年後の2005年に集まった。

ミッドナイトブルー ミッドナイトブルー2
(ミッドナイトブルー)
ただ何故か、みのるの霊がひょっこりと登場。「さてどこにいるでしょう?蓮見がうらやましがるとこだったりして?」と笑顔でムダに元気な様子。そこから蓮見は2年毎にみのるの霊と遭遇するようになる。

果たして何故みのるが2年毎にしか現れないのか?みのるが残した発言の意味とは?


ページが青みがかってる


ミッドナイトブルーとは、色の名称。日本語に直訳すると「真夜中の青」という意味。ほぼ黒色に近い黒みがかった青色らしい。ミッドナイトブルーの由来は、中国の明朝期時代の陶磁器にこぞって使われた青みがかった上薬から来ているとのこと。

だから画像を見ても分かるようにページも青みがかってる構成になります。自分の場合は電子コミックなんですが、おそらく紙コミックでも同様のはず。



ミッドナイトブルーは全7話の短編漫画


ただこの「ミッドナイトブルー」は一つのストーリーにすぎない。『ミッドナイトブルー』は冒頭でも少し説明したように全7話の短編漫画。

ミッドナイトブルー 箱の中の思い出
(ミッドナイトブルー 箱の中の思い出)
他にも「箱の中の思い出」では、ある男性教師が早朝に気付くと、見知らぬ可愛らしい女性が部屋にいた。どうやら一夜を共にはしてないものの、女性はどこがで見覚えがある声。果たして、男性教師と女性はどういう関係性があるのか?

ミッドナイトブルー 夢にも見たい
(ミッドナイトブルー 夢にも見たい)
「夢にも見たい」では、ある男性アナウンサーに恋い焦がれる女子高生のストーリー。特に男性アナウンサーが美術に関する解説番組をこのんでチェックしていた。

しかし突如として、その番組が打ち切りへ。一方的に別れを告げられたに等しい、女子高生は「電波も液晶も飛び越えて会いたい」と思いを更に募らせていく。

ミッドナイトブルー 夢にも見たい2
(ミッドナイトブルー夢にも見たい)
その願いがかなったのか絶望に打ちひしがれる女子高生が、ある日、男性アナウンサーに出会う夢を見る。突然のことに、自分の思いを伝えなければとパニクる女子高生。そこでポツリと出た一言が実は…というオチ。

ミッドナイトブルー 今夜会う人
(ミッドナイトブルー 今夜会う人)
「今夜会う人」は、あるサラリーマンがどこにでもありそうなバーに立ち寄ったところからストーリーが始まる。バーテンの女の「目つき」がかつて出会った不思議な女の子を彷彿とさせた。そしてサラリーマンは過去の出来事を全て話すものの、まさに狐につままれたようなオチが待ってる。

ミッドナイトブルー 花が咲く日
(ミッドナイトブルー 花が咲く日)
「花が咲く日」は植物園で働くオンナに高校生が恋をする話。

植物園で働くオンナは高校生の兄が好きだったが、その兄は植物の研究をするため世界に旅立った。しかし8年も何の音沙汰もなし。完全に失踪か。そこで高校生の次男が「あの枯れた竹を見るのは止めろ」とオンナに告白したものの…というある意味残酷なオチが待ってる。

ミッドナイトブルー 白い糸
(ミッドナイトブルー 白い糸)
ある大学の先輩(♀)と後輩(♂)が卒業後、5年ぶりに再会したシーンからストーリーが始まる。

後輩のオトコは先輩のオンナが好きだったものの、全く相手にされてなかった。しかし後輩は何故か先輩の居場所を発見するのが得意だった。そして再び現在出会った二人は…。

ミッドナイトブルー ある夫婦の記録1
(ミッドナイトブルー ある夫婦の記録)
「ある夫婦の記録」はお金持ちの夫婦のストーリー。何故かダンナが家中に隠しカメラを設置して、常に奥さんを監視。しかも奥さんは奥さんでそれを許容するだけではなく、ダンナの要求をのんで日々家の中で不倫に励む。

果たしてダンナは何故そんなことをするのか?奥さんは奥さんで不貞に走るのか?歪な二人が遠回りながらも真実の愛を見つけるというオチ。


ミッドナイトブルーの総合評価 評判 口コミ



短編マンガと聞くと、個人的にはストーリーものを作れない漫画家が逃げがちなジャンルというイメージ。でもそんな固定観念には反して、『ミッドナイトブルー』は意外と面白かった。

一話一話のクオリティーが高く、どれも続きが気になってしまう内容。一話目の「箱の中の思い出」を読んだ後でようやく『ミッドナイトブルー』が短編マンガだと気付いたほど。だから続きを読みたいという終わり方は、余韻が残る心地良い読後感に繋がってる。

設定やネタにかぶりはなくオリジナリティーがあって、全編飽きさせない。また内容もファンタジー的でノスタルジック。『ミッドナイトブルー』は青春要素もふんだんに溢れていて、そのことが余韻の残る終わり方と共に何とも言えない切なさで胸が締め付けられる。

これぞ短編マンガと呼べる短編マンガ。「新世代の叙情派ストーリーテラーが贈る傑作」と紹介されていたのも、あながち間違いではない。短編好きにもサクッとマンガを読みたい方にも『ミッドナイトブルー』はおすすめ。

きっと1話30分のドラマにもしやすそう。いずれ安倍総理や自民党をヨイショするしか能がないNHKや民放の深夜ドラマ枠あたりで実写化されるであろうと予想してみる。

『とんがり帽子のアトリエ』1巻のネタバレ感想をレビュー。作者は白浜鴎(しらはま・かもめ)。掲載誌はモーニング・ツー。出版社は講談社。ジャンルは青年コミックのファンタジー漫画。絶賛AmazonのKindleや楽天などでも無料で試し読み・立ち読みが可能です。

本屋さんだと売り切れ状態で手に入らないらしく、早くも人気の兆しの『とんがり帽子のアトリエ』。だったら電子コミックで購入しましょうって話なんですが、『とんがり帽子のアトリエ』が面白い漫画なのかつまらないのか考察してみました。参考にしてみてください。


あらすじ登場人物 ストーリー内容


世界は「魔法」であふれていた。人々は魔法の助けを借りて、豊かな生活を送っていた。しかし魔法の仕組みを知っているのは魔法使いのみ。どうやら持って生まれた人間以外は魔法を扱えないらしい。

そんな魔法使いに憧れる少女・ココが主人公。仕立て屋の娘。

とんがり帽子のアトリエ1巻 あらすじ1
(とんがり帽子のアトリエ 1巻)
ココは幼い頃、お城のお祭りである魔法使いから「魔法の絵本」を売ってもらったときから、ずっと魔法が生み出す神秘に魅入られていた。ココは魔法の絵本は未だに所有していたが、その絵本が使われることはなかった。

とんがり帽子のアトリエ1巻 あらすじ キーフリー
(とんがり帽子のアトリエ 1巻)
ある日、ココの前に現れたのがキーフリーという魔法使い。ココの母親が営む仕立て屋に布を買いにやって来た。しかも、ひょんなことからキーフリーが魔法を披露しようとする。当然、ココは大喜びでニヤケが止まらない。

ただ現実は甘くない。キーフリーは「魔法をかける間は誰も中を覗かないように」とココを含めて部屋から追い出した。もちろんココの好奇心は止まらない。キーフリーとの約束を破って、魔法をかける瞬間を覗いてしまう。

そこでココは重大な事実を知ってしまう。

とんがり帽子のアトリエ1巻 あらすじ3
(とんがり帽子のアトリエ 1巻)
実は魔法は「かける」のではなく「(魔法陣を)描く」ものだった。つまり本来は誰でも魔法が使えた。そしてココは幼い頃に手に入れた「魔法の絵本」に魔法陣を描くと、威力は小さいながらもやはり魔法が発動。

しかし「魔法の絵本」には凶悪な魔法陣も書かれていた。結果、何も知らずに発動させたココは自分の母親は石化してしまう。これを嗅ぎつけたキーフリーは魔法使いの重大な秘密を知ったココの記憶を消そうとするものの、実はココの「魔法の絵本」には禁止魔法が描かれていた可能性を抱く。

とんがり帽子のアトリエ1巻 あらすじ4
(とんがり帽子のアトリエ 1巻)
そしてキーフリーはココを自らの弟子にする。果たしてココは魔法使いになれるのか?キーフリーが追う「彼ら」とは一体誰なのか?禁止魔法とは何なのか?…といった内容の王道ファンタジー漫画になります。

だから「とんがり帽子」の意味は魔法使いの帽子を指していて、「アトリエ」とはまさに魔法使いを育成する場所を意味してる。ダサいと言えばダサい漫画タイトルではありますが。


ココのキャラクターが可愛い!!


まず主人公・ココのキャラクターが可愛らしい。多分年齢は12・3歳ぐらいの女の子と思われるんですが、その年代特有の子供らしさや無邪気さがいちいち動作に現れてる。男女問わずに好かれそうなキャラ。

とんがり帽子のアトリエ1巻 ココのキャラ1
(とんがり帽子のアトリエ 1巻)
例えばココが最初魔法を使えた瞬間だと、喜びの余りにしゃがんだり立ってみたり、ベッドの枕に頭をボフッと突っ込んでみたり、まさに天真爛漫。思わず頭をナデナデして、かっぱ寿司に連れて行ってあげたくなります。

とんがり帽子のアトリエ1巻 ココのキャラ2
(とんがり帽子のアトリエ 1巻)
他にもアガットに間違って水の魔法をぶっかけてしまったシーンでは、ココはうろたえる余りに軽くエグザイルダンス。このあと自分の服をバフンコバフンコさせてるところもカワイイ。異性を意識する年齢ではないのか、ちょこちょこ股をガバッと広げてる無防備感が好き。


魔法描写がシンプルにカッコ面白い!!


とにかく作者・白浜鴎は圧倒的に絵が上手い。それが一番効果的に発揮する場面が魔法描写。

とんがり帽子のアトリエ1巻 魔法描写 浮水滴
(とんがり帽子のアトリエ 1巻)
空気中の水蒸気を凝縮させて「飲水」を集める魔法(浮水滴)だと、水の無形感を見事に描写。それでいてキーフリーのポージング的なカッコよさも両立させてる。直後、テティアというキャラが水を注ぐ場面もリアルでヤバイ。

そもそも魔法の発想からして、地味に意外感があって面白い。浮水滴だったら、上下に金属のフタを使うだけで「水」を留めておく、っていう発想はありそうでなかった。視覚的にも幻想的で良い。

とんがり帽子のアトリエ1巻 魔法描写が面白い
(とんがり帽子のアトリエ 1巻)
個人的に一番面白いと思った魔法が浮遊魔法。画像はキーフリーですが、浮遊したい場合は靴の下に魔法陣を描き込んで、それは両足を揃えることで発動する。発想がシンプルかつ設定をしっかり活かしてる。それでいてクルンッという足の運び方など、何とも少年漫画的でカッコイイ。


コマ割りが生む圧倒的なファンタジー描写にワクワク!!!


他にもファンタジー描写も圧巻。

とんがり帽子のアトリエ1巻 幻想的な世界観1
(とんがり帽子のアトリエ 1巻)
例えば、『とんがり帽子のアトリエ』序盤で登場した羽根馬車のシーン。馬車のデザインが何ともあたたか。それでいてチープ感もない。ココが乗り出す構図も、ジブリ映画にありそうなファンタジー感にあふれてる。

特に絵が上手いだけじゃなくて、コマ割りの使い方が独創的。そおんことがファンタジーな世界観を更に広げてくれる。

とんがり帽子のアトリエ1巻 幻想的な世界観 コマ割り1
(とんがり帽子のアトリエ 1巻)
例えばダダ山脈にココが修行に行かされる場面だと、ココはコマからはみ出てる。そのことが見事な遠近感を生み出して、目の前のダダ山脈の奥行き感が更に広がる。

とんがり帽子のアトリエ1巻 幻想的な世界観 コマ割り2
(とんがり帽子のアトリエ 1巻)
他にもダダ山脈ではココが機転を利かせて空中へ飛び上がる場面だと、ココの右足がちょこっとコマからはみ出てる。そのことで「落っこちそう」な上下の空間が頭の中で無意識的に生まれてる気がします。

とんがり帽子のアトリエ1巻 ドラゴン コマ割り
(とんがり帽子のアトリエ 1巻)
最終盤では巨大なドラゴンに襲われてしまうんですが、この時も一見すると一枚絵なんですが背景に黒枠を作ることでちょっとしたコマ割り風に仕上がってる。そのことでドラゴンがよりグワッと前面に飛び出てくる立体感を生んでる。

作者・白浜鴎の画力と型にはまらないコマ割りが生むスケール感の大きい、ファンタジーの世界観に思わず読みハマる


とんがり帽子のアトリエの総合評価 評判 口コミ



『とんがり帽子のアトリエ』の感想を一言でまとめると、確かに売り切れが続出するほど面白いのもうなずける。久々に良作のファンタジー漫画を読んだ気がする。このスケール感の大きさは、まさにファンタジーの醍醐味。

また敢えて「魔法」を平凡な位置に持ってきた逆転の発想も◎。そのことで主人公・ココだけが秘めうる「特殊性」も相対的に輝く。その他の魔法使いの女の子たちも、それぞれ個性的で良い。

『魔法使いの嫁』とかが好きそうな読者はきっとハマりそう。アチラはドロっとした恋愛(悲恋)要素がメインなので読者を選びますが、この『とんがり帽子のアトリエ』は少年漫画的な要素が多くより幅広い層に受け入れやすいはず。今後はバトル描写など期待大で、きっといずれアニメ化もされるはず。

『とんがり帽子のアトリエ』はシンプルに面白いと思います。

少年ジャンプで1990年代に連載されていた競馬漫画といえば『マキバオー』。実はその後プレイボーイに移って、『たいようのマキバオー』『たいようのマキバオーW』と改題して連載が続いてました。


でもつい先日、この『たいようのマキバオーW』の連載も完結。作者・つの丸曰く、最終完結。もう二度とマキバオーシリーズは描かないとのこと。プレイボーイ時代は足掛け連載期間は10年ということで、少年ジャンプ時代よりも長期連載だったらしい。

そこで週刊プレイボーイ11号では『マキバオー』シリーズの完結を記念して、「超豪華ジャンプ作家陣がマキバオーを描いてみた」という企画が発表されました。『ONE PIECE』の尾田栄一郎や『キン肉マン』のゆでたまごなど、様々なジャンプ作家たちが自作マキバオーを寄稿していたんですが、とりわけ漫画太郎が酷かった(笑)


漫☆画太郎のマキバオー


漫画太郎 マキバオー
(プレイボーイ11号)
それがコチラ。マキバオーに似てるっちゃ似てなくもないですが、セリフがヒドい。タイミング的に全く正月関係ないし、まさかのモザイク付き。天下のプレイボーイにモザイクを貼らせたら大したもんですよ。

しかも漫☆画太郎のプロフィール説明も泣ける。画像だと少し読みづらいですが、後半に「現在はコミックバンチにてミトコンペレストロイカを連載していたが今月で打ち切られ、現在無職」と書かれてある。今このタイミングで言う必要ある?なんという悲しいお知らせwww

隣のいつもの漫☆画太郎風の絵柄と合わせて読むと、更に泣けてくる。他にもきっと馬の体は描けないから顔だけにしたのでしょう。


うすた京介のマキバオー


ということで、ここからは漫☆画太郎以外のマキバオーも確認しておきたいと思います。合計13人のジャンプ作家陣が寄稿してるので、テキトーに何人かをピックアップしてみた。

うすた京介 マキバオー
(プレイボーイ11号)
まずは『セクシーコマンドすごいよマサルさん』などで有名な、うすた京介。しれっと現在連載中の自分のキャラクターも登場させてますが、しっかり顔の作りはつの丸風でリスペクト。


宮下あきらとゆでたまごのマキバオー


宮下あきら マキバオー
(プレイボーイ11号)
続いて『魁!!男塾』の宮下あきらも自分のキャラクターとコラボさせてますが、そこは画風を合わせず。宮下あきらの方がつの丸より大先輩でしょうから、当然といえば当然か。宮下あきらの絵柄で描かれるマキバオーも、ある意味新鮮です(笑)

ゆでたまご マキバオー
(プレイボーイ11号)
続いて『キン肉マン』のゆでたまごも、やはり自分のキャラクターとコラボ。意外と世界観がピッタリか。でも時間がなかったのかなんなのか、何故か白黒。


森田まさのりのマキバオー


森田まさのり マキバオー
(プレイボーイ11号)
『ROOKIES』などで有名な森田まさのりのマキバオーは、とにかくリアル。特に歯と歯茎のリアル感がハンパない(笑)


村田雄介のマキバオー


村田雄介 マキバオー
(プレイボーイ11号)
ワンパンマン』などで有名な村田雄介のマキバオーも、少しリアル。でもチソチソだけはリアルに描けなかった模様。


地獄のミサワのマキバオー


地獄のミサワ マキバオー
(プレイボーイ11号)
地獄のミサワのマキバオーに至っては、清々しいほどヘタクソ。何故後ろ足だけ長いんだと。若干猫背気味な風貌も含めて、ひたすら気持ち悪い。

同じギャグ漫画家の中では、麻生周一や大石浩二や増田こうすけもマキバオーを描いてます。


岸本斉史のマキバオー


岸本斉史 マキバオー
(プレイボーイ11号)
『NARUTO』で有名な岸本斉史のマキバオーは躍動感に溢れてる。一番短時間で描いたんだろうなーと思わせますが、一番上手いかも知れない。強いて言えば、岸本斉史のマキバオーやつの丸に対するメッセージが入ってないのは難か。


尾田栄一郎のマキバオー


尾田栄一郎 マキバオー
(プレイボーイ11号)
ラストは『ONE PIECE』で有名な尾田栄一郎のマキバオー。しっかり尾田栄一郎の絵柄も残ってて、マキバオーがちょっとした悪魔の実の能力者風に見えるのが良い。そう考えたら、前述の岸本斉史の絵柄は良くも悪くも没個性的。やっぱりさすが世界の尾田栄一郎である。

『ゴールデンゴールド』1巻2巻のネタバレ感想をレビュー。作者は堀尾省太。掲載誌はモーニング。出版社は講談社。ジャンルは青年コミックのサスペンスホラー漫画。絶賛AmazonのKindleや楽天などでも試し読み・立ち読みが可能です。

どっかで見たことがある作者名だなぁと思ってたら、堀尾省太といえば『刻刻』の作者。その『刻刻』は「ガチで面白いおすすめ人気漫画BEST100」でもランキング入りさせました。当然、その作者・堀尾省太が作った漫画とあれば期待せざるを得ません。

ということで『ゴールデンゴールド』が面白いかつまらないか簡単に考察してみました。この記事タイトルにもあるように結論から書くと、割りと面白いです。


あらすじ登場人物 ストーリー内容


舞台は広島県にある寧島(ねいじま)という離島。民宿こそあるものの、かなり人口は少ない過疎地域。しかも民宿と言っても、単なる小じんまりした商店。過去10年の間に宿泊客はゼロ。寧島は観光客すらほとんど訪れる島だった。

主人公は早坂商店の孫娘・早坂瑠花(はやさか・ルカ)。来年に受験を控えた女子中学生。寧島出身ではなかったが、いろいろあって寧島に住む祖母の家に引っ越してきた。

早坂ルカは「相手のオーラ」を読み取る不思議なチカラを持っていた。そのチカラのせいで相手の感情や偏見が読み取れてしまうため親友が少なかったが、何の偏見もなく接してくれる及川(おいかわ)だけはオーラを気にせずフツーに接することができた。早坂ルカはそんな及川のことが大好きだった。

ゴールデンゴールド1巻 あらすじ 早坂 フクノカミ1
(ゴールデンゴールド 1巻)
ある日、早坂ルカは海辺で奇妙な「木彫りのお地蔵」みたいな物体を拾う。さしずめ呪いの人形かミイラかといった不気味さをたたえてる。明らかに気色が悪いにも関わらず、何故かそれを持ち帰ってしまう早坂ルカ。

ゴールデンゴールド1巻 あらすじ 早坂 フクノカミ2
(ゴールデンゴールド 1巻)
そして家に帰るとさっそくゴシゴシ。ただ何度洗ってもヌメリが取れない。挙句の果てには強力な洗剤を使ってゴシゴシ。もう嫌な予感しかしてきませんが、処分に困った早坂ルカは翌朝、島唯一の神社の壊れた祠に奉納することにした。

そこで早坂ルカは目をつぶって大好きな及川のことを願う。実は及川は高校進学と同時に大阪へ引っ越すことが決まってた。小さな離島とはいえ、寧島には高校はあった。ただ及川は大のオタクだったので、大阪の日本橋にいつでも行けるのはまさに念願の夢。

早坂ルカはこれをなんとか阻止するために、「寧島にでっかいアニメイトが立ちますように」と願った。もちろんトンデモな妄想。我ながらアホらしいなと思いながらふと目を開けると、何故か早坂が置いたお地蔵らしき物体が消えている。

ゴールデンゴールド1巻 あらすじ 早坂 フクノカミ3
(ゴールデンゴールド 1巻)
ただ立ち上がった瞬間、早坂ルカの目の前にはヤツがまさかの蘇生。慌てて逃げる早坂ルカは、そのまま学校へ登校。当然友達に話しても信用してくれない。ただ及川だけは少し話に乗っかってくれた。愛しの及川への恋心も相まって、早坂ルカは少し安堵の中、帰路についた。

しかしが、しかしである。

ゴールデンゴールド1巻 あらすじ 早坂 フクノカミ4
(ゴールデンゴールド 1巻)
まさかの祖母とフツーに仲良く晩酌してたーーー!!!

すっかり親戚のオッサンのように家族面してるヤツは、実は福の神(フクノカミ)らしき存在。そのため神の力を使ってるのか、島民の大半はフクノカミを「小さいオッサン(お客)」にしか見えない。でもこの神通力は寧島出身以外の人間には通用しないので、早坂ルカなどは騙されてない。

ゴールデンゴールド1巻 あらすじ フクノカミ
(ゴールデンゴールド 1巻)
だからフクノカミが店番しているだけで、早坂商店には次々と客が舞い込んで気付けばレジの中は札束でいっぱいになっていく。そして早坂商店の祖母を中心として、過疎だった島がどんどん発展していく。

ゴールデンゴールド2巻 あらすじ 祖母
(ゴールデンゴールド 2巻)
ただお金に無頓着で優しかった祖母の性格が変貌。コンビニやスーパーマーケットなど色んな事業の拡大にひたすら邁進。そして見事に成功を収めていく。まさにフクノカミさまさま。しかしながら寧島は小さい島ながらも既得権益層がいた。

早坂の祖母とフクノカミがもたらす莫大な富と財は次第に「混沌」や「あつれき」を生み出していく。お金を儲けることは正しいのか悪なのか。果たしてフクノカミの目的とはなんなのか。フクノカミは神なのか悪魔なのか。

『ゴールデンゴールド』の内容は、さながらホラーテイストを含んだサスペンス漫画になってます。


最凶フクノカミがとにかくヤベェwww


『ゴールデンゴールド』の見所は、やはり「フクノカミ」という謎のキャラクター一点に尽きると言えます。

ゴールデンゴールド1巻 フクノカミ 自転車
(ゴールデンゴールド 1巻)
あらすじでは説明を少し割愛しましたが、蘇生したフクノカミは当然追いかけてくるんですが、これがめっちゃ速い。お前、その細い足でどんだけの脚力を秘めてんねん(笑)

早坂ルカもとっさのことすぎて言葉が出てこない。敢えて吹き出しを作るとしたら「や、や、やだぁーー」みたいなところか。

ゴールデンゴールド1巻 フクノカミ ETパロディー
(ゴールデンゴールド 1巻)
最終的に早坂ルカの自転車カゴにフクノカミが入るものの、これ完全に映画『E・T』。ちょっとした感動的なシーンですらある。

ちなみにネタバレしておくと、このまま自転車が防波堤にぶつかってフクノカミことF・Kだけが海に落っこちてしまう。でも学校から帰宅すると、前述の食卓に囲んでた場面につながります。

ゴールデンゴールド1巻 フクノカミ 肺活量パネェ
(ゴールデンゴールド 1巻)
しかもフクノカミはフツーに食事するんですが、例えば水の飲み方がめっちゃ気持ち悪い。舌を伸ばしてコップに浸けたと思ったら、その舌をキュッと巻いて吸い上げる(笑)

お前、どんな肺活量やねん。いやストロー的なもんだから、そこまで肺活量いらんのか。

ゴールデンゴールド1巻 フクノカミを拝みだす
(ゴールデンゴールド 1巻)
そしていつの間にか、早坂の祖母は次第にフクノカミを拝みだす。祖母はフクノカミを「客人扱い」してるにも関わらず、明らかに矛盾した行為。そういう疑問すら抱かせないほどの洗脳をかけてる。でも何故フクノカミはこんなお祈りをさせてるのか?

ゴールデンゴールド2巻 フクノカミの不敵な笑み
(ゴールデンゴールド 2巻)
この拝む行為・お祈りする行為がフクノカミにどんどんエネルギーを送ってるらしい。この時のフクノカミの表情が悪人丸出しwwwそしてフクノカミを拝むのは祖母だけじゃなく、次第に島民全員にまで拡大していく。

ゴールデンゴールド2巻 フクノカミ 召喚
(ゴールデンゴールド 2巻)
挙句の果てに、フクノカミは海から巨大な攻撃力がハンパなさそうなモンスターまで召喚する。もう完全にコイツ、ラスボスですやんwww

ゴールデンゴールド2巻 フクノカミ化した祖母
(ゴールデンゴールド 2巻)
早坂ルカは違和感を感じつつも気付けば、祖母の顔がフクノカミに見え始める。いやもはやフクノカミ化しつつある祖母。フクノカミが寧島全体を支配し始める。誰かフクノカミの悪行を止めてくれwww


ゴールデンゴールドの結末がどうなるのか考察してみた


じゃあフクノカミの目的は何なのか。果たして『ゴールデンゴールド』は一体どう完結するのか。そこで勝手に結末がどうなるか平凡な予想をしてみました。

結論から書くと、やはりバッドエンドなオチしか見えてこない。あんなうさん臭い表情したフクノカミがハッピーエンドをもたらす訳がない(笑)

ゴールデンゴールド1巻 江戸時代のフクノカミ
(ゴールデンゴールド 1巻)
『ゴールデンゴールド』1話目を読むと既に答えような結末が伏線として書かれてる。実は江戸時代にもフクノカミが降誕して寧島を栄えさせた。ただ栄えた結果、寧島の住民ほぼ全員が侍らしき男にミナゴロシ状態。侍の刀に血が付いてないので、もしかすると住民同士によるもの?

とにかくフクノカミが寧島に過去もたらしたものは、結果的に不幸のみ。だから明らかに嫌な未来しか見えてこないにも関わらず、どこか一縷の望みを抱いてしまう不思議。その原因は「お金」という魔物

ゴールデンゴールド2巻 早坂ルカ
(ゴールデンゴールド 2巻)
例えば前述のように早坂ルカも意中の及川のため、寧島にオタク向けの書店やショップを開設したいと本気で考えてる。フクノカミに恐怖心を抱きつつも、内心では祖母が莫大な富を得ることに期待感も抱いてる。

でもバッドエンドで終わってもストーリー的に面白くないので、おそらく主人公・早坂ルカが迷いながらもフクノカミに対峙して血みどろの結末が起きないように戦うんだと思います。黒蓮という女小説家と共に「寧島出身者ではない」という設定も活きてくるはず。

果たして早坂ルカは及川を取るのか、お金を取るのか。お金がもたらすのは幸せか破綻か?きっと「お金がなくても幸せは得られるやでぇ」的な結末か。


ゴールデンゴールドの総合評価 評判 口コミ



『ゴールデンゴールド』は今のところ面白い。

とにかく序盤の引きが上手い。まずフクノカミのキャラクターが良い。神様なのか悪魔なのか正体不明感にドキドキハラハラ。おそらく悪魔に近い存在なんでしょうが、それ故に合法的にジワジワと寧島の支配を広げていく様が恐怖。

また展開に関しても得た富を効果的にイヤらしく使って更に富を得ていくなど、むしろどんどん成功しかしない。でも結果的に待ってるのは「破綻」の未来しか見えないギャップ。この先が見えそうで見えない、相反するゴール設定とストーリーに引き込まれる。

この奇妙キテレツな世界観や不思議な設定を、漫画という「カタチ」に仕上げてること自体がある種すごい。展開の運び方などもさることながら、作者・堀尾省太の技術力の高さがうかがえます。きっと多くの漫画家はこういうシュールなマンガを描きたいはず。でも大半は画力や構成力のなさから途中で挫折しがち。

『ゴールデンゴールド』や前作『刻刻』も然り、こういう面白いコンテンツを読めるのはマンガだけだよなーとつくづく。その前作と同様に、『ゴールデンゴールド』も内容的にはきっと10巻程度で完結するはず。下手に先延ばしがないという点で、『ゴールデンゴールド』は買い揃えやすいと思います。

『しあわせゴハン』のネタバレ感想をレビュー。作者は魚乃目三太。掲載誌はグランドジャンプ。出版社は集英社。ジャンルは青年コミックのグルメ漫画。

今回も『しあわせゴハン』が面白い漫画かつまらないコミックか、簡単に考察してみたいと思います。AmazonのKindleや楽天などでもダウンロード購入・無料で試し読み・立ち読みが可能ですので、このネタバレ感想をテキトーに参考にしてみてください。


セリフ皆無の一話完結オムニバス形式


『しあわせゴハン』にあらすじはなく、一話完結のオムニバス形式のグルメ漫画になります。一話あたりのページ数は10ページちょっとと短め。そして『しあわせゴハン』で一番特徴的なのが、この記事タイトルにもあるように「セリフが皆無」ということ。

しあわせゴハン1巻1話1
(しあわせゴハン1話)
例えば『しあわせゴハン』1話目の登場人物は、中年のサラリーマン。満員電車に揺られながら通勤。吊革をつかんでるだけでも運が良いのかも知れない。トボトボと駅からの帰り道、思い出されるのは上司や取引先から怒られたこと。せつねぇぜ。

そこでふと目に止まったのがラーメン屋。このサラリーマンは離婚後、女房子供に出て行かれて台所には未洗浄のままの食器類。ヘトヘトに疲れた今、やはり自炊する気力がない。手軽に食べられるラーメン屋に吸い込まれないはずがない。

しあわせゴハン1巻1話2
(しあわせゴハン1話)
ビールいっぱいグイッと片手に出てきたのは、なんとも美味そうな中華そば。「これやでこれ。これを待ってましてんがな」と言わんばかりに、サラリーマンの眼鏡はキラリンチョ。スープをレンゲでいっぱい掬って飲めば、

しあわせゴハン1巻1話3
(しあわせゴハン1話)
あとはガムシャラにすする!!全てのストレスを発散するかのようにすするだけ!!!すしらーめんSUSURU.TV!!!

そしてサラリーマンは空っぽのラーメン鉢を後にして帰宅。最後は強面のラーメン屋のオヤジが、サラリーマンの過去や悲哀を見通してたかのようにニカッと笑う。セリフがないならないなりに、キャラクターの背景やドラマが読み取れるのが面白い。


泣かせてくれるストーリーが多め


特に『しあわせゴハン』は泣かせてくれるストーリーが一貫して多め。

しあわせゴハン1巻2話1
(しあわせゴハン2話)
例えば2話。上京したばかりと思しきOLさん。再配達で受け取った荷物は、実家で作った大量のジャガイモ。おそらく北海道出身か。

しあわせゴハン1巻2話2
(しあわせゴハン2話)
だからジャガイモは蒸して、そのままバターと塩コショウでパックリ食べるのが一番。このホクホク感がたまらないですよね。

しあわせゴハン1巻2話3
(しあわせゴハン2話)
OLさんがハフハフしながら食べると、思い出されるのはやはり家族のこと。決してジャガイモが熱いから泣いてるわけじゃない。そしてトドメに「たまには家に帰ってらっしゃい」という母親からの手紙。更に涙に拍車がかかる。

わずか10ページ足らずのボリュームで色んなドラマが見えてくる。

しあわせゴハン1巻9話
(しあわせゴハン9話)
『しあわせゴハン』9話だと、10代のときはどうしようもない不良だった息子が、大人になったら少し遅まきながらもしっかり社会人として働き出す。そこで初給料を使って、年老いた両親に奮発してお寿司をごちそうする。

この画像一枚だけでも背景のドラマが伝わって泣けてきます。

しあわせゴハン1巻5話
(しあわせゴハン5話)
この画像だと一コマだけですが、この表情だけで胸が詰まってくる。果たして、このお爺さんが抱える背景にどんなドラマがあったのかは実際に『しあわせゴハン』をごらんください。

しあわせゴハン1巻14話1
(しあわせゴハン14話)
個人的に一番グッと来たのが最後の14話。どうやら仲睦まじい中年夫婦のようなんですが、実は意外な仕掛けが伏線として張られてる。構成力の高さに舌を巻きました。

しあわせゴハン1巻14話2
(しあわせゴハン14話)
もう少しネタバレしておくと、ダンナが帰ってくるとテーブルの上でうたた寝してる奥さん。当然料理は作られてない。そして何故かいつも奥さんは笑顔でダンナが食べてる姿を眺めてるだけ。果たしてこの理由は?…という泣けるオチが待ってます。


しあわせゴハンの総合評価 評判 口コミ



どっかの感想記事を読んで触発されてレビューしましたが、『しあわせゴハン』は意外と面白かった。「セリフ無し」という奇抜な試みに挑戦してるものの、その試みが見事に成功。むしろ吹き出しって邪魔だなー…とすら思えてしまう。

作者・魚乃目三太の絵柄が素朴だからこそ、内容の純真さがしんみり素直に伝わってくる。漫画タイトル通り、テーマを「しあわせ」にしぼってるので読後感はどれもいい。

そしてストーリー性だけではなく、意外と料理もちゃんと美味しそう。個人的に一番ヨダレが出たのが、『しあわせゴハン』6話の男が冬空の下でかきこむカップラーメン。これはマジで美味そうだった。グルメ漫画としてもしっかりおすすめできる。

『ねこったけ!』1巻から3巻のネタバレ感想をレビュー。作者は灘谷航。掲載誌は少年サンデーS増刊。出版社は小学館。ジャンルは少年コミックの動物漫画。絶賛AmazonのKindleや楽天などでもダウンロード購入・無料で試し読み・立ち読みが可能です。

今回も『ねこったけ』が面白いかつまらないか簡単に考察してみました。


あらすじ物語 ストーリー内容


主人公は山田小春(やまだこはる)。どこにでもいる女子高生。毎朝登校していると少し気になる人物がいた。

ねこったけ1巻 あらすじ
(ねこったけ 1巻)
それが同じクラスメイトの富士健祐(ふじけんすけ)。やはりどこにでもいる男子高校生だったが、何故か毎朝学校とは異なる方向へ寄り道。気になって気になってしょうがなかった。

ある日、山田小春は思い立って富士を尾行するとスマホを片手にあちこちパシャパシャと撮影していた。どう考えても完全なる不審者。もはや盗撮犯。

ねこったけ1巻 あらすじ2
(ねこったけ 1巻)
そこで富士をとっちめると、スマホの中には野良ネコの写真ばかり。まさかの単なる猫馬鹿だった。富士の家族は全員猫アレルギーのため、家でネコを飼うことができなかった。そこで野良ネコを観察していた。

ねこったけ1巻 あらすじ3
(ねこったけ 1巻)
『ねこったけ』の内容は、この富士が根古屋仁(ねこや・じん)という毛糸玉一つで野良ネコ全匹をあやしてしまうネコマスターに弟子入りすることからストーリーが始まる。


猫ちゃん描写は極めて上手いwww


『ねこったけ』はとにかく猫ちゃん描写が上手い。とにかく上手い。

ねこったけ1巻 猫描写2
(ねこったけ 1巻)
例えば左足で首筋をかいてる場面だと、ダラッとしてる残りの手足の感じが上手い。そして、この気持ちよさそうな表情。

ねこったけ2巻 猫描写4
(ねこったけ 2巻)
人間に首元をもふもふされてる表情は、まさに恍惚。

ねこったけ2巻 猫描写
(ねこったけ 2巻)
子猫ちゃんがバンザイしながらスヤスヤと眠ってる場面も思わず笑ってしまいます。手足に力が入ってない底抜けの脱力感が素敵。

ねこったけ1巻 猫描写3
(ねこったけ 1巻)
他にも眠ってるシーンだと「ごめん寝」も面白い。リアルの猫ちゃんも実際こんな風に寝ることってあるんですかね?無防備感がハンパない(笑)

ねこったけ3巻 猫描写
(ねこったけ 3巻)
子猫ちゃん同士がじゃれ合ってるシーンも思わずホッコリ。ネコの手足の感じが絶妙。

ねこったけ2巻 猫描写2
(ねこったけ 2巻)
主人公・山田小春が飼ってるセントバーナードに出くわしたネコちゃんが、思わず後ずさりする瞬間も上手い。

ねこったけ1巻 猫描写
(ねこったけ 1巻)
富士が大好きな野良ネコ・タマ子が怒った瞬間の「逆立った毛」など、意外とデフォルメもしっかり効果的に働かせてるのが良い。

ねこったけ3巻 猫描写2
(ねこったけ 3巻)
ラストは水にびっしょり濡れて体積が3割4割ほど減ってしまった、悲壮感たっぷりの猫ちゃんで締めくくりたいと思います。垂れた耳と悲しそうな視線が笑ってしまいます。


ねこったけの総合評価 評判 口コミ


ねこったけ!(1) (少年サンデーコミックス)
灘谷航
小学館
2016-04-15

ということでラストの総括。『ねこったけ』が猫好きにおすすめできるかというと、単純にネコ描写だけ読むならおすすめ。

でも逆に言えば、それだけ。前述の『ねこったけ』のあらすじを読んでもらったら少し分かるように、基本的にどうでもいい展開がメインになります。ネコを中心としたノホホンとした日常マンガではなく、むしろ内容はコテコテのギャグ漫画

良くも悪くも「架空のマンガ物語」を作ろうとしてるせいで、かえってネコが主人公になりきれてない。ノホホンとしたネコと世界観が絶妙にマッチしておらず、ネコ描写の上手さが悪い意味で浮きだってる。これだけ画力があれば、個人的に淡々と猫描写だけ描くだけで十分。その内容のなさがマッタリした世界観を勝手に構築してくれるので、結果的に「マンガとしての面白さ」に繋がったはず。

ただ『ねこったけ』1巻2巻程度であれば、一度は読んでみても損はしないはず。もしギャグ展開が特に気にならないってことであれば、継続して4巻5巻と購入すればいいと思います。

『きょうのキラ君』全9巻のネタバレ感想をレビュー。作者はみきもと凜。前作『近キョリ恋愛』を描いてた人。掲載誌は別冊フレンド。出版社は講談社。ジャンルは少女コミックの恋愛漫画。絶賛AmazonのKindleでもダウンロード購入・無料で試し読み・立ち読みが可能です。

2017年2月に『きょうのキラ君』が実写映画化されたらしい。主役は中川大志とかいう人。そこで原作であるこの恋愛漫画が面白いのかつまらないのか考察してみました。『きょうのキラ君』を購入する時の参考にでもしてください。

面白い人気おすすめ漫画ランキングには入れてませんが、結論から書けば『きょうのキラ君』は男でもキュンキュン泣けちゃう恋愛漫画。


きょうのキラ君のあらすじ物語 ストーリー内容


主人公はどこにでもいる女子高生・岡村ニノン。いつも教室の隅っこにいる根暗なぼっち少女。

きょうのキラ君1巻 あらすじ 岡村ニノン
(きょうのキラ君 1巻)
特にいつも肩に鳥の剥製を乗せてることもあって、誰も声をかけたがらない。そのため影で付けられてる岡村ニノンのアダ名もそのまま「鳥女」。探せばホラー漫画のタイトル名にありそうですが、友達は一人もいない。

この岡村ニノン家の隣には、同じクラスのイケメン不良の吉良ゆいじの家があった。当然正反対の二人は話したことは一度もなかったが、ニノンの部屋からは吉良が夜な夜な美女を連れ帰ってる光景を目にした。思わずドキドキ。

そこでニノンの母親から衝撃的なことを耳にする。

きょうのキラ君1巻 あらすじ 岡村ニノン2
(きょうのキラ君 1巻)
心臓の病で「吉良ゆいじの余命があと1年」であることを。子供同士は接点がなくても、さすがに両隣の家ということで親同士の交流はある。ニノンの両親から学校で吉良ゆいじの様子を少し注意してみてくれと頼まれる。

当然ニノンは信じられなかったが、そのことがキッカケで学校で岡村ニノンと吉良ゆいじは次第に話すようになり、少しずつ距離が縮まっていく。ただ一方で、吉良は自暴自棄になってか学校で孤立していく。

きょうのキラ君1巻 あらすじ 吉良ゆいじ1
(きょうのキラ君 1巻)
理由はやはり「死にたくない」から。吉良は一人でいても孤独を感じる。でもクラスメートと一緒にいても、ますます孤独感だけが募っていく。四六時中襲ってくる絶望的な寂しさと恐怖から、どうしていいか分からずに戸惑っていた。

この吉良ゆいじの涙を見て、思わず岡村ニノンは「自分と同じ」と共感を抱く。

きょうのキラ君1巻 あらすじ 吉良ゆいじ2
(きょうのキラ君 1巻)
そして岡村ニノンは「私がずっとそばにいてあげます。あなたが死ぬまでなんと言おうと一人にさせません」と前髪をバッサリ。吉良ゆいじに寂しい気持ちはさせないと、365日一緒に生きていこうと誓い合う。

果たして全く正反対の二人が同じ時間を共有し合うことで、一体何を見出すのか。岡村ニノンは吉良ゆいじの生きる希望になれるのか…みたいな内容の恋愛漫画。


ニノンという名前の由来


ちなみにニノンという名前はかなり独特。作者が独自で創作したのかと思いきや、意外にもれっきとした由来があるらしい。

具体的には、ニノンの意味はフランス語の「織物」。「人生はたくさんの人と出会う。まるで織り重なる糸みたいに繋がり合っていく」という意味を込めて命名された。何故フランス語なのかというと、ニノンの母親がフランス系日本人だから。

中島みゆきの「糸」が地味に結婚式場のBGMなどで流行っているので、そこに作者・みきもと凜は着想やインスピレーションを得たのでしょうか。結婚式などで呼ばれると、絶対誰か一人・一グループは熱唱しやがります。


吉良ゆいじが見せる「男の涙」がキュンキュン泣ける!


少女漫画といえば、やはりイケメン主人公がメイン。この『きょうのキラ君』の場合は、吉良ゆいじがそれ。例えば、女の子(岡村ニノン)に対して強気に攻める定番なシーンはきっと女子ウケが良さそう。

きょうのキラ君2巻 強気な吉良くん
(きょうのキラ君 2巻)
「私にどうこうしたいと思える男がいるとは思えない」とスネる岡村ニノンに対して、吉良は背後から近寄って「残念。少なくともオレはできるね」とニノンの首筋にチュッとする。あらすじでは割愛しましたが、序盤から吉良は無理やりキスを迫ってる。

こういう軽はずみな行為ができるのは、あくまで岡村ニノンのことを「友達」として見てるから。吉良ゆいじが「死ぬまでにしたいこと」の一つに「岡村ニノンと友達になりたい」を挙げてたことからも明らかなように、女性としては本気で見てなかった。

ただ友達として接していくことで徐々に恋心が目覚めていく。厳密には最初から恋心はお互いの中であったんでしょうが、友達から恋人に変わっていくプロセスが割りと自然。少女漫画にありがちな「安っぽさ」みたいなんは少ないかも知れない。

きょうのキラ君2巻 吉良のタトゥー1
(きょうのキラ君 2巻)
吉良ゆいじは自暴自棄だったため、背中には大きなタトゥー(入れ墨)が彫られてる。さすがに高校生ということで少し無理があると思うんですが、そこら辺は華麗にスルーしましょう。『きょうのキラ君』に対するツッコミは別記事でレビュー済み。

きょうのキラ君2巻 吉良のタトゥー2
(きょうのキラ君 2巻)
それ故に「自分みたいな不良が今更他人と仲良くなろうなんて手遅れ」と後悔してる。でも、そんな吉良ゆいじの隣に寄り添っているのはいつも岡村ニノン。吉良ゆいじにとっての心の支え。

一方で吉良ゆいじは吉良ゆいじで、だからこそ岡村ニノンの支えになりたいと願う。例えば、吉良のために学園祭の催し物を出そうと懸命に動くものの、結果的に失敗に終わった。吉良ゆいじにとっては「最後の学園祭」になるかも知れない。

きょうのキラ君2巻 岡村ニノン 吉良
(きょうのキラ君 2巻)
そこで後悔の涙を流す岡村ニノンに対して、吉良ゆいじは「ありがとう。欲しかったものは得た気がするからもういい。でもお前が笑ってくれなきゃ意味がない。だから笑ってニノン」と微笑みかけてる場面。男でもグッと来ます。

きょうのキラ君4巻 ニノンは生きる意味
(きょうのキラ君 4巻)
そこでいつしか気付くと、吉良ゆいじの中では「生きる意味」とまで言わしめるほど岡村ニノンの存在が大きくなる。吉良ゆいじがちょいちょい見せる「男の涙」が切なく、思わずつられてこっちも泣きそうになる。

一見すると強そうな男が見せる弱みに女子はきっとキュンキュンできるはず。その弱さに共感できるというか、男読者からしても「吉良の弱み」は嫌な感じはしない。

きょうのキラ君7巻 吉良 笑顔
(きょうのキラ君 7巻)
吉良ゆいじの優しい笑顔もギャップ感で素敵。


岡村ニノンが可愛らしい!!!


岡村ニノンというキャラクターも良い。とにかく吉良ゆいじのために献身的に動いてくれるのが、ひたすら健気。

きょうのキラ君1巻 岡村ニノンのど根性
(きょうのキラ君 1巻)
例えば、あらすじ後、ニノンがクラスでイジメの標的にされそうになったので、再び吉良は不良グループに戻る。でも、それを察したニノンは直接吉良を奪還しに行く。もう胸熱。

「虹」という表現は、吉良ゆいじが「虹みたいに毎日が鮮やかに感じられる日がオレにも来んのかな」とポツリと前につぶやいたセリフに対するアンサー。

きょうのキラ君3巻 岡村ニノン 誕プレ 絵本
(きょうのキラ君 3巻)
吉良の誕生日に自作の絵本をプレゼントしたシーンも泣けました。ニノンはニノンで吉良と接することで人間として、女性として成長していく展開は読んでて心地良い。

岡村ニノンはネクラ少女という設定ですが、フツーに可愛らしい。男の急所を意外とグサッと突いてくる。

きょうのキラ君2巻 岡村ニノン1
(きょうのキラ君 2巻)
例えば、吉良に対して「どうやら私はキラ君がいないとさびしいみたいだ」と照れながら言ってみたり、

きょうのキラ君5巻 岡村ニノン 矢作零
(きょうのキラ君 5巻)
吉良と仲が良い矢作零という少女が現れた場面では、「気にします。わたしだってやきもちくらい焼きますからね」とポコッと殴ってくる。でも「ふてくされてる」んだけど、しっかり可愛い。少年誌の恋愛漫画家こそ学んで欲しい表情。

他にも、二人が付き合いだした初日。吉良は学校の屋上でそっけない態度をとがめられると、「少しでも手を出したら止まらなくなると思って我慢してるだけ」と説明。

きょうのキラ君5巻 岡村ニノン テレ顔
(きょうのキラ君 5巻)
それに対して「へへっ。キラ君カワイイ」と照れながらもニタリ顔。女性キャラがふとした瞬間に上位に立つ演出は意外と嫌いじゃありません。

ここまでで気付いた人もいそうですが、これまで友達がいなかったせいかニノンは喋り方が少し独特。それもつまらない悪ノリに終わっておらず、キャラクターとして生きる演出として効果的に働いてる。

きょうのキラ君6巻 デフォルメ 岡村ニノン
(きょうのキラ君 6巻)
ちなみに『きょうのキラ君』ではキャラクターがちょいちょいデフォルメ化されてて、これが可愛らしい。一応ジャンルは恋愛漫画に設定してますが、結構笑える部分も『きょうのキラ君』では多い。

きょうのキラ君5巻 デフォルメ 吉良
(きょうのキラ君 5巻)
吉良ゆいじのデフォルメもやっぱり可愛らしい(笑)


最終回・最終話の結末はキラが死ぬ?


ということで、最後は『きょうのキラ君』の最終回の結末。

きょうのキラ君6巻 吉良 最終回 死にたくない
(きょうのキラ君 6巻)
吉良ゆいじは岡村ニノンと付き合うことで、徐々に「好き」という気持ちが募っていく。その反面として「死に対する恐怖」が同時に募っていく。

きょうのキラ君7巻 最終回
(きょうのキラ君 7巻)
残酷にも吉良の病状は確実に少しずつ悪化して、ついには学校で倒れてしまう。一応、一命は取り留めるものの、吉良の命の期限は確実に迫っていた。そこで吉良ゆいじはアメリカでの心臓手術に踏み切る。

そして最終回で吉良ゆいじの命は…というオチ。吉良の結末こそストーリーの核心部分にあたると思うので、さすがに『きょうのキラ君』最終話のネタバレは避けたいと思います。『きょうのキラ君』の実写映画でも、きっと同じオチが待ってるはずです。

きょうのキラ君8巻 最終回 死ぬ前に結婚式
(きょうのキラ君 8巻)
吉良の死が確実に迫っている中、ニノンがサプライズで結婚式を開く。「約束してください。絶対死なないって」と涙ながらに訴える場面は泣けます。こんなセリフを本人に言っても仕方ないものの、それでも言う以外にニノンは何もしようがない無力さが泣かせます。

きょうのキラ君6巻 インコの先生
(きょうのキラ君 6巻)
ちなみに『きょうのキラ君』の最終回では、インコの先生も絡んでくる。冒頭のあらすじでは鳥の剥製と書きましたが、普通に生きてる。マブダチだからこそ毎日インコを連れ歩く。でもニノンが好きだからこそ、画像のようにちょいちょい厳しいアドバイスをすることもある良いキャラ。

強いて言えば、最終回までの展開は「幸→悲→幸」よりも「悲→幸→幸」の方が読後感は良かったはず。最後のオチはやや説明くさく、インコがメインっぽく終わってる(いいところ取り)のは残念かも知れない。


きょうのキラ君 全9巻の総合評価 評判 口コミ



『きょうのキラ君』はオトコでもキュンキュンできちゃう恋愛漫画。主人公・岡村ニノンの表情にやられてしまう。吉良を支えることでニノンが人間的に成長していく様も読んでいて気持ち良い。作者・みきもと凜は絵が上手く、絵柄にクセがないのも少女漫画としては評価が高いポイントではないか。

きょうのキラ君6巻 矢部
(きょうのキラ君 6巻)
また恋愛だけではなく、矢部とのクダリでは「友情」も描写されることで男読者が読んでも泣かせてくれる。ややBLテイストが強い描写は気になりますが、病気もテーマにしてるからこそ男でも共感できる部分も多い。

この「恋愛」と「病気」という二大泣かせる要素だけに割り切って展開させてることで、ストーリーも下手に脱線しないので非常に読みやすく、読み味も良い。よくある恋愛漫画だと変にイベントを起こして話を引き伸ばしたりしますが、内容は過不足なくテンポ感も◎。

全9巻にギュッと凝縮されてることでキュンキュンしっぱなし。小中学生でも集めやすいボリューム感は、まさに絶妙。多少ツッコミこそ入れましたが基本的に欠点らしい欠点はなく、『きょうのキラ君』はフツーにおすすめの恋愛漫画だと思います。

『裁判長!ここは懲役4年でどうすか』全13巻のネタバレ感想をレビュー。作者は北尾トロ(原案)と松橋犬輔。掲載誌はコミックバンチ。出版社は新潮社。ジャンルは青年コミックのエッセイルポ漫画。AmazonのKindleや楽天などでもダウンロード・試し読みが可能です。

裁判長ここは懲役4年でどうすか1巻 取材
(裁判長 ここは懲役4年でどうすか 1巻)
ざっくり言うと、リアル裁判を傍聴した北尾トロ原作の著書をコミカライズした漫画。ただ、その原作の発行部数は70万部だか80万部超えと大人気。随分前に『裁判長!ここは懲役4年でどうすか』が実写ドラマ化もされたらしい。

そこで今更感はありますが、『裁判長!ここは懲役4年でどうすか』全巻まとめて面白いかおすすめか考察してみました。結論から書くと割りと面白くて、つい先日ランキング化した「ガチで面白いおすすめ漫画100選」にも選びました。


あらすじ物語 ストーリー内容


主人公は北尾太郎。28歳のしがないサラリーマン。業務用エアコンの営業マンをしている北尾太郎は、毎月、霞が関の裁判所のエアコンのメンテナンスを行うのが日課だった。そのため裁判に関するウワサや情報をよく耳にしていた。

そのためどこか内心興味を抱いていた北尾太郎は、ある日ふと交通事故裁判(業務上過失致死罪の裁判)を覗いてみる。裁判と聞くと「つまらないイメージ」しかなかったが、実際は違った。

裁判長ここは懲役4年でどうすか1巻 あらすじ 交通事故加害者
(裁判長 ここは懲役4年でどうすか 1巻)
何故なら、被告人の男はまさかの「ドクロマークの服装」を着用。思わず北尾太郎は「全然反省してないやんけ」と心の中でツッコミ。誰が見ても誠意を感じさせない雰囲気から、北尾太郎は全くの第三者なのに何故か冷や汗。

ただ被害者とされるバイクのドライバーは信号無視をしてた。また被告人がスピードを出した時間帯も、基本的に自動車の通行量が少ない早朝。確かに被告人に同情の余地を残す部分があるものの、やはり「不注意は僕だけの責任じゃない」という空気がプンプン。

裁判長ここは懲役4年でどうすか1巻 あらすじ 交通事故加害者2
(裁判長 ここは懲役4年でどうすか 1巻)
もちろん、その原因はやはりドクロマークの服装。北尾太郎からしてみたら「誠ニ申シ訳なナク思ッテマス」とドクロマークが機械的に事務的に話してるようにしか聞こえない。当然、裁判の結果はシロート目からも明らかに思えた。

裁判長ここは懲役4年でどうすか1巻 あらすじ 交通事故加害者3
(裁判長 ここは懲役4年でどうすか 1巻)
でも実は被告人は不器用なだけだった。単に深刻な反省を示す態度を表に出せない、不器用な今時の青年がそこにはいた。被告人は裁判後に被害者遺族に対して、必死に駆け寄って深々と頭を下げる。ドクロマークに別に悪意はなかった。

裁判では反省を演技で示すものもいれば、その逆もいる。自分はスズキ・ジムニーのフルモデルチェンジ情報などを扱った自動車ブログ「くるまン」も絶賛運営してることもあって特に思いますが、交通事故は起こしたくても起こすものじゃない。最近でこそ重大な人身事故は減少しますが、それでも誰にでも裁判所に立つ可能性はある。

無反省の被告人の態度振る舞いがどう判決に影響するのか。亡くなった被害者や遺族の人生も含めて、目の前で一人の人生が決まっていく緊張感。テレビではろくに報じられない、弁護士の一挙手一投足、検察官のギリギリと被告人を追い詰める論法、その両者の丁々発止の法廷バトル。

それらを野次馬根性で楽しめる面白さが裁判にはあった。そして主人公・北尾太郎は裁判の傍聴に完全にハマってしまう。まさに法廷で繰り広げられる様々な人間ドラマのトリコになってしまい、それからは次々と他の裁判も傍聴。

だから『裁判長!ここは懲役4年でどうすか』はリアル裁判をモチーフにした内容の漫画になります。


何故「懲役4年」というタイトルなのか?


作中で語られていたかは覚えてませんが、何故『裁判長!ここは懲役4年でどうすか』というタイトルなのか。もっと言えば、何故「懲役4年」である必要があるのか?別に懲役2年でも8年でもいい。大げさに煽るのであれば懲役30年だっていいはず。

個人的に推察すると「執行猶予が付くのが懲役3年まで」だから。ニュースで見聞きする「執行猶予」は、実は懲役4年以降の刑では与えることができない。例えば「懲役10年執行猶予3年」みたいな判決は出せない。

だから求刑4年は刑務所に入るか入らないかの、ちょうど境界線とも呼べる求刑の重さ。まさに「人生の分かれ道」みたいなんを表現した漫画タイトルだと思われます。


ガチ裁判の中身をそのまま漫画化


ガチ裁判をネタにしてるだけあって、まさに「事実は小説より奇なり」と思わせるエピソードがてんこもり。

裁判長ここは懲役4年でどうすか3巻 100kg以上の覚醒剤
(裁判長 ここは懲役4年でどうすか 3巻)
例えば、ヤクザが被告人のケース。やはりというか、まさかというか傍聴席はヤクザさんたちで満員。でもよく見ると、黒いスーツとカジュアルなスーツの二種類がいる。

実は被告人は新潮組・組長で、100kg以上のシャブを密輸したという罪で逮捕起訴された。ただ新潮組は番地組傘下の小さい組。当然そんな大罪を犯すことはできるわけがなく、シャブもその番地組の組長から命令されただけ。

だから黒いスーツは新潮組の組員で、裁判そのものの印象を良くしようとスーツで決め込んでる。逆にラフな格好(?)の番地組は、新潮組が下手なことをしゃべらないように圧力をかけてる。

もちろん新潮組の組長は仁義を重んじて何もしゃべらず。結果、何も裁判では明らかにされず。まさに「仁義あり戦い」。テレビのニュース番組では報じられませんが、きっとリアルの裁判は強面ヤクザさんたちが傍聴席に集結しているのでしょう。警察は何をやってるんだって話ですが(笑)

裁判長ここは懲役4年でどうすか4巻 窃盗 居座る
(裁判長 ここは懲役4年でどうすか 1巻)
他にも画像の窃盗犯のケースは笑った。見た目のうさんくささから、主人公・北尾も「完全に現行犯だ」と決めつけ。

でも、この被告人は実際かなりすごい。何故なら部屋に押し入って物色してると、被害者とばったり遭遇。フツーであれば逃げればいいものの、この被告人はそのまま逃げずにプカプカとタバコを吸い出す。そして何本も被害者にタバコを要求する(笑)

そして弁護士はまさかの無罪を主張する。この理由はしっかりあって、そのヒントが画像の被告人が必死に無言を貫いてること。この弁護士の手法には思わずナルホドとうなってしまった。まあ現行犯逮捕ということで、さすがに裁判の結果は有罪でしたが(笑)

裁判長ここは懲役4年でどうすか5巻 ロリ1
(裁判長 ここは懲役4年でどうすか 5巻)
他にも児童ナンチャラという裁判の被告。出会い喫茶で年齢を偽った中学一年生をゲット。「ビンゴ」じゃねーよ。YouTubeでいうとピンキーの妹あたりか。

男は最終的にパコパコするものの、男の態度に怖くなって警察に逃げ込んで事件発覚という典型的なオチ。こういうケースは多分お互いに黙ってたら、事件が明るみに出ることはほとんどないはず。でも何故明るみに出るのかと言えば、やはり男が少女を諦めきれずにストーカーまがいの行為に走ってしまうからっぽい。

そのことが分かるのが弁護士が被告にした最後から分かる。弁護士はいかに被告人のロリ男が反省してるかを伝えるために、「なぜ少女と一生会わないと言えるんですか?」と訊く。フツーは「これ以上傷付けたくないから」などと答えるべき。でも男は…

裁判長ここは懲役4年でどうすか5巻 ロリ2
(裁判長 ここは懲役4年でどうすか 5巻)
彼女を愛しているからです!!」と紅潮しながら高らかに宣言する。極論すると愛したから犯罪なわけです。これを言い換えると「彼女とパコパコしたいからです」みたいなもん。絶対こいつロリ欲を我慢できねーだろというオチ(笑)

裁判長ここは懲役4年でどうすか13巻 下着ドロ
(裁判長 ここは懲役4年でどうすか 13巻)
他にも下着ドロボーの被告など、どうしても面白い裁判ということでやや下刑の犯罪が多めか。

裁判長ここは懲役4年でどうすか5巻 女優
(裁判長 ここは懲役4年でどうすか 5巻)
大人向けの女優がスカウトマンの彼氏を「ゴーカン」で告訴したケース。何がすごいのかといえば、彼氏以外と複数でHしてたにも関わらず、彼氏だけを訴えた。

もう少し具体的にネタバレしておくと、複数でプレイした後に彼女が恥ずかしがると、彼氏は「やってるの見てもらってナンボでしょ」と彼女をモノのように扱った。愛情が憎しみに変わった瞬間。そして彼氏だけを告訴した。怖いというか悲しいというか。どんな判決が下ったのかは割愛。

裁判長ここは懲役4年でどうすか3巻 主婦売春
(裁判長 ここは懲役4年でどうすか 3巻)
実は女性の被告もいる。画像は主婦売春で起訴された美人。ちなみに自分や他人に危害を加えないように基本は女性の被告はノーブラ。これを聞いた瞬間、今度小向美奈子や酒井法子が起訴されたら、絶対傍聴することを固く決意しました!!

裁判長ここは懲役4年でどうすか13巻 大人の玩具
(裁判長 ここは懲役4年でどうすか 13巻)
個人的に面白かったのが「大人向けの玩具」でチカンを働いたオッサン。前科5犯の強者。女性検察官が「何故持ち歩いていたんですか」と問い詰めると、「私は肩コリがひどくて」と真顔で応答する。まさにキングオブキングス(笑)

また犯罪をおかしたかもしれない被告人もいれば、情状証人もいる。被告人の罪を軽くするために、どれだけ被告人は良い人なのか、またこれから再犯を犯さないのか擁護してくれる人。主に情状証人をやるのは家族や友人、仕事仲間。

ただカエルの子はカエルではないですが、子供が子供なら親も親。何度も再犯して収監されてる娘の情状証人の母親がひどい。

裁判長ここは懲役4年でどうすか5巻 情状証人
(裁判長 ここは懲役4年でどうすか 5巻)
普通は具体的にどう更生させるかなどを主張する必要があるんですが、ある母親は「この子はもともといい子だからッッ!」と裁判所で泣きわめく。もともと良い子なら、何度も再犯をおかしてないだろと誰もがツッコミを入れたことでしょう。


地味な裁判が面白い理由


今更ですが、主人公・北尾太郎は作者・北尾トロの名前をモジッてる。実際の北尾トロの年齢は60代とかなりの乖離があるので、厳密にはエッセイ漫画ではない。原作の著書からして裁判に書かれてない主観や想像も多く入っていて、社会派ルポとは少し性質が異なるらしい。

つまり『裁判長!ここは懲役4年でどうすか』はリアル裁判のエピソードをモチーフにしつつも、実際には「フィクション要素」でコーティングされてる。でも、それゆえにしっかりドラマ仕立てに脚色されてることでストーリーとして読みやすく、物語として面白い。

裁判長ここは懲役4年でどうすか4巻 自殺幇助
(裁判長 ここは懲役4年でどうすか 4巻)
例えば、妻のジサツを手助けした罪で起訴された夫の裁判。いわゆる心中。この被告と妻が共に歩んできた・愛し合ってきた過去が情感たっぷりに描写される。それ故に裁判にまで至ってしまった結末が切ない。

当然、被告は心の底から愛し合った妻が亡き今、もう生きる目的はない。裁判長や傍聴人の誰もが後追いは止めてほしいと願う。でも弁護士が妻が被告に残したフリガナ付きの手紙を読むと状況は一変。

そこで被告が涙ながらに「ジサツはしません。妻の墓を守っていくことが、これから私が一生をかけてやっていくべきこと」と妻の死を前向きにとらえたことで、裁判所は涙に包まれる。きっと「リアルな描写」だけを重視したら、こういう展開は作れない。

裁判長ここは懲役4年でどうすか13巻 見え方
(裁判長 ここは懲役4年でどうすか 13巻)
果たして被告人は悪人なのか善人なのか、何か深い動機があって犯行に及んだのか、はたまた単なる遊び目的の短絡的な犯行なのか。こういう見せ方を変える手法は、リアルのノンフィクションだと不可能。


トツカとフジサワのコロし愛


裁判長ここは懲役4年でどうすか1巻 トツカとフジサワ
(裁判長 ここは懲役4年でどうすか 1巻)
フジサワとトツカの裁判はかなり衝撃的。できそこないのヤンキー・フジサワと根暗男・トツカの友情がねじれにねじれて、ある女性に凶刃が向かっていくという事件。

『裁判長!ここは懲役4年でどうすか』では基本的に被告人を特定できないように匿名で描かれるものの、多分調べたらどんな事件が出てくるかも。それぐらい特殊な事件内容。

裁判長ここは懲役4年でどうすか2巻 トツカとフジサワ
(裁判長 ここは懲役4年でどうすか 2巻)
もう少しネタバレしておくと、フジサワが全ての罪をトツカになすりつける。実際トツカに「友情」を名目に全ての犯行を行わせる。法律的には実行した本人より、その命令を下した主犯格が一番罪が重くなる。だから必死にフジサワはごまかす。

裁判長ここは懲役4年でどうすか2巻 トツカとフジサワ2
(裁判長 ここは懲役4年でどうすか 2巻)
トツカは唯一できた友達・フジサワのために黙秘を貫いていたものの、あるフジサワの行動を境に全てを白状する。まさにドラマ仕立てで読まされる。最終的にフジサワは自分の過ちに気付き、ようやく刑に服することを受け入れる。

裁判長ここは懲役4年でどうすか3巻 トツカとフジサワ
(裁判長 ここは懲役4年でどうすか 3巻)
ただ裁判官がとどめを刺すように「実に卑劣である」と断罪した場面が強烈。ハゲのくせに生意気なぐらい迫力があって、ややもすると高圧的。だからこそ溜飲を下げてくれる。作者目線でしっかり脚色してるからこそなせる。

『裁判長!ここは懲役4年でどうすか』の序盤で起きた裁判なので、もしかすると無料で試し読みできる可能性が高いので、興味があれば機会を逃さず是非一度読んでみてください。


総合評価 評判 口コミ


裁判長!ここは懲役4年でどうすか 1
北尾トロ
コアミックス
2017-02-10


『裁判長!ここは懲役4年でどうすか』全13巻の考察をまとめると、フィクションとノンフィクションが絶妙なバランスで成立してるからこそ読み物として面白い。堅苦しそうなテーマではあるものの、最後まで難なくあっという間に読める。

万引きといった小さな事件から凶悪事件まで多種多様な裁判を描写。被告がどう裁判中に更生していくかなど展開は幅広い。まさに裁判とは人生であり、生き様を写す鏡。良くも悪くも、人間の人生は面白いと思わせてくれる内容。

裁判を最初から最後まで深掘りして描かれるので、テレビや雑誌などでは知れない情報もたくさんあるので、完全なノンフィクションではなかったとしても学ぶべき点も多い。落ち目の新聞にこそ載せて欲しいような漫画。

『鬼滅の刃』1巻から4巻のネタバレ感想をレビュー。作者は吾峠呼世晴(ごとうげ・こよはる)。掲載誌は少年ジャンプ。出版社は集英社。ジャンルは少年コミックのバトル漫画。絶賛AmazonのKindleなどでもダウンロード購入・無料で試し読みが可能です。

『鬼滅の刃』1話目を読んだ時は正直どうかな?と思ったんですが、いつの間にか気付けば意外と人気漫画に入ってるような雰囲気。実際本屋でも品薄状態なのか「鬼滅の刃が売ってない」という声もあるとか。ほとんど電子コミックなどで済ませるので情報の真偽は不明。

そこで『鬼滅の刃』が面白いのかつまらないのか、おすすめ漫画なのか考察してみました。是非このネタバレ感想記事を購入する時の参考にしてみてください。


鬼滅の刃のあらすじ内容・登場人物


時代は大正の日本。まだ妖怪のたぐいが跋扈していた時代。主人公は竈門炭治郎(かまど・たんじろう)。山奥に住む大家族の長男。育った環境もあってか、鼻が良かった。

鬼滅の刃1巻 あらすじ 竈門炭治郎
(鬼滅の刃 1巻)
炭治郎の齢はまさに少年という表現が相応しかったが、父親は死に妹や弟たちが小さかったため一家の大黒柱として働いていた。炭治郎は名前の通り、主に山で切った木を炭にして売っていた。日々の生活は大変だったが、それでも大好きな家族と過ごす生活は幸せそのものだった。

ある日、炭治郎はいつものように炭を売るため街へ下山した。その日は荷物運びなど雑用の仕事も多かったため、すっかり日が暮れてしまう。夜道のなか帰宅しようとする炭治郎に、ふもとに住む知り合いのオジサンが「鬼が出るぞ。日が暮れると人食い鬼がうろつく」と警告。

もちろん炭治郎はそんな与太話は信用しなかったが、このオジサンはつい最近家族を亡くしたばかり。きっと寂しさのあまり自分を泊めようとしているんだろう。そうおもんばかった炭治郎は、仕事の疲労もあってそのまま一泊。翌朝帰ってあげることにした。

しかし現実は残酷。実際オジサンのいう人食い鬼がいた。炭治郎が帰宅すると、辺りはまさに血の惨劇。炭治郎の家族は一人残らず被害にあっていた。悲しいかな、炭治郎の妹・ね豆子(ねずこ)は鬼化。そして炭治郎を食おうと襲いかかってくる。

更には鬼殺隊(きさつたい)という、古から鬼を退治している謎の組織の隊士・冨岡義勇が登場。本来は炭治郎の家族が襲われる前に来るはずだったが、結果的に間に合わず。つまりは最悪のタイミング。鬼化した妹・ねず子の命が狙われるハメに。

ねずこがいくら鬼化したとはいえ、いくら自分を襲ってきたとはいえ、炭治郎にとっては唯一の肉親。もう何も奪われたくない。だから冨岡義勇から身を挺して守る。もちろん炭治郎はフルボッコ状態。

鬼滅の刃1巻 あらすじ 竈門ねず子
(鬼滅の刃 1巻)
ただ鬼化したはずのねず子が、地面に倒れる兄・炭治郎を必死にかばってみせた。怪我をした鬼は親を食べてでもキズを回復させようとするが、ねず子はそんな重度の飢餓状態であるにも関わらず、まずは兄の命を守る道を最優先に選んだ。まさに兄妹愛。

冨岡義勇は初めての体験だった。「こいつらは何か違う」と判断して、炭治郎とねず子は生かす。そして、妹・ねず子を人間に戻すための旅が始まる。次々と襲ってくる鬼たち。果たして炭治郎は家族の敵討ちはできるのか。

ちなみに漫画タイトル『鬼滅の刃』には、「鬼滅奇譚」や「悪鬼滅々」「鬼狩りカグヅチ」など結構たくさんのタイトル候補があったらしい。『鬼滅の刃』1巻参照。


鬼殺隊の階級・ランクとは?


『鬼滅の刃』のストーリーと設定をもう少しネタバレしておくと、主人公・竈門炭治郎はその後に鬼殺隊に入る。「蛇の道は蛇」ではないですが、やはり鬼を倒すためには鬼殺隊に入るのが最善の道ということ。

この鬼殺隊には階級・ランクがあるので、ざっくり説明しておきます。だから、この見出しは『鬼滅の刃』を一度読んだ後に見ることをおすすめします。

  • 甲は「きのえ」。乙は「きのと」。
  • 丙は「ひのえ」。丁は「ひのと」。
  • 戊は「つちのえ」。己は「つちのと」。
  • 庚は「かのえ」。辛は「かのと」。
  • 壬は「みずのえ」。癸は「みずのと」

簡単に言えば、「甲乙丙丁戊己庚辛壬癸」の合計10階級。上(左)から順番に強い順。主人公・炭治郎は新人ってことで、まずは「癸」から始まります。

少し読み方が特殊で一見すると面倒くささそうですが、語尾が実は「え」と「と」の2パターンのみ。だから「A+」「A-」「B+」…といった感じで、もしかすると大まかに5ランク程度に大別されるのかも知れない。少なくともそうやって考えた方が理解しやすいでしょう。


ねず子が意外と可愛いのに…!!


主人公・炭治郎の妹・ねず子が意外と可愛い。

ちなみに漢字で書くと「ネ爾豆子」。一番左の漢字が変換されないので平仮名でいきます。「音」や「寝」で良かったやんけ、っていう。せめて変換候補に出てくる「禰」を普通に使えよ。こういうつまらないオリジナリティは不要。

それはさておき、鬼は太陽の光に当たったら消滅してしまう。だから鬼は夜にのみ動くわけですが、ほんの少しの陽の光が当たっただけでも体が傷つくらしい。

鬼滅の刃1巻 竈門ねず子
(鬼滅の刃 1巻)
序盤、ねず子が取った手段が洞穴の中に、更に穴を掘って入る。ちょこんと感が可愛らしい。また炭治郎が「妹がモグラみたいになってしまった」と冷静に解説してるのも笑った。

その後、炭治郎は竹カゴにねず子を入れて移動するんですが、最初は頭だけツッコんでるだけのねず子も可愛らしい。ねず子はしゃべらないからこそ、こういうなんでもない仕草や動作が愛おしい。

鬼滅の刃2巻 竈門ねず子
(鬼滅の刃 2巻)
もちろん竹カゴだと陽の光は薄っすら通してしまうので、最終的に木箱に入って移動するねず子。

そしてあらすじの画像でも分かるように、この太もものパツンパツン感である。昔『すもももももも』という漫画が発売されてましたが、いずれ「ふともももももも」というねず子主体のスピンオフ漫画が発売されることでしょう。

でも、そもそも何故ねず子が木箱から登場したのか?冷静に考えると不思議な光景。兄・炭治郎は妹を守ろうとしてる。ましてや鬼化してる以上、やたらめったら世間様に見せる必要はない。

鬼滅の刃3巻 竈門ねず子
(鬼滅の刃 3巻)
結論から書くと、実はねず子もバトルに参加する(もちろん夜限定)。そして兄・炭治郎のピンチを幾度も救う。画像は鬼が投げてきた鞠を蹴り返してる場面。やはり太ももパツンパツン娘だけあってか、やたらとキック力が強い。1巻では兄・炭治郎をマウンティングした鬼の頭を蹴り飛ばしやがりますからね(笑)

だから妹・ねず子はヒロインでありつつ、ちょっとした炭治郎の武器。単なるマリオでいうピーチ姫的な守られてるだけの可愛らしいヒロイン(鬼化してるのに可愛いってのも変ですが)で終わるのではなく、積極的に展開で活躍するってのが良い。

「ヒロイン兼武器」という設定は、意外と珍しくて新しい。そして面白い。


個性的な鬼たちとのバトル描写が熱い!!


『鬼滅の刃』はバトル描写が熱い。一見すると絵が下手そうですが、しっかり見やすく不快感は乏しい。そして、しっかり見せる部分は見せてくれる。

鬼滅の刃4巻 我妻善逸
(鬼滅の刃 4巻)
例えば、我妻善逸のバトルだと動きの軌跡が丁寧で迫力がある。漫画タイトルに「刃」が付いてるだけあって、主に剣戟がメイン。この剣の軌跡も含めて、誰が誰に攻撃してるかなどハッキリ分かりやすい。意外と軌跡を描写しない漫画も多い中、実は王道バトル漫画要素たっぷり。

敵の鬼も個性的。強い鬼は血鬼術(けっきじゅつ)という能力を使ってくる。

鬼滅の刃2巻 影を出入りする鬼
(鬼滅の刃 2巻)
画像は影を出入りして攻撃してくる鬼。

鬼滅の刃4巻 糸を操る鬼
(鬼滅の刃 4巻)
こちらは糸を使って人間を無数に操って攻撃してくる鬼。

鬼滅の刃3巻 太鼓の鬼
(鬼滅の刃 3巻)
この画像の鬼は自分に張り付いた太鼓を叩くことで、家の中をどんどん回転させる。攻撃と防御の一挙両得。こちらも炭治郎の動きの軌跡が丁寧なので、何が起きているのか一目瞭然。立地を回転させながら、攻撃されるorするのを描くのは難しそう。

鬼滅の刃3巻 嘴平伊之助
(鬼滅の刃 3巻)
鬼以外の個性的なキャラクターだと、イノシシのお面をかぶった嘴平伊之助(はしひら・いのすけ)という同じ鬼殺隊のメンバーもいる。どう考えても敵にしか見えませんが、キャラクターデザインや設定が意外と飽きさせない。

鬼滅の刃2巻 竈門炭治郎の優しさ
(鬼滅の刃 2巻)
ただ鬼を倒すだけではなく、炭治郎がふと見せる優しさも思わずグッと来ます。妹・ねず子が鬼化したこともあってか、最期に消え行く鬼の手を握りながら「神様どうか、この人が今度生まれてくる時は鬼になりませんように」と祈る。その鬼の目には涙。

主人公・炭治郎のキャラが良いってのは大前提として、意外とバトルの中にこそドラマもある。


ストーリーのテンポ感が良い!!


『鬼滅の刃』はバトル描写も面白いですが、ストーリーのテンポ感も良い。

例えば、序盤の炭治郎が修行するクダリ。元鬼殺隊の剣士の鱗滝左近次(うろこだき・さこんじ)に師事する。結果的に鱗滝に見初められるまで、およそ修行の期間は約1年ぐらいの時間を要してるものの話数的には数話ほどであっさり終わってる。

『鬼滅の刃』は他の漫画だったら引っ張りそうな展開でも、割りとあっさり処理してる印象。修行のクダリは面白い山場になるのでアレコレ描写したくなるものの、確かにダラダラとページを消費する意味はないっちゃない。特に序盤ではムダでしょう。

鬼滅の刃1巻 必殺技 初期から使える
(鬼滅の刃 1巻)
だから主人公・竈門炭治郎も割りと初っ端から必殺技が使える。

鬼滅の刃2巻 鬼舞辻無惨
(鬼滅の刃 2巻)
他にも2巻の早い段階でラスボス・鬼舞辻無惨もさっそく登場させて邂逅。この鬼舞辻無惨が全鬼の頂点であり、唯一人間を鬼化する能力(血鬼術)を持ってる。『鬼滅の刃』のストーリーのゴールとも言えるキャラクター。

『鬼滅の刃』は程よい出し惜しみと、テンポが良いストーリーの消化が心地良い。


我妻善逸がなんかワロタwww


ここまでのネタバレ考察を読むと『鬼滅の刃』はシリアスな漫画に見えるかも知れませんが、合間合間にちょいちょい笑いを入れてくる。意外とシリアスな笑いは難しい。失敗するとダダずべりどころか、シリアスな空気感すら壊してしまう。

でも『鬼滅の刃』では前述のねず子のクダリ含めてその試みが成功してて、その笑いがストーリーのテンポ感に更に繋がってる好循環。作者・吾峠呼世晴の独特の絵柄と、鬼がはびこるおどろおどろしい世界観が絶妙にマッチしてる。それゆえに一般的な読者を受け付けない雰囲気を漂わせるものの、それを笑いが中和してくれてる。

特に面白いというか、ひどいキャラクターが我妻善逸(あがつま・ぜんいつ)。普段はオドオドした性格で鬼にガクブル状態。とても鬼殺隊に合格できるキャラとは思えませんが、眠るか意識を失って気絶すると途端に実力を発揮。同じ少年ジャンプの『ワンピース』にもそんなキャラクターがいましたが、前述の『鬼滅の刃』のバトル描写も参照。

鬼滅の刃3巻 我妻善逸2
(鬼滅の刃 3巻)
でも本人は気付くと鬼が倒れてるので、いつも誰かが倒してくれてるもんだと勘違い。

画像は我妻善逸が「ありがとう助かったよ~こんな強いなら最初に言っといてよ~」と、武器すら持た穴井か弱い少年に感謝で泣きついてる場面。「まさか…(プルプル)」じゃねーよ。少年の心の声も「善逸ほど頭の悪い人間に会ったことがなかった」と色々とヒドい。

しかも我妻善逸は大のオンナ好き(笑)

例えば反射神経などを鍛える修行のクダリの中で、まず先に主人公・炭治郎などは女子キャラと鬼ごっこなどを訓練してた。一方、我妻善逸だけは大きな傷を負っていたので、後からの合流。

鬼滅の刃6巻49話 善逸
(鬼滅の刃 6巻49話)
ただ我妻善逸は地獄のような特訓だと聞いていたため「話が違うじゃないか」とブチ切れる。いろいろと理不尽すぎ。いろいろと欲望をむき出しにしすぎ。この善逸の浮き沈みが激しすぎるテンションは、もはやちょっとしたホラー的な恐怖すら感じます(笑)

主人公・炭治郎と我妻善逸が初めて会った場面もヒドい。正確には鬼殺隊の試験で一度会ってるんですが、道端でたまたま知り合った女性に結婚を必死で申し込んでる。その異様な光景に思わず止めに入る炭治郎。

鬼滅の刃3巻 我妻善逸
(鬼滅の刃 3巻)
何で邪魔するんだ!お前のせいで結婚できなかったんだから責任取れよ!!」と逆ギレ。さすがに無言にならざるを得ない炭治郎。これぞ同情・哀れみの目。その後、炭治郎は真顔で「なんでそんなに恥をさらすんだ」と説得した場面は笑いました(笑)


鬼滅の刃の総合評価 評判 口コミ



『鬼滅の刃』のネタバレ感想をまとめると、無難に面白い。変に奇をてらってそうですが、意外とベーシックで王道。バトル描写もGood、笑いもキャラクターもGood。まさに鬼滅の刃は「古き良き少年バトル漫画」という表現が似合う。

余計な回り道や描写が少なく、展開にテンポ感がある。程よい出し惜しみと小気味良いストーリー消化から得られる読後感はしっかり充実。あっさりとして読みやすいが故に勢いもあって、マンガから長く離れてる人ほど『鬼滅の刃』を読んで欲しいと思わせる。そしたらマンガ熱みたいなんが再燃するかもしれない。

『鬼滅の刃』というか作者・吾峠呼世晴は絵が下手なんではなく、絵柄が独特なだけ。それさえ気にならなければしっかり万人受けする内容であり、「もっとこうしたらいいのに…」という欠点は個人的に少ない。

『鬼滅の刃』はおすすめ面白いマンガBEST100にこそピックアップしてませんが、それでも注目の成長株であることは言うまでもないか。下手に10巻20巻と続く前に早めに鬼滅の刃を買っといた方が、将来的にアレコレどうでもいいことで悩まないはず。

C-HR vs ストツー リュウ
つい昨日、トヨタのコンパクトクロスオーバー「C-HR」と格闘ゲームの『ストリートファイターII』がコラボがトヨタの公式YouTubeチャンネルで公開。この動画が思いのほか面白かったので記事化してみた。

あくまで、この「バズマン」はマンガの感想ブログ。あまり漫画と関係ないので自動車サイト「くるまン。」の方で記事化しようと思ったんですが、思い返してみると『ハイスコアガール』という押切蓮介のゲーム漫画のネタバレ感想は何冊もレビュー済み。最近の日本は絶賛不景気で新車が全く売れてない状態。そこで敢えて自動車に興味がない方向けの記事も作ってみようというお節介。


ストリートファイターIIのキャラクターが揃い踏み


このC-HRとストツーのコラボ動画には、前述のリュウ以外にも往年の懐かしキャラクターが勢揃い。

C-HR vs ストツー エドモンド本田
例えばエドモンド本田だと例の浴場でC-HRをせっせと洗車。確かに意外と親和性が高いけどもッッッ!!マジでバカスwww

CHR スト2 ブランカ
ブランカに至ってはC-HRが来てめっちゃテンション上がってるようにしか見えない。

こんな風に次々とC-HRがストリートファイターIIキャラのホームグラウンドに突入していく…というストーリー構成。他にも春麗やガイル、ダルシムやザンギエフなど全員登場。だから結果的にC-HRとストⅡキャラが戦うことはないものの唯一C-HRと戦うキャラクターがいた。

C-HR vs ストツー ベガ
それがラスボスのベガ。自動車(SUV)とストIIキャラがどう戦うか想像が付きませんが、結構本格的に戦う。攻撃を受けた瞬間の効果音など、まさに当時のストツーそのまま。

そしてC-HRがめちゃくちゃ強い。CHRの宣伝だから当然といえば当然ですが、レーザー光線みたいなん発射しますからね。まさかのノーダメージでC-HRがベガに完勝するという、なんという提灯CM(笑)

ちなみにトヨタ・C-HRの試乗や納期の詳しい情報は記事化済み。他にもにC-HRとホンダ・ヴェゼルの比較記事C-HRとマツダ・CX-3の比較記事も書いてるので、是非これを機会にC-HRに興味を持たれた方は御覧くださいませませ。


そして肝心のC-HRとスト2のコラボ動画がコチラになります。是非ベガとの熱い戦いを刮目してください。かつてメルセデスベンツとマリオがコラボした動画が話題になりましたが、権利上の関係か意外と2年も経たない内に削除されると思うのでお早めにどうぞ。

Queen and SFII = I can't stop smiling :)
このC-HRとスト2のコラボ動画には「Queen」の音楽が使用されてるってことで、外国人のユーザーは「思わずニマニマが止まらない」といったコメントもありました。C-HRといった自動車だけではなく、ゲームや漫画など外国人ウケする日本のコンテンツの強みも垣間見た気がしたC-HRの宣伝動画でした。

『猫のお寺の知恩さん』1巻2巻のネタバレ感想をレビュー。作者はオジロマコト。前作はもう一つのマンガブログ「すごないマンガがすごい!」でもかつてネタバレ感想を書いたこともある『富士山さんは思春期』を描いてた人。

掲載誌はビッグコミックスピリッツ。出版社は小学館。ジャンルは青年コミックのラブコメ漫画。『猫のお寺の知恩さん』は絶賛AmazonのKindleなどでもダウンロード購入・無料で試し読み・立ち読みが可能です。

作者・オジロマコトは割りと前作が面白かったので、何となく『猫のお寺の知恩さん』が面白いのか、つまらないのか簡単に考察してみた。是非購入する時の参考に使ってみてください。


あらすじ登場人物 ストーリー内容


主人公は須田源(すだ・げん)という高校一年生。とにかく親元から離れたかったため、県外の高校に進学。当然一人暮らしは難しいため、かつてお世話になったこともある「お寺」に下宿させてもらう。

その寺は古寺澤知恩(こてらさわ・ちおん)という、昔仲良く遊んでいた女性が管理していた。古寺澤知恩の年齢は須田源と4つ5つ離れた19歳。須田よりやや年上のお姉さん。でも自分の記憶とは違い、どこか佇まいがクール。これも時間の流れか。

猫のお寺の知恩さん1巻 あらすじ1
(猫のお寺の知恩さん 1巻)
しかも「トイレに行く途中の廊下で後ろから子供の足音がしても振り返っちゃダメ」と、ちょっと怖いことを言ってくる。冗談かと思いきや、古寺澤知恩の表情は真顔。おいおい作者・オジロマコトはホラー漫画にでも挑戦したのか。

その夜、須田源はトイレに行く。ちなみにトイレは古いお寺ということもあってか、外に設置されてる。そのためトイレまでの道すがらにはお墓がたくさん。どう考えても出る雰囲気しかない。そして案の定、トイレから帰ると背後から足音が近付いてくる!!!

猫のお寺の知恩さん1巻 あらすじ2
(猫のお寺の知恩さん 1巻)
まさかのホラー漫画かと思いきや、古寺澤知恩がニタニタ笑顔でヒュードロドロ。まさかのドッキリ。クールな振る舞いは単なる前フリ。やっぱり古寺澤知恩は昔と変わらずイタズラ好きだった。もちろんホラー要素は一切その後出てきません。

猫のお寺の知恩さん1巻 ほんわか空気感
(猫のお寺の知恩さん 1巻)
『猫のお寺の知恩さん』はそんな二人の日常を切り取ったマンガになります。性別が男女同士ってことで少しラブコメ要素がほんのり甘く。果たして一つ屋根の下、二人の間で一体何が起こるのか?


古寺澤知恩というキャラクター


結論から書くと、ヒロインの古寺澤知恩が最大の魅力になるマンガ。言うまでもなく、漫画タイトルからして「知恩」とあるので言うまでもないか。

猫のお寺の知恩さん1巻 ケツ
(猫のお寺の知恩さん 1巻)
とにかく古寺澤知恩はケツがでっかい。ジーパンのパツンパツン感は割りと好き。富士山さんと違って、そこまで高身長ではないようですがムッチリバディ。

猫のお寺の知恩さん1巻 ケツ 小学生にもまれる
(猫のお寺の知恩さん 1巻)
スーパーで買い物してる時には小学生に母親と間違えられて、思いっきりムンズと掴まれることも。なんという熟女ケツ。穴を広げられるような揉まれ方をすると、さすがに男でも思わず「ファッッ」ってなります。

猫のお寺の知恩さん2巻 炭が顔につく
(猫のお寺の知恩さん 2巻)
お寺の倉庫で掃除していると、鼻の下には炭の跡。どこか抜けてるホンワカ感たっぷり。

ちなみに知恩の由来は「知足知恩」らしい。知足とは「足るを知る」こと。人と比べて不平不満を持たないこと。「知恩」は「恵まれていることを感じる心が大切」ということ。そこから祖父が命名したとのこと。


いつものホンワカしたオジロマコトワールド


だから『猫のお寺の知恩さん』は前作と同様にホンワカしたオジロマコトワールドが広がってて、作風や空気感的にはほぼ同じと評価してもいいぐらい。

猫のお寺の知恩さん1巻 二人の距離感
(猫のお寺の知恩さん 1巻)
古寺澤知恩と須田の何か始まりそうで何も始まらない絶妙な距離感。友達というか姉弟というか。

猫のお寺の知恩さん1巻 うなじ
(猫のお寺の知恩さん 1巻)
でも男女であるがゆえに、やはり一つ屋根の下ではラッキースケベな展開も発生。画像は蜂の大群に襲われて狭い納屋に二人で隠れるものの、目の前には古寺澤知恩のうなじ。産毛というか薄毛部分がステキング。

猫のお寺の知恩さん2巻 ラッキースケベ
(猫のお寺の知恩さん 2巻)
古寺澤知恩が書道してると野良猫が邪魔して、あーんマイッチング。何故ブラジャーを着用してないかは不明。


惜しむらくはセクシーさが物足りない


ただ残念ながら、『猫のお寺の知恩さん』ではセクシーさが足りない。先程画像は何枚か貼りましたが、前作レベルのことを『猫のお寺の知恩さん』を期待すると下系に関しては完全に肩透かし

前作『富士山さんは思春期』の登場人物は中学生だったわけですが、今作『猫のお寺の知恩さん』は高校生とほぼ二十歳。でも前作と工口描写の多さを比較すると、『猫のお寺の知恩さん』の方が明らかに量も質も少ない。

いくらホノボノまったりした空気感がベースとはいえ、登場人物(古寺澤知恩)が19歳である以上、もう少し年齢に見合ったラッキースケベな描写が絶対にあるはず。もちろんヤリすぎ描写も考えものですが、古寺澤知恩が大人だからこそ物足りない。

やはり大人だからこそのアイテムが欲しい。例えば最たる例が自動車。古寺澤知恩は最初自動車ではなく、原付きバイクに乗って登場する。もちろん二人乗りは違法行為ではあるものの、そこは自動車で良かった気がする。

自分は漫画以外にもクルマブログ(くるまン)も書いてるから言うわけでもありませんが、自動車ならお互いの距離感が近いので、じっくりドライバーの横顔などをチラチラとチェックできる。特に年齢的に車内が狭い中古の軽自動車であれば、なおさらお互いの体温なども伝わりやすい。


ネコ描写も薄い


更に言えば、漫画タイトルで「猫のお寺」とさもメインに謳っている割にネコ感も乏しい。一応、たくさん野良猫が集まってくる寺という設定なので間違ってはないものの、全体的に「背景としてのネコ」以上でも以下でもない。

先程はラッキースケベにイヤンアハンな描写に繋がってる描写こそありますが、ほとんど効果的にアイテムとして「ネコ(猫)」が使用されることはない。しかも寺で古寺澤知恩が飼ってるのは、まさかの犬。いくら野良ネコたちが集まってくるとはいえ、無意味に設定がブレるだけでしょう。

もし「ネコ(猫)」が大きなテーマであるとするなら、かなりベタではあるものの古寺澤知恩が猫の幽霊に憑依されていて頭に猫耳や語尾に「にゃん」を付けるとか、もしくは須田が昔救った猫が人間化してるとかどうだろう?

見た目は20歳前後の女子だけど、中身は5才児並。敢えて無邪気さや幼稚さを残すことで、非工口さも萌え要素が代替されること許容される。せめてセクシー描写を排除するとしたら、もっと「女のあざとさ」みたいなんが欲しかった。

まぁエ口が少ない分だけHENTAI度は薄いので、良くも悪くも女性読者にはおすすめと好意的に解釈はできますが、基本的に「ネコ」という漫画タイトルに意味を感じない。


猫のお寺の知恩さんの総合評価 評判 口コミ



『猫のお寺の知恩さん』のネタバレ感想をまとめたら、前作と同様に安定感があってホノボノした空気感が好きであれば買っても損はしないでしょう。ただ前作『富士山さんは思春期』を既に所有していたら、わざわざ購入する必要はないかなぁ。

前作は程よいラッキースケベと甘酸っぱい青春さが絶妙にマッチしてたものの、今回の『猫のお寺の知恩さん』は全体的に何もかもが中途半端。古寺澤知恩と須田の「付き合ってない」という中途半端な関係性も含めて、結局作者が二人をどうしたいのか見えてこない。

猫のお寺の知恩さん2巻 昼間陽子
(猫のお寺の知恩さん 2巻)
例えば二人だけの空間・世界観かと思いきや、昼間陽子という須田と同学年の女子高生も登場。だからと言って、昼間との間で何か起きるわけでもない。しかも昼間陽子は面倒くさいツンデレキャラ。作品としての迷走感は拭えない。

猫のお寺の知恩さん1巻 古寺澤知恩 小学生時代
(猫のお寺の知恩さん 1巻)
途中の回想シーンで古寺澤知恩の幼少時代が描かれるものの、どうせならこの女子小学生時代 or キャラクターをヒロインに据えるべきだった。「りんか&あんな」という双子少女が話題ですが、子供なら単純に存在そのものが可愛らしい。

そして主人公は男子高校生や大学生に設定しておけば、これなら別に下系描写が少なくても大丈夫。ムッチリーニな女性サブキャラ(母親?)を下系要員として、女子小学生と主人公に笑いを交えて絡ませれば、少なくとも『猫のお寺の知恩さん』の二番煎じ感は多少なりとも減少したはずです。

『ダンジョン飯』4巻のネタバレ感想。作者は九井諒子。ハルタ(KADOKAWA)で連載中のファンタジーグルメ漫画。『ダンジョン飯』3巻のラストでは5階のオーク城下町に足を運ぶと、そこは炎龍(レッドドラゴン)の気配。

ダンジョン飯4巻 炎龍 レッドドラゴン1
(ダンジョン飯 4巻)
そしてついに4巻では因縁のレッドドラゴンと相見える…という展開。レッドドラゴンは主人公・ライオスの実妹・ファリンを飲み込んだ炎を吐く龍。明らかに死亡フラグビンビンですが、果たしてファリンを救うことはできるのか?


VS レッドドラゴン・炎龍


…ということでVS レッドドラゴン。言うまでもなく、めっちゃ強い。四苦八苦するライオスたち。

レッドドラゴンは巨大な躯体は言うまでもなく、表面も鱗で覆われていて防御力最高。でも唯一の弱点が、首下。そこは鱗のスキマが大きく、また急所部分と重なる。いわゆる「逆鱗(げきりん)」と呼ばれる部分。

ダンジョン飯4巻 炎龍 タンギング
(ダンジョン飯 4巻)
ただレッドドラゴンは戦闘力が高い以前に、炎を吐く。具体的にはタンギングと呼ばれるそれは、体内に溜めた燃料を吐き出して、舌打ちの要領で着火させる。確かに説明されたら、なかなか合理的で現実的。

やはり弱点が分かったところで苦戦。いくら意中の女性の好みを知ったところで、自分自身のスペックが低ければ何の意味もない。サッカーで言えば、スペイン・バルセロナの弱点を理解したところで、日本の高校生チームが勝てないのと同じ。

ダンジョン飯4巻 炎龍 センシ
(ダンジョン飯 4巻)
そこで出たセンシの名言が「腹をくくれ。今までお前が食ってきた魔物の中に死力を尽くさないものがいたか。ここでは食うか食われるか」。モブのくせに生意気にカッコイイぜ、こんちくしょう。

ダンジョン飯4巻 炎龍 ライオス
(ダンジョン飯 4巻)
そして最終手段がセンシの鍋とマルシルの爆破魔法を併用することで、まさかのフライングライオス in the SKY。地味にライオスの口元に注目。風圧感を見事に表現。

無事何やかんやで急所をぶっ刺すことで、レッドドラゴンを見事に撃破。思いのほかアッサリ倒しちゃった印象。それでもかなり負傷を負ってしまったパーティ。

ダンジョン飯4巻 マルシル 回復術
(ダンジョン飯 4巻)
ライオスの千切れた足をマルシルが修復する場面は、ムダにリアリティーがあってキモいことこの上なし。

ダンジョン飯4巻 チルチャック回腹痛
(ダンジョン飯 4巻)
チルチャックも重傷を負うものの、無事マルシルの回復魔法で治る。でも急激に回復しすぎたせいで、まさかの「回復痛」。思わずなんだそれ。確かに負傷しようが回復されようが、急激な肉体変化がもたらされてることは間違いないので、そこで筋肉痛まがいの副作用が起きてもおかしくない。

さすがのセンシも「わしはいい!!自分で治す」とガクブル状態。

ダンジョン飯4巻 チルチャック
(ダンジョン飯 4巻)
他にもレッドドラゴン戦直前では、同じくマルシルから雑な扱いを受けるチルチャックに思わず同情。まさかの杖の形状とチルチャックの頭蓋骨がぴったり。


桂ファリンの人骨さんいらっしゃ~い♪


こんなモブキャラどうでもいいですねん。妹・ファリンはどないなりましてん。その気持ちよく分かります。…ということでファリンの核心部分のネタバレ。ネタバレが嫌いな方はスルー推奨。

やはりレッドドラゴンは巨大ということで、すぐにファリンは発見できず。

ダンジョン飯4巻 レッドドラゴン内を探索
(ダンジョン飯 4巻)
例えば胃袋にたどり着くだけでも一苦労。ちょっとした小さいダンジョン。センシも「単行で働いていた時代を思い出す」とポロリ。

当然火を吐くモンスターということもあってか、レッドドラゴンの体内の温度は熱い。火の扱いは注意だったりなど、意外とイベント要素が豊富。きっと『ダンジョン飯』の構想当初からあったアイデアなのでしょう。確かに面白い。

ダンジョン飯4巻 ファリン人骨
(ダンジョン飯 4巻)
んで結論から書いてしまうと、ファリンとはまさかの人骨でのご対面。桂三枝風に言うのであれば、人骨さんいらっしゃ~い♪明らかに死亡フラグビンビンでしたが、やはりの結末。

もうダメかと思いきや、そこでマルシルが禁忌の術を使うことでファリンの蘇生を試みる。隣にはレッドドラゴンの巨大な死骸があるので、禁忌の術に必要な膨大なエネルギーを賄うことに成功。ここまでの見事な展開はやはり当初から考えられていたアイデアなのでしょう。

ダンジョン飯4巻 ファリン人骨2
(ダンジョン飯 4巻)
でも、もちろん勝手に蘇生してくれるわけではないので、ファリンの人骨集めが始まる。ファリン以外にもモンスターの骨もあるなど、まさに骨が折れる作業。ただ二人はちょっとしたプラモデル製作的なノリ(笑)

ダンジョン飯4巻 ファリン復活
(ダンジョン飯 4巻)
結果、ファリンは見事に復活。主人公であり、兄でもあるライオスがこれまでダンジョン内で食べたモンスターたちの話を聞いて、めっちゃテンション上がるなど完全復活。めでたしめでたし。

ただ逆に考えると、『ダンジョン飯』のストーリーの発端であるファリン問題が解決したので、5巻以降の展開がどうなるのかというと、マルシルが使った禁忌の術を同じくエルフの男が偶然発見。このエルフ野郎と一悶着ありそうです。きっとマルシルと知り合いか何かだったりするのでしょう。


センシ、まさかのピザ屋を開店


…とここまでの感想を読む限り、一切グルメ描写が出てきませんでしたが、もちろん『ダンジョン飯』4巻にもグルメ描写はしっかりあります。炎龍戦前にはセンシが「レッツ炎龍にカツレツ」というダジャレ感満載のカツレツを作ったりしてます。

でも一番気になるのがレッドドラゴン。果たして主人公・ライオスたちはどうやって食べたのか?

ダンジョン飯4巻 センシ ピザ屋1
(ダンジョン飯 4巻)
結論から書くと、センシがおイタをしてレッドドラゴンの体内を燃やしちゃう。当然体内には燃料があるのでしばらく燃え続けてしまい、レッドドラゴン体内の肉を削ぎ落とすことも食すことも不可能。でも、これには一つのメリットがあった。

ダンジョン飯4巻 センシ ピザ屋2
(ダンジョン飯 4巻)
結果センシがどうしたかというと、まさかのピザ屋を始めてしまう。鉄板みたいなんはレッドドラゴンの鱗。なんという適応能力。他にも尻尾の肉でスープを作ったり、お前もうただのイタリアンシェフやんけ。


ダンジョン飯4巻総括



以上、『ダンジョン飯』4巻のネタバレ感想終了。

ダンジョン飯4巻 おまけ漫画
(ダンジョン飯 4巻)
今回の4巻にも「モンスターよもやま話」というおまけ漫画が収録。でも4巻に収録すべきページ数が足らなかったのか、これまで以上に膨大。結構読み応えがありました。あえて説明しませんが、画像は人魚。やっぱり気持ち悪いの一言(笑)

ダンジョン飯4巻 ナマリ 回復
(ダンジョン飯 4巻)
他にもレッドドラゴン(炎龍)戦の前には、地上に戻ったナマリのクダリも収録されてる。先程の回復ネタではありませんが、ナマリの体験談も変にリアリティーがあって面白い。

画像だと幽霊に取りつかれてグール化した人間を中途半端に回復させてしまうと、その冒険者の魂と悪霊の霊が混ざるから人格が変わってしまう恐れもある。確かにゲームだと「治るか治らないか」の二者択一でしかないものの、現実に回復魔法で冒険者を回復させる場合は色んな支障が起きそうです。

『ケンガンアシュラ』18巻19巻のネタバレ感想。作者はだろめおんとサンドロビッチヤバ子。裏サンデーで配信中の格闘マンガ。出版社は小学館。『ケンガンアシュラ』16巻17巻のネタバレ感想は既にレビュー済み。

ケンガンアシュラ18巻 関林ジュン vs ムデバ1
(ケンガンアシュラ 18巻)
言うまでもなく、この18巻19巻のネタバレ感想はその続きってことで、プロレスラー・関林ジュン vs 暗殺者・ムデバの対決に終止符が打たれます。


関林ジュン vs ムデバ


前述の画像はムデバが目潰しを行うものの、関林ジュンが目の下の筋肉あたりで受け止めた場面。敢えて大きく避けずに頭を上げることで、結果的に目潰しを防げるらしい。もちろん、良い子は真似しちゃダメだお。

関林ジュンは形勢逆転。ムデバは両目が見えない盲目の選手。それまで聴覚で周囲を把握してたものの、関林ジュンはムデバの両耳を破壊。完全にムデバの感覚を遮断…したかに思えたが、実は演技。逆に関林ジュンがカウンターで、両耳が破壊される。「傭兵の演技もなかなかだろうウッフン」。

ケンガンアシュラ18巻 関林ジュン vs ムデバ4
(ケンガンアシュラ 18巻)
そして関林はムデバの心臓抜きでとどめを刺された…かに思えたが、そこは不屈のレスラー関林ジュンは立ち上がる。だって俺はプロレスに夢中ですもん。

ケンガンアシュラ18巻 関林ジュン vs ムデバ5
(ケンガンアシュラ 18巻)
改めてとどめを刺しに来たムデバに対して、口から血しぶき。思いっきり背負投げビターン。再びムデバを追い詰めるかと思いきや、実はそこで失神。まさに最期の足掻き。

ケンガンアシュラ18巻 関林ジュン vs ムデバ6
(ケンガンアシュラ 18巻)
それに対して、常に冷酷なムデバも関林ジュンの精神に感化されて、最後は3カウントで試合を決着させる。「ワテなりのリスペクトってやつですわ。関林はん。粋でっしゃろ?」。そして獄天使・関林ジュンは二回戦で敗退。

ちなみに視覚も聴覚も奪われたはずのムデバが、何故フツーに戦えてるかというと、それは嗅覚を使っているから。何故関林ジュンの血しぶきで戸惑ったかというと、血の匂いで鼻がやられたからってことだそう。確かに納得。

契約してる社長の東郷とまりとは試合後にフツーに会話をしてるのは、関林ジュンが治せる範囲で壊してくれたからとのこと。うーん、それなら試合に支障はなさそうなもんですが、割りとフワフワした設定ですが詳しくツッコんだら負け(笑)


鎧塚サーパイン vs 御雷零


続いて『ケンガンアシュラ』18巻では、鎧塚サーパインと御雷零戦があります。

鎧塚はミャンマー出身のムエタイ選手。とにかく鋼の肉体を持つ。いや、正確にはダイヤモンド並みの強度の骨を持つ。とにかく頭蓋骨の硬さは人類一。一方、御雷零は素手による暗殺術を持ち、圧倒的なスピードを誇る。

序盤は御雷零がやや優勢。圧倒的なスピードと多彩な技で追い詰める。さすがの鋼の肉体を持つ鎧塚サーパインも、徐々にダメージが蓄積していく。

ケンガンアシュラ18巻 鎧塚サーパイン vs 御雷零1
(ケンガンアシュラ 18巻)
しかし鎧塚サーパインに思っくそ腕を掴まれてしまう御雷零。

ケンガンアシュラ18巻 鎧塚サーパイン vs 御雷零2
(ケンガンアシュラ 18巻)
結果、「つかまえた」と勝利の笑みを浮かべる鎧塚サーパイン。そして人類一の硬さを誇る頭蓋骨をフルに御雷零に振り下ろす。まさにビルマの鉄槌。

どう考えても鎧塚サーパインが勝ったとしか思えませんが、実は…という結末。そのネタバレについては割愛しておきます。是非『ケンガンアシュラ』18巻を御覧くださいませませ。


桐生刹那 vs 黒木玄斎


続いて『ケンガンアシュラ』19巻は桐生刹那と黒木玄斎の試合。

正確には18巻から始まった展開ですが、桐生刹那と黒木玄斎には意外な因縁。桐生刹那の師匠・平良厳山と黒木玄斎はマブダチ。でも平良は桐生刹那の裏切りにあって死亡した過去を持つ。黒木玄斎的には「友の敵を取ったんでぇ」と闘志メラメラ。

桐生刹那の武器は「羅刹掌」。背中から肩にかけて全身のねじりを加えた攻撃は、まさに当たった部位をギュルルンとねじりとってしまう必殺技。黒木玄斎もさすがに警戒するものの、本家・平良の羅刹掌とは異なり威力を高めた分だけ動作が大きかった。

ケンガンアシュラ19巻 黒木玄斎 vs 桐生刹那1
(ケンガンアシュラ 19巻)
結果、黒木玄斎は一歩も動かずに桐生刹那の羅刹掌を全て受け流す。そう!右から左へ全て受け流す!そう!往年のムーディー勝山のように華麗に受け流すッッッッ!!ムーディー黒木!!!

ケンガンアシュラ19巻 黒木玄斎 vs 桐生刹那2
(ケンガンアシュラ 19巻)
そして黒木玄斎は桐生刹那を「身の程を知れ!若造」と一喝。詰め込み教育なめんなよ的な迫力を感じさせます。炎天下でも一切水を飲ませてもらえなかった部活動経験者を舐めるなよと、言わんがばかりです。

ただ桐生刹那も覚醒。桐生刹那は日本政府が事実上放置してる不法集落「中」の出身。そこで父親を生かすために作られただけの臓器ストック人間だった。

ケンガンアシュラ19巻 桐生刹那 過去編
(ケンガンアシュラ 19巻)
でも「解体」される直前に何故か十鬼蛇王馬が救ってくれる。まさに鬼とも呼ぶべき十鬼蛇王馬に対して、逆に桐生刹那は「神」を見出す。その後も男娼として生き延び、十鬼蛇王馬の後を追いかけ続けた。

しかし2年後、十鬼蛇王馬は二虎に弟子入り。かつての鬼のような雰囲気は消え去り、すっかり「堕落」…みたいな過去編があって、とりあえず二虎と黒木玄斎をダブらせる。

ケンガンアシュラ19巻 黒木玄斎 vs 桐生刹那3
(ケンガンアシュラ 19巻)
恨み骨髄の桐生刹那は更に猛撃を重ねるものの、完全に正気を失った状態。

ケンガンアシュラ19巻 黒木玄斎 vs 桐生刹那4
(ケンガンアシュラ 19巻)
何やかんやがありーの、黒木玄斎が結果的に桐生刹那の心臓を魔槍で撃ち抜く。

でも桐生刹那は結果的に生き延びる。何故なら黒木玄斎に攻撃される直前、自分の心臓に羅刹掌を放ったことで心臓の位置をずらしたから。なんという曲芸。

だから一応、桐生刹那は敢えて負けたかのような空気で、試合後にどこかへ消えてしまう。果たして彼の意図はどこにあったのか?そして何をするつもりなのか?…という前フリ


初見泉 vs 坂東洋平


最後の試合は初見泉 vs 坂東洋平。

初見泉は乃木グループに雇われた闘技者。割りとメインキャラクターに近いサブキャラ。ひょうひょうとしたオッサンですが、割りと実力はトップクラスらしい。一方、坂東洋平は凶悪な死刑囚。熊のように巨漢ではあるものの、圧倒的な柔軟性を誇る。

予選では英はじめに毒殺されかかったものの、無事坂東洋平は復帰。ネタバレしようかしまいか迷いましたが、そこまでストーリーに思ったほど重大な影響を与えてなさそうなのでネタバレ。若槻武士を雇う古海平八によって救出された。「助けを求める者は誰であろうと救う」とのこと。

ケンガンアシュラ19巻 初見泉 vs 坂東
(ケンガンアシュラ 19巻)
坂東洋平は英はじめ戦では割りと余裕しゃくしゃくっぽい戦いをしてましたが、初見泉相手では序盤から本気。関節を外して腕や手を伸ばすことで、まるでムチのようにブンブンと高速で振り回す。

坂東洋平曰く、さながら動く断頭台。いやムチとは聞こえが良いですが、この威力が半端なさすぎて地面に当たると、まるで地雷のように爆発しまくり。

ケンガンアシュラ19巻 初見泉 vs 坂東2
(ケンガンアシュラ 19巻)
しかもタイミングを見計らって坂東洋平の腕をつかみ関節技をかけようとするものの、当然圧倒的な柔軟性をもってカウンター。初見泉は合気道の達人ではあるものの、逆に坂東洋平の腕と背中で押しつぶされそうになる。

ケンガンアシュラ19巻 初見泉 vs 坂東3
(ケンガンアシュラ 19巻)
圧倒的に不利な初見泉だったが、最終的には坂東洋平を打破。あまりネタバレしすぎると怒られるので、ヒントだけ出しておくと関節がダメなら○○を狙えばいいじゃない by マリー・アントワネット風。

ということで初見泉はテンション絶好調のまま次戦へ臨むことに成功。このまま更に勝ち続けそうな雰囲気。『ケンガンアシュラ』19巻は珍しく引き伸ばすことなくちょうど終了。

ちなみに格闘漫画「ケンガンアシュラ」がわりと面白いという考察記事はレビュー済みなので後で良かったらご覧ください。ガチで面白い人気おすすめマンガランキングでも上位に設定してみた作品です。

ワゴンR 広瀬すず1
つい先日、2017年2月にスズキの新型ワゴンRがフルモデルチェンジ。この新型ワゴンRのCMに出演しているのが広瀬すず。実写映画版『ちはやふる』の主演を務めたこともあったり、今売り出し中の若手女優さん。ちなみに実写映画版『銀魂』に出演する橋本環奈とたまに見分けがつかなくなるのは、自分がオッサンになったせいなのか。

ワゴンR 広瀬すず2
CMの内容をかいつまんで説明すると、カフェでランチ中の広瀬すずが何かを発見。それが「新型ワゴンR」だった。でも広瀬すずは運転免許を所有してないので、「よーし免許取るぞ」と張り切るという展開。

ちなみに新成人の運転免許取得率は57%と高いのか低いのかはやや微妙な数字。個人的には意外と若者も運転免許を取得してるんだなーという印象でした。新成人(20歳)でこの数字ってことは、30歳ぐらいまで幅を広げればもっと運転免許の取得率は上がるはずですから。

ワゴンR 広瀬すず4メイキング
メイキングシーンの広瀬すずも可愛らしいです。本当にベッキーみたいな事態が起きなければいいなーとつくづく思います。


肝心の新型ワゴンRに出演してる広瀬すずの動画がコチラ。まんまテレビCMと同じ15秒なのでさっくり観れます。


新型ワゴンRはやっぱりダサくね?


ただ広瀬すずは新型ワゴンRを見た瞬間にハートマークを抱くものの、実際の新型ワゴンRの見た目はかなり微妙。

ワゴンR 広瀬すず3
それがコチラ。つい先日、新型ワゴンRの試乗インプレッションをまとめましたが、やはりこの見た目はなかなか厳しい。中途半端に奇をてらったという印象を拭えず、食指が動かない。

ワゴンR 広瀬すず5
ただ新型ワゴンRを横・サイドから見ると、真ん中のBピラーが下にかけて太く仕上がってる。ここらへんはトヨタ・アルヴェルのように地味に凝ったデザインに仕上がってる。新型ワゴンRの試乗の評判の高さも考えると、こういった部分で車体の剛性感をフルモデルチェンジで高められているのかも。

見た目は広瀬すずのように可愛くはありませんが、中身は草刈正雄のように渋く仕上がってる点では新型ワゴンを評価してもいいのかなぁーと思います。

ちなみに【比較】新型ワゴンR vs ホンダ・Nワゴン【比較】新型ワゴンR vs ダイハツ・ムーブは記事化済みなので、もし新型ワゴンRといった軽自動車に興味がある方は是非チェックしてみてください。